乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜   作:クソ雑魚メンタルリシテア

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別に意識しているわけではないのですが、毎日投稿している自分に驚いています。

それではどうぞ


第20話 やっぱりフラグになるのですね

王都を出発してシフォンヌ様のフラグ発言から1日と半日経ちました

 

あの発言で私は不安になっていましたが意外にも盗賊に出会うことなく旅は順調でした

 

途中検問所やその貴族様が収める領の街に寄った時には聖女のシフォンヌ様と次期聖女の私が来られ街の人達は私達を見ようと集まられその領の貴族様にご挨拶なども行いました

 

因みにその日に泊まることになった宿はそんなに豪華な宿じゃなくて驚きました。シフォンヌ様曰くあまり豪華なホテルに宿泊することになったら私が十分休めないんじゃないかと気を使っていただきました。平民の私からしたらとてもありがたかったです

 

そして今は次の街に向かって馬車のなかにいます。後半日か1日でシフォンヌ様のお屋敷に到着する予定です

 

(シフォンヌ様のフラグみたいな発言に心配になりましたが盗賊に出会うことなくここまで順調に来られましたね)

 

ちなみに既にシフォンヌ様の故郷の領内、バレッタ侯爵領に入っているのでシフォンヌ様の仰った通り野菜を育てている農家の方達に何人か会いました。

皆様シフォンヌ様の事を覚えていらっしゃたので「お帰りなさい」や「お久しぶりです」っと挨拶されていました。

シフォンヌ様は皆様に愛されているんだなぁっと思っていたら農家の方が私のことを見て「シフォンヌ様の娘様ですか?」っと言われたのは驚いてしまいました。

そしたらシフォンヌ様が私を次期聖女と紹介されました

 

(しかし私がシフォンヌ様の娘ですか………うーんあまりイメージ出来ないですね。髪も瞳の色も違いますし)

 

勿論シフォンヌ様が私のお母さんだったら素敵で好きになっていたと思いますが私は自分のお母さんの方が大好きだ

 

そんな事を思いながらもう少しで到着する私はワクワクしながら楽しみにしていたら急に馬車が止まってしまい私達は驚いてしまいました

 

「あらあら、盗賊は滅多に出ないと思っていたのに、まさか私のお兄様の領内で出て来られるだなんて………………」

 

シフォンヌ様は外の様子を確認して呟かれました

 

(本当に盗賊来ちゃった!?)

 

私は半ばパニックになりました

 

「命が欲しけりゃ金目の物と女を置いていけ!!!!!!」

 

「ヒィ!?」

 

盗賊のお頭らしい男が大声を出して私は悲鳴を上げてしまった

 

「馬車の中はかえって危険ね。馬車から降りましょうカレンは私と一緒に来て、カナタはマリーさんを守ってあげてね」

 

「「了解しましたシフォンヌ様/……かしこまりましたシフォンヌ様」」

 

シフォンヌ様はカレンさんと一緒に、私はカナタさんと一緒に馬車を降りました

 

「へへ、こいつはラッキーだな、まさか聖女のシフォンヌ様が乗られた馬車だったとはな」

 

「お頭、後ろに可愛い子もいやすぜ」

 

「ありゃ多分次期聖女だ、街の連中が王都に次期聖女が誕生したって話を聞いたからな。しかも側にいるメイドもなかなかの上玉だ。俺たちゃツイてるな」

 

盗賊達がシフォンヌ様と私を見て卑しい目をしてきて私は怖くなって震えてしまいました

 

「大丈夫ですよ。マリー様の事は私が守りますので」

 

カナタさんが私の事を優しく抱きしめてくれました

 

「王都の騎士団、その副団長である私が指揮する部隊に襲いかかるとは、その度胸だけは褒めてやろうだが大人しく御縄についてもらうぞ」

 

「うるせぇ!!俺たちゃこれが生業なんだよ。野郎ども行くぞ!!」

 

お頭のその掛け声で盗賊と騎士団がぶつかり合いました。シフォンヌ様も杖を剣に変えていてカレンさんもナイフを2本取り出して応戦しました

 

流石は王都の騎士団とシフォンヌ様、次々と盗賊達を無力化していきました。

しかし数が多く残りの人たちが私とカナタさんの所に来ました

 

「メイドのお嬢ちゃん、大人しくすれば命までは取らねぇぜ」

 

盗賊達はカナタさんを卑しい目で見てきてその目は時々私の方にも向いていました

 

「申し訳ありませんが貴方達に従う気などありません!!」

 

「だったら少し痛い目にあってもらうぜ!!」

 

そう言うと盗賊達はカナタさんに襲いかかりました。そしてカナタさんは服に忍びせておいたメイスを取り出し応戦し始めました

 

次第に盗賊達の数が大分減っていきました

 

「くそ!!数ではこっちの方が上なのに!?」

 

お頭の方はとても焦っていました。私はこれなら大丈夫かなっと思ったこの時の自分が馬鹿だと思いました。

何故なら後ろから迫る危機に気付かなかったからです

 

「へっへっへ」

 

私は急に後ろから聞こえた下品な笑い声に後ろを振り向きました。そしたら盗賊の1人が私の目の前にいたのです

 

「次期聖女のお嬢ちゃん、おじさん達と楽しいことしようぜ」

 

私は驚いて「きゃあぁぁぁぁぁぁ!?」っと悲鳴を上げて走り出しました

 

 

「「マリーさん!?/マリー様!?」」

 

私は逃げ続けましたが目の前に大きな岩があり簡単に追い詰められてしまいました

 

「へっへっへ」

 

「こ、来ないでぇ」

 

私は涙目になりながら訴えましたが盗賊がそんな事を聞くはずがなくゆっくりと迫ってきました

 

「マリーさん落ち着いて!!訓練を思い出して!!」

 

私はシフォンヌ様の声を聞いて落ち着きを取り戻しました。

今この盗賊を迎え撃てるのは自分だけ

 

(なら!!)

 

私は勇気を出して杖をナイフに変化させました

 

「何!?」

 

盗賊の男は抵抗してくると思わなかったのか驚きました。

そして私はその隙を逃すこと無く

 

「やあ!!」

 

掛け声を出して盗賊に攻撃をしました

 

「ぐわ!?」

 

私の一撃を受けて盗賊は気絶しました。しかし私は嬉しさよりも恐怖の方が大きくなりました

 

「わ、私………………人を………………」

 

私はあまりのショックで震えてしまった

 

「マリーさん」

 

するとシフォンヌ様が震える私を優しく抱きしめてくれました

 

「よく頑張りましたねマリーさん、もう大丈夫ですよ」

 

シフォンヌ様が優しく話しかけ周りを見れば盗賊達は鎮圧されていました

 

「………………………………………………」

 

しかし私は人を攻撃したショックが抜けず黙ってしまったのです




いかがだったでしょうか?

それではここまで読んでいただきありがとうございます
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