大切なもの   作:フューチュラ

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中途半端ですが投稿しました。

じゃないと…今月投稿出来なそうでした…

駄文ですが、楽しんで頂けたら嬉しいです。


力の差

side 影村 飛鳥

 

『……軽くなったな…それに…魔力の量も今まで以上…これなら‼︎』

 

2年ぶりに呪霊錠を外して、自分の体の変化を少し感じながら、

 

「さて…ライザー…」

 

ゆっくりと構えて、

 

ダッ!

 

ライザーに向かって走っていき途中で跳んだ。

 

『軽⁉︎それに速⁉︎』

 

跳んだ瞬間、俺は実際動いてみて自分の身体の軽さとスピードに驚きつつも動きを止めずに、

 

「ウオォォォォ‼︎」

 

ドドドド‼︎

 

ライザーの顔面に何発も拳を放った。

 

『⁉︎これなら‼︎』

 

「オォラ‼︎」

 

手に感じる今までに無い手応えにライザーはダメージを喰らっていると感じて、最後に振りかぶりの右のアッパーをライザーの顎に入れた。

 

「グォ…」

 

アッパーを受けたライザーは唸り声を上げて飛んでいった。

 

『どうだ⁉︎』

 

俺は手応えだけでライザーがダメージを喰らっていると感じていたが、実際、攻撃を受けたライザーの姿を見るまで不安だった。

 

『ダメージはどれ位だ?擦り傷程度だったら…最悪…ダメージは無い…?』

 

俺はそう思いながら、飛んで行って倒れたライザーの方を見た。

 

倒れていたライザーは直ぐに動き始めたが、今までとは違い身体を少し震わせながら、ゆっくりと立ち上がってきた。

そして、立ち上がるライザーの顔を見て、俺の不安は無くなり、

 

『勝てる‼︎』

 

そう確信した。

何故ならライザーの顔には幾つもの傷があり、目元や口からは血が流れていたからだ。

 

『なら!あとは攻め続けるだけだ‼︎』

 

俺は両腕を上げて構えを取りながら魔力を両手に集中させた。

 

「ライザーにダメージを⁉︎なら!飛鳥‼︎」

 

「飛鳥さん‼︎」

 

リアスと朱乃は大声で俺の名前を呼んだ。

多分2人もライザーの姿を見て勝てると思っているのだろう。

 

「行くぜぇぇぇ‼︎」

 

2人に答えるように俺は声を上げて、再びライザーに向かって跳んで行った。

 

2人は俺が勝つと信じてる。

リタイアしたアイツらも俺の事を信じてる。

 

『みんなの思いに応えるために全力でライザーを叩き潰して勝つ‼︎』

 

 

「チッ⁉︎」

 

ライザーは表情を歪めながら、懐に飛び込もうとする俺目掛けてデカイ炎を放ってきたが、

 

『デカイだけで力は感じねえ!こんなん…』

 

「無駄だ‼︎」

 

バァン‼︎

 

魔力を左の拳に集中させて炎を打ち消した。

ライザーは俺の行動にライザーは表情を歪めたが、俺は止まることなく、

 

「吹っ飛べ‼︎」

 

今度は右の拳に魔力を集中させて、全力のボディブローをいれ、

 

「オォラ‼︎」

 

ドォン!

 

続けざまに左の拳を振り下ろすように放った。

モロに喰らったライザーは叩きつけられるように仰向けで倒れた。

 

『休ませねえぞ‼︎』

 

俺はライザーから離れることなく、倒れたライザーにマウントポジションをとって、

 

「ウオォォォォ‼︎」

 

ドドドドドドドド‼︎

 

魔力を集中させた拳を出せる限りの全力のスピードでライザーの顔を殴り始めた。

 

ドドドドドドドドドドドド‼︎

 

一瞬も止めること無く、ライザーを一方的に殴り続ける。一発一発に全力の力を入れてひたすら殴り続ける。

拳から感じる手応え、間違いなくダメージは喰らってる。

 

『ここで確実に終わらせる‼︎』

 

俺は一心不乱に拳を振り続けた。

 

だが…

 

「…………」

 

「⁉︎」

 

ライザーは声を上げずに殴られながら、俺を冷たい目で睨んだ。

その目を見た瞬間拳を止めて、

 

バッ‼︎

 

ライザーから離れた。

 

「な⁉︎どうして⁉︎」

 

「飛鳥さんが一方的に攻めてたのに…」

 

2人は俺の突然の行動に驚いているようだが、

 

『…あのままあそこにいたら………死んでいた…』

 

あの一瞬、ライザーの目を見て感じた『死』に俺は驚くのでは無く、恐怖に近いものを感じて背中に冷や汗を流していた。

 

『頭で考えるより先に身体が動いた…本能が俺を動かしたのか…なら…彼奴は…』

 

