魔法少女育成計画「青」 ―La Pucelle: Alive Chronicles 4― 作:神谷萌
「ラズリーヌ、今日泊まっていっていい?」
他のメンツが帰宅の準備を始める中、それを見送るラピス・ラズリーヌ
「え、別にそりゃいいっすけど」
振り返りつつ、ラズリーヌIIは、キョトン、としたような表情で聞き返す。
「寝間着はどうするっすか?」
「さっき私のためって用意した中学校のジャージがあるじゃない」
小雪は、そう言って少し呆れ気味に目を細くする。
「ああ……」
ラズリーヌIIが、視線を上にずらしつつ決まり悪そうに苦笑した。
建物の中央に階段がある中階段構造の4戸構造のアパート。その駐車場から、セカンドシートに朱里を乗せた華乃のドミンゴがまず離れる。続いて、幌を張りっぱなしの、希のJA12C 2代目第4期 スズキ ジムニー フルメタルドアが、助手席に佳代を乗せ、妙ちきりんな ── 異常というわけではない ── エンジン音を残しながら発車していった。
「さて、と」
急にガランとした室内。
まず、ラズリーヌIIは和室のエアコン暖房を止めた。窓用エアコンを後から増設している華乃邸の洋間やミクセリクサー宅のDKと異なり、賃料4万未満の格安賃貸の割には贅沢にも2部屋ともパナソニック製エアコンがついていた。 ──── 室外機が1台しかなくて、システムマルチエアコン(「フリーマルチ」とも言う。パナソニックは正式にはこちら)の存在を誰も知らず、家主の瑠璃も含めて、入居からしばらくの間、4畳半の室内機をダミーだと思いこんでいたが。
襖を閉める。暖房はLDKのガスストーブだけになる。
「晩御飯の準備をするっすかね」
ラズリーヌIIはそう言うと、変身を解いて瑠璃に戻りながら、ダークブラウンの2ドア冷蔵庫の冷凍室を先に開けた。
小雪は最初、それを立ったまま視線で追っていた。
「んー……鶏肉があるっすねぇ」
そう言ってから、一度冷凍室を閉め、冷蔵室の方を開ける。
「…………スノスノ、玉ねぎゴロゴロとか苦手っすか?」
冷蔵室の中に視線を向けたまま、瑠璃は小雪に訊ねる。
「え? あ、ううん、大丈夫」
「じゃあ、ダッチで蒸しソテーにでもするっすかね」
小雪の答えを聞くと、瑠璃は、そう言いつつ、冷蔵室から赤タマネギとじゃがいも、ニンジンを取り出すと、次に冷凍室を開けて、タッパーに入った鶏ももブロックと万能ネギを取り出す。
「あ、て、手伝うよ」
そこではっと気づいたように、小雪は、瑠璃を追ってキッチンの方に移動する。
「じゃあ、お米といでもらっていいっすか?」
瑠璃が訊ねるように言う。
「あ、う、うん。お米はどこ?」
小雪は応諾しつつ、キッチンの周囲をキョロキョロとした。
「冷蔵庫の中っす」
瑠璃の言葉に従って、小雪は冷蔵庫の前に移動して、冷蔵室の扉を開ける。
「冷蔵室の一番下っす。2つあるけど減ってる方から使って欲しいっす」
「わかった。……──── あ」
小雪は、瑠璃に返事してしまってから、自分のうっかりに気がついた。そして、キョロキョロとあたりを見回す。
「あ、炊飯器開けるね」
米を炊飯器の内釜に入れて研ごう、とした小雪は、それらしいものを発見して、そちらに近付く。
「あ、ああそれ保温専用なんっす」
小雪の行動に気づいて、瑠璃が慌てて振り向き、小雪を制するように言った。
「え? じゃあ炊くのは?」
小雪が、少しだけ驚いた様に目を
「すまないっす。言うの忘れたっす。私、鍋でご飯炊いてるっす」
瑠璃は、ニュートラルな表情になりつつ、僅かに申し訳無さそうな口調になってそう言った。
