乙女ゲーの悪役負けヒロインにTS転生した〜死にたくないので真面目に大人しく聖女を目指します〜   作:クソ雑魚メンタルリシテア

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タイトルからわかると思いますがマリーちゃん女の子になって人生初めてのお風呂です


第7話 お母さんの衝撃発言と今世初めてのお風呂

ーコンコン

「失礼します」

 

扉をノックする音がしてシフォンヌ様の執務室に誰かが入って来て見てみたらお母さんだった。

 

「あら、エンジュさん、よくここが分かりましたね」

 

「はい、枢機卿様にお会いしてシフォンヌ様がマリーを連れて執務室に向かったと聞いたので」

 

「そうですか、丁度良かったですわ、いまお約束のものを持ってまいりますね」

 

シフォンヌ様がそう言うと何かを取りに行った。

 

「お母さん、約束の物って?」

 

「うふふ、まだ内緒よ」

 

「???」

 

私は分からなかったのでシフォンヌ様を待つことにした。

 

「お待たせしましたエンジュさん、さぁコチラをどうぞ」

 

戻ってきたシフォンヌ様がお母さんにお洋服を渡した。

それは教会の修道服だった。

 

「お母さん、どうして修道服を!?」

 

私は驚いてお母さんに聞いた。

 

「ごめんなさいマリー、私も教会のお手伝いをしようと思って」

 

「そんな、お母さんはもう無理しなくていいんだよ」

 

私はお母さんにこれ以上無理して欲しくなくて反対しようとした。しかし

 

「ごめんなさいマリー、お母さんやっぱり動いていないと落ち着かないと思うの、それにマリーに伝える前にもうシフォンヌ様に許可を貰っているから」

 

そう言ってお母さんは私の反対の先手を打っていた。

 

「もう………………折角お母さんに楽になってもらえると思ったのに」

 

「フフ、エンジュさんの仰った通り本当に反対しようとされましたね。マリーさん分かってあげてください、エンジュさんもマリーさんの事が好きだから自ら手伝いをしたいと申し出たのです」

 

「シフォンヌ様………………分かりました」

 

私は半ば納得いかなかったが確かにあのお母さんが大人しくしている姿が想像できなかった。

 

「マリーも素敵なものを貰ったのね」

 

お母さんは私の手に持っているものを見て喜んでくれていた。

 

「そうだわ、エンジュさんマリーさん良かったら今からお風呂に入って着替えてきたらどうですか」

 

私とお母さんはシフォンヌ様の提案に驚いてしまった。

 

「お、お風呂ですか!?」

 

この世界に平民はお風呂に入る文化はない、精々布を温かいお湯に浸けて体を拭くくらいだ

 

「お二人はお風呂は初めてでしょうから今使いの者を呼びますね」

 

シフォンヌ様がそう言うと手をパンパンと2回叩いた。

 

「「お呼びでしょうか、聖女様」」

 

そしたら直ぐに修道服を着た全く同じ顔の2人の女性が姿を現した。

 

「ご苦労さまです。この娘と女性にお風呂の入り方を教えて差し上げてください」

 

「「失礼ですがそのお二人は?」」

 

「紹介がまだだったわね。この娘はマリーさんで今日誕生した次期聖女です。そして隣の女性はマリーさんの母親のエンジュさんです。2人とも平民だからお風呂の入り方が分からないと思うから優しく教えてあげて」

 

「「なるほど、了解いたしました」」

 

(物凄く息がぴったり!?同じ顔だから双子かな?)

 

彼女達も設定集等には見たことがない人達だがもう驚くことはなかった。

 

「「では向かいましょうマリー様、エンジュ様」」

 

「ゆっくり入ってきて下さいね」

 

私達母娘はシフォンヌ様に見届けられながら(多分)双子の信者の方に連れて行かれた。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

ーポチャン

 

「ふぅ………………」

 

そんな擬音が聞こえるんじゃないかと思えるお風呂の湯船に浸かり私は一息ついた。

 

「気持ちいいわね。マリー」

 

私とお母さんは信者の方に洗い方を教えてもらいながらお風呂に入れてもらえた。

 

因みにお風呂の脱衣所に着いた辺りで2人の信者の方が自己紹介をされてやはり2人は双子だったようだ。

 

私に洗い方を教えてくれた方が双子のお姉さんのカナタさんでお母さんに洗い方を教えた方が妹のカレンさんだそうだ。

 

カナタさんの方は天真爛漫で元気いっぱいな女性でカレンさんは少し無口なクールビューティな性格だった。

 

2人は元孤児で幼い頃に教会の近くで震えていた所をシフォンヌ様に助けて頂いて教会のメイド的な立ち位置で雇って頂いたと説明していた。

ついでに2人とも17歳だそうだ

 

「お湯加減は如何ですか?マリー様、エンジュ様」

 

カナタさんが声を掛けて来たので

「とっても気持ちいいです」

と笑顔で返した。

 

「何かありましたら何でもお申し付けください、私と姉さんはメイドの用な者なので」

 

カレンさんが淡々と私たちに伝えた。

 

前世では毎日入っていたけど今世では、そして女の子になった今世初めてのお風呂、女の子のお風呂の入り方は覚えることが多かったがこれから毎日入れるのなら大変だなとは思えなかった

[因みに14年間(もう少しで15年)女の子だったので今更自分の裸で慌てることはなかった]

 

(ここまで生きてきたら前世が男だった感覚もなくなってくるだよね)

 

まぁ、最初は女の子のお手洗いや胸が膨らんできた時には凄く焦ってしまったけど。

 

色々と考えていたら十分寛げたので私とお母さんはお風呂から上がることにした。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

お風呂から上がったあとカナタさんとカレンさんから入浴後のケアも教えてもらいながら私はシフォンヌ様から頂いた聖女用の修道服に着替えた。

 

「綺麗よマリー」

 

お母さんが嬉しそうに私に感想を伝えてくれた。

 

(何だか結婚式でウェディングドレス着てお母さんに見せてるみたい///)

 

私は少し恥ずかしくなったけどお母さんの修道服姿も似合っていたので伝えることにした。

 

「ありがとうお母さん、お母さんも修道服姿似合ってるよ」

 

「うふふ、ありがとう」

 

お母さんも嬉しそうにしてくれた。

 

「母娘って良いですね」

「うん………………でも私たちには聖女様がいる」

 

余談だがカナタさんとカレンさんが私たちのことを微笑ましそうに見ていたとか




と言うわけでマリーちゃんとエンジュお母さんの入浴話でした。

ここまで読んでいただきありがとうございます
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