俺自身がとった行動を考えながら、倒れているライザーに目を向けると、

 

「……やるな…」

 

ライザーはゆっくりと立ち上がり、右手で口にから出ていた血を拭いた。

 

「血を流すなんて何年振りだろうな…しかも…下級悪魔の分際にな……」

 

「⁉︎」

 

俺はライザーの目を見て再び恐怖に近いものを感じて一歩下がった。

 

直後、俺の頭の中で俺自身に、

 

勝てない……逃げろ………殺される………

 

頭の中で何度も何度もその言葉が流れるが、

 

『ここまで来て逃げるのかよ⁉︎黙れ‼︎まだ勝ち目はある‼︎』

 

頭の中に聞こえて来る声を否定した。

 

だが…

 

ライザーは自信を炎に包み、

 

「お前の力は確実に俺を邪魔する存在になる。…お前をここで絶対に消す‼︎」

 

声を上げながら炎を消して現れた。

 

「⁉︎」

 

その姿を見て俺は本当の恐怖を感じて表情を歪めた。

 

ライザーの服装は変わりスーツ姿から戦闘用の服装になり、身体からはイッセーや俺が付けた傷が無くなっていた。

そして…魔力が今までの何倍以上に上がっていた。

 

「久しぶりだ本気を出すのは…さて…お前に勝てるかな?」

 

ライザーは余裕の表情を浮かべて俺に言った。

 

ライザーの本気。

初めて感じるライザーの本気の力は俺の何倍以上の力を感じる。

 

『力はアイツの方が間違いなく上だな…だけど…可能性はゼロじゃねえんだ‼︎』

 

力の差を感じながらも俺は自分に言い聞かせて、いつものように右半身を前に出して構えるが、

 

「フッ…身体は正直のようだな…脚が震えてるぞ」

 

「⁉︎」

 

俺は自分の足を見て表情が歪みかけた。

頭の中では諦めていないが、身体や本能は未だに、『逃げろ‼︎』と俺に訴えていた。

 

『確かに……俺は逃げたいのかもしれない…そうすれば…死ぬことはないんだからよ。だけど…ここでこいつの前から逃げらたら、俺を信じてくれたるアイツらを裏切ることになるんだ‼︎俺は…俺は‼︎お前をぶっ倒す‼︎』

 

俺は2年前の剛鬼と初めて闘った時と同じように、

 

ドン‼︎

 

両脚を殴り震えを止め、

 

「ウオォォォォォォ‼︎」

 

声を上げてライザーに向かって跳び、魔力を全開にした右の拳をライザーの顔目掛けて振るった。

 

ドゴォン‼︎

 

当たった瞬間、今までの中で一番鈍い音が鳴り、拳には今までの中で一番の手応えを感じたが、

 

「軽いな…魔力を使った攻撃というのはこういうのを言うんだよ‼︎」

 

ライザーは怯むことなく、余裕の表情を浮かべたまま俺の拳を受けながら、クロスカウンターのような形で、左の拳を俺の顎を殴った。

 

ドゴォン‼︎

 

鈍い音が響いた瞬間、

 

「あ…あぁ……」

 

今までの中で一番の威力の拳。

その拳は俺の顎の骨にヒビを入れ脳を揺らし、膝を下ろし始めた。

 

「飛鳥⁉︎」

 

「飛鳥さん‼︎」

 

2人の声を聞いて、

 

「⁉︎」

 

飛びかけた意識を戻すが、

 

「跳べ!」

 

ドゴッ‼︎

 

今度は顔面にライザーの右の拳が入り、

 

ドン‼︎ドン‼︎ドン‼︎

 

俺は屋根に何度も叩きつけながら吹っ飛び、

 

ドォォン‼︎

 

入り口の壁に叩きつられ、壁にめり込むように止まった。

 

「ガァ!」

 

俺は口から血を吐き出し前に倒れ始めるが、

 

「まだだ…お前にはこれでは足りないからな‼︎」

 

ライザーは一瞬で俺の元にきて、倒れる前に左手で俺の右肩を掴んで、

 

ドン‼︎ドン‼︎ドン‼︎ドン‼︎……

 

俺の腹に何度も炎に包まれた右拳で何度も殴った。

 

「⁉︎ブッ⁉︎」

 

殴られたの同時に俺は口から血を吐くが、

 

「仕返しだ…吹っ飛べ‼︎」

 

ライザーの攻撃は止まらず、最後に俺の左のコメカミを殴って再び俺を吹っ飛ばした。

 

「…あ……あ……」

 

俺は吹っ飛ばされてうつ伏せに倒れながら、声にもならない声を上げた。

 

「ふ…まだだこんなのでは足りんぞ。お前にはまだここから絶望を…」

 

