大切なもの   作:フューチュラ

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駄文ですが楽しんで頂けたら嬉しいです。


ただいま。

side 影村 飛鳥

 

空に向かって飛んでいった白い鎧の奴に最悪なジェッシャーをして言った直後。

 

「飛鳥さん!!」

 

「?」

 

朱乃の声が聞こえて振り向くと、俺の元に朱乃が走ってきて、

 

トサ…

 

俺の胸に飛び込んできた。

 

「飛鳥さん…良かった。本当に……」

 

朱乃の顔は俺の胸に埋めてるせいで顔は見えないが、声から朱乃が泣いているのは分かった。

俺はユックリと朱乃の頭に手を置き、

 

「ごめんな。心配かけてよ。」

 

優しく抱きしめた。

 

「飛鳥!!」

 

朱乃が抱きついてきた後、リアス達も俺の方に来た。

 

「リアス。わりいな命令通りにアイツを消せなかったわ。」

 

「それはいいは結果としてはコカビエルを倒したんだから。それよりも…貴方のその力は…」

 

リアスは少し不安な表情しながら俺に聞いてきた。

 

「ああ。これか…コイツは黒龍の力だよ。さっきも言ったけど、黒龍波はただの飛び道具じゃなくて術者の力を上げる栄養剤なんだよ。その力を喰った奴は黒龍そのものに近くなるんだ。リアスには見えるんだろ俺の周りの魔力が?」

 

「ええ…。だけど…大丈夫なの?」

 

「何がだ?」

 

「その…黒龍の力に…」

 

リアスがそこまで言って初めて気づいた。

 

『まだこの力にみんな不安なんだよな…』

 

一度はこの力に飲まれ、リアスや朱乃を傷つけている。

 

その力を使えばまた黒龍に飲み込まれて仲間を傷つけるんじゃないか?

 

みんなそう思って不安な表情をしているが、

 

ギュッツ!

 

朱乃は顔を見せずに俺を更に強く抱きしめた。

 

「飛鳥さん…。私は貴方のことを信じています。たとえどんな事になっても私は貴方一緒にいますから。」

 

「朱乃…」

 

朱乃の声からは不安を全く感じなかった。

 

『朱乃は俺の事を信じてるんだな…。ホント…最高の女だよ…。だけど…』

 

俺は朱乃の頭から手を離し肩に手を置いて、俺から少し離した。

 

「朱乃、リアス、それに皆。大丈夫だよ。黒龍の力に負けねえぐらいの力と器を手に入れたからな。それに黒龍も少しは俺を認めてくれたみたいでな。前よりは大人しくなってるからよ。」

 

「なら…」

 

「ああ。もう飲み込まれることはねえよ。」

 

笑顔を見せながら皆に言った。

 

「ふぅ……良かった。これで貴方の…」

 

リアスが息を吐いて表情を戻そうとした直後、

 

ドン!!

 

大きな音が鳴ったのと同時にデカイ魔力が学園一帯を覆い始め、俺達の足元に魔法陣が出てきた。

 

「これは!コカビエルの…」

 

「まだ消えてなかったのかよ!?」

 

「そんな!それではこの街が!」

 

皆足元の魔法陣をみ見て慌て始めた。

 

「こいつは何だ?」

 

俺はこのデカイ魔法陣が何のか知らないので朱乃とリアスに聞くと、

 

「コカビエルがこの街を消し飛ばす為に貼った魔法陣ですわ!」

 

「コカビエルが倒れたから消えたと思ったのに!?」

 

二人共表情を変えてどうするかと考え始めた。

 

「皆…魔力を使い果たしてる…お兄様からの連絡は!?」

 

「まだ時間がかかると…」

 

「ソーナ会長達なら壊せるんじゃ!?」

 

イッセーの言葉にアーシアや祐斗は安堵した表情にもなったが、

 

「無理よ。結界を張っていたからソーナ達も魔力を大量に消費しているわ。私達全員の力を合わせても破壊することは…」

 

「そ、そんな…」

 

