メガテンⅢセーブ縛り変態日記(真)   作:マキシマムとと

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9修羅の最期と11修羅の選択

 

 後になって思えばヒントは街中に転がっていたのかも知れない。

 

 

 ただ、その時はメノラーが燃える=魔人戦のイメージが先行して情報収集というRPGのお約束を忘れていた。

 (繰り返すループのせいで他人に話しかけると言う選択肢が無くなっていたのも原因の一つ)

 

 ともかく、次のボスは魔人であるダイソウジョウだと当たりをつけた俺は精神や魔力を無効化するピシャーチャを作成した。

 彼と、元々仲魔にしていたインキュバスのキモピンクコンビでダイソウジョウを片付けようと考えたのだが…。

 

 

 ◇

 

 

 「インキュバス、フォッグブレス!」

 

 「祓え、凶鳥ガーヂアン…」

 

 こちらのデバフはライドウの使役するモーショボーによって解除され。

 

 「斬り捨てろ───ヨシツネ…見参!!」

 

 シリーズによっては最終決戦に参加出来るだけのポテンシャルを秘めた英雄、ヨシツネによる痛打が俺達の行動を分断し。

 

 「ブギウギ…」

 

 距離を取れば手痛い銃弾の雨に晒された。

 

 「く、ディアラマとメディアを…」

 

 防戦を強いられ、敵の猛攻に圧倒される。

 これがライドウ。

 十四代目葛葉ライドウ…!!

 

 モムノフがまだパーティーに居たならば。

 カムドのマガタマを食い直せれば。

 

 そんな『たら』『れば』は通用しない。

 

 【手加減し過ぎではないか?】

 

 これで手加減…だと?

 血の気が引く思いで奴らを睨む。

 ハッキリ言って限界だ。

 仲魔のMPは底を付き、天のカグツチは陰っていない。

 

 【相手は人修羅…こんな物では無いはずだ】

 

 ゴウトの思い込みに吐き気がする。

 無言で頷いたライドウの手に、投擲武器へと変化したモコイが収まり。

 

 「モコイ…ブーメラン!!」

 

 クソほどフザケた攻撃にカイチが混乱して。

 

 「ヨシツネ…ッ!?」

 

 意識が割かれた一瞬の隙に赤い甲冑の武士が距離を詰め。見惚れる程の一閃を放った。

 

 「────!!」

 

 身体が跳ねた。

 衝撃の瞬間はそう誤認していた。

 

 視点が上がり、視界が大きくなって戦場を見下ろす。

 けれど、それは一瞬の事。

 斬り飛ばされた俺の首はクルクルと回転を始めた。

 

 グチャグチャになった世界の中、地に膝をついて前のめりに倒れる己の胴体を眺めながら宙を舞った後、汚ならしい音を立てて地面に打ち付けられた。

 

 「あ…」

 

 唖然とした表情のライドウ。

 まさか人修羅がこんなに呆気なく死ぬとは思っていなかったのか。

 珍しく呆けて口を開けた彼のレアスキンを最後に、俺の意識はマガツヒに解けて行った…。

 

 

 ◆

 

 

 あっけない最期だった。

 選択を間違えた末路。

 マタドールを倒し、決闘裁判を圧勝した事で心に油断が生じていたのかも知れない。

 

 いや、それよりもこの世界の補助魔法、特にスクカジャ・スクンダ系統の魔法の効果がおかしい。

 変な気はしていたが、アレだけバフを重ね掛けしてもライドウの攻撃を避けれなかった。

 

 もしかすると俺の知識にある効果とは倍率が変わっているのでは…?

 

 そんな事を考えていたのが悪かったのか、10回目の修羅生はイベント戦闘のコダマミサイルによって粉砕されて。

 

 

 

 11修羅目。

 

 「も〜!! アタシを呼ばないからだよ!?」

 

 再会したピクシーにはライドウ戦で主力パーティーから外していた事を詰められた。

 

 「すまん…」

 

 ピクシーのお腹に顔を埋める。

 

 「……も〜、まったく…も〜〜〜〜」

 

 「ごめん………」

 

 首を斬り飛ばされた恐怖が溶けていく。

 落ち着く匂い。

 ピクシーのマガツヒ。

 

 大切だからこそ、手の届く場所に居てもらう方が良いのかも知れない。

 せめて死ぬ前には、コイツの顔を見て死にたい。

 

 「ずっと一緒に居て欲しい」

 

 「〜〜〜! ま、まぁ号鬼がそこまで言うなら!? 一緒に居てあげてもイーけど!?」

 

 上機嫌なピクシーと一緒にまた1から旅を始める。

 フォルネウスを倒し、チンからは隠れ、スペクターを蹴散らしてトロールをハメた。

 

