大切なもの   作:フューチュラ

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投稿遅くなってごめんなさい‼︎

今回の話はいつもより長くまた、あるキャラを独自設定で変化させました。

ない感があるかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです。


爆弾女王の力

side 姫島 朱乃

 

ズドォォン‼︎

 

ドン!

 

体育館の近くで2つの音が鳴る。

 

一つは、

 

ズドォォン‼︎

 

「私を倒さないのですか⁉︎」

 

爆弾女王(ボムクイーン)の異名を持つユーベルーナの爆発の攻撃。

 

もう一つは、

 

ドン!

 

「あらあら。焦らなくても良いのですよ?」

 

私の攻撃。

 

お互いの攻撃は大きな音を立てるが、威力はユーベルーナが圧倒をしていました。

 

『次のことを考えて闘う…やはり相手がユーベルーナでは難しですわ』

 

ユーベルーナと私の実力はほぼ互角。

本来なら本気を出して倒しに行きたいのですが、次にライザーの所に向かったリアスのサポートが控えている。

ここで多くの魔力を消費してしまえば、ライザーとの闘いでリアスのサポートが出来ず足手まといになってしまう。

 

そう考え魔力の消費を抑えながらユーベルーナと闘いますが、

 

ドン!

 

「先程からその様な小さな攻撃ばかり…私を倒すどころか止めるのも無理!」

 

魔力を抑えてる為威力は低くなってしまい、ユーベルーナは、

 

「これでは貴女が先に殺られるのが目に見えていますわ‼︎」

 

ズドォォン‼︎ズドォォン‼︎

 

有利な立場である為、手加減することなく攻撃を仕掛けてくる。

 

「⁉︎」

 

一つ一つが私を倒すのには申し分ないほどの威力。

攻撃の威力に少し驚きながらも、

 

「ふふ。あたらなければ意味がないですわ」

 

余裕を見せながら避け続けた。

 

『魔力を少しづつ上げてきた…』

 

私に向けられる攻撃は威力は徐々に上がり、それと同時にユーベルーナが使う魔力の量が多くなっているのが分かった。

 

私にはこの後のことを考えて魔力を抑えて闘うこと、それと、もう一つ私自身が決めたことがあった。

 

『このまま威力を上げれば魔力も消費して行く!このまま少しでも魔力を消費してくれれば飛鳥さんに‼︎』

 

それは、私の後にユーベルーナと闘う飛鳥さんに繋げることだった。

 

『飛鳥さん…貴方を絶対にフェニックスの処まで‼︎』

 

私は飛鳥さんがユーベルーナに負けるとは思っていなが、それでも、ここで飛鳥さんが魔力の消費を抑えライザーと万全に近い状態で闘える様にと考えていた。

 

『だけど…』

 

ドドドォォォォン‼︎

 

ユーベルーナの攻撃の威力は朱乃が思っていた以上に上がり始め、

 

「逃げてばかりでどうするんですか‼︎」

 

ドン‼︎

 

「⁉︎」

 

私の近くにあった木々達は爆発に巻き込まれ、一瞬で燃え尽きました。

 

『⁉︎威力を上げるのは嬉しいですが…予想以上ですわ…』

 

挑発には成功しユーベルーナの魔力の消費も増えるが、その反面威力も更に上がり、私が考えていた以上の威力を放つ。

 

『このままのペースですといずれ避けきれなくなるか…私も本気を出して相手をしなければならなくなる…そうなってしまえば作戦は失敗に終わってしまう…』

 

私にとってこの数分は何時間にも感じ始め、少し苛立ちが見え隠れし始めたが、

 

「⁉︎貴女はどこまで私を苛立たせるのですか‼︎貴女がこないなら…」

 

それ以上にユーベルーナの苛立ちは限界に達し、

 

「ここを全て吹き飛ばしますわ‼︎」

 

魔力を高めた。

 

「⁉︎」

 

私はユーベルーナの魔力の以上な上がり方を感じてすぐに気づきました。

 

『このまま放てばグラウンドまで⁉︎』

 

ユーベルーナが放とうとする魔力は私が居る場所を吹き飛ばすだけでなく、グラウンドを巻き込み消す威力がある。

それに気づいた私は、

 

