大切なもの   作:フューチュラ

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気づいたら60話突破!
半年近く書いてるのに…

駄文‼︎

才能が欲しいです…

楽しんで頂けたら嬉しいです。


男!影村飛鳥‼︎

side 影村 飛鳥

 

「飛鳥さん‼︎」

 

いち早く俺を見つけたイッセーは大声で俺の名を呼び安堵の表情を浮かべた。

俺がリタイアしていなかったことに安心したんだろう。

 

「♪〜♪〜…よおイッセー…よく生き残ってたな」

 

歌を歌い終えた後、イッセーに笑顔を見せながら声をかた。

そして、着ているボロボロになったパーカーのポケットに手を入れてタバコを取り出し、

 

ボ…

 

手から炎を出してタバコに火を点けた。

 

「ふぅ…さて…ユーベルーナ待たせたなあ。第2ラウンド始めよおぜ」

 

俺はタバコの煙をゆっくり吐きながら、目の前にライザーの3人の下僕の1人ユーベルーナを見据えて言った。他の2人には今は興味は無い。今倒すべき相手は1番の主戦力であるユーベルーナのみ。

 

「…貴方…その傷でまだリタイアしていないなんて」

 

「審判のグレフィアさんは俺がまだ戦闘可能だと判断してくれたみたいでな…ふぅ…それに俺はまだ絶好調なんだよ!」

 

ユーベルーナと他の2人も俺がリタイアしたものだと思っていただろう。普通に考えたらあの爆発の直撃を受けたらリタイアは間違いないだろう。

だけど、直撃を受けた俺はリタイアせずに再びユーベルーナの前にいる。

ユーベルーナは目の前に現れた俺を見て少し困惑したようだが、

 

「男!影村飛鳥は…どんな危機的状況でも!自分が言ったことは必ず成し遂げるんだよ‼︎」

 

俺はユーベルーナを無視して、

 

バ‼︎

 

ボロボロになったパーカーを投げ捨て、

 

「ウォォォォオ‼︎」

 

ユーベルーナに殴り掛かった。

 

「⁉︎」

 

急に殴りかかってきた俺にユーベルーナは困惑の表情から驚きの表情に変わるが、

 

「…フ…その状態でよくやるますね。普通の人だったら動いただけで激痛と大量の出血で動けなくなるというのに」

 

ユーベルーナはすぐに冷静に戻り、

 

ス…

 

俺の攻撃を避けながら再び俺に蝙蝠を放った。

俺は炎を飛ばして飛んできた蝙蝠を迎撃するが、

 

バァン‼︎

 

「チッ⁉︎」

 

ザァァァァ!

 

蝙蝠の爆発は予想していた以上の威力があり、俺を吹き飛ばし、俺は舌打ちをしながら体勢を立て直してユーベルーナの方を再び向き構えをとった。

 

「飛鳥さん⁉︎」

 

俺が吹き飛ばされたのを見てイッセーは心配して俺に近づきながら声をかけてきた。

 

「イッセー大丈夫だ。それよりも、ここは俺が相手するからオマエは先にリアス達のところに行け」

 

「⁉︎あ、飛鳥さん無理です‼︎そんな状態じゃ」

 

イッセーは俺の言ったことに驚きながら俺を止めようとしが、

 

ドゴ‼︎

 

「痛っ⁉︎あ、飛鳥さん⁉︎」

 

言い終わる前に思いっきりイッセーの頭をどついた。イッセーは本気の拳骨を受けて頭を抑えて蹲りながら俺の方を見た。

 

グッ‼︎

 

「イッセー?俺が負けると思ってんのか?」

 

イッセーの胸倉を掴んで俺の顔の前に近づけて睨みながらドスが効いた声で言うと、

 

「お、思ってないっす‼︎け、けど…そんな状態じゃ…」

 

イッセーはビビリながら俺に答えた。

この状態でユーベルーナとやるのは無理だろうとイッセーは間違いなく思っている。

 

だけど、

 

パ…

 

