大切なもの   作:フューチュラ

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久し振りの投稿。
遅くなってごめんなさい!

リアルの忙しさ、携帯の更新に失敗してデータを取り戻せず新しい携帯に替えてなれない操作に時間がかかってしまいました。

慣れてきたら少しづつペースを上げれるように頑張ります。

駄文ですが楽しんでいただけたら嬉しいです。


会談

side 兵藤 一誠

 

飛鳥さんが居なくなってから2週間近くが経った。

 

その間、部室には暗い空気が立ち込め、朱乃さんに至っては学校に来なかったが、1週間経って朱乃さんが学校に来るようになり、

 

「飛鳥さんは絶対に帰ってきます」

 

部室で俺達に笑顔を見せて言った。

その顔からは不安などは見られず、自信に満ち溢れていた。

その顔を見た俺達からは、不安が消えていき部室には少しづつだが暗い空気はなくなっていった。

 

そんな中、気分転換に部長の提案で、俺の家でオカ研の定例会議をしたのだが、

 

その最中、お袋が皆んなに俺のアルバムを見せているという辱めを受けていると、木場が一枚の写真に目を止めた。

 

その写真は昔よく遊んだ近所の男の子と一緒に写った写真。

昔のこと過ぎて隣に写っている男の子の名前を思い出せなかったが、木場はそれよりも俺と男の子の背後に飾ってある剣を見ていた。

 

「イッセー君…この剣に見覚えある?」

 

「いや。何しろガキの頃だし…」

 

「こんなこともあるだね…こんな思いも掛けないところで目にするだなんて…これは聖剣だよ…」

 

「聖剣?」

 

「いや…何でもないんだ…ありがとうイッセー君」

 

木場は何事なかったかのように俺にアルバムを閉じて返すが、その写真を見ている時の顔からは憎しみや怒り…負の想いを感じた…

 

その後、解散となり俺は契約の仕事に行った。

そこで、変わった契約を受けて契約を結び帰ってくる中、急に部長からの連絡が入り、はぐれ悪魔の討伐の仕事が入った。

 

俺達は廃墟に集まりはぐれ悪魔の討伐の策を考える中、

 

「イッセー、佑斗、子猫、で敵を誘き出してちょうだい。飛鳥(・・)は…」

 

最後に朱乃さんの横を見て言おうとしたが、そこにいつもいる飛鳥さんの姿はなく、部長は少し下を向きながら言うのを止めた。

 

その後、俺達ははぐれ悪魔を討伐したが、

 

何か他のことを考えている上の空の木場…

最前線で闘う俺達のまとめ役、飛鳥さんの不在…

 

討伐は手こずり子猫ちゃんは負傷。内容としては良い結果とは言えなかった。

 

討伐終了後、

 

パン‼︎

 

渇いた音が鳴り響いた。

俺達が目を向けると、部長が木場を叩いた。

だが、佑斗は何もなかったように、部長に軽く頭を下げて帰ろうとしたが、俺は帰ろうとする木場を止めた。

 

今まで見たことない木場の姿…

俺は心配して声をかけたが、木場は冷たい目をしながら、

 

「僕は復讐のために生きている…。聖剣エクスカリバー…それを破壊するのが…僕の生きる意味だ」

 

そう言って佑斗は帰って行った。

 

 

 

 

 

 

俺は家に帰った後、部長に木場が言った、『聖剣エクスカリバー』について話した。

 

教会の者達が行った恐るべき計画、『聖剣計画』。

 

聖剣の力は悪魔にとって絶大で、悪魔が触れれば身を焦がし、斬られればその身体は消滅する。悪魔にとっては最悪なものだが…

聖剣を使える人間は極端に少ない、その為、教会の者達は人工的に育てようとした。

それが、『聖剣計画』。

教会にいたアーシアですら知らない話だった。

 

そして…木場はその計画の生き残り…

 

佑斗の暗い過去を俺とアーシアは初めて知った。

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 姫島 朱乃

 

飛鳥さんがいなくなって2週間が経ち、その間、私は飛鳥さんが帰ってくるを信じて、私は少しですが立ち直ることができましたが…

 

私達に新しい波乱が起こり始めました。

 

