大切なもの   作:フューチュラ

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ハイスクールD×Dのスロット…
興味あるけど…負けたら原作を嫌いになるんだよな…


駄文ですが、楽しんで頂けたら嬉しいです。


冷静と焦り…

side 影村 飛鳥

 

ドォォォン…

 

木の枝の上に立ち腕を組んでいる俺の前でデカイ炎と音ゆ立てたのと同時に、

 

『ライザー様のポーン3名。リタイア』

 

審判役のグレイフィアさんからフェニックスチームの3名が退場になったのをアナウンスで伝えられた。

 

「舐めすぎだよ…ここを抜くなら半分ぐらい連れて来ねえと無理だってえの」

 

今まで敵のポーン3名が居た場所を見ながら言うと、

 

『飛鳥。早速やったようね?』

 

リアスから通信が入ってきた。

 

「ああ。一番槍は俺が頂いたぜ」

 

『流石私のポーンね。敵を倒すだけじゃなくて本陣への進入ルートを潰してくれたんだから』

 

「…………気づいてたんだ?」

 

本来の俺の役割はこの森を通る敵を倒すことだけだった。本当は前線で闘うイッセー、子猫ちゃん、朱乃達が敵を減らした後に俺と祐斗も前線に出て有利に進むようにするのが作戦の一つだった。

だが、それでは時間がかかり前線の3人が危ないと判断し、少しでも早く前線に参加できるよう、派手な技で相手を倒してここを通るのにはリスクが高いことを敵に教えて、進入ルートを一つ潰す策に出た。

 

『ええ。貴方の実力ならクイーンのユーベルーナぐらいじゃなきゃ魔力を使った攻撃は必要はないはず。作戦の前倒しになったけど構わないわ。敵が攻めあぐねばこちらが有利に進むから。飛鳥、そのまま作戦通りにグラウンドに向かって』

 

「了解。んじゃ向かいますか…」

 

リアスとの通信を終えて、グラウンドに向け枝の間を飛びながら移動しながら、

 

「体育館の方はどうなってるかね…」

 

邪眼を出して体育館で闘っているイッセーと子猫ちゃんの様子を見ると、

 

「⁉︎」

 

いきなり映った光景に驚き、

 

ガ‼︎

 

枝から足を滑らせて落ちかけたが、近くにある枝に手を伸ばして掴まり落ちるのを阻止した。

 

「…………あの馬鹿…なんちゅう技を作ってんだよ…男としてやるのは最低だろ…」

 

邪眼を出して見た風景はイッセーが相手に技をかけた直後、

そして…次の瞬間、

 

ビリッ‼︎

 

イッセーが技をかけた女の子達の服が全て破れた。

 

「……技は最悪だが…ま…眼福…」

 

男としては嬉しい場面に、目に入った光景に感謝しようとしたが、

 

『飛鳥さん?今何か如何わしいことを考えていませんか?』

 

急に朱乃の通信が入ってきた。

 

「⁉︎いえ‼︎考えてないです‼︎」

 

朱乃の急な通信と自分の考えを当てられたことに驚いて、必要もないのに大きく強気な声で答えてしまった。

 

『そうですか?ならいいですけど…』

 

とりあえず信じてくれたことに一瞬安心するが、

 

『飛鳥さんそろそろ私も行動を開始しますので…流れ弾には気をつけてくださいね。それでは御武運を』

 

朱乃が楽しそうに言った言葉に、俺の安心は一瞬にして消し飛び、

 

「は、はい…気をつけます…」

 

俺は朱乃の流れ弾がこちらに来ないように願いながら答えた。

通信が終わり、

 

「朱乃…オマエはライザー以上に強敵だよ…」

 

小さな声で言いながらグラウンド前の木の枝の上に移動して止まった。

それと同時に、

 

ズドォォン‼︎

 

体育館に巨大な雷が落ちて一瞬で体育館を消し飛ばした。

 

「おいおい…やり過ぎだろ…」

 

消し飛ばされた体育館の方が見ながら一応確認の為、朱乃を邪眼で見ると、

 

「笑ってねえよ…絶対怒ってる…」

 