俺はイッセーの胸倉から手を離した。急に手をなされたイッセーは尻餅をつくが直ぐに俺の前に立ち上がった。

 

「バーロー。男っていうのはこういう危機的状態の時に一番燃えんだよ。誰かに助けられると冷めちまうからな…それに…」

 

俺が言いながらユーベルーナ達の方を向くと、イッセーも俺と同じ様に3人がいる方に向いた。

 

「ふふ…ポーンさん行っていいですよ。私は今…この人しか視界に入りませんから」

 

ユーベルーナは笑みを浮かべながら言うが、その笑みは冷たく全身から殺気がダダ漏れになっている。

 

「奴さんも俺にしか興味がないらしいみたいだからな…イッセー行け。リアスを助けに…んで修行の成果をあの焼き鳥野郎に見せてやれ‼︎」

 

バァン‼︎

 

イッセーの背中を叩きたが言うと、

 

「グッ⁉︎…でも…」

 

イッセーは叩かれた痛みで顔を少し歪ませるが、直ぐに俺の方を向き心配そうに俺を見た。

 

「朱乃にアイツとやるまでは負けねぇって約束したんだ。俺は負けねえから心配せずに行け‼︎」

 

グッ!

 

笑顔でサムズアップをして言うと、

 

「…分かりました‼︎」

 

ダッ‼︎

 

イッセーから顔から心配は消え真剣な表情に変わり。ライザーとリアス達が闘っている敵本陣に向かって走って行った。

 

「ちょ⁉︎お待ちなさい‼︎カーラマイン‼︎」

 

「ハッ‼︎」

 

走って行くイッセーを見て、金髪ツイン縦ロールのお嬢ちゃんは、頭にバンダナを巻いたカーラマインにイッセーを止めさせるために命令し、カーラマインは命令に応じて短刀を手に持ってイッセーを止めようと少し屈むように身体を動かしイッセーに飛びかかろうとしたが、

 

バァン‼︎

 

「キャッ‼︎」

 

「グッ!」

 

動く前にお嬢ちゃんとカーラマインの2人の前で起こった。2人は急に起こった爆発で動きが止まり、イッセーはカーラマインに襲われることなく敵本陣の新校舎に入っていった。

 

「!!!!ユーベルーナ‼︎貴方何をしてますの!今はそんなボロボロで直ぐにもリタイアしそうな雑魚よりもあの赤龍帝の籠手(ブーステット•ギア)を持ったポーンを相手にすべき」

 

お嬢ちゃんはユーベルーナの行動に怒りが込み上げたのか、表情を一変させて俺のことをボロクソに言いながらユーベルーナに言うが、

 

「お嬢様…申し訳ありません。あのポーンより今は『影村飛鳥』を倒すことが先決です」

 

ユーベルーナはお嬢ちゃんが言い終わる前に言い、再び自分の周りに爆弾蝙蝠を大量に出した。

 

「ハァ⁉︎貴方何を言ってますの⁉︎あんな死に損ないほっといておいてもその内リタイアしますわ‼︎」

 

お嬢ちゃんは怒りが収まらないのか、更に俺をボロクソに言いながらテンションを更に高くして言った。

だが、

 

「…はい。普通に考えたらそうですが…影村飛鳥は違います。御嬢様…彼から何か感じませんか?」

 

ユーベルーナは冷静に言った。

 

「は?貴方何を言って…………⁉︎」

 

ユーベルーナの言葉にお嬢ちゃんは俺の方を見て、怒りの表情が消えて驚きの表情に変わり一歩後ろに下がり、カーラマインも俺の方を見て表情を一変させお嬢ちゃんの前に移動した。

 

「な、なんなのこいつ…⁉︎」

 

「…私も驚きました。まさか…魔力が上がってくるとわ…」

 

「言ったろ?男ってのはこういう危機的状態の時が一番燃えるってよ」

 