万策が尽きた。

皆、表情を暗くするが、

 

「これ壊せばいいのか?」

 

俺はいつもと変わらない感じでリアスに聞いた。

 

「ええ…。コカビエルがいなくなった今、これを消すには壊すしか無いんだけど…」

 

リアスは俺に答えながらも何とかしようと必死に考えているが、

 

「分かった。ぶっ壊すから退いてろ。」

 

「え?」

 

俺の言葉でリアスは考えを止めてしまった。

 

「貴方…今何て言ったかしら?」

 

「ああ?だから、ぶっ壊すから退いてろって」

 

「貴方馬鹿じゃないの!?黒龍の力で強くなったと言ってもコカビエルとの闘い、それに、白龍皇の力で力が半減してるだから」

 

リアスは俺に近づき声を上げながら言うが、

 

「大丈夫だよ。見てみろ。」

 

リアスが言い終わる前に、俺は魔力を上げ始めた。

 

「な⁉どうして力が?」

 

「コカビエルとの闘いじゃそんなに消費してねえし。それに、白龍皇の奴がいなくなったおかげで半減する力も無くなったみたいだからな。さて…リアス、朱乃。まだ空は飛べるか?」

 

「ええ。」

 

「私も空を飛ぶくらいなら…」

 

「二人が空飛べるなら大丈夫だな。」

 

俺はそれを聞き、空を飛ぶことができないイッセー達の方を向くと、俺の考えを感じたのかプーが俺達の方に飛んできた。

 

「うお!?」

 

急に飛んできたプーにイッセーは驚いているようだが、

 

「プー。残りの全員乗せて飛んでくれ。」

 

「プー!」

 

飛鳥の言葉にプーは首を軽く縦てに振り、その場に屈んでイッセー達が乗れるような姿勢になった。

 

「お前ら早く乗れ。」

 

俺の言葉で皆が乗り、プーは空に飛び上がった。

 

全員が空に飛んだのを確認し魔法陣の方を向き、

 

「んじゃ!チャッチャッと終わらせますか‼」

 

俺は全身の魔力を上げていき全開になったところで、俺は高く飛んで、

 

「これで‼終いだぁぁぁぁぁ!!!!」

 

全開にした魔力を右手に集中させ魔法陣の中心をぶん殴った。

 

side out

 

side 姫島 朱乃

 

ズドオォォォォン‼

 

飛鳥さんの拳は大きな衝撃を起こし、それは上空にいる私達にもその衝撃が届き、

 

「キャァァッ!」

 

「うわぁ!?」

 

皆、驚きながら顔を手で覆った。

そして、音と衝撃が収まり飛鳥さんの方を見ると、無事の飛鳥さんを見つけて、

 

『良かった…何とも無!?』

 

私は小さく息を吐きましたが、飛鳥さんが殴った地面を見て私は目を疑いました。

 

そこには、十数メートル程のクレーターができていました。

 

「ふぅぅ…まだまだだな。」

 

飛鳥さんは地面を殴った右手を小さく振るいながらクレーターを見て悔しそうな表情をしていました。

私から見たら異常なまでの力と言ってもいい程なのに、飛鳥さんはまだ納得していないと私は感じましたが、

 

「…もっと強くなって…アンタを…いや…貴方を超えますよ。……。」

 

最後に言ったのは聞こえませんでしたが、飛鳥さんは殴った右手を見て少し笑っってから、直ぐに表情をいつもの余裕の表情に変えて私達の方を向くと、飛鳥さんの動きに合わせたかのようにコカビエルが創った魔法陣は徐々に消えていき、

 

「皆‼終わったぜ‼」

 

完全に振り向いて右腕をサムズアップして、私達に言ったのと同時に魔法陣は完全に消えました。

私やリアスは飛鳥さんの言葉を聞いて直ぐに飛鳥さんの近くに降り飛鳥さんの元に走り、続くようにプーちゃんが降りてきて背中に乗っていたイッセーさん達が降りて飛鳥さんの元に走り始めました。

 

 

