それ以上にユーベルーナの口調が定まらず不安定‼︎
助けて下さい…
楽しんでいただけたら嬉しいです。
side 影村 飛鳥
ドォォン‼︎
ユーベルーナが爆弾を爆発させた直後、
ズザザザザ‼︎
「グッ⁉︎」
俺は何とか爆発から逃れ地面に身体を擦り付けながら転がっていた。
身体を擦り付けたことで肌が焼ける様な痛みが走り苦痛の表情を浮かべるが、爆発の直撃に比べれば安いもの。
そう考えて直ぐに表情を戻して立ち上がり爆発させた奴に目を向けると、
「フフ。どうですか?私の爆弾は?」
奴ことユーベルーナは上空から俺を見下すような笑みを浮かべていた。
「今までのとは違って全く魔力を感じねえから避けるのが一苦労な爆弾だな」
「そうでしょう。私は貴方達とは少し違ってましてね」
「…違う?」
「ええ。私は
「⁉︎マジかよ…」
「あら?知っているんですね?」
「…昔リアスから聞いたからな」
悪魔に成り立ての頃にリアスから聞いたことがある。
頭の中でリアスの言葉を思い出し、何故魔力や動作無しで爆発が起きるのかを理解した。
「魔力を外に出さず爆弾を体内で作る。出来た爆弾は外に出しても使った魔力が小さければ相手には見えない」
「正解です。モノによっては貴方にも見えますが相手を殺るのにそこまでのモノはいらない。小さく数多く正確にあてることが出来れば相手は死にますから」
そう言ってユーベルーナは上空から少し降りて、
「それにもう1つ…
ゆっくりと小さく息を吐いた。
俺はユーベルーナのとった行動を見て少しづつ後ろに下がりながら距離を取り魔力を一部に集中させる。
「私の吐く息には火気物質が混ざっていましてね、それを爆弾に混ぜると…」
ユーベルーナがそう言ったのと同時に、
「オラ‼︎」
俺は小さい火球を2つ作って目の前に飛ばすと、
ドォン‼︎ドォン‼︎
俺とユーベルーナの間で大きな爆破が2回起こった。
「息をそのグロテスクな爆弾に混ぜると威力が上がるのか…」
「ええ。正解です。ですが…よく今のが見えましたね」
「……よく分からねえけど…こいつが見せてくれたんだよ」
俺がそう言うと額にゆっくりと一本の筋が走り、
スゥ……
俺の意思とは関係無く
「…貴方の神器ですか。ですが貴方の神器には千里眼の力しか無いはず?」
「俺もそう思ってたんだが…どうやらこいつにはまだ何かの力があるみたいでな…今のところはアンタの周りにあるグロテスクなモノが漂ってるのが見えるぐらいだけどな」
邪眼はユーベルーナの周りにいる爆弾を見つけていた。爆弾は先程爆破したモノと同じ。
『見えたのは良いが…どうして俺の意思とは関係無く邪眼が出てきた?それに何で今になってこんな力が出てきたんだ?…………わけわからんが爆弾が見えるなら闘える‼︎今はユーベルーナに集中するのみだ‼︎』
新しく現れた透視の様な力。意思とは関係なく出てきた邪眼。
頭の中で理由を考えるが答えが出る訳がなく、俺は考えるのを止めてユーベルーナの闘いに集中した。
「ふふ。見えていたとしても避けれなければ意味がありませんよ」
ユーベルーナがそう言うと周りに浮いていた爆弾は消え、
ヒュンヒュンヒュンヒュン…………
替わりにユーベルーナの周りにグロテスクな小さい蝙蝠のような爆弾が数多く出てきて、
「それでは行きますわ‼︎」
ユーベルーナの言葉に合わせて俺に向かって飛んできた。
「フッ‼︎」
俺は空に跳んで足場を作りながら、その間を跳んで俺に向かってくる避ける。
「フフ。避けても無駄ですよ。その子達には私の魔力で追尾能力を追加されてますから」
爆弾を避ける俺を見ながら笑みを浮かべて、更に同じ爆弾を作り飛ばしてきた。
「ユーベルーナ…オマエは邪眼以外の俺の能力が分かってるか?」
邪眼により爆弾が見える俺は避けながらユーベルーナを見て言うと、
