楽しんで頂けたら嬉しいです。
side 兵藤 一誠
「キャァァァァ‼︎」
「そんな⁉︎」
「あんな奴に‼︎」
俺達を囲んでいたフェニックスの下僕達を俺の新しく得た力を使い、木場の
『ライザー様のポーン2名。ナイト1名。ビショップ1名。リタイア』
周りにいたフェニックの下僕を倒した。
「
俺は新しく得た力の名を叫びながら
ドォン‼︎ドォン‼︎ドォン‼︎
デカイ音が聞こえて俺と木場は音がなった方に目を向けた。
「……………………」
「「⁉︎」」
空から煙に包まれて落ちてくる飛鳥さんが見えた。
「そんな…飛鳥さんが…」
部長や生徒会のメンバーが強さを認めた飛鳥さんが、ボロボロになって落ちていくのを見て驚き動きを止めていたが、
「飛鳥さん‼︎」
木場は表情を直ぐに戻して落ちていく飛鳥さんをを助けようと向かった。
だが…
「次は貴方です」
誰かの声が聞こえたの同時に、
バァン‼︎
「⁉︎アァァァァ‼︎」
木場の周りが爆発し爆発に巻き込まれた木場は声を上げた。
「⁉︎木場‼︎」
俺は木場の方に向かって走るが、
スゥ…
目前で木場は光に包まれて消えていき、
『リアス様のナイト1名。リタイア』
木場の退場がグレフィアさんの放送で流れた。
side out
side リアス•グレモリー
「⁉︎」
煙に包まれて空から落ちていく飛鳥を見て、そして、グレフィアの放送で佑斗のリタイアを聞いた私は表情を歪ませた。
「飛鳥さんと佑斗さんが…」
背後で私を癒しているアーシアは私以上の表情を浮かばせていた。
「ナイトと一緒にアイツまで殺られた。リアス、オマエの片腕がリタイアしたんだ。もう諦めて降参しろ」
「クッ⁉︎」
私はライザーの言葉に揺らいだ。
飛鳥、佑斗が負けて残るのは私と戦闘力が無いアーシアとグラウンドにいるイッセーと…
私は残る戦力で勝つ事を考えるが、相手にはまだクイーンとビショップ、ナイトが1名づつ残っている。
冷静に考えて私達の戦力は劣り、普通に考えたら負ける。だけど…
諦めるわけにはいけない‼︎
この闘いには下僕達が全てを賭けて闘っている。
子猫、飛鳥、佑斗が自分を犠牲にして闘った。
私は負けていった下僕達を思い、
「まだ終わってな…」
『まだ終わってないわ』と言う前に雷が空から出てきて、
バァン‼︎
ライザーを襲った。
「グッ⁉︎」
雷を受けたライザーは予想外のタイミングで受けたせいか表情を歪ませて雷が放たれた場所を見ると、
バチ…バチ…
右手を帯電させている朱乃がいた。
先程までサポートに回って高い威力の技を出さずにいたのに急に高威力の技を放った朱乃を驚いてみていると、
「ライザー様。私達は戦闘力が低くなっても諦めませんわ。それに…あの人は…」
朱乃はライザーの前に立って言ったの同時に、
「…………♪…♪〜」
遠くから途切れ途切れの歌が聞こえてきた。
side out
side 兵藤 一誠
木場がリタイアした後、俺の目の前には先程の技を避け切った2人の下僕がいた。
「中々やりますわね。ですが…」
金髪のツイン縦ロールの女の子が言うと、
カチャ…
その子の前に剣を構えたナイトのカーラマインが出てきて、
フワァ…
更にユーベルーナも女の子の前に降りてきた。
「戦力はこちらが圧倒的に有利。それでも続けますの?」
女の子は勝ち誇った様な顔をして言った。
女の子が言う様にあっちには佑斗と互角に闘っていたナイト、飛鳥さんを倒したクイーンがいる。
俺1人で3人に勝つのは確実に無理だろう。
だけど…
皆んな最後まで諦めずに闘っている。
それに、今も部長、朱乃さん、アーシアが勝つ為に闘っているんだ。
戦力の差だけで負けを認めるわけにはいかねえ。
「やってやるよ‼︎テメエら全員相手してやるからよ‼︎」
俺は大声を出し神器を前に出す様に構えた。
『俺は勝てないだろう…それでも!部長の役に立つ為に簡単に負けるわけにはいかない‼︎絶対1人は道連れにしてやる‼︎』
頭の中で決意を固め、
「行くぜぇぇぇ‼︎」
3人に向かって飛び掛ろうと足に力を入れた。
だが…
「…………♪……………♪」
飛び掛ろうとした瞬間、何処からか誰かが歌っている小さな声が聞こえきた。
「…………何ですの?」
女の子にも聞こえたのか周りに目をやった。
他の2人も周りに目を向けて歌が聞こえてくる場所を探し始めた。
俺も周りを見て探していると、
「…♪…♪〜♪」
歌は少しづつ大きくなり、歌っている曲がしっかりと聞こえ始めた。
「…………?この歌…キン肉マン?」
聞こえてきた歌はキン肉マンの『キン肉マン Go Fight!』のサビの部分。
『誰が歌ってるんだ?』
