〜アビドス高等学校〜
「ただいま。」
?「おかえり、シロコせんぱ……い?」
「よ〜! 邪魔するぜ〜!!」
俺を救ってくれた少女……シロコちゃんに背負われて、俺はアビドス高等学校にやって来た
軽く挨拶してやったつもりだったが、シロコちゃんを待ってた1人であろう猫耳の少女はどうやら俺のことを警戒してるようだ
?「うわっ!? 何っ!? そのおんぶしてるの誰!?」
?「わあ、シロコちゃんが大人を拉致してきました!」
?「拉致!? シロコ先輩がついに犯罪に手を……!!」
「おいおい、シロコちゃんの同級生たち、何か勘違いを……」
?「みんな落ち着いて、速やかに死体を隠す場所を探すわよ! 体育倉庫にシャベルとツルハシがあるから、それを……」
「俺は死んじゃいねぇよ!? 落ち着けって嬢ちゃん達よ〜!」」
「……」
「シロコちゃんからもなんか言ってくれよ!?」
シロコちゃん、多分この状況を楽しんでやがるな
そんな俺の様子を見て観念したのか、俺を降ろして同級生たちの方を振り返る
「この人、うちの学校に用があるんだって。」
?「拉致したんじゃなくて、お客さん?」
「そうは見えないけど、そうみたい……」
「よしっ、まずは自己紹介だな! 俺の名はコブラ、よろしく!」
警戒されているような気もするが、まずは自己紹介だ
相手のことを知りたきゃ、まず自分からってな
それから、猫耳少女のセリカちゃん、ふわふわ少女のノノミちゃん、手紙をくれた眼鏡少女のアヤネちゃんも俺に自己紹介してくれた
「わぁ、びっくりしました。お客様がいらっしゃるなんて、とっても久しぶりですね。」
「そ、それもそうですね……でも来客の予定ってありましたっけ……」
「おっと言い忘れてたが、俺はシャーレの顧問先生だ。」
俺がシャーレの先生であることを伝えると、シロコちゃんたちは驚いた反応を見せた
「……え、ええっ!? まさか!?」
「連邦捜査部[シャーレ]の先生!?」
「あぁ、手紙は読ませてもらったぜ。結構大変なことになってるんだってな?」
「良かったですね、アヤネちゃん!」
「はい!これで……弾薬や補給品の援助が受けられます。
早くホシノ先輩にも知らせてあげないと……あれ? ホシノ先輩は?」
「委員長は隣の部屋で寝てるよ。私、起こしてくる。」
セリカちゃんが部室を抜け出したその時、外で銃声の鳴り響く音が聞こえた
「何だ、銃声か!?」
「……!!」
建物から外を見てみると、ヘルメットを被ったセーラ服の女学生たちがわんさか集まっていた
ヒュー! まさかあんな女子高生が、銃ぶっ放してるとはな〜
「わわっ!? 武装集団が学校に接近しています! カタカタヘルメット団のようです!」
「あいつら……!! 性懲りもなく!」
「センスの無ぇ名前の連中だな。」
「ホシノ先輩を連れてきたよ! 先輩! 寝ぼけてないで、起きて!」
?「むにゃ〜、まだ起きる時間じゃないよー。」
セリカちゃんが連れてきたのは、ホシノちゃんとかいう3年生……つまりは最高学年の生徒か
シロコちゃんに比べると小柄で、さっきまで昼寝してたのか、まだ半分夢の中だ
だが俺は、このホシノちゃんから何か只者ではないオーラを感じ取っていた
何だ? この感じ……?
「ホシノ先輩! ヘルメット団が再び襲撃を! こちらの方はシャーレの先生です。」
「ありゃ〜そりゃ大変だね……あ、先生? よろしくー、むにゃ。」
やっぱり何かが引っかかる
まるで、内面の自分を無理矢理覆い隠してるような……
「先輩、しっかりして! 出勤だよ! 装備持って! 学校を守らないと!」
「ふぁあー……むにゃ。おちおち昼寝もできないじゃないかー、ヘルメット団めー。」
側から見れば寝ぼけているように見えるが、武器の扱いには相当手慣れてやがる
やっぱり、この嬢ちゃんは相当な実力者だな
そんなことを考えている内に、シロコちゃんたちは準備を完了させていた
「そんじゃ、俺も加勢するとしようか。」
「せ、先生まで!?」
「はーい。みんなで出撃です☆」
「指揮官はアヤネちゃんかい? 俺たちのサポートは頼んだぜ!」
「は、はいっ!」
「よしっ、それじゃあ行くぜ!!」
こうしてサポートをアヤネちゃんに任せ、俺たちはカタカタヘルメット団が待つ戦場へと駆け出すのであった
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「ヒュー、相変わらず凄ぇ数だぜ。だが……!」
「ぐぁっ!?」
「何だ、今の銃!?」
「先生、その左腕は……!?」
「へっ、サイコガンにかかりゃ、あんな奴ら敵でもねぇぜ!!」
俺は左腕を取り外すと、遮蔽物に隠れているヘルメット団の団員にサイコガンを命中させた
「弾が曲がった……!?」
「うん、曲がってた。」
「……凄いねー先生、隠れてた敵に命中させるなんてー。」
「俺のサイコガンは百発百中だ。相手がどこにいるのかさえ分かっちまえば狙いは外さねぇ!」
【そんなことが可能なんですか!?】
「可能なんだな〜、それが。お〜、救援物資助かるぜ! さぁ、こっから巻き返して行くぞ!!」
「ん。」
「おー。」
「それでは〜……お仕置きの時間ですよ〜☆」
そうしてサイコガンを、隠れていたヘルメット団に命中させたり、ノノミちゃんのガトリングで一掃したりで、俺たちはヘルメット団を校外エリアまで撤退させることに成功した
「……よし! ひとまず学校の外まで奴らを追い払えたぜ! よく頑張ったな、皆!!」
「わあ☆ 私たち、勝ちました!」
「あははっ! どうよ! 思い知ったか、ヘルメット団め!」
「皆さんお疲れ様でした。学校に帰還しましょう。」
ヘルメット団を追い払い、意気揚々とする俺たち
……またあの視線を感じる
さっきの戦いでもショットガン一つで見事戦い抜いていた、この学校の上級生であるホシノちゃん
寝ぼけた眼をしてるが、この俺はごまかせねぇぜ
……ま、この続きはまた後だ
今は学校に戻って、次の作戦を考えねぇとな
コブラはホシノのこと一瞬で見抜きそうだなぁという妄想……
では、次回もお楽しみに!!