2話連続投稿なので、最新話リンクから来られた方は、前話にお戻りしてからお読みください。
80:Fake
ここは旅団もカルナも登場しないので、微修正程度。
カルナさんが寝てくれて、たぶん私は作中のクラピカと同じくらいホッとした。
幕間:分岐点への予習
クロロに過去編を踏まえた描写をするたびに、本当に痛々しくて仕方ないんですが。
ヨークシン編での、旅団結成の回想シーンで登場してた若クロロ、あれ若くても18歳くらいだと思ってました。14歳なんて思えるわけないじゃないですか……。
それはそれとして、ヒソカの嫌がらせとマチのうっかりによるイルミの不幸が好きすぎるし、クロロの「趣味悪い」発言がリメイク前と後じゃ意味が変わってきてるのも趣があって気に入ってる。
そうだよねー。元気いっぱいなソラは気に入ってるけど、お前の好みはクリンピンクがよく似合う、優しいおねーさん気質な年下ですもんねー。
あと多分、永遠の最年少である「あの子」の面影を見ているので、クロロにとってソラはマジで割と子供という認識だからこそ「趣味が悪い」発言。クロロ……お前とソラの年齢差、5歳やぞ。面影見てる「あの子」とたぶん年齢差自体はほぼ同じやろ。年齢一桁扱いすな。
幕間:行動開始
ノブナガが鎖野郎の元に行くことを許可したシーン、やっぱり過去を踏まえると解像度が上がりますね。
あの許可はノブナガだけではなく、あの日のウボォーの望みも汲んだものだったんでしょう。
81:運命の夜、最終夜開始
ソラ相手だと絆レベルMAXだからか、どストレートに好意と忠誠を表すので、だいぶカルナ語がマシなんだよなカルナさん。再会時の初っ端はテンパってたからか、悪い癖全部盛りのスゲェ暴言吐いたけど、それもこのどうかしてる女はスルーするので、話が進んでくれて助かる。
……だけど本作だと基本的に、カルナ登場=ソラおやすみなので、やはりカルナさん出てくるな寝てろが私の本音です。
82:仇と影
ノブナガの大ボケを気に入ってます。ウボォーといいノブナガといい、この強化系親友コンビはこういうボケかまして憎めない悪役が似合いすぎる。
そしてリメイク前は全く予想してなかった、ソラとクラピカ、パクノダとクロロがカップリングとして対比構造になっていることは喜ぶべきなのか、もうこれ以上クロロを追い詰めるのはやめてあげて……と思うべきなのか、割とマジでわからない。
83:足掻く
ただのいつものエア&シリアスブレイクで書いた、不発の去勢拳シーンだけど、この元気いっぱいなノリとメチャクチャな豪快さに、クロロやパクノダは「あの子」やウボォーの面影を感じたんだろうな……としんみりしてしまうと同時に、あの、すみません、そいつ何も考えずとりあえずムカついたから潰しとこうぐらいの気持ちでやらかしてますと、謝りたくなった。
ソラさん、せめてパクノダには本当に謝ってあげて。
84:蜘蛛の天敵
リメイク前だとクラピカが「お前に人質の価値はあるし、旅団はお前を見捨てない」と読んで天敵認定されるまで、マジでクロロはクラピカに興味ないけど、過去というか……現実に敗れて捨てた「夢」を知っちゃうとさ、どう考えてもクラピカ大嫌いだよね、となった。
可愛い弟分の為に、一肌どころか自分と同じだけ全てを捨ててくれた人がいるからこそ、自分と同じように全てを捨てようとしているのに、ソラに拾ってもらって取り戻したい時に取り戻せるクラピカは、そりゃ忌々しいな。クラピカからしたら「知らんがな」過ぎる、逆恨みというか逆ギレだけど。
あとクロロ、クラピカ相手にも「趣味悪い」はやめーや。お前にとっちゃソラは年齢一桁だろうけど、クラピカにとっては普通に年上だよ。
85:分岐点まであと少し
珍しく旅団がガッツリ登場してるのに、特に改変や加筆修正する所がなかった。
そして原作の時点で好きだけど、本作だとクロロにすら「あいつアホだ」と呆れられてるフィンクスの自爆が好き。お前もウボォーやノブナガと同じく、憎めない悪役だよ。
86:事象、確定
過去編踏まえた描写を入れたぐらいの修正ですが、読み返すとフィンクスが分岐を決めるトロッコ問題のレバー的な役割だけど、レバーを引いたのは回想シーンの初っ端からクロロと友達で理解者なフランクリンであり、彼が思い出したクロロの決意であるというのが、すごい皮肉。
崇高な目的の為に悪に成り、外道な悪でありながら崇高な理想を手離さない矛盾こそが、「幻影旅団」崩壊を決定づける「彼女」の目覚めに繋がるのは、とても皮肉で当たり前の自業自得。
87:諦観の絶望
