王道ロボット戦記小説、血巡る戦場の記憶 作:dwwyakata@2024
重粒子砲を黙らせたことで、第五惑星を比較的に安全に落とすめどが立ちました。
しかしながら、それでもまだ油断は出来ません。
パドフ中将の冷静な指揮で的確な攻撃を加えますが、それでも隙間は出来ます。それを縫うのがミランの仕事です。
第五惑星の軌道上に上がる。
完全に第五惑星の軌道上を制圧した第四艦隊が、宇宙からの砲撃で工場を破壊している。これらが終わったら、無人兵器を入れて制圧作戦を行う。
作戦に従事しているのは十万隻ほど。
他の艦隊は整備をしたり、展開したり。
或いは、第四惑星……惑星コヴァルライトの制圧に向けた作戦行動に移っているようだった。
ミランは空母の自室に戻ると、メンタルケアプログラムを受ける。しばらくは出番はないはずだ。
あの親衛軍ウォーリアは、地上戦が主体とみた。
恐らく親衛軍砲艦が生産されてきていると見て良いが、既に此処までの戦闘で、この星系を守る敵は半減している。
それで終わってくれればいいのだが。
あくまでそれは希望。
あの侵略者の指導者だ。何をしでかしてくるか、分かったものではなかった。
しばし無心になって、あの光景を忘れる。
粗末な衣服を着た侵略者達の末路。
爆ぜるためだけに走ってくる者達。
忘れる。
忘れられない。
精神に傷が入る。ワーカーやらの相手だったら、どれだけ楽だったか。暴言を吐いてきて、たたきのめせる相手だったらまだいい。
あれらは言葉も意思も奪われている。
あれが、命か。
目を覚ます。はっきり言って、精神的な体調は最悪に近い。無言でハコトがくれた水を飲む。
よく冷えていた。
「アリカ中佐からお小言が来ていました。 後で目を通してください」
「勝手なことを……」
「でも、それが少佐の立場ではするべきことです」
「分かっています」
地位にあるのなら、責任を持つ。それはミランも分かっている。
ましてやミランは、一戦士として少佐の地位にいる。それはそれだけ、戦士としての実績を上げなければならないということだ。
それくらいはミランだって分かっている。
ファーガの栄養液を飲んでから、しばらくぼんやりして。
それからアリカ中佐のお小言メールを見た。
戦闘の展開についてとか、ダメージを受けたウォーリア三型の修繕費とか、色々文句を言われていたが。
個人的にかなりつらかったのが、侵略者をなぎ払うのをためらっているという、ずばりの指摘だ。
「何度も見て戦って分かったと思いますが、あれらは生体ロボットに近い運用をされています。 生き物だと思わないで排除してください。 それに慣れないと、どうしても今後苦しいですよ」
分かってはいる。
アリカ中佐も、自分が生体ロボットの要素がある上で言っている。
ワーカーよりも生ものっぽいだけだ。
そう自分に言い聞かせる。
だが、あれは知的生命体の成れの果てだ。それはミランとしても、どうしても分かってしまう。
何がどうなったらあそこまでの事になるのか。
指導者が全て悪いのなら話は楽だ。どうにもミランには、そうだとは思えないのである。
もう一度メンタルケアプログラムを受ける。
とにかく今は、休まなければいけないのかも知れなかった。
起き出して、任務について確認する。
現在第四惑星の軌道上に退いた敵を、星系全域から包囲しに掛かっている。第四惑星の内側には無人惑星しかなく、無人兵器が配置されているだけである。これらはそれほど強力な戦略的価値もない。
第四惑星については、敵が残りの戦力をかき集めて、決戦を挑もうとしているようだが。
既に敵の残存戦力は五万隻程度。
それに対して、第五惑星の重粒子砲を封じて勝った第四艦隊は、戦力をほぼ温存している状態だ。
