この度、新小説を描かせていただきました
初めましての方は初めまして、ローマンです!
今回はブルーアーカイブとコブラのクロスオーバーを描いてみました
ブルアカのクロスは以前から描きたいと考えていたのですが、コブラとの相性が良いのでは!?と思い、遂に筆を取りました
どんなクロスオーバーになったのか、是非お読みいただければ……!
それでは、本編どうぞ!!
透き通る世界の宇宙海賊
「……私のミスでした。」
何処からか、若い女の声が聞こえる
レディじゃねぇ、誰だ……?
俺は美女から好かれるタチだが、こんな声の女は知らねぇ
「私の選択、そしてそれによって招かれたこの全ての状況。
結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るなんて……」
俺の方が正しかっただぁ?
さっきから何言ってるんだ?
変な夢だぜ……
「……今更図々しいですが、お願いします。
先生。」
先生だぁ? 俺が?
よせよぉ、俺はそんな柄じゃねぇ
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。
何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから……」
選択ねぇ……
俺は一度聞いた女の話は忘れねぇと思うがね
「ですから……大事なのは経験ではなく、選択。
あなたにしかできない選択の数々。」
確かに俺は様々な場面で正しい選択をしたからこそ、今日まで生きてこれた
だがそれとこれとに、一体どんな関係があるってんだ?
「責任を負う者について、話したことがありましたね。
あの時の私には分かりませんでしたが……今なら理解できます。
大人としての、義務と責任。そして、その延長線上にあった、あなたの選択。
それが意味する答えも。」
俺は全く覚えちゃいないが、この女は何かを抱えてる
まるでこっちの話が通じないかのように、ベラベラ喋ってる
おそらくここは夢の世界
こりゃ、何かの予知夢かねぇ……
「ですから、先生。
私が信じられる大人である、あなたになら、
この捻れて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……
そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。
だから先生、どうか……」
女との会話はそこで途切れる
さっきから俺のことを先生と……全く変な夢だ
こりゃ、寝起きが心配になるぜ……
「……い。
……先生、起きてください。
コブラ先生!!」
代わりに聞こえてきたのは、堅物そうな鋭い声だった
さっきの女とは……別人だな
「少々待っていてくださいと言いましたのに、お疲れだったみたいですね。なかなか起きないほど熟睡されるとは。」
「ふわぁ……今何時? それとあんた誰?」
「私は七神リン、学園都市[キヴォトス]の連邦生徒会所属の幹部です。」
「リンちゃんか〜。俺の名はコブラ、史上最高の賞金首さ!」
「賞金首? そんなはずは……あなたは私たちが呼び出した先生……のようですが。」
「もしやリンちゃんは、俺のことを知らないクチで?」
「……混乱されていますよね、分かります。」
「混乱なんてしちゃいねぇよ! 俺は宇宙海賊のコブラ! 風の噂で聞いたことない?」
「ありませんね。今はとりあえず私についてきてください。」
即答されちまった
どうやらこの女は、俺を学校教師か何かと勘違いしちまってるようだ
誤解を解きたいところだが、俺はこんな場所へ来た記憶がない
さっきの夢といい、何がどうなってるのやら……
「そんで、俺に何をやれっていうの?」
「学園都市の命運をかけた大事なこと……ということにしておきましょう。」
「隠したがるねぇ、勿体ぶらずに教えてくれよ〜。」
そう話したが、リンちゃんはそのまま歩いて行っちまった
案内されたのはエレベーター
外から見える景色……やっぱりこの場所へ来た覚えは無いな
「キヴォトスへようこそ、先生。」
「だから俺は先生じゃないっての……」
「キヴォトスは数千の学園が集まってできている巨大な学園都市です。」
「学園都市か……初めて見たぜ。」
「きっと先生がいらっしゃったところとは色々な事が違っていて、最初は慣れるのに苦労するかもしれませんが……でも先生なら、それほど心配する必要もないでしょう。」
「ま、俺ほどの男なら何とかなるさ。いつかリンちゃんのことも迎えに来てやるよ。」
そんな口説き文句を呟いていると、エレベーター到着の音がするのだった
?「待ってたわよ! 連邦生徒会長を呼んできて!」
「おいおい、またガキんちょかよ。」
?「が、ガキとは何よ! この大人は誰なの!?」
「あぁ……面倒な人たちに捕まってしまいましたね。」
俺たちを待ち構えていたのは、制服を着こなした女子高生3人
どうやらこの女子高生たちも、連邦生徒会長に用があるようだな
「こんにちは、こんな暇そ……大事な方々がここを訪ねてきた理由はよく分かっています。
今、学園都市に起きてる混乱の責任を問うために……でしょう?」
「そこまで分かってるなら何とかしなさいよ! 連邦生徒会なんでしょ!」
あ〜ぁ、こいつは話が拗れてるな〜
目の前の3人は停学中の生徒が脱出しただの、スケバンのような不良だの、戦車やヘリコプターの不法流通だの、この街で起きている出来事を話し始めた
思ったよりもこの街の治安は悪いみたいだな
「こんな状況で連邦生徒会長は何をしているの? どうして何週間も姿を見せないの? 今すぐ会わせて!」
「確かに、その連邦生徒会長さんとやらが居れば問題解決なんだろ? だったら俺を頼る必要なんて……」
「連邦生徒会長は今、席におりません。正直に言いますと、行方不明になりました。」
「行方不明だぁ?」
話に何度も出てきたが、連邦生徒会長さんは行方をくらましてるのか
どうやら、噂にもなってるみたいだ
「結論から言うと[サンクトゥムタワー]の最終管理者がいなくなったため、今の連邦生徒会は行政制御権を失った状態です。
認証を迂回できる方法を探していましたが……先ほどまで、そのような方法は見つかっていませんでした。」
「それでは、今は方法があるということですか、首席行政官?」
黒い翼の女は、リンちゃんにそう尋ねる
さぁ、リンちゃん特製の打開策ってのは何だ〜?
「はい。
このコブラ先生こそが、フィクサーになってくれるはずです。」
「……はぁ? 俺ぇ!?」」
ひとまず、初回はここまでになります
コブラの台詞、難しい……
ブイチ先生の考える台詞回しはやっぱり凄いなぁとしみじみ思います
こんな感じで不定期投稿になりますが、楽しみにお待ちいただければ幸いです
では、次回もお楽しみに!!