乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜 作:クソ雑魚メンタルリシテア
それではどうぞ
シフォンヌ様がお風呂に向かわれて暫くして私は魔法学の本を読んでいました
盗賊を攻撃した時あまりのショックで取り乱してしまったので何かよい攻撃方法がないかを調べるためでした
(杖をナイフに変化させて直接攻撃してしまったので動揺したので良い方法がないか魔法学の本を読んでみましたが………)
しかし本には私のショックを打開する有益な情報はありませんでした
(うーん、どの様に魔法を使うかなどが書かれているだけなので戦闘に関することは書いていませんね………………)
私は仕方なく本を閉じることにしました
(うーん、シフォンヌ様から教えて頂いた魔法も杖で球体にしたり属性魔法を放ったりする事しか教えてられていませんし………あ!?)
そこまで考えて私はある事に気が付きました
(そうです。杖で魔法を放つ方法があるならナイフや剣にも魔法を纏わせて飛ばすことも出来るのではないでしょうか!?)
そう、ゲームやアニメのキャラクターの様に魔法を纏わせる。つまり属性を付与させて直接攻撃するのではなく魔法で攻撃したら良いのではないかと考えたのである。
例えば剣やナイフに風属性を付与させて風の刃物、つまり鎌鼬を起こすことが出来るのではないでしょうか?
そうすれば直接攻撃をした訳ではないので私はショックやトラウマにならないのでは無いかと考えました
(よし、王都に帰ったら早速実践してみましょう!!)
私は新しい目標を決めて意気込んでいた所にシフォンヌ様がお風呂から戻られました
「マリーさん、お待たせしました。あら?何か良いことでもありましたか?」
シフォンヌ様は私の様子を見て質問されました
「シフォンヌ様お帰りなさいませ、実は王都に戻ったら試したいことができたのです」
「まぁ!?それは何ですか?」
「えへへ、話したいのは山々ですがまずは侯爵様へご挨拶に行きましょう」
「あら、それもそうですね。それじゃあお兄様の所に行きましょうか」
私はシフォンヌ様に打開策を思い付いたことを話したかったですがまずはガラルド様にお会いにならなければと思いシフォンヌ様と向かいました
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シフォンヌ様がガラルド様の場所をメイドさんに聞かれて私達はガラルド様がいらっしゃられるお部屋に到着しました。
そしてシフォンヌ様が扉をノックされました
「お兄様、シフォンヌでございます」
「入りたまえ」
ガラルド様がお返事を返されたので私とシフォンヌ様は一緒に入りました。
お部屋の中にはガラルド様の他にガラルド様と同じ年位の女性もいらっしゃいました。
そしてシフォンヌ様が低姿勢になられたので私もシフォンヌ様に続いて低姿勢になりました
「お兄様、改めてお久しぶりにございます。お兄様の方もご健勝で何よりです。お義姉様もお元気そうで何よりです」
(やっぱりシフォンヌ様のお義姉様、侯爵夫人様でしたか)
「うむ。シフォンヌよ本当に久しいな、確か2人目の孫の魔力・属性測定日以来だからもう5年ぶりか、月日が経つのは速いな。シフォンヌよ私達は家族だ、堅苦しいのは無しにしよう、マリー殿も遠慮なさらずリラックスしてくだされ」
私はガラルド様にその様に言われましたが流石にすぐにリラックスは出来ませんでした。
それよりも私はガラルド様のお言葉と侯爵夫人様に挨拶をしなければと思いました
「ガラルド様、お心遣い感謝いたします。お初にお目にかかります侯爵夫人様、次期聖女のマリーにございます。平民の為姓は御座いません。本日からお世話になりますどうかよろしくお願い致します」
「………………………………………………」
私は侯爵夫人様にご挨拶を行いましたが夫人様は黙って私を見ているだけでした。
「マラリヤ、マリー殿が挨拶されたのだお前も自己紹介をせぬか」
「………………マラリヤ・バレッタですわ」
「………………………………」
「………………………………」
(え!?それだけですか!?)
私は戸惑ってしまいました
「全く、済まないなマリー殿」
「い、いえ大丈夫でございます」
「そう言って頂けてありがたい。なのでシフォンヌよそんな怖い顔をしないでくれ」
「いいえ、お兄様、私は全く怒っていませんわ」
シフォンヌ様は笑顔でそうおっしゃっていましたが眉毛がぴくぴくと動いていました
(シフォンヌ様絶対怒ってますよ!?)
