乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜   作:クソ雑魚メンタルリシテア

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シフォンヌの故郷の収穫祭話もそろそろ終盤ですかね。

それではどうぞ


第29話 収穫祭を終えて

収穫祭を終えた翌日、私は今日も皆様と朝食を召し上がっていました。

昨日の収穫祭はとても楽しくて思い出に残る旅行になりました

 

(でも収穫祭が終わってしまったのでそろそろ王都に帰らないといけないのですよね)

 

私はそう思ってしまった。折角シエラ様という2人目の大切な友達ができたのにそろそろお別れしないといけないと思ったら途端に寂しくなってしまいました

 

(でも私の我儘でシエラ様を困らせてはいけないですよね)

 

私はそう思い寂しさを押し殺すことにしました。

旅をする漫画やアニメの主人公もこんな気持ちだったのでしょうか?

 

「そうだシフォンヌよ、王都にはいつ戻るのかな?」

 

「………………!?」

 

ガラルド様がシフォンヌ様に訪ねてきました。

その時にシエラ様が押し殺したような悲鳴を上げた感じがしました

 

「お兄様そうですね。距離と護衛の依頼等の準備を考えますと明後日の朝には出発しようかなと思っています」

 

「ふむ、そうか、なら王都までの護衛の依頼はワシがやっておくのでシフォンヌはゆっくりするとよいぞ」

 

「お兄様宜しいのでしょうか?ではお言葉に甘えさせていただきます」

 

私達の別れが明後日の朝に決まりました

 

(シエラ様と遊びたい気持ちもありますが帰る前にやりたい事がありましたね)

 

私は晩餐会のことを思い出してシフォンヌ様にお願いを伝える事にしました

 

「シフォンヌ様、朝食の後厨房を案内していただけますか?」

 

「厨房ですか?勿論構いませんよ」

 

私はシフォンヌ様許可を頂けました。

そんな中ガラルド様が疑問に思われたのか質問されてきました

 

「マリー殿、厨房ですか?いったい何をしに?」

 

「はいガラルド様、晩餐会でのお料理が海鮮だったのでお魚の捌き方を習いたいなと思いまして」

 

「お兄様、マリーさんは料理とお菓子作りが趣味なのですよ」

 

「ほぉー、そうなのですか、ワシからは反対しないのでマリー殿ゆっくり楽しんでくだされ」

 

ガラルド様からの許可も頂けたので料理を楽しむことができそうです

 

「あ……あの、マリー様、わ……わたしもご一緒しても……宜しい……でしょう……か」

 

シエラ様が自分も行きたいと言われました。私は特に反対などもなかったので「はい、大丈夫ですよ」っと答えました

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

そして私とシエラ様はシフォンヌ様の案内でバレッタ侯爵家の厨房に来ました

 

厨房で働いていた方達は急に私とシフォンヌ様とシエラ様が来られたことに驚いていました

 

(まぁ聖女に次期聖女、更にはこのお屋敷のお嬢様のシエラ様まて来られたら驚いてしまいますよね)

 

私は内心思いながら厨房の方達に私の趣味の1つがお料理とお菓子作りの事を説明して海鮮の捌き方を教えて欲しい旨を伝えると喜んでお教えしますと言って頂けました

 

そして私は料理のレパートリーを増やすためにご指導を受けました

 

シエラSide

 

マリー様凄い。

料理人の方に魚の切り方や味付け等を聞いて慣れてきたのか直ぐにお魚の料理を3品ほど作られました

 

教えていた料理人の方も驚いていました。

それでもマリー様は自分はまだまだな事をお伝えされていました

 

(楽し……そうにお料理……されてるマリー様……可愛い……です)

 

わたしはマリー様が楽しそうにお料理されているのを見て更にドキドキしてどんどん好きになってしまいました

 

でもそれと同時にわたしは悲しくなってしまいました。

後2日でマリー様はシフォンヌ様と一緒に王都に戻ってしまうのです

 

(マリー……様と別れたくない……です。ずっと……一緒に居て欲しい……です)