「炎を操る力ですよね?今の貴方の力では数個の火球を飛ばすか手に炎を出して攻撃するのがやっと。火球を飛ばしたとしても私が作る爆弾を全て壊すのは不可能ですよ」
ユーベルーナは丁寧に俺の力を説明した。
だが、ユーベルーナが言ったことは前までの俺の力。今は、
「オマエが言ったことは合ってるが…それ以外にも幾つか新しいのモンがあるんだよ‼︎」
今までの技とは別に新しく作った技を放つため、足を止めて両手に魔力を集中させ地面に放った。
「弾け飛べ‼︎」
ブワァ‼︎
俺の言葉に合わせて地面から火柱が上がり俺の周りを包み、
ドォン‼︎ドォン‼︎ドォン‼︎
火柱は俺の周りを飛んでいた爆弾を爆破させ煙を上げた。
「な⁉︎」
急に出てきた火柱によって全ての爆弾が爆発し煙が出てきた。ユーベルーナは現れた火柱によって全ての爆弾が消えたこと、爆発で出た煙で俺を見失ったことで驚きの表情を浮かべた。
「次は俺の番だな」
「⁉︎そこ‼︎」
ユーベルーナに一瞬隙が生まれたが慌てることなく表情を戻し、声が聞こえた方の煙の中に手榴弾の様な爆弾を放った。
ドォン‼︎
爆発が起こり煙が少し晴れてその中から人の腹部が見えてきた。見えた腹部は爆破で抉れている。
「声や気配を消さなければ貴方の番は無いですよ‼︎」
顔は確認できないが相手は1人だけ、間違いなく影村飛鳥だろう。
ユーベルーナはそう思って疑わなかったが、
「残念。ダミーだよ」
「⁉︎」
地上から声が聞こえユーベルーナは振り向くと、
「中途半端な攻撃じゃそいつは消えないぜ」
俺は地上からユーベルーナを見上げながら、右手の人差し指を自分のコメカミに当てた。
「目の前に集中しな。そいつはアンタを狙ってるから」
「⁉︎」
ユーベルーナは目の前を見ると表情を歪ませた。
そこには、腹を抉られながらも笑いながら俺ソックリな姿をしたモノが近づいてきていた。
俺ソックリなモノはユーベルーナが気付いた直後には距離はゼロになり、
ギュッ‼︎
ユーベルーナに抱きつき、
「これで終わりだよ…バァン」
そう言って右手を銃を撃つように動かしたのと同時に、
ドォォォォォン‼︎
抱きついたモノは勢いよく炎を上げてユーベルーナを包んだ。
「これで…終わったな…さてグラウンドの方に…」
ユーベルーナが炎に包まれたのを確認して、イッセーと佑斗が闘っているグラウンドに歩き始めようとしたが、
バァン‼︎
炎の中から爆発する音が聞こえた。
俺は振り返って見ると、
「な⁉︎」
炎が爆発で消し飛ばされた。
「何があった⁉︎」
何があったか分からず周りに目をやると消えた炎の近くから煙立っていた。
そして、その中から、
「今のは効きました…危うく殺られるところでした…」
ボロボロの姿になったユーベルーナが出てきた。
ユーベルーナの身体は所々焼けていて、特に腹部は服が完全に焼け消え血が流れている。
それを見て、
「あの炎から爆弾を使って脱出したのかよ…」
直ぐにユーベルーナがしたことが分かった。
俺が出したダミーは攻撃を受けても簡単には消えず、ダミーに捕まった瞬間火柱を上げて捕まった相手を一瞬で焼き消す技。しかも捕まったら最後ダミーは相手を離さない。
俺はあの10日間でこの技を覚え、このゲームの初っ端で放ち威力の確認もし、この技なら逃げられないと確信して放った。
だが、ユーベルーナは自分の身体の近くで爆弾を爆発させて脱出をした。
ユーベルーナの行動に少し驚きながらも、ボロボロになったユーベルーナを見て、
「アンタ…スゲーよ。そんな脱出方法をするなんて思わなかったよ。だけど…その身体じゃ…」
少しづつ近づいた。
ユーベルーナの身体はボロボロ、腹からも血を流している。しかも、流れる血の量はかなり多くこのまま俺と闘っても数分で決着が付く。
弱っている相手に対して一方的な闘いをするのは心が引け、
「俺には勝てねえ。諦めて降参…」
負けを認めるように言おうとしたが、
