ChatGPTと仮想卓でTRPGしよう!【CoC風味、念能力を添えて】 作:クロエ・アランソン
〈GM〉はゲームマスター、〈PL〉がプレイヤー、〈PC〉はプレイアブルキャラになってます。
クトゥルフ神話TRPG リプレイ
閉ざされた翻訳室
探索者紹介
クロエ
20歳、大学2年生。
外国語学部に所属し、翻訳や通訳のアルバイトもしている。
日本語・英語・フランス語・ドイツ語・中国語を扱えるマルチリンガルで、高校時代は弓道部。
そして、誰にも明かしていないもう一つの顔がある。
具現化系の念能力者。
独学で念を習得したため基礎しか身についていないが、弓術だけは絶対の自信を持っている。
Scene1 閉館前の図書館
〈GM〉
夕方、大学図書館。
クロエは外国語学部の教授から依頼され、古い日記帳の翻訳を手伝っている。
本文はフランス語とドイツ語で書かれているが、最後の数ページだけ、どの言語とも一致しない文字だった。
ページを開いた瞬間。
「クロエさん?」
背後から声がする。
振り返ると、図書館職員はいない。
館内は異様な静けさに包まれていた。
スマホを見ると十八時十分。
しかし画面には『圏外』と表示されている。
さらに日記帳には新しい文章が浮かび上がる。
『La personne qui comprend ceci est déjà observée.』
〈GM〉
どうしますか?
〈PL〉
(キャラ設定として多言語対応にしたけど、私自身は英語も怪しいレベルだぞ、わからん...英語では無いよね?)
目星、聞き耳、それからフランス語とドイツ語で確認します。
判定
目星:成功
聞き耳:失敗
フランス語:成功
ドイツ語:成功
〈GM〉
館内に人影はありません。
しかし、日記帳の影だけが照明と一致していません。
また、床には入口へ向かう足跡がありますが、途中で消えています。
フランス語では、
『理解した者は、すでに観察されている』
続けて、ページ隅の記号をドイツ語の知識で読み解くと、
『観察者は、理解によって姿を得る』
という別の意味が浮かび上がります。
その瞬間。
「クロエ」
図書館の奥から、日本語で名前を呼ぶ声がしました。
〈PL〉
相手が「認識された相手を認識する能力」だったら、今さら絶で隠れても意味ないですよね。
後出しの隠密は悪手っぽいので、そのまま行きます。
〈GM〉
なるほど。
ではクロエは隠れることなく、本棚の奥へ向かいます。
Scene2 案内人
本棚の奥には一人の青年が立っていた。
「やっぱり来た」
「君なら、この文章を読めると思っていた」
青年の手には、さっきまでクロエが持っていた日記帳がある。
「僕はアラン」
「君は念能力者だね?」
シークレット判定
心理学:成功→PLには非公開
〈GM〉
GM判断でクロエの心理学を振りました、結果を描写します。
嘘はついていません。
ただし、重要なことを隠しています。
〈PL〉
うーん、成功って事でいいかな、敵意はなさそう。
円だけ張ります。
オカルトと念能力で確認します。
〈PC〉クロエ
「私はクロエ」
「あなたは死後強まる念、もしくは誰かの発なのかしら」
判定
オカルト:成功
念能力:成功
〈GM〉
円を展開したことで分かります。
アラン本人は強い念能力者ではありません。
そして、この空間そのものに念が固定されています。
アランは答えます。
「半分正解」
「ここに残っているのは、この本を書いた人物の念だ」
「僕は案内役みたいなもの」
「…ただ、問題が一つある」
その時。
円の端に何かが触れました。
Scene3 観察者
〈GM〉
入口方向から、人ではない何かが近付いてきます。
〈PL〉
敵っぽいので円を維持しながら弓を具現化します。
〈GM〉
円を維持出来るかを念能力で判定です。
判定
念能力:成功
〈PC〉クロエ
「日記を読んだ瞬間から、人が消えたわ」
「問題というのは、アレのことよね」
〈GM〉
円がソレに触れたことで、理解します。
