TS転生した僕は双子の妹と百合百合したい! 作:深夜テンションの変態さん
う~ん甘やかしすぎってどういうことだよぅ…
しかも距離をとれってどれぐらい取ればいいんだよ…
2cmか?それとも3mm?いっそのこと1m?
わ、わかんないピ…
前世からそうだけども人との距離感が全くわかんないんだよ。
それで小、中の時何回か近いって先生からおしかりを受けたし…
思い出せ…仲のいい先生とか相談委員さんに聞いた時に確かどれぐらい取れって言われたっけな?
うぅ思い出せない…とりあえず物理的接触をなくしてみるか?
ジルが『クゥゥン』って泣くのが目に見えるけどお母さんに怒られたからな…
とりあえず今日は寝るだけだから寝るまでは意識してみようかな…
僕とジルの部屋に着いたし、甘やかさないように意識するか…
あれぇ?ドアがあかないぞぉ?おかしいな…
とりあえず軽くノックして
「ジル~開けて~」
これであかなかったら助けてマーミー案件だな…
あ、開いた
「おねぇちゃん…」
しっぽぶんぶんって振りながらジルが抱き着いてきたぞ!
可愛いなぁって
違う違う
「ジル、離れて」
僕とジルの間に手を入れてジルを軽く押しながら僕も後ろに下がってっと
これでいいかな…わからん
「クゥゥン…」
グッ…可愛すぎる、現実逃避だ!部屋を見渡そう
ベットが2つ、父親がなんかぶっ倒れてて、くまさんの人形が…
ん?父親がぶっ倒れて?
「ジルぅ?なんでお父さんが倒れてるのかなぁ?」
あ、やべみたいな顔してるよ…もしかしなくてもやらしたな?
「あそんでたら、たのしくて、ビリビリのまほう、やっちゃった…」
ふ~ん、とりあえず口の前に手を当てて…
ヨシ、呼吸はあるな…よかった、よかった。
「ジル、ビリビリ使ってもいいのは僕に対してだけって言ったよねぇ?
というか先生に同族には使うなって言ってたよねぇ?」
「それは…」
「悪い子はギューもしないし、しっぽも触らせません!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
「僕じゃなくてお父さんに言いなさい。
僕はお父さん治してるから、ジルは一人でお母さんを呼んできなさい」
「うぅ…」
ジルが服の裾を引っ張ってるけどさ、一緒に来てってことだよね…
言ってあげたいけどさ…お母さんに甘やかすなって言われたからな…
「なに?」
できるだけ冷たく返してみたけどどうかな…
「おかあさん、よんでくる」
「うん、いってらっしゃい」
「うん…」
凄く悲しそうな背中だな…お母さんに言われなかったら、
背中を抱きしめて『一緒に行こうね』ぐらいはしてあげれたのに…ガマンしないとね。
お父さん治して待ってるか…
もらったチートのおかげか知らないけど僕、結界魔法とか回復魔法とか人を守ったりする魔法に適性があってね。
「うぅ…」
「起きた?お父さん」
思ったよりも早く起きたな…
「何かおかしいところとかある?」
肩を回して、体を伸ばして、
しっかりと確認してるな。
「多分ないかな
ジルはどうした?」
「多分おかあさんに怒られてるんじゃないかな?
どこまで覚えてる?」
「ジルを膝にのっけて遊んでるころまでかな
何があった?」
「僕も知らないけど多分ジルがお父さんに雷系の魔法を撃ったんじゃないかな」
「なんで俺は生きてるんだ?
あのジルの攻撃だぞ…」
確かになんで生きてるんだ…ジルは一撃でくまみたいな魔物を殺せるのに…
ついに手加減ができるようになったのかな?
だったらいいことだから思いっきり褒めてあげたいな。
「知らない」
「まぁいいか、ヘナは一人で待てるよな?」
「うん」
「お母さんのところ行ってるよ」
お父さん、僕の代わりにジルのことかばってくれないかな…
★■★■★
お、ジルが戻ってきた。
涙目でしっぽがショボンってなってるよ…
「おねぇちゃん…」
「ジル、ステイ」
うぅ…流石に心が痛いなぁ。
少しなら良いかな?
「頑張った、偉いよ」
軽く頭をなでるくらいならいいかな?
ヨシヨシ
しょんぼりしっぽが少し揺れ始めたぞ、少しは立ち直ってくれたかな?
「おねぇちゃん…いっしょにねてぇ?」
「それはダメ」
距離を取らないといけないからなぁ
「おねがい…」
今くらいの距離で頭をなでて落ち着くまで待とうかな。
「ジル、ヘナ寝なさい」
もう寝る時間か…
ジルはもうだいぶ落ち着いたっぽいからいいか。
「ジル、おやすみ」
「……」
無言でしっぽを引っ張ってきたよ
どうしたもんかな?
「ジルどうしたの?」
「…ねて、いっしょにねて…」
「ダメって言ったよね?」
「いやだ…いっしょにねて」
「ジル、僕怒るよ?」
「おねがい…」
はぁ、仕方がないな、
僕のしっぽをジルの手から引っこ抜いてそのまま間に結界を張ってっと
これでヨシ。
「おねぇちゃん…」
なんか聞こえた気がするけど無視しよ…
今のジルの顔を見て甘やかすのを我慢できる気がしないから
さてと寝るか…
なんか足りないな
あ、そっかいつもはジルを抱き枕にしてたけどいないからか。
まぁ自分のしっぽを抱き枕にして寝ればいいか
__コン、コン
結界を叩く音がするけど無視するしかないよな
ジルのため、ジルのため。
我慢、我慢。
__コン…コン…コン…
早く諦めてくれ…
僕が先に折れそうだから
__……
諦めたか?
今日はよく眠れないだろうけど
おやすみ。
「ヒック…ヒック…
おねぇちゃん…」