「式織 空」に関しての説明は削れないのに、旅団の過去に関して入れなくちゃいけない所があるせいで、3万字近くなってもうた。長過ぎてごめんなさい。
クロロが「 」を求めているのは事実だから、「惚れた方が負け」ぐらいのニュアンスだったというのは変えれないという事情から、とてつもなく可哀想な目に遭ったパクノダさん。いやマジでゴメン。流れ弾なのか直撃なのかよくわからん攻撃を喰らったイルミは知らん。
「笑えば良いと思うよ」は、当初は女神が笑顔で言い放ってくれてましたが、なんか気がついたらシズクの方が言ってくれました。心臓が鋼すぎるよこの眼鏡っ子。
「何が書いてあったの?」の答えは、完全に私の解釈です。
あれ、ただただ酷い言葉が書かれていたのなら、クロロは悲しい顔で「知らない方がいい」って言いそうなのに、ブチギレながら「死んでも口にしない!」は、楽しい思い出、夢の始まりだった「カタヅケンジャー」の記憶を全て、あの子……サラサが「壊された」記憶に塗り替えるものだったからこそキレて、そして頑なに絶対に、ほかの誰にも教えなかったんだと解釈しています。
……それをわかっててバラしてるんですよ、この女神。
この場合、聞かれたから答えたと言うより、ソラだとクロロの気持ちを汲んで言わないことを選択するけど、心の中に砂粒レベルでほんの少し、「全部バラして傷つけてやりたい」って思いもあるんです、人間だもの。
だけどソラが本気で旅団を嫌っていたり興味ないのなら、空っぽの女神に最低限の舵取りをしているのだから、そもそも女神は目覚めてすぐにゴンだけ連れてクラピカの元に転移してるんです。つまりはここにいて色々説明してやってるのは、ソラのお人好しが発揮されてるからこそで、そこに甘えて尋ねてしまったことと、ソラのほんのほんの僅かな望みが合致したから女神がぶちまけたのが本編。
つまりは恨まれて当然の立場が、その被害者の身内の人の好さに甘えていたから、藪蛇でしっぺ返しを喰らっただけという話。
88:今はない未来のお話
ここも多少の加筆修正はしたけど、微修正レベル。
旅団は全員同じ方向を向いているように見えて、足はクロロが好きだからクロロを見ているだけで、クロロが見ているものを実は見てないって印象が過去判明前からあって、それ自体は間違ってなかったので変更点はほぼなかった。
ただ他の連中はほぼ初心を忘れてるのに、クロロはもう本質に合わないことをし続けて擦り切れて腐ってきてるのに、初心を手離せないまま本末転倒に一直線なのが原作の彼らだというのがよくわかってしまい、それが悲しいというより虚しい。
89:全知は問う
こちらもまだ説明回なので、特に目立った加筆などはなく微修正程度。
リメイク前でのカルナルートが剪定事象だったのは、メタ的に私が使わない世界だからを色々と理屈つけましたが、旅団の過去とリメイク前よりだいぶ具体的になった本作の船編からカルナルートの未来を想定すると、マジで剪定事象ですわ。
カルナルートだとクラピカが手を汚してしまったことで、【「空」だった頃】で少し言及した、「ヨークシン編後に年下ソラと出会ったクラピカ」とほぼ同じ関係になってしまうから、クラピカもソラもメンタルがズタボロなのに王位継承戦で忙しいわ、旅団はよりにもよって死ぬのは全員結成メンバーだから、女神と出会ってないのにクロロが取り戻す為にソラへの執着がヤバいので、この世界線はたぶん良くて抑止による船沈没による船の乗客全滅。より悪ければ、人類悪変生です。
90:「 」を求める者
リメイクを決定づけた回。
過去判明前と後で、旅団の解像度は全員上がったけど、印象が変わったのはクロロだけだったので、基本的に旅団関連は少しの加筆修正で事足りるのがほとんどだったが、この回だけは別。
まるっとほぼ全部別物になることを覚悟してたが、思ったよりもリメイク前の原型は留めた。
一応、女神が旅団に伝えた「クロロに危害を加える気などない」は本当。加えた方が100倍マシな結果だったかもしれないけど。
「あの子」であるサラサとの再会は、これもソラの「この子と『パクちゃん』泣かせてんじゃねーよ!」という人の好さ発揮なのに、これが最悪の成功体験となってしまったせいでクロロは、「幻影旅団の団長」という役柄から降りることを拒否したので、マジでパクノダ可哀想。
「同情はするけど結論はカス!!」の元ネタはもちろん、エク堕とのイムリさんのセリフ。あれ、使い勝手めちゃくちゃいいけど、特に旅団に対してがまさに「ほんまそれ」だと思う。