ライザーは余裕の表情を浮かべながら、ゆっくりと歩いて俺に近づいてくるが、

 

「……隙だらけだぜ…ライザー‼︎」

 

俺は倒れながら右手に魔力を集中させて、屋根を叩いて炎の渦をライザーと俺の間に出し、

 

ダッ‼︎

 

渦が出たの同時に俺は一瞬で身体を起こして、ダミーを出しながら、ライザーの背後をつくために回り込むように跳んだ。

 

『お前は初見!これなら避けれねえだろ‼︎』

 

俺は自分の攻撃に自信を持ち、すべての魔力を右拳に集中させてライザーの背後に着いた。

一方、ライザーは、

 

「突っ込んでくるか⁉︎ならば一瞬で消しカスにしてやる‼︎」

 

ダミーの方を見て構えた。

 

『貰った‼︎』

 

俺はライザーがダミーに引っかかたと確信して全力の拳を振るった。

 

だが…

 

「馬鹿が…」

 

当たる直前にライザーが消えて、

 

パシ…

 

何かが俺の頭を掴んで、

 

ドン‼︎

 

屋根に叩きつけた。

 

「ガァ………」

 

「炎の渦で俺を狙わない時点で目眩しだと直ぐに分かったといる。それにお前のことだから背後から狙ってくるとな…ダミーを出したのは良いが…お前の手の内が奇襲だと分かっている俺には無意味だ‼︎」

 

ドン‼︎ドン‼︎

 

「ガァァ………」

 

ライザーに攻撃を読まれた理由を言われながら、何度も顔面を屋根に叩きつけられて意識が飛び始めた……

 

side out

 

side 姫島 朱乃

 

「………」

 

私は目の前で起こっていることに唖然としてしまっていた。

 

『一方的に攻めていたはずの飛鳥さんが…一瞬でボロボロになってる…?』

 

先程まで私は飛鳥さんがライザーに勝つことを疑わずに、飛鳥さんの事を信じていた。

 

だけど…ライザーが本気を出した瞬間に全てが変わったしまいました。

 

ライザーは今まで以上の攻撃で飛鳥さんを攻め、飛鳥さんは身体の至る所から血を流し始め意識を飛ばし始めている。

 

私はここまで飛鳥さんがボロボロになるのを見たのは初めてでした。

 

『あの…飛鳥さんが?そんな訳ない…これは夢なんだ…じゃなきゃ…飛鳥さんが死んで…』

 

私は目の前で起こっていることは、『夢』なんだと否定しようとしましたが、

 

「朱乃‼︎飛鳥を‼︎」

 

私の隣から聞こえてきたリアスの声で、私は正気に戻りました。

 

『やっぱり夢じゃないんですよね…なら!飛鳥さんを‼︎』

 

私は正気に戻って直ぐに、ライザーの方を向いて手を上げて魔力を集中させて、隣にいるリアスも同じようにライザーに手を向けて魔力を集中させ、

 

「「ハァァ‼︎」」

 

ドン‼︎

 

バァン‼︎

 

私達はライザーに攻撃しました。

 

ライザーにダメージを与えることはできなくても、飛鳥さんを助けることは出来るはず。

 

私達はそう思っていましたが、

 

「……無駄だ。リアス、クイーン…」

 

ライザーは飛鳥さんの頭を右手で掴みながら、私達の攻撃が来る方に身体を向け、

 

「ハァッ‼︎」

 

声を上げたの同時に、

 

バァン‼︎

 

私達の攻撃は一瞬て消し飛ばされました。

 

「え…」

 

「嘘…」

 

私達は目の前で起こったことに唖然とし、小さく口にしました。

 

私達の魔力が底に近いとはいえ、全力で放った攻撃をライザーは今までのように受けるのではなく防いだ。

 

だけど、防ぎ方は魔力を出して防ぐのではなく、覇気のみで私達の攻撃を粉砕した。

 

「今のお前達、2人程度の攻撃ならこの程度で十分だ。さて…リアス選べ」

 

ライザーは余裕の表情を見せながら私達の方を向いて、飛鳥さんの頭を掴みながら私達の前に出し、

 

「今リタイアすればこいつを一瞬で殺してやる。もし…リタイアしなければ…」

 

空いている左手を飛鳥さんの背中に動かした。

私達にはライザーの左手の動きぐ見えないが、動いたの同時に、

 

「⁉︎アァ⁉︎ア…アァァ⁉︎」

 

飛鳥さんは急に表情を変えて上を向いて、声にもならない声を上げた。

 

「今…こいつは俺に背骨を握られて激痛に耐えているんだ…リアス…お前がリタイアしない限り、こいつに死なない程度の激痛を与え続けて…殺す!」

 

「⁉︎⁉︎」

 

