乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜 作:クソ雑魚メンタルリシテア
シフォンヌ・バレッタ
肩まで伸びたスモーキーブルー(暗めのライトブルー)の髪色にエメラルドのような綺麗な緑色の瞳をした現聖女様
バレッタ侯爵の者で彼女には兄がいて兄がバレッタ侯爵を継いでいてシフォンヌ様は聖女活動を行なっている。
それが設定集に書かれていたシフォンヌ・バレッタのプロフィールである。
因みに原作マリーに振り回された苦労人その2である。
[原作マリー苦労人その1はマリーの母親であるエンジュ]
(ゲームでは原作の私(マリー)がごめんなさい)
この世界のシフォンヌ様が苦労した訳でわないが心の中で謝罪した。
「あの、聖女様?」
「シフォンヌで結構ですわ、マリーさんのお母様」
「では私もエンジュで大丈夫です。所で次期聖女とは?」
お母さんが恐る恐る先ほどのシフォンヌ様の言葉を聞いた。
「今から説明いたしますエンジュさん、貴女の娘のマリーさんは女神像にお祈りをした時に激しく光りました、それはマリーさんが光属性と聖属性に目覚めて聖女の資格を得たのです。」
(………………やっぱり)
混乱していたお母さんとは別に私はとても冷静だった。
「ま、待ってください!!マリーは平民ですよ!!勿論私も平民です、亡くなった私の人も!!」
お母さんが大声を出して私達が平民である事を伝えた。
「確かに聖女は貴族から属性測定機で光属性と聖属性が判明した女性が聖女になる資格を得ます。しかし例外もあります、現にマリーさんがそうですし歴代の聖女には平民出身の聖女も居たと記録に残されています」
「そ、そうですか……」
どうやらお母さんは納得したみたいだ
(私、どうなるのかな?やっぱり教会に住み始めて聖女教育をするのかな?)
私が今後の事を思っていたらシフォンヌ様が説明を再開した
「聖女は何時誕生するか分かりません、数年後かもしれないし数百年後かもしれません。最悪2度と聖女が誕生しない事がいつか来るかもしれない、私としても教会からも今後マリーさんには教会に住んでもらって聖女教育を行っていただき私の次代の聖女になっていただきたいのです」
シフォンヌ様が力説して今後の事を話した。
そして
「お願いしますエンジュさん、どうかマリーさんを教会に預けさせていただけないでしょうか?お願いします!!」
聖女様が平民に頭を下げる構図が出来上がった。
(ぎゃあああ!?聖女様がお母さん(平民)に頭を下げた!!)
いくら元とはいえ侯爵家の出身の方が平民に頭を下げるなんて、私教会の方達に刺されたりしないよね。
「あ、頭を上げてくださいシフォンヌ様!!?」
お母さんも慌てていた。お母さんに言われてシフォンヌ様は頭を上げてこちらを見つめた
「シフォンヌ様、少しマリーと話しても良いですか?」
「はい、もちろんです。ゆっくり話してください」
シフォンヌ様は笑顔で答えてくれた。
流石聖女様、笑顔が素敵である。
「マリー、貴女はどうしたい?」
お母さんが私にどうするか聞いてきた。
「………………………………」
私は無言になり考えた。
(さっきシフォンヌ様が仰った通り聖女は何時誕生するか分からない、それに私は聖女に目覚める前に、前世の事を思い出してから覚悟は決まっている)
私は聖女、シフォンヌ様に自分の意思を伝えた。
「聖女、シフォンヌ様、私は最初とても驚きました、でもシフォンヌ様の説明を聞き考え自分の運命を受け入れたいと思います」
そう私が伝えるとシフォンヌ様は笑顔になり
「マリーさん………………ありがとうございます!!」
私に感謝の言葉を伝えて来た。
「でも1つだけ聞かせてください」
「はい、何でしょうか?何でも聞いてください」
「先ほどお母さんに私を教会に預からせてくださいと伝えていましたよね?私は今後教会に住むということでしょうか?」
「???、はい、教会に住むことになります」
「では、私のお母さんも一緒に住まわせてください」
「マリー!?」
お母さんが驚いて私の名前を叫んだ。
「私はお母さんが私の為に一生懸命働いて育ててくれました、そんなお母さんと離れたくない、恩返しもしたいんです。お願いします!!」
私は勢い良くシフォンヌ様に頭を下げた。
「ま、マリー」
お母さんは私の名前を呼んで、後からお母さんから聞いたけどどうやら感動して泣いていたらしい。
「………………エンジュさん、マリーさんは素晴らしい娘さんですね。大丈夫ですよマリーさん元からそのつもりですから」
シフォンヌ様の言葉に私は頭を上げて
「………………………………………………へ?」
「ウフフ、ですから貴女のお母様、エンジュさんも最初から住まわせるつもりですよ」
シフォンヌ様にそう言われた私は火が出るほど顔が赤くなった。
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シフォンヌ様と話した後私は自分が充てがわれた部屋で寛いでいた。
(恥ずかしかった!!)
私はシフォンヌ様にお母さんと住まわせて欲しいと人生で初めて我儘を言ったがそれは若干不発に終わった感じになった。
因みにお母さんは今は住んでいた家の解約に行ってくると言って今は1人である。
(とりあえず優しい聖女を目指さなきゃ)
私は自分の運命を回避するために頑張る事を決意したその時だった。
コンコンっと扉をノックする音がした。
(お母さん戻ってきたのかな?)
私は扉に向かって声をかけた。
「お母さん戻ったの?速かった………………ね」
私はお母さんだと思い声をかけながら扉を開けたら。
「よお、お前さんが新しい聖女か?」
「まぁ!!可愛らしい次期聖女様ですね!!」
扉を開けたら赤髪のラビットスタイルのツインテールをした女性とウェーブがかったアッシュブロンドの女性がいてどちらも高貴な修道服を着ていた。
(だ、誰!!?)
因みにエンジュの見た目は髪の色はマリーと同じライトグリーンですが目の色が茶色です。
さらに髪を三つ編みにして肩から前に出しています。
イメージとしてはガールフレンド(仮)の村上文緒の母親村上文乃さん想像してくれると分かりやすいと思います。
ついでにシフォンヌ様は前話で58歳と書きましたが見た目は全然老けていません、むしろ見た目だけは30代前半くらいです。
美熟女ですね
それではここまで読んでいただきありがとうございます