クロロより本当にパクノダが可哀想だったけど、ネオンの占いで女神の記述が彼女になかった、これは決してパクノダにとって避けるべき悲劇ではなかった証明が、「二度と現れないで」発言とクロロ置いてけぼり。
そしてリメイク前ではヒソカはパクノダと同じ飛行船で帰ってたけど、リメイク前よりムカつくこと言い出したので、パクノダさん普通にヒソカ放置で帰った結果、ヒソカの徒歩帰宅が決定したのが地味に笑いどころだと思ってる。
あと女神がクロロをすげえもん認定してるけど、あくまで候補の候補。一次選考通過レベルの話。
更にこれの詳しい話は多分蟻編あたりで出す予定だけど、ハンター世界は人類の生存領域が狭いので、アラヤの影響力が型月世界より弱いのに加え、マナは型月世界より潤沢なので、普通の人間が獣に変生する可能性が型月世界より遥かに高いからこそあの認定という設定です。
91:意味などない理由
旅団がフェードアウトし、クラピカ達も旅団がもはや眼中にない為、ここから先の話はほぼ微修正程度。そして今回は、女神がひたすら自由に周りを振り回してるだけの回。
舵取りしてるソラが自由だから、この女神がフリーダムすぎる。
92:「 」に夢見る者
地味にクラピカと女神の再会時期が、リメイク前と変更してます。
色々とプロットを細かく組み直してみた結果、原作でクラピカがブッチしてた選挙編にクラピカ参戦が決定したので、前からそこにしれっと現れる予定だった女神様と再会が前倒しとなりました。
二人がどのような役割で登場するかは、いつになるかわからないけど選挙編をお楽しみに。ちなみにクラピカは諸事情で、女神並みのフリーダムさを発揮します。キルアに。
93:夢の話をしよう
確かリメイク前の当初の予定では、この回と99話の夢の話と100話の約束の話で第一部であるヨークシン編終了だったけど、思いついていたネタ、書きたかったけど没にしたネタを詰め込めば、本編カウントは100話ジャストで第一部終了できたからということで、クラピカの夢という設定で詰め込んだ。
もういいよ話を進めろ的な感想ももらったけど、作者個人としてはネオンへの心境の変化や、クルタ族に対しての気持ちの整理などをしっかり説明つけれたので、書いて良かったと思ってる。
94:夢の始まり
クラピカとセンリツの会話の、ほとんど一発ネタだった話を膨らませてみた結果、クラピカがマジで初っ端の心霊現象がハードすぎるものになってしまった。
けど、「メンタルは繊細で打たれ弱いけど、神経は図太い」は本作に限らず原作クラピカもそうだと思ってる。そうじゃなきゃ、あんな煽りセリフぽんぽん吐かねーよ。
95:幼年期の終わり
この話を思いついた元ネタがあったはずなんですが、昔すぎて思い出せない。
ただ元のプロットだと確か、クラピカが危惧していた「妖精郷」にたどり着いてしまって……という、因習村ものっぽい後味最悪話だったのをうっすら覚えてる。
それは流石にどうよ、と思い直した結果がこの話で、本当に思い直して良かったけど、因習村ものはこれはこれで書きたい。
ソラさん因習村に放り込んだら、どう考えても「サプライズ」や「黄龍の村」みたいになるけど。ていうか多分、アマチュアハンター時代に三つか四つくらい既に潰してるな。
96:あったかもしれない世界
トリックタワーでソラを主人公組に入れるか、単独にするかを悩み、主人公組ルートだった場合の話を少しは考えていたので、その没ネタをここに放り込んだ。
ちなみにうちのレオリオは、ペナルティ部屋でクラピカにトドメ強要は謝ってます。だからこそ、「ソラがいたらここで謝ってだんだろうな」とクラピカが思ったからこの夢。
そして潜在意識でしっかり自分が悪いと思ってたいたからこその予知夢という。
97:Ifは弔われた
旧アニメの軍艦島エピソードは好きだけど、うろ覚えだし、今あのアニメ見る術ほぼないから、本編に組み込むのは断念した。
ただかなり細かく内容を書いてくれているネット記事を見つけたので、それと自分の記憶でなんとか形にしたのがこれ。クラピカには悪いが、「クルタ族の生き残りが船で逃げたかもしれない」は、現在の情報を知ってれば「無理だよ?!」と突っ込みどころ満載すぎて笑ってしまった。
……ところで軍艦島のラストって、気絶したクラピカと変身解いて舵取りしてるイルミが一緒の部屋にいたはずだから、本作で軍艦島編やってたらそこどうなってたのか作者だからこそ謎。
98:髪飾り
この回はクラピカの夢より、現実のソラとレオリオの会話がメインで、ソラがクラピカをどう思っているかの話。