『聖剣計画』

 

大昔の戦争で折れてしまった聖剣エクスカリバーを、教会の者達が聖剣を回収し、錬金術を用いて7つの特性を7本の剣に分けて作り直させました。

ですが、その剣を使える人間は数少なく、教会は人工的に聖剣を使える適合者を育てようとしました。

その計画に幾人もの子供達が使われましたが…計画は失敗に終わり…多くの子供達が殺されました。

……その計画の生き残りが…木場佑斗。

 

私はこのことをリアスから聞きましたが、当時の佑斗さんは計画失敗によって殺されそうになった中、必死に逃げて生き残り、リアスに会ったそうです。その時の佑斗さんは瀕死の状態でありながらも、強烈な復讐を誓っていたそうです。

リアスはその復讐を悪魔になって有意義に使ってもらう為に悪魔に転生させたそうですが……

 

今の佑斗さんには復讐の念しかない、負の念しかない者が闘えば、私はその先を知っている…

 

ですが…リアスは佑斗さんを信じて待とうと言いました。

 

「佑斗は絶対に帰ってくるわ。あの修行馬鹿と一緒に過ごしたんだから…あの馬鹿から少しは学んでいるはずよ」

 

あの修行馬鹿…確かにあの人と居れば仲間の大切さ、その仲間がどれ程自分のことを思っているかを知ることができる。

 

「ふふ。なら安心ですわね」

 

リアスの言葉を聞いて、私は佑斗さんが私達の元に帰ってくることを信じました。

 

その後、ソーナ様から教会側から、グレモリー家との会談の話を受け、翌日の放課後、私達は部室で教会側の人達と会談しました。

教会側の人間は、『ゼノヴィア・クァルタ』さんと『紫藤イリナ』さんの2名。

 

彼女達から出た話は、

 

『教会が保管していたエクスカリバーの6本の内、3本が堕天使に奪われた。この問題に悪魔が介入するな』

 

といものでした。

悪魔にとってエクスカリバーが手の内にあれば、天使や堕天使に対して有効な手です。

ですが、

 

「私達は今回の件については介入もしないし、堕天使達と手を組むことはないわ。グレモリーの名にかけて、魔王の名に泥を塗るようなことはしない」

 

リアスは二人にそう約束しました。

 

初めからリアスが今回の件に介入する気もなければ、堕天使達と組むことはないと分かっていました。

お二人もリアスが今回の件に介入しない事を分かっていたようで、会談はすぐに終わりました。

ですが…2人は帰り際にアーシアちゃんを見て、

 

「兵藤一誠の家を尋ねた時もしやと思ったが…アーシア・アルジェントか?」

 

アーシアちゃんに言いました。

 

「あ…はい」

 

声をかけられたアーシアちゃんは少し驚きながら答えると、

 

「まさか…こんな地で『魔女』に会おうとはな…」

 

「!?」

 

ゼノビィアさんの言葉を聞いて、アーシアちゃんは表情を怖ばらせて顔を下に向けました。

 

「あ〜。貴女が『魔女』になったていう元聖女さん?堕天使や悪魔をも癒やす力があるから追放されたとは聞いていたけれど…悪魔になっていたとはねぇ」

 

「あ…あの…私は…」

 

イリナさんの言葉に、アーシアちゃんは更に表情を強張らせました。

 

「しかし…聖女と呼ばれたものが悪魔になるとわな。堕ちれば堕ちるものだな」

 

「!!」

 

「テメエ!!」

 

ゼノビィアさんの最後の言葉に、イッセーさんは声を上げて二人に飛びかかろうとしましが、

 

「イッセー先輩…!」

 

子猫ちゃんがイッセーさんを止め、止められたイッセーさんは二人の方を睨ん見ながら襲いかかるのを我慢していました。

 

『…イッセーさんも分かっているようですわ。ここでこの二人と構えることは私達にとって良くは無いことを』

 

私はイッセーさんを見ながらそう思いながらも、

 

『もし…飛鳥さんがここに居ればあの人なら…間違いなく二人に仕掛けていますわね』

 

私はここには居ない飛鳥さんのことを考えていました。

 

