世界の人間の半分がポケモンになりました   作:フォッサ

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暴走メガシンカ

 研究施設に来て二日目。

 施設の職員さんから食料をもらう。なんというか、水族館のお魚さんみたいな感じ。

 水面に浮上すると、水の周りに草むらなどがあり、水タイプでも水の中にはあまり行かないようなポケモンの人がここにいるらしい。

 

「みんなの分ももらってきたよーっと」

「助かるぅ〜」

「ありがとう!」

「次は俺が行く番か」

 

 この水タイプの部屋の中で、アシレーヌの水元さん、マリルリの手鞠さん、ニョロボンの蛙前さんと仲良くなった。

 水元さんはトップアイドル、手鞠さんと蛙前さんは普通の高校生だったらしい。

 

「いつになったら私たち戻れるんだろーねー」

「さぁな……」

「早く戻りたいよ。グループのみんなも待ってるしさ」

 

 と話していた時だった。

 突如何か騒がしくなる。騒ぎの方をみると、コイキングとヒンバスが何かから逃げてきていた。

 

「なんだ?」

「何かに追いかけられてるのかな!?」

「あれ……あの人じゃない? サメ?」

「え?」

 

 追いかけられているのはコイキングとヒンバス、追いかけているのはなんとメガサメハダー。

 メガシンカ? 出来るの?

 というか、コイキングたちは普通に追いつかれそうだ。私は急いで泳ぎ、メガサメハダーの噛みつき攻撃を代わりに受ける。

 

「た、助かった……」

「何があったんですか?」

「な、なんかサメハダーさんと話してたら変な光に包まれて……暴走して……」

「暴走メガシンカ……!?」

 

 ZAでも起きていた現象だ。

 メガサメハダーとなってしまったサメハダーの人は私をぎろりと睨んでいるが、頭を振る。

 

「ニ……ゲロ……」

 

 かろうじて残っている理性で逃げろと。

 すると、今度は海底のほうで騒ぎが起きていた。今度はプルリルの人たちが何かから逃げている。

 メガギャラドスだ。

 

「暴走メガシンカが2体……」

 

 すると、今度は水上から誰かが入ってくる。

 潜水服を着たネムと知らない人だった。ネムは私の方に駆け寄ってくる。

 

「どしたん?」

「なんか不審なエネルギーを感知したから見に来たの! 何が起きてる?」

「暴走メガシンカ!」

「マジィ!? 起きるのかよ!」

「止めるしかないんだけど気絶させていい?」

「私が許可します! ぜひ……」

 

 職員の人が許可を出す。

 アシレーヌとニョロボン、マリルリの三人も私のところまで泳いできた。ちょうど良いか。

 

「メガギャラドス、メガサメハダーを倒すんだけど、2、2でまず分かれよう。どっちいきたい?」

「どっちも怖いよぅ……」

「デカい方」

「サメ! サメがいい!」

「じゃあ私はギャラドスいくから私と蛙前さんがギャラドス、水元さんと手鞠さんがサメハダー! どっちも水悪タイプだからフェアリータイプ、格闘タイプは効果抜群!」

 

 私はメガギャラドスとプルリルの間に割り込んだ。

 蛙前さんが突っ込んで行き、拳を握りしめている。私は月の力を貯め放つ。

 

「ムーンフォース!」

「インファイト」

 

 メガギャラドスに攻撃が当たる。

 流石に二人の効果抜群の技を受けてはひとたまりもなかったのか、メガギャラドスはそのまま倒れてメガシンカが解ける。

 気絶したのか、目を回してその場に浮かび上がっていった。

 

「サメハダーのほうは!?」

「やったー! 勝ったー!」

「ふぅ。なんとかなるもんだね〜」

 

 どうやら終わったようだ。

 

「お疲れ。このことは観音崎さんに報告しておくからさ。何か決まったらまた来るよ」

「わかった。とりあえず私めっちゃ怪我したから傷薬を……」

「治るもんなのかなそれ」

「さぁ? ないよりマシじゃない?」

「まあそっか。手当しよう」

 

 あー、サメハダーとギャラドスに噛まれたところが痛い。フェアリータイプ入ってなかったら気絶してそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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