ライザーの最後に言った言葉と同時に、飛鳥さんは更に表情を歪めた。

 

「飛鳥さん⁉︎」

 

私はそれを知り、飛鳥さんを助けようと動こうとしましたが、

 

「止めておけ!お前程度の力ではこいつを助け出せないぜ!それに…お前達2人が近づけば…」

 

「⁉︎」

 

飛鳥さんは身体を震わせ始めました。

 

「こいつに今まで以上の激痛を与えるぞ?」

 

ライザーは余裕の表情を出しながら私に言い、その言葉に私は動きを止めて、

 

「飛鳥さん…」

 

私は涙を流し始めました。

 

飛鳥さんがリタイアせずにライザーの攻撃に耐えていること、そして、傷ついて激痛に耐える飛鳥さんを助けることができない自分の無力さに…

 

「ふふ…リアスお前のクイーンはこいつの事を大事に思っているみたいだな?」

 

ライザーは私の姿を見て何かに気づいたのか、笑みを浮かべながら、

 

「リアス…それとクイーン!お前達に新しい選択肢を与えてやる…リアス、お前がリタイアを宣言し、お前のクイーンが俺の妾となれば此奴を生かしてやってもいいぞ?」

 

「「⁉︎」」

 

私達はライザーの言葉に一瞬で驚きの表情に変わりました。

 

『何故…私が貴方の妾に⁉︎私の純潔は貴方ではなく飛鳥さんと……』

 

私は飛鳥さんのことを好きになってから、私の純潔は飛鳥さんにしか渡すつもりしかなかった。

 

『貴方のような賤しい人に渡す気は無いですわ‼︎』

 

私は拒否をしようと、ライザーに向かって声を上げようとしましたが、

 

「良いのか?お前達が今言ったことを飲めば…此奴は生きていられるんだぞ‼︎」

 

グッ‼︎

 

ライザーは更に力を入れて飛鳥さんに激痛を与え、

 

「ガァァ……」

 

飛鳥さんは今まで以上に顔を激痛で歪めま始めて、

 

「あ、飛鳥さん⁉︎」

 

私は飛鳥さんの激痛に耐える姿を見て声を上げました。

 

「此奴を生かすか…それとも…見殺しにするか選べ?だが…お前が負けを認めクイーンが妾になった場合…俺は毎日お前のクイーンを此奴の目の前で犯し続け絶望を与えてやるがな‼︎」

 

「⁉︎」

 

リアスはライザーの言葉を聞いて弱気な表情を浮かべながら私の方を見ました。

 

リアスは自分のみで済めば良かったと思っている…

 

だけど…今は飛鳥さんの命が懸かっている。

 

ここで断れば飛鳥さんは間違いなく死ぬ。

 

だけど…リタイアすれば私もライザーに連れて行かれる。

 

どちらにしても大事な仲間を失うことになる…

 

それに…リアスは私の想いを知っている。

 

私が飛鳥さんが好きなことを…

 

だけど…私は迷わなかった。

 

「リアス…私の事は構わないでください」

 

「あ、朱乃⁉︎貴方何を⁉︎」

 

「私は飛鳥さんの事が好きです…あの人に私の純潔を渡すと決めていました……だけど……飛鳥さんが…死んでしまうのだけは…絶対に嫌です‼︎」

 

「朱乃……」

 

「ライザー‼︎私は貴方の妾になりますわ‼︎ですが…私はどんなに貴方に犯されても私の想いは飛鳥さんのみしかありまりませんわ‼︎私の想いは絶対に貴方に屈しませんわ‼︎」

 

「良いだろう…その想いを落とすのも一興だ。リアス!お前のクイーンは認めた!後はお前だけだぞ⁉︎」

 

リアスは再び私の方を見た。

 

コク…

 

私は何も言わずに、いつものように笑みを浮かべて、リアスの方を見て頷いた。

 

「私は…リタイ…」

 

『それで良いんです…リアス…私は全てを耐えますから…』

 

リアスはゆっくりとリタイアを宣言しようとし、私も覚悟を決めましたが、

 

「ライザー……」

 

急に飛鳥さんの声が聞こえて、

 

ギュ‼︎

 

飛鳥さんは両手を上げて、頭を掴んでいるライザー右腕を両手で掴み、

 

「アァァァ‼︎」

 

声を上げながら投げました。

 

「チッ!まだ力が残っていたか?」

 

投げられたライザーは空中で体勢を直して着地し、一方飛鳥さんは私達の前に来て両腕を広げて仁王立ちをしライザーの方を向きました。

 

「飛鳥…」

 

「飛鳥さん…」

 

「ライザー……お前に…俺の大切な仲間を………やるわけにはいかねえ………俺は仲間を‼︎絶対に守る‼︎」

 

 




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