「え、常に?」
小雪は問い返すように言う。鍋でご飯を炊いた経験自体は小雪にもある。特に、華乃邸に本人用の3合半炊き用の炊飯器しかなかった頃、華乃自身、自分、颯太、トップスピード(出産前のつばめは他の3人の前でも基本変身したままだった)と集まった時、何度か寸胴鍋で炊いた。
「そうっすよ? 私そっちの方がうまく炊けるっすからね。だから……────」
そう言って、瑠璃は、重厚感漂うDX文化鍋を取り出して、小雪に向けて差し出すようにしつつ、
「── ちょっといい鍋買ったっす」
と、言った。
「ふーん」
小雪は、興味深そうにそれを見つめつつ、それを受け取って、冷蔵庫の前に戻る。
「4合でいいっすよ。私とスノスノの1食分で」
「はーい」
瑠璃に従って、小雪は、冷蔵庫内用ライスストッカーからカップで4合を計って鍋に入れ、ストッカーを閉じ、冷蔵庫の扉を閉めて、シンクの方に向かった。
調理台では、瑠璃が、ざっと洗った野菜の皮を器用に剥き、形は一定にしていないが、大きさがだいたい揃うように小切りにしていく。
「ラズリーヌって……────」
米を研ぐ準備をしつつ、小雪が訊ねるように言う。
「なんっすか?」
「料理、結構得意な方なんだね」
「あー……────」
小雪に言われて、瑠璃は決まり悪そうな苦笑をする。
「まぁ、トップスピードとか
── そこでそうちゃん出てきちゃうんだ。っていうか、
小雪は胸中で呟いた。男性で料理が得意な人は別に珍しくもないだろうが、
そんなことを思いながら、小雪はツーハンドル水栓の水の側をひねって、流水で米を研ぐ。
その横で、野菜を切り終えた瑠璃が、食器棚の方から、四角いグラタン皿のようなものを2つ取り出してきて、それぞれ中央に鶏もも肉のブロックを置き、その周囲に切ったじゃがいも、タマネギ、ニンジンを詰めるように配置し、塩・コショウ・みりんをぱっぱっと振りかけ、最後に刻んだ万能ネギを乗せる。
それから、出窓の鍋置きラックから、今度は、鍋と言うには四角くて黒くてゴツくて重そうで、把手にツルのついたそれを取り出し、リンナイRTS-600-4AS-Lの強火力バーナーに載せる。
── ガスコンロ買い替えたんだ。
以前は、華乃がひとり暮らしを始めた頃に使っていた、パロマの薄型二口ガステーブルを使っていたはずだが、流石に役者不足過ぎたか。
「なんか、面白いお鍋だね」
話題をつくろうと、小雪が米を研ぎながら言う。
「ダッチオーブンっつうんっすけどね、鍋にもなるし、鉄板にもなるし、蒸し器にもなるし、文字通りオーブンの真似事もできるし、って感じのもんっす」
瑠璃は答えつつ、ダッチオーブンの中に網を敷いて、チキンの載ったグラタン皿をその中に入れる。
「へぇ」
小雪は、今度は形ばかりではなく、少し興味が惹かれたように声を出した。
「本当は山籠り繰り返してたときに買ったアウトドアグッズなんっすけどね、まぁこう普段にも使えるっす」
そう言いながら、瑠璃はガステーブルの強火力バーナーを点火する。
「あ、お米研ぎ終わったよ」
小雪は、すでに、ライスストッカーにつっこんであったものとは別の計量カップで、水を計って入れるところまで終わった文化鍋を、そう言いつつ瑠璃の方に渡す。
「サンクスっす」
瑠璃は、言いつつ鍋を受け取って、それを小雪とは自分を挟んで反対側の標準バーナー上に置く。すぐには火を点けない。
その間に、瑠璃はダッチオーブンのフタを閉めると、鍋つかみで掴んで強火力バーナーからガステーブル背面側の小バーナーに移す。小バーナーを点火する。
