暴走メガシンカは他のタイプのところでも確認されたらしい。
メガシンカできるポケモンは限られており、メガシンカポケモンが少なかったからこそ助かったらしいが多かったら困ってた。
ただ害の少ない暴走メガシンカもいて、水上に上がった時、暴走メガシンカしたメガヤドランがコマのように回っていた。
『誰か止めてェ〜……』と情けない声を出していたのをよく覚えている。人や他のポケモンを襲うとかそういうことはせずただただグルグル回っていた。
その人は水に落ちてヤドランに戻ったが。
「ゲームでメガシンカが確認できてるのってなにいたっけ」
「えっと……水タイプならまず……。他にはシャリタツ、グソクムシャ、スターミー、ラグラージ、ゲッコウガ、カメックス、ガメノデスだったかかな……。他のタイプだと……」
私はネムとゲームに登場したことのあるメガシンカポケモンを挙げていく。
ゲームでメガシンカ出来る個体は暴走メガシンカしてしまう可能性があると話し合われているようだ。
「まずは感謝する。暴走メガシンカの鎮圧。メガシンカしていた二人も命に別状はないようだ。ポケモンというのは頑丈なのだな」
「まあ技撃ち合ってるくらいですからね」
「今回の騒動、原因はこれから調査する。が……暴走する可能性があるポケモンを一緒にしておくのは危険だな」
「そうですね」
「その……暴走メガシンカがあったZAではどんな理由で暴走メガシンカしていたのか教えてくれないか?」
「たしか……」
たしかZAは街に溢れたメガシンカエネルギーが原因だったはずだ。その溢れかえったメガシンカエネルギーの元凶はプリズムタワーの……。
だがしかし。そんなものはこの世界にはない。どこかかしらからメガシンカエネルギーがあると考えるのが妥当。だが……。
「メガシンカエネルギーはどう検知すればよいのだ……?」
問題はこれである。
ゲームのようにクリスタルができてる可能性もあるが、あれはそこら中に生えてくるのでどこからエネルギーが来てるかわかるもんではない。
メガシンカエネルギーの検知方法。この世界にとっては未知のエネルギーすぎて検知することが不可能だ。
「まあそれはいい。まずはメガシンカが可能なポケモンの隔離を始めないといけないが……いかんせん破屋がな……。準伝説のような君ならまだしも他のポケモンは被る可能性もある。どうしたものか……」
「なんか……課題が山積みですね」
「あぁ……。ポケモンはこの世界の常識や科学が何も通用しないからな……」
観音崎さんは遠い目をしていた。
「暴走メガシンカがあるとなると……。ダイマックスとかテラスタルとかも起きるのかな」
「さぁ……」
「……まだあるのか!?」
「え、あ、はい。ダイマックスはポケモンが巨大化するもので……。テラスタルはタイプが変わります」
「……そのような事象が今後観測されないとは限らん。君たちには申し訳ないが少し監視の目を強めさせてもらおう……」
「ダイマックスとか複数一気に起きたら大変ですもんね」
そらそうか。一気に複数巨大化したらいくら広い施設といえど限度があるか。
というか、水タイプにホエルオーという超巨大なポケモンが存在しているが、ホエルオーがこの施設に運ばれてきたら地獄だな。めっちゃデカすぎて無理でしょ。
「とりあえず処置完了っと。ポケモンってすごいですね。さっき噛まれた傷がもう回復してますよ」
「おー、心なしか身体が軽い」
「まだまだ謎だらけだな……。とりあえず戻ってもらうか。このことは相談して措置を取るから安心してほしい。また暴走メガシンカするようならもしかしたら鎮圧を頼むこともあるかもしれん。その時はきちんと報酬もだす」
「はい」
暴走メガシンカの鎮圧か。
よかった。私は暴走する理由がないからな。カプレヒレはメガシンカできないし。
まあ、私もメガシンカしてみたいんだけども。