乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜 作:クソ雑魚メンタルリシテア
洋服の表現が上手くできるか分かりませんが頑張ります。
私が次期聖女になってから2日経ちました
今日はエステル枢機卿様に服屋さんに行くことになりました。
勿論お母さんも一緒に
「枢機卿様、私の分まで服を見繕ってもらっておまけにプレゼントもして頂くとは、ありがとうございます」
「いえいえエンジュさん、折角エンジュさんもお綺麗なんですからお洒落しないと、マリーちゃんも任せてねとびっきり可愛い服を選んであげるね」
「………あはは、お手柔らかにお願いします。エステル枢機卿様」
私は苦笑いをしながらエステル枢機卿様にお返事した。
因みに今は服屋さんに向かう馬車の中です。
(前世も含めて馬車に乗ったのは初めて、でも全然前向きになれません)
お母さんは兎も角として前世男の私がお洒落なんて想像できない
(可愛い服なんて私には絶対似合わないよ)
そんな感じに悲観してしまった。
[マリーちゃんは前世が男だから自分に可愛い服は似合わないと思っているが実際の彼女はとても美少女である]
でも仕方ないので着せ替え人形にされるの覚悟で心を落ち着かせるためにシフォンヌ様に教えていただいた教育の事を復習することにした。
(確か昨日は魔法の属性について教えていただき魔法の実践をしたんだよね)
ゲームの説明では魔法があると書かれていたが実際にはマリーの光属性と聖属性のことしか書かれていなかったのでありがたいと思った。
(確か、火属性・水属性・土属性・風属性そして50年ほど前に発見された新属性の雷属性、この5つが基本属性で希少属性に光属性と闇属性が存在してるんだよね)
闇属性も属性の1種だから悪いものではないってシフォンヌ様が仰っていた。
(そしてさらに希少なのが聖女のみが使える聖属性………)
聖属性・どの属性よりもより強力で癒しの術も加護の術も攻撃の術も凄い力を発揮する。
さらに聖属性を応用して他の属性の強化も出来るらしい
実際昨日シフォンヌ様は聖属性で強化された雷属性を私に見せてくださった
(あれは凄い威力でした)
そう私が昨日のことを思い出していたら
「そうそう、マリーちゃんちょっと良いかな?」
エステル枢機卿様が私に話しかけてきました。
「はい、何でしょうかエステル枢機卿様?」
「やっぱりそれだわ」
「はい?」
私は枢機卿様に何かを指摘されてしまった。
「エステル枢機卿様なんてちょっと堅苦しいと思うのよ」
「は、はぁ…そうでしょうか?」
「そうですよ。だから私のことはエステルと呼んでください」
「えぇ!?」
エステル枢機卿様の衝撃発言で私は驚いてしまいました。
「あ、あの、いくら何でも呼び捨ては!?」
私は異議を申し立てた。
「あらぁ、距離を詰めるのは少し速すぎちゃったかしら?」
私がそう伝えたらエステル枢機卿様が悲しそうな表情をされた
「(そんな顔されたら断れないじゃないですか………)はぁ、分かりました。しかし呼び捨てには出来ないのでエステル様と呼ばせて下さい」
私の言葉が嬉しかったのかエステル様がパッと明るくなり笑顔を見せてくれました。
「ありがとうございます。マリーちゃん、私とっても嬉しいです!!」
嬉しそうに伝えたエステル枢機卿様………いや、エステル様は私の両手を握ってこられました。
「うふふ」
すると私のお母さんが優しく笑われた。
「ごめんなさい、枢機卿様の方が私より年上なのにマリーとの行動を見ていたらなんだか年の離れた姉妹みたいに見えてつい笑ってしまいました」
お母さんがそう言うとエステル様も一緒に笑われて馬車の中は笑い声で溢れた。
(そう言えばお母さんって37歳だっけ?)
もうお母さんの誕生日が過ぎている、そして私が15歳になるから………
(お母さんって私の事を22歳で産んだの?)