出窓の鍋ラックの傍らに置いてあったダ◯ソーのニワトリ型のゼンマイ式キッチンタイマーを手にとって、時間をしかけた。────
「…………どうしたっすか?」
その様子をまじまじと見つめていた小雪に、瑠璃が問いかける。
「可愛いの選ぶんだなって」
「…………」
小雪の答えに、瑠璃は、少し考え込んだように視線を上に向けてから、
「スノスノに限ったことじゃないっすけど、私ってたまに誤解されてるっていうか、どう見てるんだってことあるっすよね?」
と、混ぜっ返すような苦笑になって、そう返した。
「え、あ、そ、そう言うつもりじゃ」
小雪は、しまった、という様子で、慌てふためいた様子で右手をブンブンと振りながら、まずそう声を出す。
「…………?」
瑠璃はそれを怪訝に思った。特にトップスピードと組み合わせると、
「見てるだけなら眼福なんだけどな……」
「口を開けば漫才コンビ」
と、岸辺夫妻から言われてしまうほど、
「ごめん……なさい」
逸らしがちだった視線を、途中で自分の意志で瑠璃の方に戻して、謝罪の言葉を出した。
「なんか……スノスノの方こそ、さっきからちょっと変じゃないっすか?」
瑠璃は、キョトン、とした様子にわずかに心配を混ぜて問いかける。
「え、そ、そう?」
小雪は、笑顔を取り繕って誤魔化した。
「まぁ……なんかあるんなら話ぐらいは聞くっすよ?」
「う、うん、今は大丈夫」
「なら……無理に追求はしないっすけど……」
瑠璃はそこまで言って、視線をガステーブルの方に向ける。
「さて、汁物も作っとくっすかねぇ」
瑠璃がそう言ったのを聞いて、
「え、私の為にそこまでしなくても!」
小雪が慌てた声を出す。
「いや、いつもからこんな感じっすよ?」
「そうなの?」
瑠璃からの言葉に対して、小雪は、先程反省したばかりなのに、反射的に訊き返してしまった。
「私、父子家庭だったっすからね。こういうことは自然にできるようになったっすよ」
「あ…………」
しまった、という様子で、小雪は口を手で押さえた。
「母親は私が小さいうちに亡くなって……その母親がよく聞かせてくれたのが『ブルーコメット』の話だったから、私はその、ヒーローのブルーコメットのようになりたくなったんっすけど……」
そこまで惰性で語ったところで、瑠璃は小雪の様子に気がついて、口調を変える。
「…………ラピュっちやトップスピードに時々言われてるっすよね?」
「えっと、それは……」
『そうやってボクの幸福を不幸だろと上書きしようとすんのやめてくんない?』
『オレを不幸扱いすんじゃねぇ! 腕1本なんだってんだ! 生きてりゃどうにでもなる!!』
「まるっきり他人を羨んだことがないと言ったらウソになるっす ────」
少し落ち着いた口調で、瑠璃は言う。
「── でも、今の私はその過去からしかできなかったっす」
「……うん、ごめんなさい」
小雪は、瑠璃にもまして気落ちした様子になり、謝罪の言葉を口にする。
「いや……そこまで深刻そうに言わなくてもいいっすけど……」
なんか調子が狂うな、と言った様子で、瑠璃は、腕を組んで小首をかしげる。その後で、鍋置きラックから、これはつばめの義実家(つまり昇一の実家)から譲ってもらった、古ぼけたアルマイトの片手鍋をとった。
「あ、適当でいいんで、水入れといて欲しいっす」
「あ、うん」
片手鍋は瑠璃の手から一旦小雪に渡り、瑠璃は五徳に炊飯鍋の載っている標準バーナーを点火、────
ジリリリリリ……
ちょうど鳴ったキッチンタイマーの音を聞いて、小バーナーの火を消した。