朱乃は顔を紅くし少し震えていた…

あの顔は本気で怒っている時の合図。

 

『ライザー様のポーン3名、ルーク1名。リタイア』

 

グレイフィアさんの放送が聞こえ、

 

「予定より高威力の技を受けた4人…俺のせいでごめんなさい」

 

予定よりも高威力の雷でリタイアした相手に対して、手を合わし頭を下げて謝った。

 

「…………とりあえず予定が早まったが今のところは作戦通り。後は2つの進入ルートを潰された敵がここに来たところでやれば」

 

敵に頭を下げた後、小さな声で作戦を再確認しようしたが、

 

ドォン‼︎

 

急に体育館から聞こえた大きな音で止まった。

 

「⁉︎朱乃の追撃⁉︎そんなに怒って…」

 

朱乃の怒りが収まらず、2撃を放ったと一瞬思ったが、

 

『いや‼︎相手はリタイヤしたはず…朱乃が技を無駄撃ちするわけもない…まさか⁉︎』

 

音の原因を考えて答えに辿り着いたの同時に、

 

『リアス様のルーク1名。リタイア』

 

グレイフィアさんの放送が流れた。

 

「チッ‼︎ならやったのは⁉︎」

 

誰がやったかは分かっていたが、手で小さく木の葉を退かして体育館近くの上空を見ると、

 

「ユーベルーナ…‼︎」

 

ユーベルーナが笑いながら攻撃した場所を見ているのが見えた。

相手を確認し木の葉をゆっくりと戻して、

 

「このタイミングでクイーンの登場ってことは…アイツら舐めてやがる…」

 

怒りが込み上げた。

 

クイーンの登場がゲーム序盤。

ウチのようにメンバーが少ない場合、序盤から出してもしょうがない。

だけど、相手のライザーのメンバーはフルで揃っている。今の時点でも数がドッコイだが、まだライザーには俺より上位の駒が多数いるはず。

なのに…この時点でクイーンが前線出てきたってことは、

 

「クイーンだけで終わらせるつもりかよ!」

 

クイーンだけでこの流れを変えて直ぐに終わらせることができるという事だった。

 

「ライザー……あの野郎‼︎」

 

相手の行動に俺は隠れる為に消していた殺気や怒りが込み上げるが、

 

『飛鳥さん‼︎飛鳥さん‼︎』

 

急に入ってきた朱乃の通信で全てが止まり少しだけ冷静に戻った。

それでもいつもとは違い、俺の身体から出ようとする感情があった。

 

「…なんだ?」

 

俺は何とか自分の感情を抑えながら朱乃に答えると、

 

『…我慢して下さったようですわねら。…飛鳥さん、クイーンの相手は私がします。飛鳥さんは作戦通りグラウンドを』

 

「了解!リアス!俺は作戦取りに行く!」

 

朱乃は作戦取りに事を進める為、前線に行くように言いユーベルーナの元に向かい、俺は作戦取りに行く事をリアスに伝えようとしたが、

 

『…………』

 

通信機からの返答は無かった。

 

「リアス!聞こえてんのか⁉︎リアス⁉︎リアス⁉︎」

 

返答がない事に俺は何度もあいつの名前を呼ぶが、

 

『…………』

 

返答は今だに無かった。

 

「アイツ何してんだよ⁉︎」

 

俺は急展開とリアスの音信不通で苛立ち、簡単に終わるリアスの報告を先に終わらせようとして、再び邪眼を出してリアスを見ると、

 

「……⁉︎」

 

リアスがいる場所が分かり、

 

「アイツ…俺より馬鹿じゃねえか⁉︎」

 

小さく言って朱乃に、

 

「朱乃‼︎作戦変更だ‼︎」

 

声を少しはって言いながら移動を始めた。

 

『⁉︎どうしましたの⁉︎』

 

俺の通信に、ユーベルーナの元に向かっている、朱乃は急に声をはって言った俺に驚いているようだが、

無視して、

 

「リアスの奴!ライザーのところに向かいやがった‼︎」

 

俺が見た事を伝えた。

 

『⁉︎本当ですか⁉︎』

 