『これは止めないとダメですわ⁉︎』

 

放たれようとするユーベルーナの技に対して、止めようと私も魔力を上げるが、

 

「もう…遅い‼︎」

 

攻撃を放つ前にユーベルーナが手を振り始めた。

 

「⁉︎」

 

『間に合わない⁉︎私やグラウンドにいるイッセーや佑斗に直撃する⁉︎なら‼︎』

 

私は攻撃を放っても間に合わないと直感し、

自分の体に魔力を集中させて、ユーベルーナの攻撃の全てを受けるつもりで身構えた。

ユーベルーナの技を止めるために身を出したが、受けた後にあるは私自身の敗北と作戦の失敗。

ユーベルーナの技を受けて何とか生き残っていても追撃でやられる。

ここを乗り越えてユーベルーナに勝ったとしても、魔力はゼロに近く、リアスのサポートは出来ない。

 

「…飛鳥さん…ごめんなさい‼︎」

 

朱乃は作戦の失敗を感じて、そう言いながら目を閉じて、ユーベルーナの攻撃を受け止めるために魔力を急激に上げようとした。

 

 

 

 

だが…

 

 

 

 

「ドラァ‼︎」

 

朱乃の後ろから誰かの声が聞こえたのと同時に、

 

ドン!ドン!

 

後ろから来た誰かがユーベルーナに向かって2つの火球を放った。

 

「⁉︎」

 

ユーベルーナは今日に現れた誰かの攻撃に少し表示を歪ませ、

 

「ハッ‼︎」

 

攻撃を止め火球を撃ち落とし攻撃が来た方を見た。

 

「…まさか貴方がここに来るとは…」

 

そこには、

 

「悪いな。邪魔したか?」

 

右手をユーベルーナに向けながら少し笑みを浮かべている飛鳥さんがいた。

 

side out

 

side 影村 飛鳥

 

「チッ‼︎速く行かねえと!」

 

俺は舌打ちをしながら焦っていた。

 

朱乃とユーベルーナが居る場所まで走っていけば数分で着くのだが、それはグラウンドを全力で走り抜けた場合。

それが出来たら良いんだが、そんなことをしたら敵に見つかって無駄な時間と魔力を使う。

その為、俺はグラウンドの周りから少し離れて林の中を枝を跳び移りながら向かっていた。

 

ズドォォン‼︎

 

ドン!

 

2人が居る場所に近づくにつれて、聞こえてくる音が大きくなってくる。

 

「音がデケエのはユーベルーナの攻撃か⁉︎あのままじゃこの辺りまで吹き飛ばしかねねえ⁉︎」

 

聞こえてくる音に更に焦りが増す中、

 

「朱乃…頑張ってくれよ!」

 

ユーベルーナと闘っている朱乃に声援を送り、グラウンド近くを通っていると、

 

ガン‼︎

 

ドン‼︎

 

グラウンドの方から音が聞こえてきた。

俺は止まらずに目をグラウンドに向けると枝の間から、

イッセーと佑斗がライザーの下僕2人と闘っているのが見えた。

2人は互いにタイマンで闘っているようだが、周りには他の下僕達もいる。

 

「ぱっと見…数は5人…いや7人⁉︎アイツら戦力をグラウンドに集中させやがったか…」

 

俺はそれが分かった瞬間足を止めた。

 

「チッ!どうすりゃ良いんだ…」

 

グラウンドで闘っているイッセーと佑斗を見て迷いがうまれた。

 

作戦の変更によって朱乃をリアスのサポートに向かわせる為にユーベルーナの相手をする予定だったが、グラウンドで闘っている2人をほっといて良いのか?