 そして二回目のマタドール戦。

 

 「ずっと一緒にって言ってたのに〜!!」

 

 ぶーたれる相棒(アークエンジェル)を控えにしてマタドールへと挑む。

 (メガテニストには言うまでもないが、口約束の即時撤回合体材料コースとかメガテンのお約束である)

 

 「相棒、真打は遅れて来るんやで…??」

 

 「シンウチ…!?」

 

 「主役、隠し玉、決戦兵器!!」

 

 「ケッセン…ヘイキ!?」

 

 「それが真打! つまりお前の事だ! 相棒!!」

 

 「ッ………!!!」

 

 そんなアホなやり取りの末、最後の最後に我慢できなくなって飛び出してきた相棒ちゃんが血のアンダルシア2連発であっさりと退場したり。

 

 そんなこんなを経て、俺はまたイケブクロに帰ってきたのであった。

 

 

 

 

 ◆真◆・◆女◆神◆転◆生◆Ⅲ◆

 

 

 

 

 2066.8.9

 

 

 イケブクロ到着。

 

 地下道はそれなりに苦労したけど、放電を継承してたアークエンジェルの粘りで突破する事が出来た。

 

 ライドウ対策にバイブ・カハ(静天)は作ったし、モムノフニキには前回のマタドール戦から引き続きお世話になれる。

 となると、後はメディア要員…いや、その前にトール様対策に電撃に強い悪魔を呼ばねばならんのか。

 

 記憶が確かなら、彼は鬼畜な葛葉と違ってデクンダ持ちじゃなかったから雄叫びが活きる、それなら最悪タケミナカタでも行けるやんな………よし、この線で行ってみるか。

 

 ───で。

 流石に決闘裁判は余裕のスキップ。

 

 問題の対葛葉戦を本気で考えてみた。

 まずマガタマはカムド(耐物理)。

 仲間はモムノフとバイブ・カハは固定。

 あとはスクカジャの効果に期待できないからラクカジャで耐久を上げてみる方向にシフト。

 

 邪教の館で唸ってみた所、ユニコーン君が最初からラクカジャを所持しており、さっき作った静天持ちのバイブ・カハから作れる事が判明。

 

 ユニコくんを作り、バイブ・カハを作り直し。

 いざ………イクゾー!!

 

 

 VSライドウ戦(2回目)

 

 号鬼

 ユニコーン

 モムノフ

 バイブ・カハ

 

 戦法は持久戦。

 スクカジャとラクカジャを重ねながら号鬼のタルンダでライドウにモーショボー(デクンダ)を呼ばせる。

 前回の時は確定でクリティカルを連発していたヨシツネ君が不調らしく、かなり安定して盤面を固める事に成功。

 

 挑発&回復のスキルにヒヤッとしたが、カジャの積み重ねは嘘をつかない。

 

 葛葉ライドウ………撃破・完・了!!

 

 やっと、先に進める。

 

 

 ◆

 

 

 マントラ本営攻略。

 

 道中はかなり苦戦した。

 と言うのもオニが悪い。

 基本的に硬い上にこれと言って有効な弱点が無いんだものこの筋肉ダルマ。

 

 魔法系火力悪魔でゴリ押し…となると、バックアタックされた時のリスクがゲームオーバーレベルにまで跳ね上がるし、弱点である状態異常系は運が悪ければ普通に外れるし、モノによっては弱点を付いた所で次のターンには解消れる。

 (麻痺は消えないが、命中率に対してのリターンがゴミ過ぎるのでほぼ敵専用スキルである)

 

 どうやって攻略してたのかも覚えてないので、仕方なく酒で重くなった頭を回した結果、毒ガスブレスにたどり着いた。

 命中率も及第点、ダメージも入るし、運良く毒が決まれば次のターンから永久的に敵の物理火力を半減出来て消費MPは8の低燃費。

 

 ユニコーンから作成したカイチ君がかなりの活躍を見せてくれました。

 

 屋上ではうっかりマガタマを耐物理のカムドからナルカミに変えて(放電を覚えたかった)その瞬間にバックアタックにてバイブ・カハ×4 に襲撃されて死ぬ寸前まで行きながらもなんとかギリギリでゴズテンノウに面会完了。

 

 マントラ軍になるか?

 と問われたので「Yesボス!!」と答えておきました。

 いや、色々考えたんやがこのクソみたいな縛りプレイを曲がりなりにもクリアしようと思った時に、一番厄介な終盤のボスってあの子だと思うんだよね。

 

 3体同時とか運ゲーが加速してプラズマになってしまうやろ? そんな訳でこれからは対M字ハゲ討滅戦。

 

 確かキウンとか言う嫌なヤツがおったんよな〜。

 

 

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