乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜 作:クソ雑魚メンタルリシテア
多分着けたほうが良いですよね?
盗賊を撃退した後騎士団の人達が盗賊達を厳重に縄で縛りシフォンヌ様のご実家のある街まで連行することになり私達は再び馬車に乗り出発しました
でも私の心はとてもじゃないけど穏やかではなかった
「うっ………………ふっ………………はぁっ」
私は盗賊の人を攻撃したあの感じのショックが未だ抜けず呼吸が浅くなっていた
「マリー様申し訳ありません!!私がしっかり見てマリー様を守れていたらこんな事には!!」
「………………い、え………………カナタ………………さんは………………悪く………………ない………………です」
私は途切れ途切れでカナタさんに返事をするのがやっとでした
シフォンヌSide
盗賊を撃退して出発してから数分、マリーさんは未だに動揺していた
無理もないでしょう。彼女はつい3ヶ月前まで平民として暮らしていた普通の女の子だ
聖女に目覚めて聖女教育を行い戦闘訓練をしたとはいえ実戦は今日が初めて、すぐに助けられなかったとは言えいきなり過ぎたのだ
(不味いわね。このままではマリーさんの心が壊れてしまうわ。何とかしなければ)
「カナタ、場所を変わってくれるかしら?」
「了解いたしました。シフォンヌ様」
私はカナタと場所を変わりマリーさんの横に座った。そして彼女を脅かさないようにマリーさんの名前を呼んで優しく抱きしめた
「シ………………フォンヌ………………様………………」
私は何も言わずただただマリーさんを優しく抱きしめて時折背中を擦ってあげた
暫くしてマリーさんの体の震えが止まった
SideOUT
シフォンヌ様に優しく抱きしていただけて私はようやく体の震えが止まった
「シフォンヌ様、ありがとうございます」
「マリーさん、急に人を攻撃して傷つけたら怖かったわよね。でもよく頑張りましたね」
シフォンヌ様は私に慰めの言葉をかけてくれました
「マリーさん、今から酷なことを質問しますが真剣に答えてくださいね。盗賊を攻撃した時どの様に感じましたか?」
私はシフォンヌ様に質問されてその内容に驚いた。しかしシフォンヌ様の顔はとても真剣でした。そして私は質問に答えました
「正直に答えますととても怖かったです。でもあの盗賊を倒せるのはあの時は私しかできないと思い攻撃をしましたがその後はとても身体が震えてしまいました。今でも人を攻撃した感触が残っていて………………」
私はそこまで答えて再び身体が震えてしまいました
「そうですねマリーさん。それが普通の反応です。でもマリーさん決してその感触や思いを忘れてはいけません、忘れてしまい何も感じなくなってしまえば冷酷になってしまいますし殺しが楽しく思えてしまったら殺人鬼になってしまいます」
私はシフォンヌ様に言われて息を呑みました。そしてもう一度シフォンヌ様が抱きしめてくれました
「マリーさんは優しい女の子ですから大丈夫です。もしもの時は私を頼って下さいね」
シフォンヌ様に優しく言葉を掛けていただき私は涙を流しながらシフォンヌ様に甘えました
その後盗賊の対処で遅くなってしまったので今回は野営をする事になったのですがその時にシフォンヌ様にお願いして一緒に寝て頂く事をお願いしてシフォンヌ様と就寝しました
(今くらいはシフォンヌ様に甘えていいですよね?)
実際争いのない現代で亡くなって中世ヨーロッパな世界に転生してしかも女の子で盗賊に襲われて攻撃したら誰でも怖くなると思うんですよね。
それではここまで読んでいただきありがとうございました
追記
タイトルがちょっと合ってないような感じがしたので変えました