2人の実力なら今闘っている相手には勝てる可能性は高いが、あのまま連戦になれば体力や魔力の低下で不利になる。

 

「2人の援護を…」

 

グラウンドの方に身体を向けて跳ぼうとしたが、

 

「だけど…それじゃあ…」

 

朱乃をリアスの元に向かわせなければならない。

その考えが頭をよぎり動きが止まった。

 

「どうすれば良い…」

 

頭の中で考え始めようとしたが、

 

『飛鳥さん聞こえますか?』

 

通信機から佑斗の声が急に聞こえた。

 

「佑斗‼︎大丈夫か⁉︎」

 

俺は通信機がある耳を触り、少し焦りながら話すと、

 

『飛鳥さんと話す余裕があるくらい大丈夫です』

 

佑斗は焦ることなくいつもと同じ様に答えた。

 

『飛鳥さん。副部長から話は聞いてます。ここは僕達2人に任せて行ってください』

 

「え…」

 

『僕とイッセー君は飛鳥さんに鍛えらてますからそう簡単には負けませんよ』

 

「佑斗…」

 

『飛鳥さん僕達を信じてください』

 

「…分かった。佑斗ここは2人に任せる。絶対に負けんじゃねえぞ!」

 

『はい。飛鳥さんも負けないでくださいよ』

 

『何を1人で喋っている‼︎』

 

ズドォォン‼︎

 

最後に女の声とデカイ音が聞こえて通信は終了した。

 

俺は佑斗とイッセー(イッセー通信聞いてないけど…)を信じて、

 

ダッ‼︎

 

木を蹴って移動を再開した。

 

 

数分後。

 

「見えてきた‼︎」

 

朱乃とユーベルーナが闘っている場所が見えてきた。

見えてきたのと同時に、

 

「⁉︎」

 

デカイ魔力を感じて一瞬表情が強張った。

 

『この魔力はユーベルーナ!こんなデカイ魔力を放ったら⁉︎』

 

ユーベルーナが放とうとする魔力。

それはこのフィールドの殆どを吹き飛ばしかねない威力がある。

それが分かった瞬間。

 

ボ‼︎

 

右手に炎を出して、

 

バサ‼︎

 

木から出たのと同時に、

 

「ドォラ‼︎」

 

火球を2つ放った。

 

倒す威力の無い軽い攻撃。

ユーベルーナを倒すにはもっと魔力を高めた攻撃が必要だが、今からでは間に合わない。

ならばやることは1つ。

ユーベルーナを止めること。

 

「⁉︎」

 

俺の目的通りユーベルーナは飛んできた火球に驚きの表情を浮かべ、

 

「ハッ‼︎」

 

魔力を上げるのを止めて俺の火球を弾いた。

 

『間に合ったな…』

 

俺は間に合ったことに少し安堵するが、

 

「…まさか貴方がここに来るとは…」

 

ユーベルーナは直ぐに俺に気づき、俺は少し目を閉じてユーベルーナの方を睨んだ。

 

「悪いな。邪魔したか?」

 

「飛鳥さん…」

 

朱乃は俺を見て安堵の表情を浮かべた。

 

「朱乃。安心してるとこ悪いが直ぐにリアスのところに」

 

「ええ。ですが…」

 

朱乃は頷いたが上空にいるユーベルーナを見た。

ユーベルーナが簡単に抜かせる訳がない。隙をつかなければ抜けれないだろう。だけど…隙を作るのも一苦労。

それ程まで高い実力を持つユーベルーナにどうやって隙を作るか考え始めたが、

 

「ふふ。行っていいですわよ。雷光の巫女さん」

 

ユーベルーナは地上に降りて来て笑顔で道を譲る様な動きをした。

 

「な⁉︎」

 

「え⁉︎」

 

ユーベルーナの行動に俺達2人は驚きの声を上げた。

実力が高い朱乃を止めずにライザーのところに向かわせる。

 

普通なら止めるだろ?

 

今ライザーのところにはリアスとアーシアがいる。

アーシアに戦闘力は無いが、リアスには高い戦闘力がある。そこに朱乃が加わればライザーといえど少しは不利になるだろう。

俺達はそう考えてユーベルーナの行動に疑問を浮かべた。

 

「ふふ。安心して下さい。他意はありませんから、貴方方と同じで私もキングのことを信じています。雷光の巫女がライザー様のところに行っても負けるわけがありませんから」

 

「つまり…朱乃が行っても勝てねえってか……」

 

「ええ。ライザー様の実力は貴方方2人以上なのはまぎれも無い事実ですから。それに火炎の戦士が残っても私も直ぐにライザー様のところに行きますから」

 

「ふふ……直ぐにライザー様のところに……」

 

ギュッ‼︎

 