敵の増援については情報がない。
現在第四艦隊は相当な規模を有しており、此処に敵が大規模な増援を出してくる場合、最低でも80万隻程度は出さなければ星系の奪還は出来ない。そのような戦力の移動は確認されていないようだ。実際には、パドフ中将を相手にする場合、その倍いても長時間持ちこたえられるだろうし。支援者からの援軍も届く。
大規模な移動要塞などの兵器も存在はするらしいが、そういった兵器は主力がぶつかり合うレベルの大規模戦線で運用されているらしく、今の時点でそういった兵器の移動などは確認されていないようだ。
だいたいそれらの兵器でも、70万隻を凌駕する現状の第四艦隊には単騎で勝つ事は不可能である。
そうなると、現在砲艦、親衛軍ウォーリアとそれぞれ一人ずつ確認されている親衛軍が問題になる。
なるにはなるが。
流石にこの規模の艦隊を相手に、どうこうできる事はない。
ミランはいくつかのデータに目を通した後、連絡を受ける。
アリカ中佐だった。
「お疲れの所すみません」
「何か作戦ですか」
「ええ。 ちょっとパドフ中将からの依頼でしてね。 現在第五惑星で掃討戦をしているのですけれど、かなりの数の無人ドローンが返り討ちに遭っている地点があるらしいんですよ」
返り討ちか。
そういえば、第五惑星の攻略戦で、あの親衛軍ウォーリアは大気圏外に脱出できたのだろうか。
ウォーリアの中には、重度のカスタムを施すことによって、単独で大気圏内に突入する事が可能な機体はあるらしい。勿論そんな馬鹿なカスタムをしているのは親衛軍ウォーリアである。
ミランのウォーリア三型は、今の時点ではそんな馬鹿なカスタムは施されていない。しても意味がない。
更に言えば、大気圏内に突入するのはともかく。
大気圏内から大気圏外に単騎で脱出するのは、困難を極めると言うことだ。
「現在制空権を抑えているので、ブレイカーやイーターは気にしなくても大丈夫です。 ただこのままだと、相当なコストが制圧までに掛かります。 ミラン少佐は、是非制圧任務をお願いします」
「分かりました。 向かいます」
「色々厳しいとは思いますが、お願いしますね」
アリカ中佐はそんな風にいうが。
本当にそう思っているのだろうか。
ある程度自我があるのは分かっているのだが。それにしてもなんというか、色々と嘘くさいというか。
ともかく、無言で任務に向かう。
念の為に駆逐艦が四隻、艦隊を組んで大気圏内に送り届けてくれる。基本的に大気圏内での戦闘が行えるのは駆逐艦まで。それも対地駆逐艦となると、相当なコストが掛かったカスタム艦だ。
大気圏内に向かう途中で、迎撃の放火は殆ど受けない。
既に宇宙からの砲撃でほぼ工場は沈黙しており、残敵を無人ドローンが掃討している最中だ。
大気圏内に入る。
空気はそれほど悪くないのに、どうしても殺風景だ。その気になれば海なども作れるだろうに、そういうものも一切見当たらない。
ただ、ひたすら赤茶けた地面がずっと広がっている。
地面近くまで降りた後、四隻は編隊を組んで、問題の地区に向かう。情報を収集している無人ドローンが、次々に撃破されているようで、その情報が入ってきている。兵士達の雑談が聞こえた。
「相手が親衛軍ウォーリアだったら、洒落にならないよな……」
「可能性は否定できないな。 カッターみたいな大型兵器でも、この状況だと数の暴力で圧殺だろ……?」
「上の方は、親衛軍ウォーリアの危険を少しでも減らしたいのかもしれないな。 潜伏とかされると、どこでどんな被害を出されるかわからねえし」
「幸い工場は全て潰し終わっている。 親衛軍ウォーリアは、修理も出来ない。 倒せば終わりだ」
倒す場合、ミランがやらなければならないが。
