実験作
原作既プレイ済み読者向けです
やってない人は、買ってから見よう!
皆さんは、【活俠傳】というゲームを御存じだろうか?
【活俠傳】とは、明代の中華をモチーフとした、武侠世界を生きる主人公が波乱アリ悲劇アリのなかなんとか生き抜いていくADVである。
なお、主人公がブサイクすぎるとか、ストーリー派生が多すぎるとか。
バックストーリー多すぎるとか、主人公が死に安すぎるとか。
これでアーリーとか嘘だろとか、ヒロインが可愛すぎるとかいろいろ言いたい事あるが、一先ず後回しにする。
今問題なのは、私がこの【活俠傳】の世界、しかも【江湖】という荒波の中に生まれてしまったこと。
そして、自分が所属する門派は当然のように【唐門】であることだ。
やったね!ゲーム主人公(ブサイク)の所属派閥だよ!勝ち組じゃん!!
でも、開始時点で落ち目確定だし、トゥルーエンド以外だと滅亡確定だよ。
くそが。
賢明な既プレイ読者の中には、【だったら、原作前に唐門抜ければいいじゃねーかwwプゲラwwww】と思うかもしれないが、話はそう簡単ではない。
なぜなら、自分が唐門に所属してるのは、三師兄の関係者だからだ。
うん、あの皇帝に向かって無謀な発言をして、一部権力者からにらまれてる三師兄の。
ひでぇ。
というわけで、私がこれからハッピーに過ごすには唐門幸せ大団円ルート……すなわち原作におけるトゥルーエンドに導かなければならないのはほぼ必須。
というわけで、私が目指すのは【武林伝説】END+【小師妹+主人公の結婚】ルートである!!!!!!
え?別に前半はともかく後半はいらないだろって?
ばかやろう、小師妹ルートに入らないと、明らかに小師妹が不幸になるし、それはすなわち唐門自体の不幸とほぼ一致。
それに、主人公が小師妹と結ばれないと、エンディング後に唐門を離れて全国を放浪の旅に出ることはほぼ確実だからな!
主人公のいない唐門なんて、コメのない寿司みたいなもんだ。
というわけで、うおおぉぉぉ!!!
ソロソロ原作始まるから、私は意地でも主人公を【武林伝説】ENDに導くぞぉおおお!!!
主人公に周回ポイントとかないないけど、何とか頑張って私が導くぞぉおお!!!
いっけぇぇええええ!!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「師兄、わたし、いくね」
「……ああ」
バカヤロ~~~~~!!!!!
何マジで行かせてるんだよ!!!
あ~~!!あ~~!!小師妹ルート破滅です!!!
お疲れさまでした!!!
これはもう破滅だ……。
唐門は終わりなんだ……。
せめて、苦しまずに死にたい……。
「ボクの……負けだ」
やった~~!!!
趙活勝った~~!!!!瑞笙負けた!!!!
ざまーみろ!!!!!!小師妹ルートを逃した時点で、ベストは逃したけど、ここからならまだ趙活と小師妹の復縁も可能なはず!!
つまりは唐門大勝利!!!希望の未来にレディ、ゴーー!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「……ということがあったのが、数か月前なわけだ」
「はい」
というわけで、皆さんごきげんよう。
私は転生者。
しかも、唐門陣営のモブに転生して、その後原作や前世の知識を思い出して四苦八苦。
本編前からちょくちょく準備をして、数か月前に無事ゲーム内本編をハッピーエンドで終わらせたものである。
今現在私がいるところは、唐門本拠地の家族会議室こと正心堂。
三師兄や四師兄、いつの間にか復活していた大師兄と共に仲良く唐門の未来について会議中だ。
あ、盟主にして最大功労者の趙活くんは現在鍛冶場で作業中だってね。
本編終わったのにまだ鍛冶ポイント上げてるのか(困惑)。
「とりあえず、茶屋、義田、温泉……などの後回しにしていた門派施設の修繕は終わった。
街自体もほぼ復興は終わったし、これで以前通り人々が住むことができるだろう」
「それだけじゃないっす。
一部の道や水路は元々古かったり、片遅れだったから、この機会に一新させておいた。
これでより交易が盛んになって、より儲けが出るはず!!」
「おお、よきかなよきかな」
そして行われる、ほのぼの明朗唐門首脳陣会議。
内容は主に先日の大戦からの復興についてだ。
もっとも、内容はさして大事ではなく、ほとんど確認程度の物なので、比較的気が楽な会議だ。
……こういう会議の時こそ、二師兄が戻るにはいい機会なのになぁとは思わないでもない。
やっかいな騒動も一通り終わったし、大師父の容態も多少改善してきた、その上大師兄もいるのだ。
まぁ、でも大師兄が言い出さないのは何かしらの思惑があるのだろう、しらんけど、
あ、私からもいくつか報告しておかなければならないことがあった。
「あ、私の方は各派閥への慰謝料や治療費名目で、多めに謝礼を渡しておいたから!