俺以外のメンバーはライザーと闘ってるから他には居ないはず、ライザーの方も目の前にいる3人とライザー以外はリタイアしているからいない筈だ。
『まだ…誰か……………………⁉︎』
俺は歌っているのが誰か考えている中であることに気づいて驚きながらも、
『あの人はまだ…』
誰が歌っているのかが分かり再び周りに目をやると、
ザ…ザ…ザ…
ユーベルーナの爆発で起きた煙の中から左足を引きずりながらゆっくりとこっちに歩いてくる、
「飛鳥さん‼︎」
飛鳥さんの姿が見えた。
side out
side 影村 飛鳥
ドン‼︎
「ガハァ⁉︎」
ユーベルーナの爆弾をもろにくらい、上空から落ちていき地面に叩きつけられた。
ユーベルーナの爆弾と地面に叩きつけられた衝撃で意識が飛びかけるが、
ズル…
その場からゆっくりと立ち上がった。
「⁉︎」
『
左脚以外の場所を動かすと痛みが走り、傷口から血が流れるが、
「…………まだ…やれる…」
少し動きに支障かあるが左脚を使わなければ戦闘は可能。何より、
「まだ…ここにいるって事は…………グレフィアさんは…リタイアと…認めて無いってことだよな…」
普通に考えたらこの状態での戦闘継続は無理だろう。だけど、俺が消えずにここにいるという事は審判役であるグレフィアさんが戦闘可能だと判断したという事。
グレフィアさんの判断は俺だからそう判断したのかは分からないが、
「まだ…やれる…なら…………」
邪眼を出してユーベルーナを探した。
ライザーの下僕の中で1番の戦力と厄介な力を持つアイツは消さなきゃいけない。
そう考えて探すが、
「⁉︎」
邪眼でユーベルーナを見つけたの同時に、ユーベルーナが佑斗に攻撃を放ったのが見えた。
直後、
『リアス様のナイト1名。リタイア』
グレフィアさんの放送が流れた。
「ユーベルーナァァァァァァァ‼︎」
ドン‼︎
佑斗を消したユーベルーナの名を叫びながら自分の左脚を殴った。脚から全身に激痛が走って俺の意識は戻り、
「ユーベルーナ…これ以上テメエに仲間はやらせねえ‼︎」
ズル…ズル…ズル…
ユーベルーナを消す為に左脚を引きずりながら歩き始めた。
俺は意識を戻してユーベルーナがいるグラウンドに向かうが、
ビュ!
歩く度に流れ出てくる血と、
「グッ⁉︎」
フラ…
痛みで意識が再び飛びかける。
ガ‼︎
俺は膝を着いて止まり、
「こういう時って…漫画やアニメの…主人公なら何か……回復したり新しい力や装備を手に入れるもんだけど…現実はそうじゃねえよな…」
叶わない願いを口にした。
歩く度に血が流れ出て激痛が身体の中を走り意識が飛びかける。
『こんな状態でユーベルーナに向かって勝てるのか?向かっても一瞬で…』
俺の頭には不安が広がり始めるが、
「‼︎何考えてんだ‼︎負ける事なんて考えるな‼︎」
俺は自分に言い聞かせて不安を止めた。
「ユーベルーナに負けるようじゃ…ライザーには絶対に勝てねえ!俺はこの為に修行をしてきたんだろ‼︎」
何度も自分に言い聞かせて歩き始める。
その中で、ふと頭の中にあるモノが浮かんできた。
「そういえば…あの人はこういう場面でも諦めずに仲間を守る為、勝つ為に敵に向かっていったんだよな…」
俺は口にした直後、
「♪〜♪〜♪〜」
絶対絶命の状況であの人が歌った歌を歌い始めた。俺が歌ったのは『キン肉マン Go Fight!』。
キン肉マンがヘル•ミッショネルズからタッグパートナーのテリーマンを守る為に、何度もソード•ボードを身体に刺し重症の傷をおってもこの歌を歌って立ち上がってきた。
場面は違うにしても諦めずに闘うのは同じだと思い、
「♪〜♪〜」
歩きながら歌を歌い続けた。
他の人達が見れば頭がイカれているように見えるかもしれない。だけど、俺は止めることなく足を引きずりながら歌い続けた。
『負けを認めるな‼︎最後まで諦めずに闘え‼︎今の状態でアイツに勝てなきゃライザーには勝てない‼︎』
頭の中で自分に言い聞かせ歌いながらユーベルーナがいるグラウンドに向かう。道中、俺の心は折れずに更にテンション、モチベーションは上がっていった。
『アニソンも馬鹿にならないな』
そう思いながら、サビの最後の部分を歌い終わり目の前にはユーベルーナとライザーの下僕を含めた3人と、
「飛鳥さん‼︎」
俺の名を呼ぶイッセーがいた。
今のところ好きな曲を聞いてモチベーションを保っています。
モチベーションを保つ為に聴いてるのは、エリック•クラプトンの『チェンジ•ザ•ワールド』、リンキン•パークの『Numd』、『Breaking The Habit』、忌野清志郎の『デイ•ドリーム•ビリーバー』を聞きましています。
出来たらいつかタイトルにこの曲名を使いたいと考えています。
感想、評価お待ちしています。