リアルがかなり忙しく書くのが遅くなってしまいました。
今後も投稿遅くなりますが、これからもよろしくお願いします。
side 影村 飛鳥
イッセーとの修行が終わった後、俺は三たび長老の根元で目を閉じて座禅を組んで集中していた。
「……………………」
頭の中でリアスと朱乃の修行の時に使おうとした技を想像すると、
ボワ…………
炎が目の前に現れ、ゆっくりと自分が想像した形になっていき…
「…………出来たか…」
目を開いて炎の形を確認する。
炎は俺が想像したとうりの形になっている。
「…技は出来た…後は時間の短縮だな…」
俺は炎を消して再び目を閉じて出来たばかりの技を想像する。
だが…一度出来た技、先ほどよりも速く技を展開することが出来たが、
「まだ…遅え…もっと速く出来ねえと使えねえ」
完成するのに1分以上かかっていた。
「もっと強く想像しねえと」
その後も何度も想像と実践を繰り返していった……………
side out
side 兵藤 一誠
飛鳥さんとの修行を終えた後、夕飯が出来るまで部屋で、ベッドに横になり、
「Zzz……………………」
飛鳥さんに付けられた粧だかというわけわからんものによって、身体は思うように動かせず余計に体力を消耗し、疲れのピークを迎えていた俺は泥のように眠っていた。
コンコン
「イッセーさん夕ご飯出来ました」
「…………分かった…」
俺は部屋に入ってきたアーシアに起こされ、ゆっくりと身体を起こしが、
「痛⁉︎」
ドゴ‼︎
ベッドから起き上がろうとしたが粧の重さと身体の痛みによりベッドから転げ落ちた。
「イッセーさん⁉︎」
ガチャ‼︎
部屋の外にいたアーシアは大きな音に驚いて中に入り、ベッドの横で倒れている俺に近づいた。
「だ、大丈夫ですか⁉︎」
「ああ…大丈夫…」
俺はアーシアに答えたが、
「全然大丈夫そうには見えないです…やっぱりそれを外してもらったほうが良いのでは…?」
アーシアから見ても俺が疲れ切ってるのはすぐに分かったらしく、疲れの一番の要因である粧を指差して言った。
「アーシア…心配してくれてありがとう。でも…これだけは外すのはダメなんだ…強くなりにはこれくらいしないと…」
俺はアーシアに礼を言い立ち上がろうとするが、
ガク‼︎
疲労が溜まった身体は未だに言うことが効かず、膝が急に曲がり倒れそうになるが、
「イッセーさん⁉︎」
アーシアは倒れそうになった俺の身体を支えた。
「イッセーさん…食堂まで私が肩を貸しますから」
「ありがとう…………」
俺は自分が強くなれるのか不安でいっぱいになった。
強くなるとか言って初日してこれなのだから、しかも、女の子に肩を貸してもらって歩いている始末。
この修行を俺はやり遂げることが出来るのか、ライザーの下僕達に勝つことが出来るのか、その思いが心の中に広まっていった。
「イッセー。遅かったわね?」
食堂に着くとテーブルの上には料理が置いてあり、周りの席には部長、佑斗、子猫ちゃんが座っていた。
「すいません。寝てたもんで…」
「フ…謝らなくていいわよ。あれだけ動けばしょうがないから」
アーシアの肩をかりながら俺は空いている席まで歩き、みんなに頭を下げて席に座ったところで、
「あれ?朱乃さんと飛鳥さんは?」
2人がいないことに気付いた。
『確か…朱乃さんは夕ご飯の準備があるから先に戻って、飛鳥さんは俺の最後の修行をやってたはずだから…』
俺は2人のことを考えていると、
「飛鳥さんならまだ修行をしてます」
「副部長はその飛鳥さんを迎えに行ったよ」
子猫ちゃんと佑斗が答えてくれた。
「飛鳥さんまだ修行してるんすか⁉︎」
「ええ。飛鳥は修行を始めると時間を忘れるから。今もまだ長老のところにいるんじゃないかしら?」
「長老?」
「前にここに来た時に飛鳥が見つけた樹齢何千年の大きな巨木よ。飛鳥が巨木を触って何かを感じたのかしら?それからその巨木のことを長老と呼ぶようになってね」
「その長老て近くにあるんすか?」