一応私と唐門の連盟で出しておいたから、その辺のすり合わせをお願いね、三師兄ぃ」
そのことを報告すると、三師兄がこちらを胡散臭いものを見る目で見る。
いやね、気持ちはわかるよ。
唐門が借金まみれで首が回らないのに、私個人は大儲けの大富豪したうえで、連盟出資なんてしてるのだ。
お前は何様のつもりだと、言いたくなる気持ちもわかる。
でも、しかたないやん。
自分は四師兄と違って、別にココの金庫番ではないのだ。
それに加えて、今回のように事あるごとにちょくちょく個人資産を削って唐門に支援してるのだ。
だから、褒められはしても、責められるいわれはギリない!!!!……はず。
え?唐門の技術や名前を使って金儲けをしてるだろって?
……ノーコメントで。
「いや、多分それだけじゃないぞ。
おまえは金欲がひどい上に、俺以上に放浪癖がひどかったからな。
今回の一連の騒動もその放浪癖で助かった部分は多いとはいえ、肝心な時に唐門にいない点は相変わらず問題だからな?
大師父や三師兄、さらには多くの門人を不安がらせたのは本当にいけないと思うぞ?」
くっそ、正論で草。
でもしかたないんだ。
なにせ、自分は今日という日を迎えるために、各門派の唐門の印象をよくする必要があったのだ。
しかもそれが、千面人魔や神仙の眼をかいくぐって行わねばらなないので、基本隠密は必須。
基本同行は知らせないし、家族にも秘密にしなければならないのは道理と言えるだろう。
もっとも、半分くらいは言えない事情だから、その苦言は甘んじて受けるつもりだけど。
それにしても、大師兄に言われるのはむかつくけど。
「俺はその辺、ちゃんと状況を読んでやってるからな!
……あ、すまん、俺が悪かったから、そういう目で見るのはやめてくれ」
なお、調子に乗った発言をした大師兄は三師兄ににらまれましたとさ。
ざまぁ!!
その後、会議は滞りなく進み、各々からの報告も一通り終わった。
そろそろ会議は終わりそうな雰囲気を感じ、なので、私は静かに手を挙げることにした。
「……私から、一つ」
「ん?」
三師兄が視線を向ける。
私は一度深呼吸し、真面目な表情を作った。
「とても大事な報告があります」
その一言で、室内の空気が僅かに張り詰める。
「これは、唐門だけではありません」
さらに一拍置く。
「江湖全体の未来にも関わる、極めて重要な議題です」
「「「…………!」」」
三師兄の表情が険しくなる。
四師兄も姿勢を正し、大師兄まで腕を組んでこちらを見た。
……よし、全員食いついた。
「それは――」
私は立ち上がり、机を軽く叩いた。
「趙活が!!
そろそろ西武林盟の盟主を辞める予定って言ってるんだけど!!!!!」
「さらに、その後、全国放浪の旅に出るって言ってるんだけど!!??」
「どうやったら止められるかなぁ!!??」
―――漂っていた緊迫感は、音を立てて崩れ去った。
「「「…………はぁ」」」
三師兄はゆっくりと目を閉じ、四師兄は天井を仰ぐ。
大師兄は「ははっ」と微笑を浮かべてるほどだ。
「とりあえず、今日の会議はもうお終いってことでいいな?