 

わたしはマリー様と別れたくないとそう思ってしまいました

 

「シエラ様」

 

わたしが泣きそうになっていたらマリー様が話しかけて来られました

 

「一口いかがですか?味見もしたので大丈夫ですよ」

 

そう言われてマリー様が持ってこられたのは魚介類を使ったクリームパスタでした。それも一口で食べられる量でした

 

わたしはマリー様に「いただきます……マリー様……」っと一言言ってからパスタを食べました。

マリー様が作られたパスタはとても美味しかったです

 

SideOUT

 

―――数時間後

 

私はある程度作り方を教えて頂いて料理のレパートリーを増やすことが出来ました。

味付けの材料なんかも教えて頂けたので教えていただいた料理以外のものにも味付けやタレなんかが使えそうなのでアレンジしても良さそうです

 

教えて頂けた料理人の方達にお礼を言ってその後は丁度お昼の時間になるので3人で食堂に向かい昼食を食べることにしました

 

(しかし、王都に帰る話題になってからシエラ様はずっと元気が無いですね)

 

私の料理を食べた時は一瞬笑顔になられましたが本当に一瞬でした

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

昼食を食べた後私はシエラ様と中庭でお茶会をしていました。

シエラ様の表情はやっぱり暗いままでした

 

(このままでは良くないですよね)

 

シエラ様の今の状態は私が盗賊を攻撃して傷つけてショックを受けたのと同じ感じでしょうか?

 

(何か方法は無いでしょうか?)

 

私がアレやコレやと考えて悩んでいた時でした

 

「あ……の、マリー……様」

 

突然シエラ様が話しかけて来られました

 

「はい、何でしょうか?シエラ様」

 

「わたし……その……」

 

「ゆっくりで大丈夫ですよシエラ様」

 

「は……い、その……わたしマリー様とお別れ……したくない……です」

 

シエラ様が涙目になりながら私に気持ちを伝えて来られました

 

「シエラ様………………それは」

 

「分かって……います……これが……わたし……の我儘なのは……でも、わたし……」

 

私は涙を流すシエラ様の手を握りました

 

「シエラ様、本当は私も別れたくはないのです。折角シエラ様とお友達になれたのに、でも私は次期聖女なので帰らないといけないのです」

 

「……う……ひっ……く」

 

「なのでシエラ様、お互いにお別れが寂しいのでしたら今日と明日は私と一緒に寝ませんか?」

 

「……???、一緒に……寝るの?」

 

「はい、そうすればきっと寂しくないですし何よりきっとまた会えますから……ね」

 

「はい……わたしもマリー様と一緒に居たいです」

 

そして私はシフォンヌ様とルナ様に許可を貰い一緒に寝ることになりました

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

その夜に私の部屋のベットで寝巻き姿の私とシエラ様が横になりました

 

「マリー様……温かい……です」

 

「そうですね。シエラ様」

 

「それ……に、ギュッてすると……悲しい気持ちがなくなって……来まし……た」

 

どうやらシエラ様は落ち着かれた様子でした。一緒に寝ることを提案してよかったです

 

「これ……ならマリー様……と別れても大丈夫……です」

 

「シエラ様よかったです。どうか当日は笑顔で見送って下さい」

 

「……はい」

 

上手くいくか分からなかったですがシエラ様が元気になって良かったです

 

「……リー……様……キ……です」

 

「???、シエラ様今何か言われましたか?」

 

「……あ!?いえ……何でも……ない……です」

 

「???、分かりました」

 

シエラ様が何か言われましたが何でもないと言われたので深く追求はしないことにしました




いかがだったでしょうか?

実際別れって辛いですよね

そう言えばこの話を書いていて昔旅をする漫画(キノの旅じゃないです)で[1回目(出会い)は偶然、2回目(再開)は奇跡、3度目は?]って言葉を思い出しました。
何てタイトルだったかな?なんか魔女の女の子が妹を探す漫画
思い出せないです(汗)

それではここまで読んでいただきありがとうございます
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