「全然近くじゃないわよ。ここから急いでも2、3時間程歩いた山の奥にあるわ」
「2、3時間⁉︎飛鳥はいったいそこで何してんすか?」
「精神修養だそうよ。長老の根元で禅を組んでいると色々な何かを感じるらしいわ」
「精神修養…………いったい飛鳥はどこまで強くなろうと…」
飛鳥さんのことを聞いて驚きながら言うと、
「飛鳥は…ストイックなのよ…」
部長は一瞬、寂しそうな目をして言った。
「ストイック?飛鳥さんが?」
飛鳥さんの姿を想像するが、俺にはどうしても部長の言うストイックなところが出てこなかった。
「ええ…飛鳥はね仲間を守るためなら強くなることを厭わないの。それも、狂信的までにね。それに、貴方達も聞いたと思うけど飛鳥はライザーのことを完全に敵意している。彼に勝つなら飛鳥はそれ以上のことをする筈よ」
「でも…どうしてそこまで…飛鳥さんならそこまでしなくても充分…」
『強いじゃないっすか』と言い終わる前に、
「不安なのよ。才能がない彼にわね」
「才能がない⁉︎」
『飛鳥さんに才能がない』
そう受け取ってもおかしくない部長の口から出た言葉に俺は驚きの表情を浮かべた。
『部長や副部長、生徒会のメンバーですらその実力を認める飛鳥さんに才能がないなんてあるわけないだろう。そんなこと言ったら俺なんて才能は皆無だ』
部長の言葉を頭の中で否定していると、
「飛鳥はね…今の実力を得るために必死な努力をしてきたの…」
部長は俺の考えを読み取ったように答え始めた。
「彼が悪魔になった時、彼にあった力は喧嘩で鍛えた戦闘能力と炎を操る力と邪眼この3つ。だけど、喧嘩で鍛えた力なんて悪魔や堕天使、それに戦闘の訓練を受けた同じ人間であるエクソシストになんか効くわけがない。炎にしても彼の炎は上級悪魔の炎には敵わない。邪眼にしても戦闘向きではないし、上級悪魔の中には魔力を消費して同じことが出来るものもいるわ」
「そんな…」
「才能だけだったら、同じ駒でも7つを消費したイッセーの方が確実に上よ。多分…飛鳥もそう思っているわ。だからこそ、才能がない飛鳥は仲間を守る為に必死に強くなろうとしているのよ…」
「そうだったんすか…」
『飛鳥さんは俺以上に努力してるんだ…………なら、こんなことで弱音なんか言ってられないよな‼︎』
「部長‼︎明日もよろしくお願いします‼︎」
「イッセー…フ…分かったわ」
部長は一瞬驚いた顔をするが、直ぐに俺の覚悟に気付いて笑顔で答えた。
side out
side 影村 飛鳥
繰り返してからどれくらい経ったのだろうか、想像と実践を何度も行い技の発動するまでの時間の短縮、そして、完成度を高めることができた。
「後は…実戦で使ってみて…」
完成した技について考えていると、
ガサガサ…
森の方から誰かが歩いてくる音が聞こえ、音がなった方を見ると、
「飛鳥さん夕飯出来ましたよ」
「朱乃。もう…そんな時間が経ってたのか…」
朱乃が出てきて、自分が此処で長時間修行していたことに気づいた。
「皆さん夕御飯を前にして待ってますわよ」
「悪い。修行に集中し過ぎて時間忘れてたわ」
「速く戻りましょう。子猫ちゃんがそろそろ限界ですから」
「やべ⁉︎直ぐに戻るわ」
子猫ちゃんが限界に近い。
あいつが空腹のままでいるのはヤバイ。
いつも何かを口にしている子猫ちゃんが我慢して待っているのは非常に稀だが、怒っていないわけがない。しかも、原因が俺となれば子猫ちゃんは先輩だろうが(俺限定)容赦無く殴りにくる。
俺は子猫ちゃんの機嫌が少しでも悪くならないように急いで帰る為、慌てながら片付けを始めた。
「ふふ。速くしないと子猫ちゃんが怒りますわよ」
朱乃は俺の慌てる姿をみて笑っているが、どこか表情は寂しく見えた。
その後、俺と朱乃は転移して帰ってきたが、
「遅いです」
ドコ‼︎
「グフ⁉︎」
空腹の子猫ちゃんの機嫌は最悪でボディーに全力の拳を入れられた。
駄文、話が進まなくてごめんなさい。
後一話程修行の話を書いてライザーとの勝負に入る予定です。
今月中には投稿できるよう頑張ります。