それじゃぁ、お疲れさまっしたー」
「「お疲れ~」」
「こらぁ!!そこ!!!勝手に終わらそうとしないの!!!」
大師兄が不埒にも議論を終了しようとしたので、それをなんとか食い止めた。
なんか、師兄達の眼が地味に冷ややかだが私のこれに対する議論のやる気は依然高い。
断固として、趙活のプチ引退&全国放浪を食い止めるつもりだ。
そのためには、師兄たちの協力は必須、ここで退出を許すわけにはいかないのだ。
「……いや、確かに師弟がしばらくいなくなるのは寂しいが……。
こんなに唐門に尽くしてくれたんだから、それくらいの自由は認めてやるべきではないか?」
「そうっすよ。
たしかに、師弟が盟主をやめるのは(金儲け的に)もったいないっすが……。
別に唐門自体を抜けるわけじゃないからなぁ。
そんな大げさに騒ぐほどの事でもないだろ」
くっそ!この頭脳系コンビどもめ!!
今の江湖は大戦が終わったとはいえ、まだまだ情勢が不安定な事実は変わらないし、唐門自体が以前崩壊の危機なのも変わらんだぞ!!??
なのに、今唐門最高戦力にしてカリスマのある彼を外に出す危険さをご存じでない!!??
「いや、それについてはもう黒幕はやっつけたし……。
今更ここに攻め込む奴なんて、ほとんどいないと思うぞ?」
「大師兄に、三師兄。
葉雲舟に龍湘。
あとは大鯨や衫辺りを含めると……まず、問題ないっす」
っく!た、たしかに表面上の戦力はすごいけどさぁ!
くそ、ただでさえ不安だったから、原作で出来る分の唐門の仲間が残るように頑張ったけど、まさかそれが仇になるとは!
「というか、そんなに不安ならお前がここに残って守り続けるのが筋ってものじゃないか?」
「そうだな、どこかの誰かが色々放浪しまくってるからなぁ。
これを機にしっかり腰を落ち着けてくれたら、そんな心配はいらないのにな」
やっべ、この方面での説得は藪蛇だったか。
説得材料の一つがつぶれてしまったので、本命の説得材料を出すことにする。
「なら、改めて言うけど。
趙活がここから放浪の旅に出るとしたら……時々、師弟目当てにここに戻ってくる小師妹がかわいそうすぎない?
ただでさえ、半ば無理やり嫁に行って今なお東武林の亡き盟主の盟主夫人をやらされて、双方の勢力の板挟みになってるんだ。
それについて、申し訳ないと思わないわけ?」
「「「うっ……!!」」」
よし!ここで本命の交渉カード!
小師妹の立場を発動!!
これは、原作のトゥルーエンドである【武林伝説】に行けたけど、趙活君が最後の最後で、瑞笙を殺してしまい、結局小師妹が唐門に帰ってこれなかった今の可哀そうな状況へ明示。
そして、彼らの同情を誘うことで、趙活君の放浪を止めてもらうという作戦だ!!
……いや、まじでね、うん。
ここまで長々とためてきたけど、今の唐門には小師妹は帰って来てなかったりする。
理由は前述のとおり。
より詳しく言えば、どうやら、東武林側としては、盟主がなくなった今、彼らが周囲から責め滅ぼさない理由は小師妹が存在してるからという理由に気づいてるらしい。
だから、小師妹が頻繁に唐門に来ることができる代わりに、亡き盟主との婚姻自体は意地でも切らない構えでいるそうな。
金ならいくらでも渡すって言ったのに、未だ手放さないとはね。
瑞ハーレム連合もようやく頭が回るようになったんだね♪
ハーレム時代みたいにぎすぎす空中分解しろやボケ。
「……でも、まぁ、それは、仕方がないだろ」
「はぁ!!!??」
でも、まさかの本命交渉材料をスル―!!
あの情に厚い三師兄がこんな判断をするなんて!?
でも、他の師兄は違うはず!!
「いやまぁ、確かに可哀そうだが……。
だからといって、ようやくできた師弟の決心を崩すのはねぇ?」
「まぁ、そうだな。
いくら小師妹がかわいそうでも、こればっかりは双方了解済みことだからな。
……むしろ、今でさえいっぱいいっぱいなのに師弟にこれ以上負担をかけるとか、正気か?」
そ、そんな!!??この2人まで!!!
