キミとアイドルプリキュア♪~魂と輝き~ 作:Ryo02913
キュアキュンキュンが加わったことで、戦況は大きく変わっていた。
「キュンキュン、無理しないで!」
「大丈夫です!」
キュアアイドルとキュアウィンクが左右からマックランダーへ迫る。キュアキュンキュンも二人に続いた。
「私も戦います!」
マックランダーが三人へ向かってくる。キュアアイドルが攻撃をかわし、その隙にキュアウインクが距離を詰める。
「今だよ、キュンキュン!」
「はい!」
キュアキュンキュンがマックランダーへ向かう。
その戦いを少し離れた場所から、響が見ていた。
「……あれがプリキュア」
先ほどまで逃げていた響には、何が起きているのか分からなかった。けれど、三人の少女があの怪物と戦っていることだけは理解できる。
「俺も何かしないと……」
そのときだった。響は強い霊圧を感じ取った。
「……!」
響の表情が変わった。この気配を、響は知っている。
「虚……?」
しかし、周囲には虚の姿は見えない。
「どこだ……?」
響が警戒する。
すると、遠くから巨大な霊圧が近づいてきた。
「何だ、この霊圧……」
建物の向こうから、巨大な影が姿を現した。白い仮面、巨大な身体。これまでの虚とは比べものにならないほどの巨体だった。その正体は
「なんだ……あの虚……」
巨大虚は響の霊圧を感じ取ったかのように、真っ直ぐに響へ向かってくる。
「俺を狙ってるのか?」
響は周囲を見る。プリキュアとマックランダーの戦いも続いている。一般人もまだ近くにいる。
「ここで戦うわけにはいかない」
響は巨大虚を引きつけるように走り出した。
「こっちだ!」
巨大虚が響を追う。響は人の少ない場所まで移動すると、ようやく足を止めた。
「ここなら……」
響は死神代行証を取り出す。その姿を、うたが遠くから見ていた。
「え……?」
キュアアイドルの視線の先に、響がいる。響は何かを手にしていた。
「お兄ちゃん……?」
響は代行証を握る。次の瞬間、魂が肉体から抜け出した。黒い死覇装が響の身体を包み込む。その手には斬月が握られている。
「……!」
うたは目を見開いた。目の前にいるのは、これまで何度も自分を助けてきた死神だった。
「まさか……」
声、姿、そして、今まで何度も感じてきた気配。全てが一つにつながる。
「お兄ちゃん……?」
死神となった響が斬月を構える。
「来い……!」
巨大虚が響へ襲いかかる。響はその攻撃をかわし、斬月を振り抜いた。巨大な身体へ斬撃を与える。しかし、巨大虚は倒れず、再び響へ向かってくる。
「こいつ……!」
響は斬月を構え直す。巨大虚の腕をかわし、懐へ入り込む。斬月を振り上げ、その身体を斬り裂く。巨大虚が後退する。響は追撃するために走り出した。
その姿を見つめながら、うたは確信した。
「間違いない……」
キュアアイドルの胸に、これまでの記憶が蘇る。初めて虚に襲われた夜。自分の前に現れた死神。その声、その戦い方。そして、今目の前で死神へ変わった兄。
「死神の正体は……お兄ちゃんなんだ」
うたは驚きながらも、どこか納得していた。兄はずっと、自分の知らないところで戦っていた。自分と同じように、誰かを守るために。
「お兄ちゃん……」
響は虚と向き合いながら、斬月を握り直した。うたはその背中を見つめる。うたは、自分がプリキュアであることを響に知られた。
そして今、うたもまた兄の秘密を知った。
けれど、二人がそれを言葉にする時間はまだなかった。
「負けないで……お兄ちゃん」
その声が響の耳へ届く。
「うた……」
響は一瞬だけ振り返り、それから巨大虚へ向き直った。
「分かってる」
斬月を構える。
「俺も負けるつもりはない」
うたは兄の背中を見つめる。
その視線の先で、響は巨大虚と向き合っていた。
一つの戦場で、プリキュアと死神。
二つの戦いが同時に始まろうとしていた。
人が希望を持ちえるのは
死が目に見えぬものであるからだ
BLEACH/第2巻 朽木ルキア
キミプリの推しは?
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咲良うた/キュアアイドル
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蒼風なな/キュアウィンク
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紫雨こころ/キュアキュンキュン
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プリルン/キュアズキューン
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メロロン/キュアキッス