『飛鳥さんは…仲間を侮辱する人を許さない人ですから。もし…ここに居れば私やリアスが必死に止めるのですが…飛鳥さんが居ないからですかね…久し振りに怒りが込み上げてきましたわ!』

 

いつもなら相手に手を出そうとする飛鳥さんを止める為、感情を表に出さず冷静なのですが、飛鳥さんさんが居ないことで、私の感情は少しづつ怒りの方向にと向かっていきました。

 

そして…次に出てきた二人の言葉に私は…

 

 

side 兵藤 一誠

 

「ならば今すぐ私たちに斬られるがいい。君が罪深くとも我らの神は救いの手を差し伸べてくれるはずだ。…せめて私の手で断罪してやる…」

 

 

『テメエらどんだけ自分勝手なんだよ!アーシアを勝手に聖女と祀り上げといて!?』

 

ゼノビィアの言葉に俺の怒りは頂点に達し、二人に向かって飛びかかろうとしたが、

 

グッ!

 

子猫ちゃんが俺を止めた。

 

『分かってるよ!けど!?これ以上アーシアのことを言うのは!!』

 

俺は子猫ちゃんを振り切ろうとしたが、

 

「そのくらいにしてもらえるからしら!これ以上私の下僕を貶めるのなら…」

 

部長はソファから立ち上がってゼノヴィアを睨んだ。部長の目から怒りを感じたが、

 

「貶めて入るつもりはない…これは信徒としてとう」

 

ゼノヴィアは部長の目を見ながら余裕の表情を浮かべて答えた。

 

「!!」

 

言い終わる前に俺は完全にキレて、子猫ちゃんの腕を振りほどいて、アーシアとゼノヴィアの間に入ろうと動き始めようとした。

 

たが…

 

「いい加減その口を閉じてください…神の信徒さん」

 

「!?」

 

急に聞こえた言葉に俺は動きを止めた。

 

「え?」

 

「!?」

 

皆、誰が言ったのか直ぐに分かり、あまりにも予想外過ぎて俺達は驚きの表情を浮かべた。

 

二人に向かって言ったのは朱乃さんだった。

いつもなら、優しい笑顔でみんなを止める人なのに、今の顔はいつもの優しさは無く何処か冷たさを感じた。

 

「あ、朱乃…」

 

その予想外の行動と表情を見て、部長は少し驚いた表情を浮かべながら朱乃さんに声を掛けるが、

 

「これ以上、アーシアちゃんを魔女と言うのは許しませんわ」

 

朱乃さんは止めずにゼノヴィアの前にユックリ近づき、

 

「フフ…今はまだ魔女と言う存在だと」

 

「ふざけないで下さい。貴女方が勝手に祀り上げといて…その力を危険だと判断すれば、魔女にしてぞんざいに扱い。そして…アーシアちゃんはずっと一人ぼっちでしたわ」

 

「聖女は神の愛のみで生きていける。友情や愛情を求めるなど、もとより聖女の資格など無いのだ」

 

ゼノヴィアとアーシアの間に着くと、

 

「何が信仰ですか…アーシアちゃんの優しさに気づかないなんて…貴女方は馬鹿みたいですわね」

 

ゼノヴィアを睨みながら言った。

 

「貴女はアーシア・アルジェントの何なんだ?」

 

「仲間ですわ。貴女方がアーシアちゃんに手を出すのなら私は貴女方が全てを消しますわ!!」

 

「ほぉ…それは私達教会への挑戦状か?」

 

「朱乃止めな…」

 

部長は朱乃さんを止めようとするが、

 

「丁度良い。僕が相手になろう」

 

誰かの声が聞こえ声が聞こえた方を見ると、腕を組みながら二人を睨んでいる木場がいた。

 

「君は誰だ?」

 

「君達の先輩だよ」

 

「佑斗…」

 

佑斗の姿を見て部長は心配した顔をするが、

 

「フフ…そうか…ならいいだろう。今から戦おではないか」

 

「ああ…構わない。寧ろ大歓迎さ」

 

「そうか。こちらは二人…そちらはあと一人」

 

「私が相手になりますわ」

 

「なら、貴方の相手は私ねよろしく」

 

木場と朱乃さんは止めずに話を進め二人は外に出ていった。

 

 




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