俺達2人はユーベルーナの言葉に表情を変えずに力一杯自分の手を握り締めた。

俺達の頭の中は舐められたことで怒りがこみ上げてくるが、

 

「フゥ…なら…有難く行かせてもらうぜ。朱乃」

 

「フゥ…ええ…飛鳥さん後は宜しくお願いします」

 

一度深呼吸をして怒りをユックリとおさめ、冷静になってから俺はユーベルーナの前に朱乃はリアスの元に向かい始めた。

ユーベルーナは飛んで行く朱乃と目の前に立つ俺を見て、

 

「あら?少しは怒ると思ったんですが?」

 

ユーベルーナは少し笑いながら言った。

 

コキコキ…

 

「ま…少しは怒りが込み上げたけどよ…ライザーやアンタが相手じゃ冷静じゃなきゃ直ぐに殺られちまうからな」

 

首を回しながら答えてゆっくりと左半身を前に出して構えを取る。

 

ユーベルーナ『爆弾女王(ボムクイーン)』の異名を持つ高い実力がある悪魔。

冷静になって闘わなければ冗談抜きで一瞬で殺られる。

 

「フゥ…」

 

俺は再び深呼吸をして怒りを完全に消して、

 

「行くぜ!『爆弾女王(ボムクイーン)』さんよ‼︎」

 

ユーベルーナに向かった。

 

「『火炎の戦士』さん貴方の実力は認めますが…貴方は馬鹿ですか?」

 

ユーベルーナは自分の方に向かってくる俺を見ながら笑い、

 

バ‼︎

 

上空に勢いよく飛んだ。

俺は動きを止めて上を見ると、

 

「貴方は高い実力がありますが空は飛べないですよね?これがどういうことか分かりますか?」

 

ユーベルーナは上空で余裕な表情を浮かべて言った。

 

「分かってるよ。アンタは上から俺の攻撃を受けずに攻撃が出来る。しかも遠距離が得意なアンタの方が近距離が得意な俺よりも絶対的な有利」

 

「ふふ。分かってるようですね。この勝負一瞬で着きますわ」

 

ユーベルーナは自分の勝利を揺るぎないものだと言わんばかりに笑いながら言うが、

 

「確かに俺は飛ぶ(・・)ことは出来ねえけど…跳ぶ(・・)ことは出来るぜ‼︎」

 

ダン‼︎

 

膝を少し曲げて地面を蹴ってユーベルーナに向かって跳ぶと、

 

「⁉︎」

 

ユーベルーナは勢いよく跳んでくる俺を見て一瞬表情を強張らせた。

 

「オォォォラ‼︎」

 

ユーベルーナに向かって右手に炎を出して拳を振るうが、

 

「⁉︎跳んだぐらいでは私には勝てないですよ‼︎」

 

ユーベルーナは直ぐに冷静になり拳を避けて、

 

「それに跳んだところで後は落ちるだけ‼︎なら…落ちていく軌道を読めば攻撃は容易く…」

 

俺の落ちる軌道を読んで攻撃を仕掛けるが、

 

タッ…

 

「跳ぶだけな訳ねえだろ…」

 

「…成る程…足場ですか…」

 

魔力を使い小さい足場を作って立っている俺を見て攻撃を止めた。

 

「オマエ達みたいに空を飛べるヤツら様に覚えたんだよ…この足場は俺が頭で想像した場所に一瞬で幾つも作ることが出来るんだぜ。ま…少しは魔力を消費するけどな」

 

俺はユーベルーナを見ながら言い、

 

「これで俺の不利は殆ど無くなった。どうする爆弾女王(ボムクイーン)さん?」

 

最後に余裕の表情を見せた。

 

「フフ…ハハハハ‼︎」

 

「⁉︎」

 

直後ユーベルーナは突然笑い出した。しかも静かに笑うのでなく大きな声でだ。

急に笑い出したユーベルーナに驚いて俺は驚きを浮かべるていると、

 

「ハハハハハハハハ‼︎その程度で勝てると⁉︎貴方といい雷光の巫女といい…貴方達は私のことを舐め過ぎですわ‼︎」

 

ユーベルーナは表情を一変させ怒りの表情に変わり、

 