いやまぁ、確かにただでさえ趙活君は小師妹の婚約前後は心を痛めていたし、なんなら今なお引きずってる。
大戦でも盟主を倒すときに、そのことで心が大分傷付いたようだし、なんならそのせいで瑞笙を殺し、それで今なお小師妹が離婚できない現状を嘆いているようにも見えるからなぁ。
……あ、よく考えたら、趙活がこの後放浪したいのは原作設定からだと思ったけど、実はそうじゃない?
盟主は倒した、でも開放されない小師妹を見続けて、心が地獄だから?
ここからいったん離れないと、心が壊れるからとか?何それ、かわいそう。
「…………」
おいやめろ、自分をそんな目で見るのはやめろ。
違うから、自分は小師妹がかわいそうだからこの提案をしたのであって、趙活をさらに虐めたいわけじゃないから。
「……でも、まぁ、その意見はわからないわけでもない」
!!!!大師兄!!!!
「そもそも師弟は、俺やお前と違って明確に放浪癖があって放浪したいわけじゃないからな。
そもそもあの顔だと、知人がいない状態での放浪の旅なんて、今以上の苦痛に襲われる可能性が高いことは、師弟も理解してるだろ」
さ、さすが放浪のプロ!
放浪に掛けては分析がするどいな!
ではなぜ、趙活が今になって放浪したいと思うかもわかるんか!!??
「それはもう!青楼だろ青楼!!
この間、それについて話したときも興味津々だったからな!」
「いやいや!そこは宝……つまり金っすよ!
この間、いくつかの宝の伝説について話してたら、興味を持ったみたいだからな」
四師兄と大師兄がガハハと笑いあった。
う~~ん、まともに聞いた自分が馬鹿だった。
まぁ、趙活君がそういうのに興味がないとは言わないけど、そもそも接触してる感じ属性・善だからなぁ。
あの思い人でもあり、定期的(週2)に唐門訪れる可哀そうな小師妹を無視してまで、それらを求めるとは思えないのだ。
「でもまぁ……結局ここに居続けるよりも、放浪したほうがいいと思う理由があるのだろう。
だからこそ、師弟は決意にいたったわけだ」
ぐ!!た、確かに三師兄の言う通り、言われてみればそうである。
自分個人としては、小師妹大好きな趙活君なら、師妹が定期的に来続ける限り、原作の放浪ルートに行くことはないだろうと油断していたわけだが……。
未亡人なのに結婚できない思い人を見続けるストレスはそれ以上だったと考えれば自然か。
「うー……でも、でもぉ……」
しかし、それでも私個人の感想としては趙活の放浪を認めるわけにいかないのだ。
なぜなら、小師妹の思い人も依然として趙活であり、趙活もまたそうだからだ。
小師妹のこれ以上のメンタルブレイクを防ぐ意味でも、趙活の希死念慮ENDを回避するためにも!
ここは一歩も引くわけにはいかない!!
そんな自分の真剣な思いが届いたのだろう。
大師兄は、ふぅとため息を吐きながら、こういった。
「……まぁ、方法がない訳でもない、がな」
……なにぃ!!!!!!!
さ、さすが家出のプロ大師兄!!!
放浪のプロなら、それを防ぐ方法も知ってると思っていたぜ!!!
「まぁ、つまり師弟が放浪の旅に出たいのは、小師妹への未練よりも、放浪した先へあるかもしれない、夢の希望に心が惹かれてるからだ。
つまり、ここを出て掴むであろう夢よりも、ここに残り続けたいと思うだけの執着があれば、ここに残ってくれるわけだ」
ふむふむ、つまりは趙活が外出よりもここに残りたいだけの理由を作るってことですね?
つまり、何かしら唐門内で留まるべきイベントさえ起こせば……。
「……先に言っておくが、ただでさえ今の危うい状況で唐門内で問題を起こしたら、破門も視野に入れるぞ」
な!!三師兄ぃ、こっちの心を読んだのか!!??
くっそ、適当に変装したうえで裏山を駆け巡り、謎の凄腕武俠Aをやることで、趙活君にとどまり続けさせようとする作戦が、おじゃんになってしまった。
「いや、それよりももっと簡単で誰にも迷惑かけない方法があるだろ」
おお!大師兄!!
そんな素敵な方法が!!是非教えてくれ!!!
「お前が、体で引き留めればいいだろ。
もしくは泣き落とし」
おまえは、なにいってるんだ
「でもおまえ、それでも女だろ。
いけるいける」
こいつ、殴ってもいい?
