まあそれも時間がなかったんだ、許してくれ。
返してくれよ俺の時間!
起きたら俺はいつの間にか列車に乗っていた、どういう事だ?
「…………分からない」
記憶もほとんど覚えてないのだ、俺は列車の窓から外を見渡す。
「…転生前の世界?」
列車の外の景色は一番最初にいた世界の景色に似ていた。
そして列車の外の景色は次々に俺が転生してきた世界の景色が映し出された。
分からないが列車の中を見渡したが俺以外いない、しかも中は床や椅子などほぼボロボロだった。
「……俺はまた死んだのか」
神様……イヤ、瑞穂は死なないと言ってたがやはり死ぬ運命から逃れられないのだな。
「これは走馬灯というのか?」
俺は初めての走馬灯を感じた、まさかなと笑う
「ううん、走馬灯じゃないよ。幽霊列車だよ」
「誰だ⁉︎」
俺は声がする方へ振り向く
「お、お前は……」
そう、俺の目の前にいるのはかつて守れなかった少女
「フラン…」
「久しぶりだね怪人のおじちゃん、イヤ糸色望兄ちゃん」
フランは俺に抱きついた
「おじちゃんじゃなくてお兄ちゃんだったんだ」
頭を俺の腹に擦り擦りと頭を突きつける
「えへへ」
フランは喜んでるが俺にとって困ってるいるんだ、今まで死んだ人間と会ったのは初めてだ。
俺は幻影を見せられてるのか?
だってそうだろう、俺はフランを喰い殺したんだ。
子供達を殺されて暴走して
フランの周りの子供も
守りたかった子供も
守りたかった教会の人を殺した市民も
「ねえ、お兄ちゃん」
フランは真剣な表情で俺に言う
「お兄ちゃんは何で人を守りたかったの?」
「それは……分からない」
分からない……本当に分からないんだ
「お兄ちゃんはアレを倒せる?」
いつの間にか景色が変わり、オーロラからフランがいう『アレ』が現れる
「俺なのか……?」
そう、『アレ』とは俺の怪人姿だ
「お兄ちゃんは怪人の力を受け入れたくはなかったんだよね?」
フランはくるりと回りまた俺に問う
「そして仮面ライダーの力も受けられなかった」
俺は何も言えなかった、フランは何でも見切っていた。
俺が怪人の力と仮面ライダーの力を拒否をしていた、もう平和に生きたいし、俺は争いなんかしたくないし。
そう凡人で居たかった
「アレを倒せば
「俺は……」
迷った、仮面ライダーの力を手に入れば
それでも俺は……
推奨曲『unravel』
俺はゆっくり俺の怪人に近づく
「今まで頑張ってくれてありがとう」
俺は
「お前が今まで闘ってくれた……なら次は俺が闘うから」
怪人の目から血の涙が溢れる
『ありがとう』
「だから……おやすみ」
怪人は灰となり消えていき俺の体へと入っていく
「フラン…俺は仮面ライダーの力なんていらない、俺は怪人として行くよ」
フランは優しい微笑みで答える
「それがお兄ちゃんの答えなんだね、また失わないでねその力」
フランは目を閉じ
ゆっくり頷き
言い放つ
「私に見せてよあなたの変身!」
それを答えるように俺は両腕を下にだらりぶら下げながらクロスさせる
腰にはショッカーの証のベルトが割れディケイドのベルトに酷似したベルトが現れる、そして左手首にあるポインターは反応する
「変身!」
『KAMEN FOAM RIDE』
ポインターからの鳴る電子音と同時に俺の体も次々に生々しい体へと変わっていく
『DESPAIR』
悪に絶望を与えし者に変身した
「行ってくるよ……フラン」
「じゃあねえ、お兄ちゃん」
「じゃあねえじゃないよ、またな」
「の…望?」
セルベリアにとって目の前の事は夢ではないのかと思う、セルベリアはアポロガイストに首を捕まれていたがアポロガイストは掴んでいた手を離してしまった。
それほどアポロガイストも驚いているのだ。
そう
望は変身した
失敗作は完成品となったのだ
望は成功した
「新たな仮面ライダーの誕生か、ハッピーバースデー…ディスペア」
アポロフルーレを仕舞うアポロガイスト
「あぁ…誕生だよ…クソアポロガイスト」
吹き飛ばされた頭の再生が終わり新たな力を得た望
仮面ライダーディスペア
「馬鹿な…ありえん」
そして驚愕するショッカーの首領
「そろそろ再戦としようか、アポロガイストォ!」
ディスペアは左手を後ろに引き右手を前に出し戦闘態勢に入る
仮面ライダーディスペアの奮闘のゴングは今鳴ったのだ
オリジナル怪人からオリジナルライダーです、容姿はダークルギエルのままですけど変わったといえばショッカーの紋章が描かれたベルトがディケイドのようなベルトに変わっただけです。
罵倒や罵倒でもいいし、感想や誤字脱字など評価も気軽にください。
作者は喜びます。
俺はM属性じゃないよ