大切なもの   作:フューチュラ

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駄文ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。


勝つ方法

side リアス•グレモリー、姫島 朱乃

 

「「‼︎」」

 

同時に飛鳥とライザーは動き、

 

シュ‼︎

 

お互い距離を詰めて、ライザーは左の拳を、飛鳥は右の拳を振った。

 

スッ!

 

ボォ!

 

お互いが拳を放り切った瞬間、違う音が聞こえた。

 

俺はライザーの拳を見切り左に顔を動かしてライザーの拳を避け、一方、ライザーは俺の拳を避けることなく受けたが、受けた場所を炎に変えて一瞬で回復した。

 

「チッ!」

 

回復したライザーは余裕の笑みを浮かべながら、飛鳥を見た。その態度に飛鳥は舌打ちをしたが、

 

「なら‼︎」

 

飛鳥は声を上げて、

 

ガッ!

 

振り抜いていた右の拳を開いてライザーの襟を、左手は右腕を掴み、身体を反転させ右脚を掛けて、

 

「オラ!」

 

柔道の体落としで投げた。

 

ドン‼︎

 

「グッ!」

 

ライザーは地面に叩きつけられて顔を歪めだが、

 

「喰らえや‼︎」

 

手を止めずに、飛鳥はそのまま離れずに右の肘を立てて、ライザーの首に肘を落とした。

 

ゴキッ!

 

それと同時に骨が折れる鈍い音が聞こえ、

 

「カァ……」

 

小さな声を上げたが、

 

ボォ!

 

「まだだ‼︎」

 

全身を炎に変えた。

 

「クッ⁉︎」

 

ライザーが炎に変わった瞬間、飛鳥は少し表情を歪めライザーから手を離してその場から離れた。

 

コキコキ…

 

「フゥ…迷いもなく俺を殺しにくるか…流石だな『火炎の戦士』‼︎」

 

ライザーはゆっくりと立ち上がって、頭を動かして首を鳴らしながら両腕を広げて構えた。

 

「!……なら…次は‼︎」

 

ダッ!

 

飛鳥は構えたライザーに向かって跳んだ。

 

「「飛鳥(さん)⁉︎」」

 

リアスと朱乃は驚きの声を上げた。

 

飛鳥が既に構えているライザーに突っ込むのは無理がある。スピード、一撃の威力はライザーの方が上。下手に突っ込めば一瞬でライザーに殺られる。

 

2人にはそれが分かっていた。

飛鳥の行動は無謀と言っても可笑しくなかった。

 

「死ねぇ‼︎」

 

飛鳥の動きを冷静に見たライザーは、両腕を上に上げて今まで一番大きい炎を出して飛鳥に向かって放った。

 

『『殺られる(ますわ)⁉︎』』

 

その炎を見た2人は飛鳥が殺られると思い、顔を一瞬歪めたが、

 

「フ…」

 

飛鳥は小さく笑みを浮かべて、

 

スッ!

 

その場から消えた。

 

「「エッ⁉︎」」

 

リアスと朱乃は急に自分達の視界から消えた、飛鳥の動きに驚きの声を上げた。

 

「ナッ⁉︎何処に‼︎」

 

ライザーも2人と同様に、驚きの声を上げて周りを見ようとしたが、

 

「ライザー!隙だらけだぜ‼︎」

 

グッ!

 

声が聞こえたの同時に、飛鳥がライザーの背後に現れて首に腕を回し、チョークスリーパーを掛けた。

 

「ガッ!」

 

ライザーは飛鳥のチョークスリーパーを受けて、一瞬、呼吸が止まり表情を歪めて腰を落とした。

 

「俺を舐めんなよ…プロモーションしなくても俺にはそれと同等の力があるんだからな‼︎」

 

グッ‼︎

 

一方、飛鳥はライザーを落とすために、背を反らせて一気にライザーの首を絞めた。

その瞬間、ライザーは今まで見たことないライザーの苦しむ表情を浮かべた。

 

『『効いてる⁉︎』』

 

今まで見たことがない表情に、2人は不死身の力を持つライザーに効いていると思ったが、ライザーは、

 

「ガァ………」

 

絞まる首に掛かる腕に手を掛けて、

 

「アアァァ‼︎」

 

ボォォォ‼︎

 

再び身体を炎に変えた。

「チッ⁉︎」

 

ライザーが炎に変わった瞬間、飛鳥は二回目の舌打をして、手を離してその場から離れた。

 

「「…………」」

 

そして、構えを取りながらお互いを見合ながら止まった。

 

「なんなのこれは…?」

 

リアスは2人の闘いを見て、驚きの表情を浮かべた。

 

『私達が魔力を使った攻撃でも、余裕の笑みを浮かべ表情を変えずに受けていたのに…飛鳥の攻撃は魔力を使ってないのに……ライザーが攻撃を受けて表情を歪めた。どうして?何が違うというの?』

 

今までライザーはどんな攻撃を受けても直ぐに回復し、余裕の表情を浮かべていた。だが、戦闘開始直後の飛鳥の攻めで、ライザーは今まで見せたことのない表情を見せ、特に最後のスリーパーホールドでは苦しそうな顔をしていた。

リアスは自分達の攻撃と飛鳥の攻撃の違いは何かと疑問に思った。

 

「…何で?ライザーは…」

 

リアスは無意識に何故かと口を開けて言うと、

 

「ン?…フゥ…リアス…アイツにダメージを与える方法が分かったわ」

 

飛鳥はリアスの声が聞こえていたのか、リアスに答えるためにゆっくりと息を吐き構えを解いてライザーに向かって右手を上げた。

ライザーは飛鳥の言葉に表情を一瞬険しくさせた。

 

