姫騎士学園の下剋上性活 ~最弱スキルで異世界のプライド高め美少女たちを堕としたら、毎晩ご奉仕に来る日々が始まった~ 作:東雲(しののめ)
重い
「――ここは学園の保健室です。敵はいませんのでご安心を」
突然声をかけられ、意識が完全覚醒する。
ベッドから急いで上半身を起こすと、声の主はヒールを鳴らしながら近づいてきた。
「お初にお目に掛かります。わたしは養護教諭のゼゼと申します」
銀髪を
「えっと、カゲルヤ・ノア……です」
「はい。存じております」
二〇代前半くらいのクールな超絶美人。
しかし人形のように無表情で、口調も淡々としている。
白衣の下はタイトな格好で、黒ストッキングが妙に
「……ゼゼ、先生が、僕を保健室まで運んでくれたんですか?」
先ほど目上への言葉遣い云々で睨まれたばかり。
まして彼女は明らかに年上かつ、たぶん自分の命の恩人だ。
僕はなるべく丁寧な態度でそう問いかける。
「肯定です。あのままでは『
「獄炎卿?」
「ヴェルグ・モルドレイドの二つ名です」
物騒な異名だけど、あの恐ろしい先輩にはピッタリだな。
「ひとまず応急処置は施しておきましたよ」
見れば制服さえも新品に交換されている。
もちろんお礼は言うが、人の親切には必ず理由があるもので。
「僕を助けたのはゼゼ……先生も、女王を倒したいからですか?」
単刀直入に問うと、彼女はスッと目を細めて。
「……理解がお早い。これは期待ができそうです」
そう誉めてくれるが、少し考えれば分かることだ。
女王の敵である僕を助けるのは、女王の敵だけである。
「――わたしは、あなたの『協力者』としてここにいます」
先生はベッドの縁に腰掛けて、事の背景を語り出す。
「旧知のマルリスからは、
「マルリスって……僕の学園入りを提案した老人の……」
「ええ。ちなみにカゲルヤさんを召喚したのも彼ですよ」
「え? でも女王は強い女を求めて……」
「儀式に前もって細工をし、真逆である
そこでなぜ僕……とは思うが、話は遮らない。
「男性が理不尽に虐げられる世界、それを変えるのがマルリスの悲願です」
つまり彼は、僕にあの極悪女王を倒してほしい。
そのために学園に入れ、粛正までの猶予を作ってくれたわけだ。
「世界を変えるって、そんな過大な期待されてもなぁ……」
「しかし男性ながら『
「女王には、大ハズレの能力だと笑われましたけどね……」
実際、獄炎卿の炎も吸収できなかった。
「【吸収】能力というのは、相手の能力を吸収する力ですが――」
なぜハズレ扱いなのか、彼女がその欠点を解説してくれる。
「一つは、圧倒的格上の能力は吸収できないこと」
僕の鞘は子供サイズで、獄炎卿の炎は大人サイズらしい。
「二つ目は、吸収した能力は、時間が経てば使えなくなること」
仮に吸収できても、永遠に自分のものにはならない。
「しかし【吸収】における、最大の欠点というのは――……」
明かされた三つ目の欠点に、嫌でも頷くしかなかった。
そりゃ大ハズレ認定を受けるわけだよ……。
「――欠点の話はここまでとして、よろしければ聖装を拝見しても?」
彼女が味方かはまだ怪しいが、少なくとも僕の敵ではない。
今はとにかく情報がほしいと、例の鞘を出してみるが……。
「どうされました?