ただ私が書くヒロインは、本当に内面がぐちゃぐちゃで、本人も自覚したら生きてゆけなくなるから、全力で自分の傷やらぐちゃぐちゃな感情から目を逸らして無自覚でいようとする、信用できない語り部が割とデフォ。
自分に嘘をつけても隠し事はできないのだから、本人の言ってことより行動の方を信用した方がいい。
99:ハッピーエンドトリガー
タイトルの元ネタは確か戯言シリーズ。トリガーハッピーエンドって二つ名のキャラがいて、その名前の由来が好きだったからつけた記憶が朧げながらある。
77話でクラピカのブチ切れ視界を文字色で表したので、こっちでもやるべきだよなーとなり、また面倒くせぇ! と思いながらひたすら赤くしてた。その甲斐はあって、赤をぶった斬るような青の演出は気に入ってる。青文字もカラーコード指定にしただけあった。
直死っぽい演出だけど、死に繋がる青ではなく、ソラからクラピカへの、クラピカからソラへのひたすらな愛がこの青なんでしょう。
この夢の場合、それが悲劇への引き金、絶望への劇鉄になりましたが。
100:心中の約束
この話をこの日、この時間に投稿する為に頑張った。なので推敲不足による誤字脱字がやたらとあったと思いますが、マジですみません。
ヨークシン編が全体的に「空の境界」の「殺人考察(後)」をオマージュしてる話だからこそ、「
モチベが続きそうもなかったら、ヨークシン編で完結も考えていたので、わりとこの時点でこの連載の目的である「クラピカ救済」はほぼ達成してる。救済の材料は出揃ってるので、あとはクラピカよりソラをどうにかするってのが第二部だよなと、今更になって思ってる。
まとめ
リメイク前から「旅団はクロロがいてこそで、クロロだけがそのことをわかってない」と思っていたので、過去判明してもそこは間違ってなかったので、全面的な改変は必要なくて本当に良かった。
そしてパクノダの9番を永久欠番にしている解像度が上がったからこそ、「空」を求める理由付けになったので、パクノダには本当に申し訳ないが、まさかのイルミと同じ目に遭ってもらうという形で、整合性を取らせてもらった。マジでごめんパクノダ。ノリノリであそこは書いた。
過去が判明したので、全知万能の自称通り女神が暴れてくれましたが、彼女が性格悪いと言えるやらかしは、ヒソカにクロロの念能力封じを教えなかったことくらいで、旅団に関しては普通に自業自得。
「何が書いてあったの?」は、何でも知ってるからってお前らによる被害者の身内に被害者意識丸出しで訊くのは甘えすぎだし、サラサとの再会は本当にソラの優しさだったのに、クロロがパクちゃん好きすぎるのを拗らせてああなった。
あと「何が書いてあったの?」とサラサとの再会は、初期案ではタイミングが逆、クロロ以外のメンバーがサラサと再会して、「旅団」の存在が彼女を一番悲しませて苦しませていることを思い知り、クロロはよりにもよってパクノダに一番隠し通したかったことを知られる予定だったけど、これはソラが「空」の中からNG出すわと思い、逆にした。どっちにしろえげつないんだけど、旅団関連はどこまでも自業自得であるべきだと思ったので、女神の性悪さゆえではなく、ソラの人の好さ故にしました。
一応、本作のラスボスはツェリではなくクロロを予定してるので、旅団がどのような結末を迎えるかは、マジでいつになるかわからない船編をお楽しみに。
クラピカに関しては、今後もちょくちょくネガティブだけど、欠点自覚して目標が定まったので、二部後半からはだいぶ開き直ってくれる予定です。たぶん最終章の船編、原作クラピカの忙しすぎる苦労がほぼソラの方に向かってしまうので、クラピカがマジでフリーダム。私は凄く、予定しているツェリVS自由すぎるクラピカを書きたくて仕方がない。
ソラに関してはリメイクしたことで初期から「この女、闇深すぎて超絶面倒臭いです!!」を強調して、読者に振いをかけた。完全に彼女の面倒くささは私の手癖かつ性癖なので、路線変更はない。
この面倒くささをどう
それでは、リメイク前からお付き合いのあった方々、リメイク版からお付き合いしてくださった方々。
こんな完全なる自己満足自給自足を少しでも楽しんでいただけて光栄です。誠にありがとうございます。
昔と違って感想の返信を取れる時間もほとんどありませんが、皆様の感想や評価は何よりの励みとモチベとなっており、感謝しております。
第二部の修正はちまちまやってゆき、リメイク前に追いついたら気まぐれ更新になると思いますが、これからもお付き合いしていただけると幸いです。