乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜   作:クソ雑魚メンタルリシテア

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ちょっとサブタイトルが長くなってしまいましたが3人が届いた制服をそれぞれの家族全員とシフォンヌとカーリーとエステルにお披露目するお話です。

それではどうぞ


第34話 制服が届いたのでお披露目会、何故かサフィリア様とシエラ様のご家族にもお披露目しました

月日が流れて2月になりました。

あと2ヶ月近くで学院に入学する。多分もう少ししたら制服もそろそろ届くと思います。

そして私は今何をしているかと言うと

 

「………………ふ!!」

―――ザシュ!!

 

私は一点を集中して弓を射りました。そして射った矢は真っすぐ的に当たり刺さりました

 

私は弓術の自主訓練をしていました。と言いますより1月の終わり辺りにシフォンヌ様達にもう教えられる事は無いと言われてしまいました。

でもそれでおしまいという訳にもいかないので自主訓練をしてさらに自分自身を磨く事にしました。

因みに聖女教育の方も殆ど教える事は無いと言われてしまいました。その際にシフォンヌ様に「よく頑張りましたねマリーさん、もういつでも立派な聖女になれるわね」っとお言葉を掛けて頂き頭を撫でてくれました

 

(でも教える事は無いと言われても私はまだまだ未熟ですね。もっと精進しないとですね)

 

私は決意を新たに再び矢を構えて弓を引きました。

次はただ当てるのではなく矢の先端に風属性を付与させて放ってみることにしました

 

「………………………………」

 

的をよく見て矢に魔力を集中させて、そして

 

「………………ふ!!」

 

矢を放ちました。そしてその矢は真っすぐ的まで飛んでいきそして

―――ズガシャ!!

 

音が響き風属性が付与した矢は的に当たり鎌鼬を発生して的を粉々にしました

 

「……ふぅ」

 

私は一息入れてタオルで汗を吹いて水を飲もうとした時でした

 

―――パチパチ

 

突然沢山の拍手の音がして私は驚いてしまいました。

そして拍手の方を見たらサフィリア様とシエラ様にシフォンヌ様達にそれだけでなくクロステル公爵家の方達とバレッタ侯爵家の方達がいらっしゃっていたのです

 

「サフィリア様、シエラ様、それに皆様も!?い、いつから!!?」

 

「はっはっは、マリー殿がとても集中されていたので声を掛けるのは良くないと思ってね。終わるまで見学させてもらっていたのだよ」

 

「ガラルド様、そうでしたか、所でどうして私の所に?」

 

私は皆さんが来られた理由を聞く事にしました

 

「実はシエラの制服を届けに来たのだよ。サフィリア嬢のお屋敷に泊まらせていただくのはよかったのだがバレッタ領の屋敷に届くようにしてしまっていたのでね。はっはっは」

 

ガラルド様は最後に笑われて私に答えました

 

「それで折角なので3人で制服に着替えて皆様にお披露目したいと思いましてマリー様を探しに来たのです」

 

「え?でもサフィリア様、まだ私の制服は届いていないですが?」

 

「大丈夫ですわ。マリー様の制服でしたらつい先程出来上がって届いたみたいですので」

 

どうやら私の制服も届いていたらしいです。

しかし

 

(えぇ……クロステル公爵様達とバレッタ侯爵様達に見せるのは恥ずかしいです)

 

サフィリア様とシエラ様と恋人同士になったので皆様が私の制服姿をお披露目するのは分かりますが

 

(うーん、でも恥ずかしいと言ってお披露目したくないと言うとサフィリア様とシエラ様が悲しまれるかもしれませんし、我儘は言えないですね)

 

私は少し恥ずかしいですがお披露目することを決意しました

 

「分かりました。少し恥ずかしいですが私も皆様にお披露目いたします」

 

「マリー様、ありがとうございます」

 

「では早速着替えに―――」

 

「もう、何を仰ってるのですかマリー様?まだ呼ばないといけない方が居るじゃないですか」

 

「え?」

 

私は他に誰を呼ぶのか分かりませんでした。

だって今この場にお披露目する人は全員いると思いましたがサフィリア様が呼ぶ人の名前を言われました

 

「もう、マリー様のお母様のエンジュさんも呼ばないと」

 

私はサフィリア様にいわれてちょっと恥ずかしいから大分恥ずかしいに変わってしまいました

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

「サフィリア様、シエラ様、私変じゃないですか?制服ちゃんと着れていますか!?」

 

私は届いた制服にサフィリア様とシエラ様と一緒に着替え終わりました。

制服は上が赤色のブレザータイプで下は紺色のロングスカート、そして首元には紐で出来たリボンを着けています

 

「マリー様、落ち着いてくださいちゃんと似合っているので大丈夫ですよ」

 

サフィリア様に優しく声を掛けて頂きましたがお母さんに見せるとなるととても恥ずかしいです

 

「……マリー様……わたし……も頑張るので一緒……に頑張りましょう」

 

「あぅ」

 

内気で引っ込み思案なシエラ様に励まされてしまいました

 

(うぅ、いつまでもうじうじしてもしょうがないですね)

 

私は覚悟を決めて3人で皆様の前に姿を見せました

 

「おぉ、これは」

 

「まぁ、3人共可愛いわ」

 

私達が姿を見せたら皆様とても喜んでくれました。サフィリア様とシエラ様は喜んでいましたが私はお母さんが私に何も言わずにただ見ているだけで不安になってしまいました

 

「お母さん、やっぱり似合ってない?そうだよね。私平民だし」

 

私がお母さんに話し掛けてもずっと黙っていた。私は更に不安になりました

 

「お母さ、ひゃあ!?」

 

私はお母さんが何も言わない事に泣きそうになっていたら急にお母さんが私を抱きしめて来ました。

私は恥ずかしくなってお母さんに声を掛けようとしたらお母さんの身体が小刻みに震えているのに気が付きました。

更には

 

「………………う………………ふ………………うぅ」

 

お母さんが嗚咽もしていたのです

 

「お母さん、泣いてるの?」

 

私はお母さんに慎重に声を掛けましたがお母さんは泣いているだけでした。

そして

 

「……あぁ、あなた……私達の娘はこんなに立派に育ってくれたわ」

 

お母さんは泣きながら亡くなったお父さんに私の事を伝えてくれました。

それを理解した私はお母さんを優しく抱きしめて背中を擦ってあげました

 

―――数分後

 

「ごめんねマリー、お母さんマリーの制服姿があまりにも綺麗だったから嬉しくなっちゃった」

 

「ううん、大丈夫だよお母さん、綺麗って言ってくれてありがとう」

 

私はお母さん大丈夫な事と褒めてくれた事に感謝の言葉を贈りました

 

こうして私達3人の制服お披露目会は大成功で幕を閉じました

 

そしてお披露目会から数日後に私は星夜祭の日に約束した刺繍入りのハンカチを作ってサフィリア様とシエラ様にプレゼントしました。

因みに色は私が緑でサフィリア様が黄色でシエラ様が青にしました。

刺繍の形も同じなのでカバンに次いで3人だけのお揃いにしました

 

因みに2人はとても喜んでくれました





いかがだったでしょうか?

エンジュさんにはマリーちゃんの制服姿で感動してもらいました

それではここまで読んでいただきありがとうございました

追記
感想でサフィリアの一人称の私(わたくし)にルビを振ることが出来ると教えていただきました。
アドバイスを書いてくれた天翼project様ありがとうございます
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