「フフ…………貴方は…グッ‼︎レイティングゲームの…ル、ルールを…知らない…様ですね…」
ユーベルーナはフラフラしながら懐に手を入れた。
「ルール?……⁉︎」
ユーベルーナから出たルールという言葉で、俺はルールを思い出しあることに気づいて、
ボ‼︎
「ユーベルーナ‼︎」
右手に炎を出してユーベルーナに跳ぶように距離を縮めるが、
「フフ。…遅いです」
キャポン
ユーベルーナは笑いながら懐から小瓶を取り出し蓋を開けて飲み干して小瓶を投げ捨てた。
「貴方の勝ちは無くなりましたよ」
そう言ったのと同時にユーベルーナの傷は全て消え、
「そこは危険ですよ」
バァン‼︎バァン‼︎
向かっている俺を狙った爆発が起き俺を襲い、
「ガァ⁉︎」
爆発に巻き込まれた俺は吹き飛ばされてその場で蹲りながらユーベルーナが捨てた小瓶を見た。
「フェニックスの涙かよ…」
「ええ。ルール上アイテムは2つまで許されます。私達はその2つをフェニックスの涙にしていて、その内の1つを私が持っているんです」
吹き飛ばされた俺を見ながらユーベルーナは再び上空に飛び、
「これで貴方の勝ちは無くなりましたよ」
余裕な表情を浮かべた。
「チッ‼︎まだこれからだよ‼︎」
俺は舌打ちをしながら立ち上がって両手に炎を出して構え、
「フフ。精一杯悪足搔きをして下さい」
ユーベルーナは再び蝙蝠のような爆弾を展開して俺に飛ばしてきた。
「まだ避けることはできんだ‼︎悪足掻きで終わると思うなよ‼︎」
俺は爆弾を避けながら足場を作って上空に跳んだり地面を走って避け、攻撃の隙を突いて避けるのを止めて攻めるために近づこうとするが、動きを止めた瞬間に何が俺の左足を掴んだ。
「⁉︎」
掴まれた足を見ると、
グパァァ…
5つの鉄の爪が俺の左足を掴みそこから、頭に導火線を持つ1つ目のグロテスクなモノが口のようなモノを動かし、
『ハハ!捕まえた!』
笑いながら俺を見た。
「
『あともうちょっと‼︎』
地下爆弾がそう言うと頭にある導火線が燃え尽きて、
バァン‼︎
「⁉︎ウァァァァ⁉︎」
爆発し俺を吹き飛ばした。
爆発をもろに受けて声を上げながら飛ばされ、止まったところで倒れながら足を見ると、左足はアキレス腱が無くなりボロボロになっていた。
「足が使えなくなりました。これで貴方は満足に闘うことは出来ませんよ」
バァン‼︎
ユーベルーナはそう言いながらトドメを刺すために爆弾を放つが、
「⁉︎シッ‼︎」
腕と右脚の力を使って上空に跳び今までとは違いデカイ足場を作って片膝を置きながらユーベルーナの方を向き、
「まだ……リタイヤなんかするか…俺にはこれからアンタの次にライザーが控えてるんだからよ‼︎」
火柱を目の前に出して視界を遮った。
「⁉︎悪足掻きを‼︎」
ユーベルーナは急に出てきた火柱に隙を見せた。
『ここだ‼︎』
隙ができた瞬間、俺は足場を作って右足と手を使って最短距離でユーベルーナの死角に回るように動くのと同時に、
ボ‼︎
火柱の手前に炎のダミーを作った。
ダミーは火柱の中に入っていきユーベルーナに近づいていく、一方ユーベルーナは火柱の中から出てきたダミーを見て左手に爆弾を出しが、
「⁉︎」
死角に入った俺を包囲する様に急に幾つもの爆弾が現れ、
「甘いです」
ドォン‼︎ドォン‼︎ドォン‼︎
ユーベルーナが言うのと同時に俺を包囲していた爆弾が全て爆発した。
「…………ガァ…………ア…」
爆発が起きた後俺はゆっくりと地面に落ちていった。
「二番煎じは御法度。私クラスの強さが貴方を見失うことはありませんし、ダミーと貴方の識別は出来ます。技に溺れましたね『火炎の戦士』」
ユーベルーナは落ちていく俺を見て自分の勝ちを疑わなかった。
幽白とハイスクールD×Dを見て想像。
頭の中では出来てるけど書くとなると難しいです…
書く意欲が続くよう頑張ります。
感想、評価お待ちしています。