「アイツがいる場所から考えると間違い無く…子猫ちゃんがやられて、怒りが込み上げてたんだろう…」

 

『リアス…』

 

朱乃は珍しくリアスを名前で呼んだ。

それ程までにリアスの行動に驚いているのが分かったが、

 

「朱乃…リアス…(キング)がやられればゲームは終わりだ!ユーベルーナの相手は俺がするから朱乃はリアスのサポートに向かってくれ!」

 

俺はそれを無視して朱乃に言った。

 

『⁉︎飛鳥さんがユーベルーナの相手を⁉︎それは…』

 

朱乃の返答は分かっていた。

 

無理がある。

 

駒のクラス、魔力ともに俺よりも強く、何より空を飛べるという戦況的に有利な条件が揃っているユーベルーナに勝つのは難しが、

 

「朱乃。俺が負けてもゲームは負けにならない、だけど、キングが負ければゲームは負けになる。…リアスの事を止めて本陣に戻すのが得策だけど、アイツの性格じゃあ間違い無く戻らない。…なら、ここは付き合いが一番長い朱乃がいればリアスも少しは冷静になるかもしれしないし、戦闘になってもサポート出来るだろう」

 

朱乃が行くべき理由を言い、

最後に、

 

「それに…俺はライザーを倒すまでは絶対に負けかねえよ。その為に修行してきたんだ…だから、俺を信じてくれ」

 

俺の想いを伝えると、

 

『…………分かりました』

 

朱乃は分かってくれた。

 

「ありがとう。今から向かうからそれまでは…」

 

『ええ。ユーベルーナを止めておきますわ』

 

「頼む!」

 

ザ!

 

通信終えて直ぐに移動を開始するが、敵に見つかって戦闘なり時間を取られるのは極力避けたい、そのため、見つからないように移動しなければならない。

俺は移動しながら周りを警戒しユーベルーナの元に向かった。

 

side out

 

side 姫島 朱乃

 

「リアス…貴女が熱くなってどうしますの…」

 

私は敵の本陣に向かったリアスの愚痴を言いながらユーベルーナの元に向かった。

体育館の近くにいるユーベルーナの元には直ぐに到着し、

 

「貴女の相手は私がしますわ」

 

ユーベルーナと対峙しようとしているイッセーさんの間に入った。

 

「朱乃さん⁉︎」

 

私の登場にイッセーさんは驚いたようだが、

 

「イッセーさんは作戦通りに行動してください。この方は私が止めておきますので」

 

「⁉︎分かりました!朱乃さんも気をつけて」

 

私の言葉でユーベルーナと闘おうとしていたイッセーさんは冷静になり、グラウンドの方に向かって走っていった。

 

「リアスよりもイッセーさんの方が冷静だなんて…はぁ…」

 

走って行くイッセーさんを見ながら、

リアスが悪魔に成り立てのイッセーさんより単純になっていることに少し呆れてため息を吐いた直後、

 

「‼︎」

 

私に向けられた殺気を感じてその場から離れた。

それと同時に、

 

ドォン‼︎

 

私のいた場所が爆発し大きな音と煙に包まれた。

爆発した場所を見ながら、視線をゆっくりと上に上げていくと、煙が少しづつ晴れていきその後ろから、

 

「ふふ。私を相手に余所見とは…舐めすぎでは?」

 

少し笑いながら私を見るユーベルーナがいた。

 

「ふふ。ごめんなさい。可愛い後輩を見送っていましたら、貴女が目に入らなかったので」

 

私もユーベルーナと同じように少し笑いながら言うと、

 

「⁉︎そう…やはり貴女達はフェニックス様や私達のことを舐めすぎてるようね‼︎その慢心が間違っていることを教えてあげるわ‼︎」

 

私の挑発に乗ったユーベルーナは魔力を上げて、

 

「ハッ‼︎」

 

攻撃を始めた。

 

「あらあら…貴女に出来ますかね?」

 

挑発を続け少しでもユーベルーナが魔力を消費し、飛鳥さんが有利に闘えるように、ユーベルーナとの闘いを開始した。




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