乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜   作:クソ雑魚メンタルリシテア

37 / 53

ついにゲーム本編が始まるマリーちゃん、果たして無事に学院生活を送ることが出来るのか

それではどうぞ


第35話 聖アテナ学院へ入学

私達3人の制服お披露目会から月日が流れて4月になりついにあと3日で聖アテナ学院へ入学する事になりました

 

「これと、これと、後はこれも入れてそれから……」

 

そして今私は学院に持って行く洋服や制服、更には日用品などを旅行にも使った大きなキャスター付きのバッグに入れていました

 

(そう言えばこのバッグの名前ってなんなんでしょう?)

 

私は一瞬疑問に思いましたが気にしないことにしました。

後は学院から届いた必要なものが書かれた紙を見ました。忘れ物がないかの最終確認です

 

「これも入れた。これも入れましたし後はメイドさ……メイドさん?」

 

私は最後の項目で指を止めました。そこには男性は執事、女性はメイドを連れてくることが書かれていました

 

「メイドさんですか……………………」

 

私が一言呟くとそれに理解したら自室を飛び出していました。

そして向かった場所はシフォンヌ様の執務室でした

 

「シフォンヌ様!?」

 

「マリーさん!?一体どうしたのですか?」

 

「シフォンヌ様、今学院の荷造りをしていたのですが、個人で持って行く物の中の最後の項目にメイドさんって!?」

 

私は涙目になってシフォンヌ様に事情を話しました。

メイドさんなんて私雇ってないですよ!?

 

「あぁ、その事ね。それならカナタを連れて行って良いわよ」

 

「え?でもカナタさんはシフォンヌ様の……」

 

「それなら安心して、カナタには事前にマリーさんの学院のメイドとして着いて行ってもらうことをもう話てあるから。カナタも喜んでいたから安心して」

 

私の悩みはあっけなく解決しました

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

そして迎えた3日後、遂に聖アテナ学院へ向かうことになりました。

シフォンヌ様とカーリー様とエステル様、それとお母さんに見送られながら迎えに来られたサフィリア様とシエラ様が乗られた馬車に私も乗りました

 

「いよいよ大好きなマリー様と学院に入学ですね。3年間楽しみですわ」

 

「……サフィリア様、わたしも凄く楽しみ……です」

 

「そ、そうですね。所でどうして私が真ん中でお二人がそれぞれ隣に座られているのでしょうか?」

 

そう、私は今星夜祭のソファの時と同じ座り順になっていました。

いや分かりますよ。お二人が私の事をお好きなのが、でも馬車の中でこれは狭いような

 

「もう、マリー様ったら、それは私(わたくし)達がマリー様の事を愛しているからですわ」

 

「……ん、ん(こくこく)」

 

「そ、そうでしたね……あはは」

 

私はもう苦笑いすることにしました

 

「そう言えばマリー様とシエラ様はご存知ですか?今年は第2王子様が新入生代表で挨拶されるらしいですよ」

 

唐突にサフィリア様が新入生代表の挨拶の事を話されました

 

(そう言えばゲームでも第2王子が新入生代表で挨拶されていましたね)

 

「……ん?サフィリア様……それでしたら王子様……が入学されない年……は誰が代表になられるのです……か?」

 

「あ!確かにそうですね。サフィリア様はご存知ですか?」

 

ゲームでは先程言った通り今年は第2王子が挨拶されてましたが確かに王子様が入学されない時は誰がされるのでしょうか?

 

「実は入学の1月前に公爵家の方達が実力の試験を行って成績トップの人が挨拶されるらしいですよ」

 

私はサフィリア様のお話を聞いてシエラ様と一緒に納得しました。

そして私は納得した後ある事を考えました。それはゲームの主人公である公爵家の女の子の事でした。

もしも彼女まで自分と同じ現代日本から転生してきた人だったらどうしようと思ったのです

 

(私という例外がありますしそこが怖いのですよね。もしも過激な方でしたら私にありもしない罪を被せて私を断罪しに来るかもしれないですね)

 

私は少し不安になりながらどうか主人公の女の子が普通の公爵令嬢である事を祈りました

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

そして馬車に揺られて遂に聖アテナ学院に到着しました。

校門前には沢山の馬車が止まっていて沢山の人達が溢れていました

 

(ここに居る人達全員貴族なんですよね)

 

私はサフィリア様とシエラ様と一緒に馬車を降りましたが何だか私だけ場違い感が出てしまいました

 

―――ジーッ

―――ジロジロ

 

(うぅ、すごく見られてます)

 

やっぱり平民の私が学院に入学するのは間違いなのでしょうね

 

「マリー様」

 

「……ん!」

 

私がマイナスな思考になっていたらサフィリア様が手を握ってくれてシエラ様が私の腕を抱きしめてくれました。

そのおかげか私は落ち着くことが出来ました

 

「ありがとうございます。サフィリア様、シエラ様」

 

私は落ち着いて校門まで歩く事が出来ました。

そして校門を通って少ししたら掲示板が見えてきました

 

(そう言えば掲示板でクラスが書かれていたんでしたっけ?)

 

確かゲームではマリーと主人公が1組でサフィリア様が2組だったと思いました。

隣のクラス同士でしたから主人公とサフィリア様は仲が良くサフィリア様はマリーの性格を知らなかったんでしたよね

 

(ショックを受けた原作のサフィリア様は可哀想でした)

 

「そ、そんな、私(わたくし)2組ですわ」

 

私は1組の所を見たら私の名前がありました。

やっぱりそこは原作通りでした

 

「……マリー様、わたし……もマリー様と同じ1組……です」

 

シエラ様が仰っしゃられて掲示板を見たら確かにシエラ様の名前が1組にありました

 

(良かった。シエラ様はゲームに出てないので何組か分からなくてすごく不安だったんでしたよね)

「サフィリア様とクラスが別になってしまいましたが2組とは距離も近いですしそんなに離れなくてよかったですね」

 

「マリー様、うぅそうですね。離れていても私(わたくし)達の愛は引き離されませんよね」

 

私の言葉でサフィリア様は少し元気になられました。

そして私は掲示板の1組を見てある名前を見ました

 

[オリビア・プラウ]

[リオン・アルカナ]

[ランス・クラウド]

[バロン・エルロン]

 

上からゲームの主人公の公爵令嬢、第2王子、宰相の息子、騎士団長の息子、攻略対象の名前も確認しました

 

(やっぱりそこもゲーム通りですね。となると後1人の攻略対象である担任の先生も同じですよね)

 

私は内心そう思いました

 

「行きましょうか、マリー様、シエラ様」

 

「そうですね。サフィリア様」

 

私はサフィリア様が仰っしゃられてシエラ様と一緒に3人で校舎の中に入ることにしました




今回はここまでです

ここまで読んでいただきありがとうございました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。