その顔は皆さん笑っていました。

 

side out

 

side 森羅 椿姫

 

この闘いが始まって私達は学園全体を包むように結界を張っていたが、途中、大きい鳥の様な生き物が結界を破壊せずに突破し、更にグラウンドの方から感じる感じる上級悪魔を超えるほどの力を感じ、終いには何者かの力によって壊されてしまった。

 

あり得ない…

 

私やソーナ様が作った結界を簡単にすり抜ける者、上級悪魔以上の力を持つ者の力、更に簡単に壊す者がいるそう何人もいる筈がない。

 

『まさか⁉コカビエルの様に高い高い力を持つ者が何人も‼』

 

結界が壊れた直後、私はソーナ様の方を見ると、ソーナ様の表情は少し青ざめ頬には冷や汗が流れていましたが、顔を少し振って表情を戻し、メンバー全員を見て、

 

「結界を張るのを止めてこれよりグラウンドにいきリアス達の救援に行きます‼」

 

そう言い、一番初めにグラウンドに向かって走り始めた。

 

私はそれを見て返事もせずにソーナ様に続き、他のメンバーさんも私にツヅ居てグラウンドに向かって走り始めた。

 

近づいた直後、大きい魔力を2つ感じたが、一つが急に弱まっていき、もう一つはどここに飛んで行ってしまった。

 

『いったい何が⁉』

 

私はグラウンドで何が起こっているか分からず不安になった。

直後、残っていた弱まっていた魔力の方が急に魔力を大きくしたのを感じた直後、

 

ズドオォォォォン‼

 

グラウンドの方から大きな音が聞こえ、私達は音に驚きその場に止まってしまった。

そして、音が落ち着いてグラウンドの方を見ると、コカビエルが作った魔法陣が消えていくのが見えた。

 

「いったい何者が…」

 

残っている強い魔力は今まで感じたことが無いもの、オカルト研究部にこの様な魔力を持った者は居ない筈、

では誰なのか?

私は頭の中で考えるが、

 

「皆さん!急ぎますよ‼」

 

ソーナ様は表情を戻して直ぐにスピードを上げてグラウンドに向かっていった。

 

「ソーナ様⁉クッ!皆さん行きますよ‼」

 

答えが出ないまま渡しはソーナ様に続いて行き、他のメンバーも私の後を追うようにグラウンドに向かった。

 

そして、グラウンドが見えてきた私達に見えてきたのは、グラウンドの真ん中に出来た十数メートル程大きなクレーターと、その近くで誰かを中心に集まる人の姿と青い大きな鳥の姿が見えてきた。

 

『いったい誰…⁉』

 

徐々に近づくに連れて、集まる人の姿の中心にいる人の姿が見えて、私は驚きの声を上げかけたが、自分の口を覆い声を抑えた。

 

『まさか⁉貴方が!貴方が帰って来たなんて⁉』

 

近づくに連れて分かっていく。

 

たった十数日の筈なのに、まるで何十年も離れ離れになったような気がしていた。

 

白髪の男。

 

その男はオカルト研究部のメンバーに周りを囲まれながら笑っている。

 

優しい表情で。

 

その顔が見えたとき、私はその男の名前を叫んだ。

 

「飛鳥さん‼」

 

私が叫ぶように言いながら、彼のもとに走っていた。

 

「?つば」

 

「飛鳥さん‼」

 

飛鳥さんは私の名前を言おうとしたが、それよりも先に私は飛鳥さんの胸に飛び込んだ。

 

「つ、つ、椿姫⁉」

 

「良かった…良かった…」

 

私は彼の胸に顔を埋め涙を流した。

悲しい涙ではない、嬉し泣きの涙。

 

飛鳥さんは私の行動と表情に驚いているようだけど、

 

「飛鳥さん。椿姫さんも貴方のことを心配していたんですよ。」

 

朱乃さんは優しく笑いながら飛鳥さんに言うと、

 

「そっか。わりいな椿姫心配かけちまってよ。」

 

私の方に顔を向けいつもの笑顔で私に言った。




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