自分でも訳分からんがこのボロボロの状態にも関わらず、魔力は回復を通り越して徐々に量が上がってきていた。ユーベルーナにやられて、ここに来るまでゆっくりと回復し始めていたが、ここに着いてからは回復量が急に増し、今では徐々に自分のキャパ数を超えて魔力が上がっていくのを感じていた。

 

邪眼(イービル•アイ)が言うことをきかなくなったのと関係あるのかもしれねえ…』

 

さっきから邪眼は俺の言うことを聞かずに、色々なものを見せていた。朱乃、リアス、アーシア、イッセー、ライザー、ライザーの下僕達と、コロコロと替わりながら俺の頭の中に写していた。

 

『怪我よりもこいつのせいでリタイアしそうだよ…悪魔になって数ヶ月のイッセーでさえ神器(セイグリッド•ギア)の力を理解して使ってんのに…先輩の俺が訳も分からずに振り回されてるなんてよ…これじゃロクな闘いは出来ねえ。先ずは落ち着きますか…」

 

心の中で自分の力を制御できないことに愚痴りながら、

 

「スゥ…ハァ…」

 

自分を落ち着かせるためにゆっくりと深呼吸をすると、邪眼が映す映像は徐々に消えていき頭の中はクリアになっていった。

 

「…………ユーベルーナ。幾つか言いたい事と聞きたいことがあるんだが良いか?」

 

完全に頭がクリアになったところで俺は構えを解き思っていたこと考えていたことを言う為に言うと、

 

「ええ。良いですよ」

 

ユーベルーナは殺気を消して自然な笑顔で俺に答えた。まだ、蝙蝠達はユーベルーナの周りを飛んでいるが俺を襲う気配がないのを感じ、

 

「先ずは…ありがとう。イッセーを行かせてくれて。そして…俺を対等の敵と認めてくれて」

 

自分が言いたいことを口にし、

 

ス…

 

頭を下げた。

 

「ふふ。礼は要らないです。先程言ったとうり私は貴方にしか興味がありません。それに、あのポーンが私達の攻撃でリタイアして貴方が私との闘いに集中出来なかったら困りますから」

 

ユーベルーナは言い終わった直後、

 

ス…

 

俺と同じ様に頭を下げた。

 

「すみませんでした。私も貴方のことを舐めていました。『火炎の戦士』という異名を持つだけで実力がないと思っていましたが、私と対等に闘う実力があるのは分かりましたから。ここからは対等の敵として異名ではなく名前で呼ばせていただきます」

 

「上位悪魔の貴方に認めてもらえるのは嬉しい限りだよ。んで…次は…」

 

俺は下げていた頭を戻しお嬢ちゃんのを指差して、

 

「さっきからあのお嬢ちゃんのことを『御嬢様』って言ってたけど…あのお嬢ちゃんもしかして…」

 

ユーベルーナに聞くと、

 

「⁉︎貴方‼︎『お嬢ちゃん』とは失礼ですわ‼︎」

 

直後、お嬢ちゃんは再び怒りの表情を浮かべながら、カーラマインを引き連れて俺の目の前に歩いてくるのを見て俺は確信した。

 

「ああ〜。やっぱりライザーの妹さんか…」

 

「はい。あの方は『レイヴェル•フェニックス』様。ライザー様の妹君です」

 

「やっぱり。ライザーが怒ったときと顔がそっくりだな」

 

ナデナデ

 

俺は言いながら目の前に来たレイヴェルちゃんの頭を撫でると、

 

「⁉︎貴方何をしますの‼︎気安く私の頭に触らないで‼︎」

 

ビュン‼︎

 

レイヴェルちゃんは表情を変えて顔を真っ赤にしながら、俺を叩こうと手を振るうが、

 

「簡単な挑発に乗るのも一緒だな」

 

ス…

 

スウェーで避けて、

 

「ヨ!」

 

バチン!