「……なんか、前より、
果物ナイフから、狩猟ナイフが収まるぐらいになっている。
「なんで突然変化して……あの、そもそも聖装っていうのは……」
「持ち主の
女王から聞いた説明と同じだ。となると――
「聖気が魔力と同じものなら、その正体は生命エネルギーのはず……」
つまりこの鞘は、僕の生命力を具現化したものだ。
「鞘が大きくなったのは、僕の生命力が大きくなった、から……?」
でも生命力が急成長するような
「その表情、なにか心当たりがあるのですね?」
協力者として口は堅いと、続きの言葉を促してくる。
「……その、実はさっき、初めてキスを、して」
「キス? 一体どなたと?」
「……獄炎卿、です」
「は――――?」
先生絶句。無表情でも驚いているのが分かる。
「じ、事故でですよ!? したくてしたわけじゃないです!」
言い訳する間、先生は何やら考え込んで。
「――
なぜ鞘が大きくなったのか、その仮説を立てる。
「聖装の源は生命力。生命力とは生命体としての力です」
筋力、知力、財力、権力など。
生命体が持つ力と言っても、様々あるわけだが……。
「ただ男性の場合、最も重要なのは『性力』だと考えます」
どんな動物も、特に雄個体は、子孫を多く残すことを究極目標とする。
そしてキスとは交尾繁殖の第一歩だ。
それを経験し、僕は男として一皮剝けたので、聖装も大きくなった……と?
「じゃあオスとして更に成長っていうのは……」
「ハーレムを作れるような男性になること、ですね」
たくさん種付けできる性力を持つこと。
相手の身も心も堕として、一人でも多く孕ませること。
そりゃハーレム作れる男の生命力が、弱いわけないよな。
「エッチしまくれば、男として強くなれば、僕の聖装も強くなる……」
理屈はぼんやりと分かったけど、だとしてもだ。
そもそも僕とエッチしてくれる人がいるとは――
「相手を見つけるのは簡単です。戦って勝てばいい。そして犯すのです」
勝者が全てを手に入れるのが、この異世界のルールである。
「率直にお尋ねしますが、カゲルヤさんの女性経験は?」
僕の渋る顔を見て、察したように問われる。
「ない、ですけど……」
「童貞でいらっしゃると」
ハッキリと言い当てられ、気まずさに目をそらす。
「――では試しに、まずはわたしとセックスしてみますか」
なにせ友人すらいないんだ。
童貞卒業なんて一生無理……は? 今なんて言った!?
「協力者として、わたしが筆下ろしをいたします」
すると先生はベッドに上がり、僕に馬乗りとなる。
「この世界では勝つことに、
女王を倒せるなら自分は何でもやる、と告げられる。
「だからって、ここまでしな……くて……も……」
なんとか頭だけ起こすと、短いタイトスカートの中が丸見えだった。
「ガーターストッキング、お気に召しましたか?」
クロッチ中央には、綺麗な一本筋が浮いている。
「あの、ゼゼ先生、ここは一旦冷静に考えて……んぐっ!?」
彼女の上半身が倒れ、キスで黙らされてしまう。
「ちゅ……んあ……むっ……ちゅ…… ♡」
さらに舌が蛇のように絡みついてきた。
互いの唾液が混ざり合い、ピチャピチャと
「――カゲルヤさんの、これからの行動方針ですが――」
濃厚な密着キスをしながら、その間隙で小さく呟いてくる。
「――第一目標は、
美しい形をした巨乳が、僕の胸板で押し潰れる。
「――その理由はすぐに理解すると思いますが、大前提として――」
先生の腰が、ゆっくりと前後にグラインド。
下半身を刺激され、
「教室内でも一番になれないようでは、七聖には絶対勝てません」
「つ、つまり、まずは教室でレベル上げしろって――うッ!?」
ひんやりとした手が、服越しに一物へ触れた。
「女性に不慣れとのことでしたが……もうガチガチですね」
彼女は軽くキスをしてから告げる。
「これは、早急に
***
「――お疲れさまでした。本日は
情事を経ても、彼女の表情はちっとも変わらなかった。
彼女がそこまでして女王を倒したい理由とは?
「……あの、ゼゼ先生、
「もう時間がありません。急いでご支度をお願いします」
ピシャリと告げられ、僕の言葉は遮られてしまう。
「遅刻は校則違反です。
怒り狂って殴りかかってくる先輩の姿が浮かぶ。
もしまた校則違反したら……こ、今度こそ殺される!
僕は命の危機を感じて、ひどい状態の下着を慌てて替えるが――
「残念ながら本番はお預けです。しばし我慢してくださいませ」
その代わりにと、ゼゼ先生が近づいてきて耳元で囁く。
「次こそは――最高に気持ち良い筆下ろし、してさしあげますね」