「お前にダメージを与える方法。それは二つある」

 

飛鳥は上げた右手の人差し指を立てて、

 

「一つ目は、お前はダメージを完全に回復できる量が決まってる。そのキャパ数を超えると、ダメージは完全に回復できずに、身体に残って初めてダメージになる。その証拠に、小さくて気づいてみたいだが…ライザー、左頬を触ってみろよ…小さな切り傷があるからよ」

 

私達は飛鳥の言葉を聞いて、ライザーの左頬を見た。ライザーも同様に飛鳥の言葉を聞いてゆっくり右手で自分の頬を触った。

 

「「⁉︎」」

 

「⁉︎な⁉︎」

 

ライザーと私達は同時に驚きの表情に変わった。

 

今まで気づかなかったが、ライザーの頬には小さいながら擦切り傷のような傷が数cmあり、ライザーが触れたの同時に、

 

ツゥ……

 

ゆっくりと一筋の血が流れた。

 

「何時つい「多分…イッセーだろうな。ここに着く直前にイッセーのデカイ魔力を感じた。この闘いの中で今までの中で1番のをな…そん時に放った攻撃がお前のキャパ数を少しだが超えて、その頬の傷を付けたんだろうよ」⁉︎」

 

ライザーが言う終わる前に飛鳥がライザーの疑問に答えた。

傷が付いた理由を知り、ライザーは身体を小さく震わせて怒りが込み上げていたが、飛鳥はそれを無視して中指を立てた。

 

「二つ目は…お前は締め技系を受けている間はダメージを喰らう」

 

「⁉︎」

 

飛鳥の言葉にライザーは表情を一変させた。

 

「お前は攻撃を受けきって初めて回復ができる。だけど、関節技や締め技みたいな長時間のダメージを喰らっている間は不死身の力は使えず、さっきみたいな逃げ方をするか、我慢するしかできない?違うか?」

 

飛鳥の言葉にライザーはさらに表情を変え、怒りが込み上げ始めたが、

 

「フ…」

 

小さく息を吐いて小さく笑みを浮かべた。

 

「正解だ。確かに…お前が言った通り、俺には攻撃を受けるのには限界があり、締め技や関節技を受けている間は回復することが出来ずに、痛みや苦しさを感じる」

 

「⁉︎なら勝ち目が…」

 

『勝ち目がある』

 

不死身の力を持つライザーは不死身では無く、ダメージを与えることができる。

そう思って言おうとしたが、

 

「だが…貴様に出来るのか?」

 

「あ…」

 

ライザーの言葉でリアスは止まった。

確かにライザーにダメージを与える方法は分かった。

だが…

飛鳥にそれが可能なのか?

イッセーが何度も力を倍加させて、初めてライザーにダメージを与えたが、それでも数cm程度。飛鳥にイッセーの倍加以上の攻撃力はない筈。

それに、関節技を締め技をしても組み付いた瞬間に炎に姿を変えて逃げられてしまう。

 

『アイツの倒し方は分かったけど…今の私達じゃ勝つ方法が無い…やっぱり…私達はアイツには勝てない…』

 

リアスは勝ち目が無いと悟り、

 

『やっぱり…私はこれ以上…私のせいで仲間が傷つくのを見たく無い…あの子達には悪いけど私は……』

 

「ライザー…私は…」

 

リアスはゆっくりと手を上げてリタイアを宣言しようとしたが、

 

パシ…

 

上げようとした手を隣にいた朱乃が止めた。

 

「リアス…リタイアするのはまだ早いですわ。あの人を見て下さい…飛鳥さんはまだ諦めていないですわ」

 

「え?」

 

リアスは朱乃の言葉を聞いて、飛鳥の方を見た。

2人の前に立ってライザーの方を見ているため、顔は見えないが、飛鳥は一歩も引かずにライザーの方を向き、背中から不安や恐怖は感じられず、寧ろ自信が感じられた。

 

「ここで貴方がリタイアすれば、飛鳥さんは貴方のことを恨みますわ。……私達も信じましょう…あの子達と同じように飛鳥さんが勝つことを」

 

「……分かったわ」

 

リアスはゆっくりと手を下ろし、朱乃もそれに合わせてリアスから手を離して、2人とも飛鳥の方を見た。

 

『『貴方なら勝てる』』

 

そう信じて…

 

side out

 

side 影村 飛鳥

 

「だが…貴様に出来るのか?」

 

ライザーは笑みを浮かべて俺に言った。

 

確かに、今のままじゃ俺にはライザーに対してダメージを与えることはできない。

結局、詰んでいることには変わりは無い状態だった。

 

「確かにな…俺がお前を倒すのは無理だな…」

 

「フフ…なら…俺は頭を下げて許しを乞えば、苦しみを与えずにリタイアさせてやるぞ…」

 

ライザーは余裕の表情を浮かべて俺に言うが、

 

「確かに今のままじゃ俺には勝てないわな」

 

「⁉︎」

 

俺の言葉でライザーは余裕の表情を消して俺を睨んだ。

 

「なら…お前はいつか俺に勝てるとでも?」

 

「ああ。だが、それはいつかじゃ無くて……今だ」

 

俺はライザーに答えながらゆっくりと左手首にあった、バンドに右手の指をかけて外し、続いて右手首、両足首にあるバンドを外した。

外したの同時に光の輪が両手の手首、足首を包むように出てきた。




今年中、可能だったら今月内でフェニックス編を終わらすつもりです。
頑張って投稿しますので、宜しくお願いします。

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