 

デコピンをレイヴェルちゃんにお見舞いした。

 

「痛⁉︎」

 

デコピンを受けたレイヴェルちゃんは額を抑えながら蹲り、

 

「御嬢様⁉︎貴様‼︎」

 

それを見たカーラマインは短刀で俺を斬ろうとするが、

 

「カーラマイン‼︎お止めなさい!」

 

ユーベルーナが声を上げて言うと、

 

「⁉︎…ですが…」

 

カーラマインは止まったが不満の顔を見せて言おうとした。キングの妹君が攻撃されてナイトが黙っている訳にはいかない。しかも、相手はボロボロのポーン。自分がやっても勝てるとカーラマインはそう思っているのだろうが、

 

「カーラマイン…先程も言いましたがこの人の相手は私。それに貴方が仕掛けてもこの人は貴方程度の者なら瞬殺します」

 

カーラマインが言い終わる前にユーベルーナが言った。

 

「⁉︎……分かった…」

 

カーラマインは表情を歪めた。自分よりクラスが上のユーベルーナ。しかも、本気を出した状態の彼女が認めている以上、カーラマインは『私では敵わないのだろう』そう悟って後ろに下がった。

 

「御嬢様もお下がり下さい。そろそろ再開しますので」

 

「クッ⁉︎ユーベルーナ‼︎アイツを絶対に倒しなさい‼︎いいわね⁉︎」

 

レイヴェルちゃんは怒りが収まらず額を抑えながら声を張ってユーベルーナに言いユーベルーナの方へ下がっていった。

 

「はい、御嬢様…それと…………」

 

「⁉︎貴方何故それを⁉︎」

 

ユーベルーナはレイヴェルちゃんとすれ違いざまにレイヴェルちゃんに何かを耳打ちした。

レイヴェルちゃんは表情を歪ませてユーベルーナの方を見たが、

 

「ふふ。私はライザー様と御嬢様に何年お仕していると思っているんですか?」

 

ユーベルーナは優しく笑いながら言い、

 

「影村飛鳥なら可能なのかもしれません」

 

こちらを振り向いて歩き始めた。

 

「さて…始めようぜ…」

 

俺の方に歩いてくるユーベルーナを見据えながら、

 

コキコキ…

 

首を回して骨を鳴らし構えをとろうとすると、ユーベルーナは止まって、

 

「始める前に私から1つ聞きたいことがあります」

 

「うん?何だ?」

 

俺に言いまだ殺気を出していないのを見て構えをとるのをやめた。

 

「まだ…何か隠し持ってますよね?」

 

「⁉︎…気づいてたのか?」

 

ユーベルーナに俺は驚いた。

リアスや朱乃でさえ気づいていないのに、この短時間の闘いで気づくなんて、

 

「左足を爆破させた時に少し感じましたので…」

 

あの時か…

 

左足を見ると足に着けていたバンドが少し焼けていた。

 

『それでもこれぐらいじゃ気づかねえだろ。やっぱりユーベルーナはスゲえな』

 

そう思っていると、

 

「それを出して闘ってくれないのですか?」

 

ユーベルーナは真剣な表情をして俺に言った。

これは俺の奥の手としてとっておいたもの、こいつを出せばユーベルーナに有利に闘えるだろう。

だけど…

 

「悪いがそれは出来ねえんだ…それはライザーとやるまでは出せない。イヤ…出したくねえんだ。こいつを出さずにアンタに勝てなきゃライザーには勝てねえだろうからよ」

 

「そうですか…分かりました。ですが、私に負けた時にそれを言い訳にしないでください」

 

外すわけにはいかない。

俺は真剣な表情でユーベルーナに言うと、ユーベルーナは少し悔しそうな表情を浮かべたが、直ぐに表情を戻して構えをとり蝙蝠の数を増やした。

 

「こいつを言い訳にはしねえよ。俺は今用いる全ての力でアンタに勝つぜ」

 

俺は両拳に炎を出して構えをとった。

 

「「ふぅ…………」」

 

俺とユーベルーナは軽く深呼吸をして、

 

「「行くぜ(行きます)‼︎」」

 

第2ラウンドの火蓋が切って落とされた。




今月中にはライザーと闘う予定です。

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