大切なもの   作:フューチュラ

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初めの方は原作通りなのでかなり削りました。

分かり辛いと思いますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。


帰還

side 姫島 朱乃

 

私達が学園に入りコカビエル達との闘いが始まりました。

 

コカビエルはサーゼクス様が来ていないことを不満に思い、来るまでの余興として、私達の目の前に地獄の番犬『ケルベロス』を出してきました。

 

ケルベロスの力は大したことないのですが、体が大きいだけにその体力と防御力は高く、何より数も多く戦闘力の低いアーシアちゃんのカバーをすることが難しい状態でしたが、加勢にきてくれたゼノヴィアさん、そして、木場さんが戻ってきてくださったことで戦況の勢いは私達に傾き、最後にイッセーさんの『赤龍帝の贈り物(ブーステッド·ギア·ギフト)」による力の譲渡によって強化された私とリアスが最後の一匹を倒しました。

 

ですが…

 

その間にバルパー·ガリレイが聖剣を完成させました。

 

完成した聖剣の力は凄まじく学園を覆う結界をも越えましたが、聖剣の力によって地面に隠れていた崩壊の魔方陣が発動し強い力が出てきました。

 

タイムリミットは20分、崩壊を止めるにはコカビエルを倒す。

 

私とリアスがコカビエルに狙いを定め戦っているなか、祐斗さんはバルパー·ガリレイから聖剣計画で何故自分達が死ななければならかったのかを知り、絶望の縁に追いやられましたが、バルパー·ガリレイが渡した因子の結晶を握りしめると、祐斗さんの周りを青く光る人達が祐斗さんをの周り現れました。

それによって祐斗さんに新たな力、『禁手(バランス·ブレイカー)』の覚醒、ゼノヴィアさんの神器、『デュランダル』によって、聖剣の破壊、フリードの撃退ができましたが…

 

そこから私達は更に苦戦し、絶望することになりました。

 

side out

 

side 兵藤 一誠

 

バルパー·ガリレイが何かを知り言おうとしたところでコカビエルに殺された。

 

『コカビエルは何を…』

 

俺はコカビエルが何を言おうとしたのか一瞬考えようとしたが、考え初める前に最後ね一戦。

コカビエルとの闘いが始まった。

 

互いに闘いは苦戦を強いられた。

 

禁手に覚醒した祐斗、聖剣『デュランダル』を使って闘うゼノヴィアの二人が仕掛けてもコカビエルは意図も簡単に防ぎ、隙を見て仕掛けた子猫ちゃんを一撃で仕留めていった。

 

部長や朱乃さんは殆ど魔力を使い果たし闘えない中で、コカビエルの言葉でアーシアとゼノヴィアは絶望することになった。

 

前に起こった三つ巴の戦争で四大魔王と共に神が死んだ。

 

その言葉に今まで神を信じてきたアーシアとゼノヴィアはその場に膝をついて止まってしまった。

部長や他の皆も知らされた真実に驚愕し止まってしまっていた。

 

その姿を見たコカビエルは大声を出して笑いながら、俺達の首を土産に戦争の続きをしようと言ったが、

 

「やらせねえよ!!この町を皆を絶体にやらさねえ‼あの人がしたように‼」

 

あの人なら絶体に諦めずに闘う‼なら…俺も覚悟を決める‼

 

俺はこの闘いを終わらせるために、

 

「ドライグ‼」

 

俺は神器を上に上げて叫び、俺の全身は赤い鎧に包まれていった。

 

俺がしたこと、それは『禁手』。

 

ここに来る直前、俺はコカビエルとの力の差を埋めるために左腕を差し出してドライグと契約をした。

 

部長や皆は俺の姿を見て驚き何か言おうとしたが、俺はそれを無視してコカビエルに向かった。

 

『10秒!それまでにコカビエルを倒す‼』

 

この力を使えるのはたった10秒。それまでに、倒さなければ勝ち目はない。

 

俺は無我夢中で攻撃を仕掛けた。

 

拳に蹴り可能な限り振り続けた。

 

一発、一発から感じる手応え、間違いなくコカビエルに効いている。

 

ドゴ‼

 

最後に左のストレートを入れてコカビエルを吹っ飛ばして、

 

「ウォォォ!ドラゴン·ショット‼」

 

止めに全力のドラゴン·ショットを放ち、コカビエルに直撃して、コカビエルは更に吹っ飛び森の中に飛ばされていった。それと同時に俺の鎧は消え、魔力を使い果たしてその場に膝を着いた。

 

「ハァハァ…これなら…」

 

全てを使い果たして放った攻撃。

手応えもあった、それに、最後の攻撃も間違いなく当たった。

どんな野郎でもこれだけのもんを喰らえば倒れるはず。

 

皆も最後の攻撃を見て小さく息を吐いた。

 

誰もが終わったと思ったが、

 

「惜しかったな…まだ…俺をやるには些か足りなかったようだな…」

 

森の中から巨大な魔力が立ち上げ、その中からコカビエルが出てきた。

魔力の中から出てきたコカビエルは軽い傷はある程度で、殆ど無傷の状態だった。

 

「嘘でしょ…」

 

「そんな…」

 

コカビエルの姿を見た部長やアーシアの表情は絶望に変わり、他の皆も同じ表情になった。

 

「まだ…」

 

俺は立ち上がり禁手をしようとしたが、

 

ガクッ!