衝撃の事実に私は少し驚いてしまった。
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あれから少し経ってついに目的の服屋さんに到着してエステル様主催で服選びが始まり最初にお母さんの服を数枚選んでお母さんが試着されました。
その服はお母さんにピッタリな落ち着いた女性を想像するような清楚な服だった。
「エンジュさん、素敵です」
「ありがとうございます。枢機卿様、マリーはどうかしら?」
お母さんは私にも感想を聞いてきた。
「うん………………凄く似合ってる。お母さん綺麗だよ」
私はお母さんに最上級の感想を伝えた。
「マリーありがとう、でも枢機卿様、マリーのだけでなく本当に私の分のお洋服まで支払っていただくのは………………」
「全然気にしないでくださいエンジュさん、むしろ安いくらいですよ。うふふ」
(服屋さんに入った後服の値段を見たけど決して安くないと思うんだけど………………)
まぁタダより安いものは無いって言いますしエステル様のご厚意に甘える事にしました。
「じゃあ次はマリーちゃんね!!」
(あぁ、ついに私の番か)
私はついに着せ替え人形にされるんだなと思いながら試着室の中に入った。
「取り敢えずマリーちゃん、最初はこれを着てみてね」
そう言ってエステル様は私に服を渡して来たので私はそれを試着した。
その服は長袖のボウタイフリルのブラウスに肩にかける紐と胸の下から足元まで伸びた薄灰色のスカートでした。
(こんな貴族のご令嬢が来てそうな服なんて絶対似合ってないよ!!?)
「凄いです。マリーちゃんすっごく似合ってますよ!!」
「本当、マリーすごく可愛いわ」
私はそう思っていたけどお母さんとエステル様には凄く好評だった。
思わず「えぇ………………本当に?」と言ってしまいました。
「じゃあ次はこのお洋服ね」
そう言ってエステル様は2つ目を渡してきました。
(これで終わりじゃないの!?)
私は驚きながら今試着した服を脱いで渡された2着目を着て2人の前に姿を出したのだが。
(何これ!?)
その服はスカートは先ほどと同じく足元まであったが沢山のフリルが付いたゴシック・ロリータの様な服だった。
「これも似合ってるわ。2つとも購入決定ね」
どうやらエステル様は御満悦のようだ。
(似合ってるなら良いのかな?)
私は嬉しさと恥ずかしさが入り混じっていたが。
「じゃあ、次はこれですね」
(何で!?)
さっきのお母さんは2着で終わってその2着の色違いを2つ合計4つを買うことで終わったのに何で私だけ3着目が来るんですか!?
私は愚痴りそうになりましたが言葉をグッと飲み込んで渡された服を確認もしないで着てしまった。
(えぇ!!?)
私は今の自分の姿に驚いてしまった何故ならそれは………
「マリーちゃん着替えた?開けますよ」
「ちょ!?ちょっと!?」
エステル様は私の許可なしに試着室のカーテンを開けました。そして私のセーラー服姿が2人に見られてしまいました。
(何で中世ヨーロッパな世界に日本のセーラー服が服屋さんにあるの!?)
私は大声で叫びそうになったがある事に気がついた。
(………………日本が開発のゲームだった!!!)
そうこの世界は日本のゲーム会社が作った乙女ゲーの世界、ならセーラー服があっても不思議ではなかった。
「うーん、何処かの国の服かなっと思ってマリーちゃんに似合うと思って渡したけど、でも似合ってるけど日常では着れないわね」
エステル様がそう言われて助かりました。
(エステル様が常識のある方で良かった)
その後エステル様が4着目を持ってこられてその服はお母さんと同じ清楚な服でこれも似合っていたのかエステル様が大喜びされて私の着せ替え人形大会でとても満足されたのかセーラー服以外の3着の服の色違いを3つずつの計9着を買うと言われ更には私とお母さんの下着まで購入してくれました。
でもエステル様、楽しかったからって私たちのために全額払って大丈夫なのでしょうか?
(一応エステル様に聞いたらとても楽しかったし気にしなくていいのですよって笑顔で返されてしまいました)
因みに最初服屋さんに来たときは解約する前の家にいた時の服を着ていたがお店を出た時は私もお母さんも買っていただいた服を着ています。
店員さんに古い服を処分しましょうかと言われたがこれはこれでお母さんとの大切な思い出が詰まっているので持って帰ることにしました。
(因みにお母さんも同じ気持ちだったみたいです。)
その後教会に戻ってきたらシフォンヌ様に新しいお洋服姿を見られて今度画家を呼んで私の聖女服姿と今のお洋服姿の肖像画を描いてもらいましょうと言われて画家さんに描いていただいたのはまた別の話である。
マリーちゃんの着せ替え人形話が楽しすぎて今回初めて初小説で3000文字以上行きました。
上手く洋服の表現が出来たか分かりませんが楽しんで頂けたら幸いです。
それではここまで読んでいただきありがとうございます