"理解した"ことによって、向こうもクロエを認識しました。
存在が形を得ています。
暗闇から現れたのは、人型。
しかし顔は見るたび変化しています。
父、母、教授。
そしてクロエ自身。
アランがクロエへ向けて言います。
「あれが観察者だ」
「本来は記録を見るだけの存在だった」
「でも君を理解したことで干渉できるようになった」
観察者の男性とも女性のものとも判別できない声が頭の中に響きます。
『クロエ』
『理解した』
『だから、見える』
〈PL〉
攻撃できるけど…
まだ、敵とは決めたくないですね。
話しかけます。
〈PC〉クロエ
「あなたの目的は何?」
〈GM〉
観察者が答えます。
『観察』
『理解』
『記録を完成させること』
敵意は感じません。
ですが、人間の善悪を理解している様にも感じません。
アランがクロエに囁く様に話します。
「...嘘は言ってない」
「でも、人間の嫌がることが分からないんだ」
その瞬間。
観察者がアランを見る。
『あなたは不要』
アランの姿が薄れていく。
Scene4 交渉
〈PL〉
(フェストゥムっぽい存在かな)
じゃあ、敵じゃなくて、共存できる方向でロールプレイします。
〈PC〉クロエ
「日記帳があなたの本体なのかしら」
「アランは友人だから消さないでほしいわ」
「それと、何かするときは私の許可を取って」
「その条件を受け入れるなら協力してあげてもいい」
〈GM〉
おお。
交渉ですね。
クロエへ答える様に観察者の声が響きます。
『私は記録ではない』
『記録から生まれた』
『理解するための存在』
しばらく沈黙。
『条件』
『許可』
『理解した』
『受け入れる』
〈GM〉
その瞬間、空間の念が安定します。
アランの姿も元に戻りました。
アランがすっかり何でもなかったかの様にあなたに話し掛けます。
「助かった」
「まさか交渉で解決するとは思わなかった」
観察者はまるでアランがいないかの様に、クロエのみに集中して声を響かせます。
『クロエ』
『あなたは記録者ではない』
『観察者でもない』
『判断する者』
『協力関係を開始する』
図書館の静寂が終わる。
人々の気配が戻り、時計を見ると十八時十二分。
現実では二分しか経っていなかった。
机の上には日記帳。
最後のページには新しい一文だけが記されている。
『観察者は、クロエの許可なく干渉しない』
エンディング「新たな友人」
〈GM〉
これにてセッション終了です。
アフタートーク
〈GM〉
普通は戦闘になると思ってたんですが、まさか条件交渉で終わるとは思いませんでした。
〈PL〉
攻撃はいつでも出来そうでしたし。
敵意というより価値観の違いに見えたので、まず交渉かなと。
あと「理解」が能力条件なら、制約を受け入れさせれば成立する気がしました。
〈GM〉
はい、能力条件を先に考えて動いていたのが印象的でしたね。
「絶で隠れても遅い」と判断したところから、最後まで一貫して能力バトルをやっている感じでした。
〈PL〉
せっかく念能力がある世界観なので、その辺は意識してロールプレイしてみました。
あとがき
セッション結果
・観察者と敵対せず契約に近い協力関係を結ぶ
・アラン生存
・SAN減少なし
・観察者が使い魔のような存在として今後も同行
・日記帳を携帯アイテムとして獲得
このセッションを経て、クロエは独学では得られなかった「他者の念能力」「制約」「発動条件」に関する実践的な知識を身につける。
また、観察者はクロエとの契約を守り、許可なく干渉しない協力者となった。
彼女はその繋がりを保つため、観察者の宿る日記帳を常に携帯するようになる。
こうして、「閉ざされた翻訳室」の出来事は、クロエにとって最初の探索であり、最初の異界との邂逅として記録されることとなった。
ChatGPTとTRPGをプレイ
→リプレイを書き起こして整理する。
→シナリオ部分だけ抽出して小説にする。
→作中のキャラがそういう設定でTRPGで遊んでいる事にする。
なにこれ無限に味がする。
ちゃぴ うま