私は怖くなりましたがどうすることも出来ませんでした
「済まなかったな。これからお茶にするところだから2人も遠慮せず座って寛いでくれ」
そう言われて私とシフォンヌ様は一緒に椅子に腰掛けお茶の誘いを受けることになりましたが内心不安になりました
「平民から聖女が誕生するとはとても信じられませんでしたが、どうやら貴族に対する最低限のマナーは身についているようですね。シフォンヌさんが躾けたのかしら」
急にバレッタ侯爵夫人様が話されました
「は、はいシフォンヌ様が常日頃から教育をさせていただいております。本当にシフォンヌ様は素晴らしいお方で私なんかまだまだでして」
「元侯爵令嬢が指導しているのなら当たり前でしょう」
「………うぅっ」
私は侯爵夫人様に言われたことに少し傷ついてしまい涙目になってしまいました
「………………どうやらお義姉様は相変わらずのようですわね」
シフォンヌ様は私の為に怒っていました
「マリー殿申し訳ない、シフォンヌもそんなに怒らないでくれ、マラリヤはマラリヤでシフォンヌの事を心配されていたのだ」
「え?は?あのお義姉様がですか?」
「信じられぬかもしれぬが平民の聖女、マリー殿が誕生してからずっと案じておったのだよ「シフォンヌさん達だけで大丈夫かしら?」「私も手伝いに行ったほうが良いかしら?あなた!?」っと言ってそれは大変で」
「あなた!?余計な事言わないで頂戴!!?」
「はっはっは、しかしワシがフォローしなければマリー殿から悪者に思われてしまうぞマラリヤ、マリー殿我が妻が申し訳なかった。マラリヤは厳しい性格をしているが優しさもある不器用人なのだ悪く思わないでくれるかな」
「あ、いえその大丈夫です」
私は呆気にとられてしまいましたがなんとかガラルド様にお返事をしました
「へぇ~、あのお義姉様がですか(ニマニマ)」
「なんですか!?シフォンヌさん!!あぁもうマリーさん!!」
「は、はい!?侯爵夫人様!?」
私は急に侯爵夫人様に名前を呼ばれてビックリしました
「いいですか!?貴族社会というのは常に相手への牽制や陰口等が多いのです。平民が思っているような華やかな社会ではないのです。私の言葉で涙を流している様では貴族社会ではやって行けませんよ!?なので何か分からないことがあればシフォンヌさんだけでなく私にも相談しなさい、あと私の事は侯爵夫人様ではなくマラリヤとお呼びなさい、いいですね!!」
「…………………………………」
「…………………………………」
私とシフォンヌ様は侯爵夫人様いえマラリヤ様の早口に驚いて黙ってしまいました
「はっはっは、すごい早口だったなマラリヤ」
「あなたは黙ってて頂戴!?」
「ぷっ、くふふ、あ、あのお義姉様があんな早口に」
「シフォンヌさんまで!?あぁもうあなた達兄妹は!?」
マラリヤ様は顔を真っ赤にされていました
「あの、マラリヤ様?」
「なんですか!?」
「ありがとうございます。私の為にわざと悪者を演じられたのですよね。私がまだ貴族社会の事が分からないからこそあのような事をされたのですよね?」
「え?ま、まぁそうですかね?」
「ですので、ありがとうございます」
「はっはっは、マリー殿はお優しいのだな」
「当然です。マリーさんは優しくて素晴らしい女の子なのですよ」
ガラルド様が笑われながらシフォンヌ様が笑顔になられながら私の事を話していました
「ふ、ふふふ。ごめんなさいねマリーさん私が意地悪だったわ。せめて滞在中は楽しんでね」
そう言われてマラリヤ様は笑顔になられました
人物紹介
マラリヤ・バレッタ
ガラルド・バレッタの奥さんにして侯爵現当主夫人
厳しい性格をしているが時折優しさも見せる不器用人
年齢67歳
髪色・雪のような白
瞳の色・紫色
髪の長さ・長くて常に上品な三つ編みにしている
身長・153cm
バスト・Dカップ
マラリヤは当初はもっと意地悪な性格にしようと思ったのですがそれだとざまぁ系になっちゃいそうだったので厳しくも優しい性格にしました
それではここまで読んでいただきありがとうございます