壁に立てかけられていた折りたたみ脚の卓袱台を出し、その上に、小雪が食器を並べていく。瑠璃はその間、ダッチオーブンだけ先に洗って米油で油引きをしておく。
「あっと、お風呂しかけてきちゃうっすね」
ダッチオーブンを片付けた瑠璃は、そう言って、一度脱衣場の方に向かう。
「あ、でも冷めちゃう……」
小雪は、はっとしてそう言うが、瑠璃は、
「大丈夫っす。洗ってはあるから、ざっと流して栓するだけっす」
と返しつつ、脱衣場から浴室に入っていく。
言った通り、シャワーで浴槽をざっと流してから、栓をして、リモコンの『ふろ自動』ボタンを押す。脱衣場内に設けられたFF式屋内設置型の ──── 物件的には最大4人世帯も想定しているが単身世帯にはどうやっても過剰な、家庭用としては最大の所謂 “4万キロ機” ── そのくせエコフィールなので燃費はいい ── が、バルブ動作音の後に、ゴッ…………と燃焼音を立て始めた。
瑠璃がLDKに戻ってくる。小雪は自分の分のご飯とおかずの前で、正座して待っていた。
「ちょっと緑色が足りなかったっすかね」
瑠璃はそう言って苦笑する。
「でも、いい匂いもするし、美味しそうだよ」
小雪は、笑顔で掛け値なしにそう言った。
瑠璃は、左が自動義足の脚で器用にと言うか、あぐらをかいて座る。
「それじゃあ」
まず瑠璃がそう言って、
「いただきます」
と、そこから2人揃って挨拶をした。
カサカサにもなりすぎていないチキンに、すっと箸が通る。その箸でそれを割ると、肉汁が中からじゅわっと溢れ出す。割った方が箸につままれ、ご飯茶碗の上を中継してから、小雪の口に運ばれていく。
「んー…………!」
小雪は、妙に楽しそうな表情で震えたかと思うと、一度口の中の分を咀嚼、嚥下してから、
「おいしーっ!」
と言った。
「っしょう?」
得意そうに笑いながら、瑠璃が言う。
「家庭料理とはちょっと外れるかもしれないっすけど」
「ううん、充分普段の晩御飯に行けるよ! これ!」
瑠璃の僅かな謙遜に、小雪は弾んだ声でそう返した。
「そこまで言われると、くすぐったいっすねぇ」
瑠璃は苦笑しつつも、むしろ明らかに喜んでいる表情でそう言った。
「お風呂いただきましたー」
先にお風呂に入った小雪が出てくると、すでに就寝に向けた装いになっている。
「じゃ、次私入ってくるっすね。あ、何だったらテレビつけててもいいっすよ」
そう言って、瑠璃が立ち上がる。
着替えを持って脱衣所に入っていった瑠璃を見送ってから、小雪は、室内の様子を見る。
「…………」
瑠璃が普段から使っている布団はLDKに、そして、襖が開け放たれた4畳半の和室に、客用の布団が敷かれていた。
「…………」
「はぁ、いい湯だったっす」
瑠璃は、そう言いながら髪をタオルドライしつつ、脱衣場から出てきて、
「はれ?」
と、不思議そうな声を出した。
自分の布団がずらされ、和室に敷いておいたはずの客用の布団が、その隣に移動してきていた。
「えっと、…………スノスノ、私と一緒でいいっすか?」
瑠璃が聞くと、客用布団の敷布団の上で膝を抱えて座っていた小雪は、
「うん、ラズリーヌと一緒がいい」
と、答えるものの、視線を伏せるようにして逸らしている。
「…………やっぱスノスノ、今日おかしいっすよ? 何があったっすか?」
いよいよ心配だ、という様子になって、瑠璃は怪訝そうな表情で問いかける。
「…………気を悪くしたら、ごめんね?」
「大丈夫っす」
「私ね、 ────」
「ラズリーヌに、恋してるみたいなの」
「……………………」
それを聞いて、瑠璃の身体の動きが止まり、アホみたく口を開けた唖然とした表情になった。
