キミとアイドルプリキュア♪×BLEACH   作:Ryo02913

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第1話 死神になった日

 

春の朝

 

「お兄ちゃん! 早くしないと遅刻しちゃうよ!」

 

一階から響く妹・咲良うたの元気な声に、二階の部屋で制服へ着替えていた咲良響は苦笑した。

 

「分かってる。今行く。」

 

 

咲良響/15歳

髪の色/オレンジ

瞳の色/ブラウン

職業/高校生

 

階段を下りると、母が朝食を並べていた。

 

「二人とも、気を付けて行ってらっしゃい」

 

「いってきまーす!」

 

犬のきゅーたろうを散歩しに行くうたを見送りながら、響も学校に向かう

 

 

響はその背中を見送りながら、胸に小さな違和感を覚える。

 

――まただ

 

最近、同じ夢を見る。

 

黒い着物

 

巨大な刀

 

「斬月」と呼ばれる武器。

 

そして、男が静かに笑っている。

 

『君は敗れた』

 

『だが終わりではない』

 

意味の分からない夢だった。

 

しかし、その夢を見るたびに胸が締め付けられるような痛みが走るのだった。

 

---

 

その頃、別世界との境界

 

暗い空間に、一人の男が立っていた。

 

藍染惣右介

 

その手には妖しく輝く崩玉が握られている。

 

「浦原喜助……」

 

藍染は静かに笑う。

 

「平行世界へ到達する装置まで作っていたとは」

 

本来なら実験段階で終わるはずだったその装置を、藍染は奪い、この世界へ渡ることに成功した。

 

彼の目的はただ一つ。

 

「この世界にも王は必要だ」

 

「その王とは――私だ」

 

崩玉が脈動する。

 

「まずは実験だ」

 

黒い霊子が集まり、一体の虚が生み出された。

 

「行け」

 

虚は咆哮を上げ、現世へと消えていった。

 

---

 

放課後

 

響は帰宅途中、人通りの少ない公園を歩いていた。

 

その瞬間だった

 

ズシン……

 

空気が震える。

 

胸を押し潰すような重圧。

 

「……何だ?」

 

普通の人なら気付かない。

 

しかし響だけは、異様な気配を感じ取っていた。

 

振り向く。

 

そこには巨大な白い仮面を付けた怪物が立っていた。

 

「グオオオオオッ!!」

 

ワイドボーン。

 

怪物は響へ一直線に襲い掛かる。

 

「なっ……!」

 

咄嗟に避ける。

 

地面が砕けた。

 

(何だ……あれは……。)

 

初めて見るはずなのに。

 

頭の奥では、その存在を知っている自分がいた。

 

「……虚」

 

自然と、その名が口をついて出る。

 

虚が腕を振り下ろす。

 

逃げ場はない。

 

その瞬間。

 

世界が静止した。

 

風も音も止まる。

 

静寂の中、一つの声だけが響いた。

 

『守りたいか』

 

響は周囲を見回す。

 

『力が欲しいか』

 

目の前の地面に、一本の巨大な刀が突き立っていた。

 

見覚えがある。

 

夢の中で何度も見た刀

 

『掴め』

 

響は刀の柄を握る。

 

『そして、叫べ!我が名は「斬月!」』

 

 

瞬間――

 

黒い霊圧が爆発した。

 

制服が消え、黒い死覇装へと変わる。

 

手には巨大な斬魄刀・斬月。

 

「これは……」

 

しかし戸惑う暇はない。

 

虚が再び襲い掛かる。

 

響の身体が自然に動いた。

 

「はぁっ!!」

 

斬月が振り抜かれる。

 

巨大な月牙のような斬撃が走り虚の身体を切り裂いた。

 

怪物は断末魔を上げ、霊子となって消滅する。

 

静けさが戻る。

 

響は斬月を見つめる。

 

「俺は……何なんだ」

 

---

 

その頃、別の場所。

 

うたはプリルンとの出会いを経て、人々を守るために立ち上がっていた。

 

「キラッキランランにしちゃうよ!」

 

輝きに包まれたうたは、キュアアイドルへと変身する。

 

同じ日、同じ時刻。

 

兄は死神として。

 

妹はプリキュアとして。

 

二人はそれぞれ、人々を守る力へと覚醒した。

 

---

 

その様子を、藍染は異空間から見つめていた。

 

「やはりいたか……黒崎一護」

 

しかし霊圧をよく観察すると、わずかな違和感に気付く。

 

「いや、違う」

 

「魂は同じでも、今は別の存在か」

 

藍染は静かに笑みを浮かべる。

 

「ならば面白い」

 

「咲良響」

 

「君が再び絶望する時を楽しみにしているよ」

 

崩玉が妖しく輝く。

 

こうして、プリキュアと死神、二つの運命が交わる物語が幕を開けた。

 

キミプリの推しは?

  • 咲良うた/キュアアイドル
  • 蒼風なな/キュアウィンク
  • 紫雨こころ/キュアキュンキュン
  • プリルン/キュアズキューン
  • メロロン/キュアキッス
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