「………今から貴方を本気で殺しに行きます…」

 

ゆっくりと表情を戻しながら、

 

ス…………カランカラン…

 

手に持っていた杖から手を離した。杖は地面に落ちていき地面に着いて音を鳴らした。

神器(セイグリッド•ギア)ではないにしても少なからず何かの力があるものだろう、なのにそれを捨てて俺と勝負するなんて…それこそ俺を舐めている。

 

「おい…良いのかアレを捨てて?」

 

俺は落ちていった杖を指さしながら言うと、

 

「アレは私の力を抑えるために使っていたもの…私の本気は杖を使わずに闘うんです…貴方達は私が爆発しか能がないと思っているかもしれませんが…そんなのだけでは『爆弾女王(ボムクイーン)』の異名は得られません…」

 

ユーベルーナは静かに答えながら集中し始めた。

 

「⁉︎」

 

ユーベルーナが集中したのと同時に、何かがユーベルーナから溢れてくるのを感じ表情を強張らせた。

 

『何だ⁉︎ユーベルーナから感じるのは⁉︎』

 

俺の頬にゆっくりと冷や汗が流れる。

 

『間違いなくさっきとは違⁉︎』

 

そう思ったのと同時に何かを感じて前に出していた左半身を引くと、

 

バァン‼︎

 

左肩があった場所が小さく爆破した。

 

「クッ⁉︎」

 

ギリギリで避けることが出来たが、俺の左肩は少し爆破に巻き込まれて服と肌が焼かれ血が流れ始めた。俺は血が流れる左肩を右手で抑えた。

 

『朱乃と闘ってた時より威力は低いが…魔力を感じなかった…朱乃やリアスでも魔力を感じることが出来るのにその上、動作も無しで攻撃が…』

 

俺はユーベルーナの攻撃を冷静に考えるが、

 

「ふふ…よく避けましたね…ですが次はどうですか?」

 

ユーベルーナから再び何かを感じ、考えるのを止めて後ろに跳んだ。

 

バンバンバンバン‼︎

 

後ろに跳んだのと同時に俺がいた場所は小さな爆発が何回も起きた。

 

『あれに巻き込まれたら殺られてた…いったい何なんだ⁉︎あいつから感じる何かが爆破してんのか⁉︎』

 

俺は考えるのを再開しながら足場を幾つも作ってその間を跳んでユーベルーナと距離をとった。

 

「フフ。また避けましたね。流石『火炎の戦士』強さだけでなく勘も優れている」

 

ユーベルーナは再び笑みを浮かべ俺を見ている。

 

「お褒めいただき光栄だよ」

 

俺は余裕を見せる様に答えるが内心は、

 

『アイツから出る何かが分からねえ限り避け続けるのは難しい⁉︎いったいどうすりゃいいだよ⁉︎』

 

ユーベルーナの攻撃の正体が分からずに焦っていた。

 

『このままじゃ訳も分からずに一方的に殺られるだけだ⁉︎ならいっそのこと』

 

攻めて調べる。

 

無茶な事だがそうでもしなければ何もできずに殺られるだけ。

そう考えて身構えるが、

 

「ええ。だから…貴方にご褒美をあげるわ」

 

ユーベルーナがそう言ったのと同時に俺の視界から消えた。

 

「⁉︎」

 

急に視界から消えた事で驚いて動きが止まり次の瞬間、

 

「貴方が先程から感じている私の力を貴方にも見せてあげるわ」

 

視界から消えていたユーベルーナが目の前に現れ、俺に見える様に右手を開いた。

 

「⁉︎」

 

ユーベルーナの右手の中には映画やドラマで見るダイナマイトに時計がついたモノ。だが、その形は何か生き物様な目が着いておりグロテスクな形をしている。

 

「爆弾です」

 

ユーベルーナはそう言って爆弾を持っている右手を俺の腹にあて、

 

ドォォン‼︎

 

爆破させた…




ユーベルーナを幽白の鴉の力を持たせてみました。

理由としては久しぶりに幽白のキャラを出したいと思ったからですが、今更出しても話がややこしくなると思って、爆弾女王をいっそのこと爆弾繋がりで鴉の力を持たせて幽白の場面を描いてみました。

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