リアルがかなり忙しくなり遅くなってしまいまた。
かなり無理矢理感が強いですが、楽しんで頂けたら嬉しいです。
side 姫島 朱乃
「⁉︎」
飛鳥さんが死に私は絶望の中にいたが、今まで感じたことの無い力を感じて、私は力を感じた方を見ました。
「え………」
私は目を向けた方を見て唖然としました。
「いい腕だ…殺すには惜しいくらいだ…」
何故なら力を感じた先にいたのは、ライザーの攻撃を受けて死んだはずの飛鳥さんが、ライザーの炎に包まれながらも立っていたからでした。
しかも…飛鳥さんの身体からは全ての傷が消えている状態で…
「な、何⁉︎俺の炎に耐えるだと⁉︎何処にそんな⁉︎」
ライザーは自分の攻撃を耐え抜いた、飛鳥さんを見て驚きの表情を浮かべました。
「あ………飛鳥……飛鳥‼︎……よ…良かった……貴方が生きてて……」
そんな中、放心状態だったリアスの意識が戻り、リアスは飛鳥さんの姿を見て、飛鳥さんが生きていることに一安心したようですが、
「飛鳥さん………」
私も飛鳥さんが生きていたことに一安心しながらも、飛鳥さんの姿を見て不安に駆られていました。
ライザーのあの攻撃は間違いなく、飛鳥さんが耐えれないものでした。
なのに飛鳥さんはライザーの炎に身体を包まれながらも、余裕の笑みを浮かべ何も無かったように立っている。
飛鳥さんの力ではライザーの炎は防げない筈なのに…
何より…飛鳥さんから感じる魔力はいつもの魔力とは違い、何か絶対的な力の様なものを感じました。
『飛鳥さん…貴方は……本当に飛鳥さんなんですか…』
私はそう思いながら飛鳥さんを見ていると、
「相手が俺だったのが運の尽きだったな…」
飛鳥さんは余裕な表情を浮かべながら邪眼を開き、
「喜べ!貴様が人間界で放つ『邪王炎殺拳』の犠牲者第1号だ‼︎」
飛鳥さんの言葉に合わせて邪眼は更に見開きライザーを見据えました。
「ハァァァァ…」
飛鳥さんは表情を未だ変えず、余裕な表情を浮かべながらゆっくりと右手を広げながら上げ、魔力を集中させると、
ボォ‼︎
魔力を集中させた飛鳥さんの右手の掌には、いつもとは違い黒い炎が出てきました。
「な…何…あれは?」
「黒い炎…」
飛鳥さんが出す炎は今まで見たことがないものだった。それに、他の悪魔達が出す炎でも黒い炎というのは見たことが無かった。
ですが…
「く、黒い炎…‼︎ま、まさか…冥界の…あの炎を呼び出したと…」
ライザーだけは違い、黒い炎を見て身体を震わせていまて、まるでライザーは飛鳥さんが出す黒い炎に怯えている様でした。
「だだ倒せばいいだけのルールだ。まだ俺自身でコントロールしきれん。悪いが手加減できない…出来るなら殺さずに済ませたかったが…お前を殺すには右腕だけで充分だ。見えるか?貴様の火遊びとは一味違う…魔力を秘めた本当の術が!」
飛鳥さんの魔力が更に上がり、
「邪眼の力を舐めるなよ‼︎」
飛鳥さんの言葉と同時に邪眼が完全に開きりました。
「あ…あぁ⁉︎」
ライザーは飛鳥さんの邪眼を見て、怯えながら下がり始め、
「あ、飛鳥さん‼︎や…」
私は飛鳥さんが今から何をするのか分からず、只飛鳥さんが放つ今までに無い魔力に恐怖を感じて、止めようとしましたが、
「喰らえぇぇぇ‼︎」
止めるよりも先に飛鳥さんは魔力を全て解放し、身体の外に出しました。それと同時に、飛鳥さんが着ていたTシャツが破れ、
「炎殺!黒龍波‼︎」
右手をライザーに向けると、黒い炎がライザーに向かって飛んでいき、途中で黒い炎は東洋の龍の姿になっていきました。
「あ!あ!あぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
ライザーは自分に向かってくる龍に恐怖しその場を動けず大声を上げ、
バッ‼︎
一瞬で龍の口の中に姿を消しました。
ズドン‼︎
その後龍はフィールドの端まで行き、フィールドを覆う結界に突っ込んむで行き姿を消していきました。
「「…………………」」
飛鳥さんの右手から放たれた黒い炎の龍は今までに無いほどの高い魔力を感じたこと、それと、あのライザーが恐怖しながら、何も出来ずに龍に喰われていく姿を見て、私とリアスは唖然としました。
「ライザー…は…リタイア…したの?」
リアスはゆっくりと口を開いて言いました。
「分かりません…まだ…リタイアは宣言されていませんから…」
私はリアスにゆっくりと答えて、私達は龍に喰われたライザーの姿を捜そうとしましたが、
「捜しても無駄だ…全てを焼き尽くしたからな……しかし…未熟な宿主だ…加減が出来なかったとはいえ、自分の身体を犠牲にしなければ黒龍波を放てないなんてな…」
「あ、飛鳥⁉︎その右腕‼︎」