自分が周囲の同意を求めて、辺りを見渡すが周囲の反応もなんか変だ。
四師兄はなんか苦笑いしてるし、三師兄に至っては眉間を揉んでおり、二人とも大きく反論してないのだ。
いやいやいやいや、その反応はおかしい。
なぜなら、自分は俗にいう前世男でも今世は女のなんちゃってTS転生者だ。
そのせいで、自分の内面はかなり男寄りだし、それは近しいものほど……ましてや趙活のように幼少のころから一緒ならよく理解してるはずだ。
それに加えて、小師妹とは真反対な容姿、粗雑な性格、長年一緒にいることによる兄弟姉妹感。
まぁ、顔や体格自体は元男として、結構いい線いってるとは思うが、それだって長年一緒に育ってきたのだ。
好みが小師妹な趙活君には惹かれるものがないだろう。
四師兄もそう思うよね?
「……とりあえず、師妹の師弟に対してだけ鈍感になるの。
よくないと思うぞ」
四師兄??????
「うぅ……ようやくこの放浪娘が嫁に行けるかもしれないという安心感……。
でも、いくら師弟に義娘……いや、姪やるのは…………!!!」
三師兄も、何言ってるの???????
色々言いたいものの部屋の空気感が全然自分の予想とは違い大混乱。
そうして、趙活放浪阻止作戦会議の結末は、このように締められることとなった。
「とりあえず、お前が無駄だと思っても、やれることがあるなら全部試すつもりなんだろ?
なら、とりあえず、俺達の協力がなくてもできるその方法を試してみろ、な?」
「……まぁ、失敗しても恥をかくだけだし。
やるだけやってみるかぁ」
なお、数日後。
「……残っちゃった。
どうしよう」
「おう、よかったな。
あと、師妹は自分の発言に責任はとれよ」
「え」
「責任取るっす」
「え」
「……まぁ、姪が落ち着くなら、これもあり、かぁ」
かくして、自分の涙の説得により、趙活君は唐門に残り続けることになりましたが、なぜか自分は趙活君の婚約者となってしまいましたとさ。
めでたしめでたし。
「いや、めでたくないだろ。
小師妹になんて言えばいいんだよ」
後日、小師妹から。
「ん。師姉なら、ギリ許す。
そのかわり、ちゃんと大事にしてね?」
なお、逃げ道が塞がれてしまった模様。
\(^o^)/オワタ
おまけ
・転生主人公 【唐清荷】
三師兄の妻の家系の娘さん、三師兄の姪っ子に転生。
何も知らない幼少期を過ごしたが、前世の記憶が半端な時から活発な娘で、おかげで三師兄の周辺一家処刑事件に運よく免れるが、そのショックで前世の記憶が目覚める。
三師兄と共に唐門に保護され、しばらくした後に弟子入りする。
趙活より少し年上の唐門門人であり、ある程度成長したら、原作知識や現代知識を使い、なんとか原作におけるトゥルーエンドまで導いた。
趙活や唐默鈴の幼馴染にして、自称お姉さん的ポジションを維持してるつもりだった。
少なくとも、小師妹はそう受け止めたけど、趙活は……うん。
2人の事は大好きであり、2人にはぜひ幸せになってほしいと考えている。
唐門門人全体?いやまぁ大事だけど、2人ほどじゃないかな、うん。
なお、武芸はもちろん唐門ゆえに優れているが、それ以上に医療関係が優れている。
国内外ともに名声に優れ、自分の中の東洋医術と西洋医術をうまい具合に混ぜ合わせ、この時代にないタイプの医者として、名を挙げて、各派閥に仲間を作った。
なお、放浪癖がひどいと言われていたが、これは原作前にある程度各門派と仲を繋いでおくための致し方ない行為であり、どちらかと言えばインドア派。
これが終わったら、唐門にある自分の秘密基地でゆっくり隠居生活をするんだ……とおもわせて、治療約束を各方面にしてるので、いうほど暇ではない。
可哀そう。
武器は、暗器と徒手、針。
それにオリジナルな暗器として、糸なんかも使用している。
銃はあるけど、なんか物理法則が違うのか、記憶通りにやってもあまり威力が出なかった。
びっくり武器レベル