あまりに瑠璃の絶句の時間が長かったのを見て、小雪は悲壮な表情になる。
「ごめん、嫌だった? なら私、今からでも」
「わーっ! ちが、ちが、違うっす。単純に意外だから驚いただけっす!」
瑠璃は、わたわたと両手を無軌道に振ってそう言う。
「でも、女同士だし……」
小雪の言葉に対し、瑠璃は腕を組んで一度視線を上に向けつつ、唸るような声を出す
「うーん……でも、少なくとも嫌とかそう言う感じじゃないっすからねぇ……私の方からもスノスノは、……今ン所 “like” ではあるっすけど、それを
「本当?」
まだ懐疑的な表情の小雪に、瑠璃はいつもの軽い調子で苦笑になる。
「なんなら、変身して調べてくれても構わないっすよ」
「あ…………」
スノーホワイトになれば、瑠璃が今のカミングアウトにどう困惑しているか読み取れる。それをしても構わないと瑠璃は言った。
「でも……きっかけはなんだったっすか? それは知りたいっす」
真顔になった瑠璃が問いかける。
「うん、それが多分、ラズリーヌに失礼なんだよね」
小雪はそう言って、口元で自嘲気味に笑う。
「? どういうことっすか?」
純粋にわからないと言った様子で、瑠璃は聞き返す。
「私、ラズリーヌをラ・ピュセルの代わりにしちゃってるんだと思う」
小雪はそう告白した。
「ラピュっちの?」
「うん」
「そんなに……代わりが務まるほど似てるっすかね……」
瑠璃は、再度腕組みをして小首を傾げる。
「ラズリーヌは知らない頃のラ・ピュセル。クラムベリーと戦う前の。すごく自信満々で、私の為に戦ってくれる人。困っている人の為に戦える人」
「あー……後半は変わってる感じじゃないっすけど、私と出会った頃のラピュっちは少し自信が足りてないところあったっすからね……なんか解るっす。私に似てるっていうのも」
小雪の告白に、瑠璃は緊張感を緩めようと苦笑して軽い口調になってしまう。
「あれでも最初の事件の頃よりは随分立ち直ってたんだけどね」
小雪の方も、そう言って苦笑してしまう。
「それで、私のことが好きになったっすか?」
「うん、ただ、決定的な思い出があるんだ」
「思い出? 決定的な?」
「うん。あの、私がメルヴィルの人質になったときの ────」
『ラピス・ラズリーヌ、白い乙女を助けるために只今参上』
「──────── っあー、そうっすかぁ、あの時っすかぁ! 完全に理解がいったっす。ラピュっちに似てるってとこまでひっくるめて。でもこりゃ参ったっす。逃げようがないっす」
瑠璃は、額に手を当てつつ、まず大きく声を上げてしまってから、苦笑になってそう言った。
「逃げようがない、って……」
小雪は、軽く驚いた様子で瞳を拡げて問い返す。
「ヒーローが助けた少女が、ヒーローに恋い焦がれたら、それから逃げるのはヒーローから失格っす」
そこまで、ヘラっとした苦笑で言った瑠璃だが、そこから、その笑みが引き締まって不敵なものになる。その場でラピス・ラズリーヌIIndに変身する。
「!?」
軽く驚いた様子の小雪の手を、ラズリーヌIIがそっと取る。
「ヒーローっていうのは、どんな掛け値があっても、好きになられたことを無下にはしない
そう言って、ラズリーヌIIはウィンクした。
── これ、また、ラ・ピュセルみたい……な……
小雪はそう思いつつも、胸の奥が熱くなるのを抑えられなかった。
具体的な感想をいただけると、続きを書くことが捗ります。
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