 

その場に前のめりに倒れた。

 

禁手の限界と魔力を使い果たしたことで、俺の身体は殆ど言うことを聴かなくなっていた。

 

「チキショー…チキショー…」

 

打つ手が無くなった。

 

皆、下を向いて絶望の表情をしたが…

 

一人だけ違う人がいた。

 

その人はゆっくりと立ち上がり、コカビエルの方に歩いていき俺の目の前で背を向けるように止まってコカビエルを見た。

 

「コカビエル‼まだ、終りではないですわ‼」

 

それは、朱乃さんだった。

 

朱乃さんはコカビエルに言った直後、雷を両手に集めてコカビエルに放った。

雷はコカビエルに直撃するが、

 

「舐めているのか?この程度の攻撃痛くも痒くもないぞ‼」

 

コカビエルにダメージは全く無く、コカビエルは仕返しとばかりに朱乃さんに攻撃を放った。

 

朱乃さんは何とか直撃は避けるが、

 

「クッ‼」

 

地面に当たって起こった風圧に負けて朱乃さんは飛ばされその場に倒れるが、朱乃さんはゆっくりと立ち上がって再びコカビエルの方を見て両手に魔力を集中させた。

 

「ほう…まだやるのかお前はそんなボロボロの状態で?」

 

「わ…私は…まだ絶好調ですわ‼」

 

コカビエルの言葉に朱乃さんは余裕の笑みを浮かべて答えた。

その姿は飛鳥さんと同じように見えたの同時に、朱乃さんがしようとしていることに俺達は気付いて必死に動いて止めようとしたが、

 

「ふっ…粋がるなよ忌々しい裏切り者の娘が‼お前から血祭りに上げてやる‼」

 

それよりも先にコカビエルが攻撃を放った。

朱乃さんは両手に集中させた魔力をコカビエルの放った攻撃に向けて放ったが、その攻撃は一瞬でコカビエルの魔力に飲み込まれた。

 

「…飛鳥さん…ごめんなさい…」

 

そう小さく聞こえた直後、朱乃さんはコカビエルの攻撃に飲み込まれて、

 

ドォォォン‼

 

大きな音がなり響き土煙が舞い上がった。

 

「あ…朱乃…そんな…」

 

部長は急に両膝を崩して膝を着いた。

表情は完全に絶望へと変わり、涙を流し初めた。

アーシアも膝をついて涙を流し、祐斗とゼノヴィアは自分達の力無さを悔しがり地面を叩き、俺も自分の力の無いがあまりに朱乃さんを失ったことを悔しがった。

 

「我々に取って忌々しい奴であってもお前達に取っては大切な仲間だったようだな。だが…安心しろお前達も直ぐにアイツと同じところに連れていってやる‼」

 

コカビエルは右手を開いて俺達に向けた。

その動きに皆、一瞬体を強ばらせるが、

 

「部、部長…あれ…」

 

子猫ちゃんは立ったまま何か驚いた表情で土煙の中を指差した。

部長やおれや皆は子猫ちゃんが指差した方を見ると、土煙が少しずつ晴れていき、その中から、初夏なのにパーカーを着て、パーカーのフードを深く被り目元を隠した大柄の男が左手で朱乃さんを抱えながら反対の右手を開いてコカビエルに向けて立っていた。

男に抱えられている朱乃さんは少し驚いた顔をしているが、目からは少し涙を流していた。

 

「ほう…まだ…援軍に来るものがいるとはな。それに加減したとはいえ、俺の攻撃を片手で止めるとはそれなりに実力はあるみたいだな。」

 

コカビエルも土煙の中から現れた男に気付いて男の方を見て、両手を開いて光の槍を出し、

 

「お前も少しは俺を楽しませてくれよ‼」

 

二人に向かって放った。

男は慌てること無くフードの隙間から見える口元は小さく笑いなが朱乃さんの方を向いて何かを言い、朱乃さんは小さく頷いて男の首に腕を回し、しっかり掴まった直後、急に二人の姿が消えた。

 

「え⁉二人は」

 

「あそこよ‼」

 

部長が空を指差すとそこには朱乃さんを抱えたままの男がいた。

 

「フッ‼」

 

コカビエルは再びふたりに向けて槍を放つが、二人は再び姿を消して槍を避けた。

 

「いったい何が起こって」

 

消えては現れ、消えては現れを繰り返す二人の姿を見て子アーシアが言うと、

 

「凄まじいスピード動いてるんだよ…スピード重視で闘う僕よりも速く動くなんて…」

 

アーシアに答える祐斗の表情は驚いた表情をしていて、

 

「ああ…あんな素早い動きをする奴がいるとはな。あいつは貴様らの仲間か?」

 

ゼノヴィアも驚いた表情をしながら俺達に聞いてきたが、

 

「確かに素早いが‼」

 

俺達が答える前にコカビエルも二人が移動した後に素早く移動して二人の背に先回りをした。

そして二人が止まった直後、

 

「死ね‼」

 

コカビエルは光の槍を出して二人の背中を貫いた。

 

「な⁉」

 

「そ、そんな…」

 

俺とアーシアは槍が二人を完全に貫いたと思ったが、急に二人が揺らぎはじめて姿を消し、

 

「…残像だ。」

 

二人はコカビエルの後ろに現れたのと同時に、

 

ドゴ‼

 

男は右足でコカビエルを蹴ってプールの方へと吹き飛ばした。

そしてゆっくりと地面に降り立つと二人の足元から上に上がるように風が起こり、男のフードをはだけさせた。

 

フードから出てきた男は俺達が思っていた通りの人だった。

 

髪は白髪、眼鏡の下から見える目は鋭い目付き。

 

一度は俺達の元から離れて行ったが帰ってきてくれた…

 

俺はその人の姿を見てその人の名を大きな声で言った。

 

「飛鳥さん‼」

 




次回から飛鳥が完全に参戦します。

長いこと主人公が不在でしたが、やっと彼を戻すことができて良かったです。

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