飛鳥さんの声が聞こえて飛鳥さんの方を向くと、飛鳥さんは焼かれたように重度の火傷を負って真っ黒になった右腕を見ていました。リアスは飛鳥さんの右腕を見て、治療するために飛鳥さんの方に走って行き右腕を触ろうとしましましたが、
「リアス‼︎離れて‼︎」
リアスが飛鳥さんの右腕に触れる直前に何かを感じてリアスに叫ぶように言いました。
「え?」
リアスは私の方を振り返ろうした瞬間、
バァン‼︎
ザァァァ‼︎
鈍い音が鳴りリアスは屋根の上を滑るように数m跳んでいき、止まった所で気を失いました。
「俺に触れるな…殺すぞ…」
飛鳥さんは左腕を上げながらリアスの方を向いて殺気を交えながら言いました。
私は直ぐにリアスの所に行き、両腕を広げながらリアスと飛鳥さんの間に入り、
「貴方は飛鳥さんじゃない‼︎貴方は誰ですか⁉︎」
飛鳥さんの方を向いて声を上げて言いました。
飛鳥さんがライザーの攻撃を受けて復活してから、飛鳥さんは飛鳥さんではなくなっていた。見た目には変わらないですが、中身が全く違っていました。
何故なら、飛鳥さんは冗談や本気で怒るとき以外は絶対に私達に手を上げたりしない。上げたとしても、かなりの手加減をするのに、今リアスに対して手加減を殆どせずに殴った。仲間を大切にする飛鳥さんがそんなことをするはずが無い。
なら…今の飛鳥さんは飛鳥さんではない。
誰かが…飛鳥さんの身体を使っている。
私はそう確信して敵意を放つようにいると、
「フッ…」
飛鳥さんの顔をは小さく笑みを浮かべて、私の方にゆっくりと近づいてきました。
「小娘…勘がいいな。確かに…
「貴方は何者なんですか⁉︎飛鳥さんに身体を返してあげてください‼︎」
「オレには名前など無い…だが…名乗るとすればオレの姿を見た者たちが言った言葉…『黒龍』。そして…絶対な力を持つ『邪王』だ。身体については……返すのは無理だな。彼奴の力ではオレの中に埋まり続ける」
私の前に立って飛鳥さんの身体を乗っ取たモノが少し目を閉じて言いました。
「何故ですか‼︎」
「彼奴の力が低すぎるからだよ。彼奴とオレの間にはあまりにも差がありすぎる。お前にも感じるだろう…この魔力を?」
私の不安か的中した後から、黒龍と言うモノから感じる力は飛鳥さんからいつも感じる魔力とは違い怒りや殺意を感じ、
「⁉︎」
私は両腕を広げながら表情を強張らせるが、
ス…
「…ほぅ……お前がコイツの想い人か……封印されている中で小娘の顔は何度も見たことがある…」
黒龍は私に構わずゆっくりと私の顔に触れ、
「小娘…お前は此奴と一つになりたいか?」
「え?」
「小娘も此奴のことが好きなだろ?なら‼︎」
ビリ‼︎
「⁉︎」
黒龍は私の服を掴み破きました。
私は急なことに小さい悲鳴を上げ、両腕で胸を隠そうとしましましたが、
ドン‼︎
「キャッ‼︎」
黒龍は私の両腕を左手で掴みながら、私を押し倒し馬乗りのような形になって私の身体をじっと見ました。
「良い身体をしているな。此奴が惚れるのも頷けるよ」
「や、やめ!」
黒龍から逃げようと身体を動かしますが、
グッ!
黒龍は左手に更に力を入れ私の動きを止めました。
「何故逃げようとするんだ?お前も此奴と一つになりたいんだろ?」
「違いますわ!貴方とは絶対に嫌です‼︎」
「何故だ?『影村飛鳥』なのに?」
「身体は飛鳥さんでも貴方は飛鳥さんじゃない‼︎お願い飛鳥さんを」
「五月蝿い小娘だ…お前の想いなんてどうでもいいわ。オレと一つになって魔力を渡せ!」
私が言い終わる前に、黒龍が言った言葉に私は止まりした。
「…魔力?」
「封印から解けたオレにはまだ魔力が足りないからな…オレが自由になる為には魔力が大量に必要なんだ。先ずは小娘…お前から魔力を奪い、次はあそこで倒れている小娘から奪う」
「⁉︎止め⁉︎」
黒龍の話を聞いて私は再び逃げようと声を上げながら、身体を動かしましたが、
バチン‼︎
黒龍は真っ黒に焼けた右手で私の左の頬を叩きました。
叩かれた瞬間私は直ぐに黒龍との実力差を感じて、抵抗が出来ないことを悟りました。
「黙れ小娘。時間が無いんだ…直ぐに始めるぞ」
『飛鳥さん…お願い…帰ってきて…‼︎』
私は黒龍から顔を背けながら、涙を流しながら心の中で叫びました。
「喜べ影村飛鳥と一つになることを」
ビリ‼︎
黒龍は私の袴を破り私の身体に近づき始め、
私は、
「飛鳥さん‼︎帰ってきて‼︎」
私は叫びました。
飛鳥さんに届いているかは分かりません。
ですが、これが私に出来る最後の抵抗。
飛鳥さんが戻ってくると信じて…
「朱乃に手を出すなや…」
今年中にライザー編を終わらせる予定でしたが、かなり難しい状態なので来年まで伸ばすかもしれません。