一応、現地の近くで、ブリーフィングをしておく。
ミランが戦うとして、相手はこの間の月の使いだろう。だとすれば、既に侵略者がいない今。
勝機は大いにある。
周りを見ても、もはや侵略者で生存している個体はいない。
赤茶けた地面に血がしみこんでいるが、それも爆発の跡で焦げている。
意思もなく最後の一人まで「抵抗」して散ったのだ。文字通り粉々に。恐ろしい話だった。
そして侵略者から力を吸い上げていた月の使いは、もはや通常のウォーリアと同じように、羽を広げて回復することしか出来ないだろう。
それでも、一般の無人ドローンでは手を焼いていると言うことか。
作戦をいくつか提示した後、即座に出る。
既にウォーリア三型はしっかりメンテナンスまで終わっている。念の為、いきなりの狙撃には気をつけなければならないが。
見えてきた。
多数のドローンが撃墜されて散らばっている。
周囲を警戒。
即座にウォーリア三型を動かす。今までいた地点を、大口径のレーザーの一撃がうがっていた。
地面が融解し、爆発するほどの火力だ。
即座に戦闘態勢に、駆逐艦部隊が入る。
斜め上から突っ込んできたのは。
やはり月の使いだった。
既に全身が傷ついている状態だ。ミランは無言で、その突撃を受けて立つ。こいつは、もう全力を事実上発揮できない。
「肉! 解体して売り飛ばしてやる!」
「やれるものなら……やってみろ」
既に駆逐艦隊が、掃射砲も交えて一斉射を開始。
やはり、エネルギーの残量が心許ないらしい月の使いが、ふらつきながら必死に回避している状態だ。
羽も欠損したままだ。
あの後親衛軍ウォーリアを作る工場が、全て破損したのだろう。修理できなかったのだ。
ミランは冷静に距離を取ったまま、相手の出方を見る。
駆逐艦と真正面からやりあえば、親衛軍ウォーリアでも勝てない。ましてや今は、スウォームやイーターもいない。
ウォーリア隊は出ないでいいと事前に告げてある。
その代わり戦闘機隊が出て、奇襲に備えてくれていた。
「ち、畜生! 俺が、俺がこんな追い詰められ方を、たかが一機の敵にされるなんて! 肉、どんないかさまをしていやがる!」
「いかさまはそちらだろう。 人々の命を吸い上げてエネルギーに変えるだと? どこまで卑劣になれば気が済む!」
「黙れ! 俺は選ばれた存在だ! 選ばれなかったゴミ屑なんて、どれだけ消費したって良いんだよ! ましてや生きていくためだったら当然だろう!」
「それは動物の理屈だ。 仮にも知的生命体だったら、そんな理屈を口にして良いわけがない!」
全て見切った。
完全に死に体だ。
死に体で暴れていた。
それでも、無人ドローンでは手に余った。だが、それも終わりだ。
対親衛軍ウォーリアレールキャノンが咆哮し、ただでさえ傷ついている月の使いを追い込んでいく。
ダメージは受けているが、それでも必死に弾幕を回避している有様は流石だ。
途中、不意に横から射撃。
イーターの生き残りだが、そもそもまともに動くイーターなら駆除が終わっている。弾は大きく外れ、一瞬後には掃射砲の餌食になっていた。
ジグザグに相手に迫る。
月の使いは、レーザーを連発してきたが、当たってやるつもりはない。全てが外れて、絶叫する。
「なんでだよ! 選ばれた俺が、どうして肉に後れを取るんだよ!」
「その肉と侮っているのが敗因だ! こうしてまともに戦えている相手を、いつまでただの食肉と見下している! なぜ認識を改めない! なぜ自分の考えが間違っていると思わない!」
「黙れっ! 疑うことは許されない! 考える事は悪だ! 指導者様が、そうお決め為された! 指導者様の言葉は絶対! 宇宙の全てに対して、何もかもに対して絶対なんだ!」
「救えない輩だ。 お前こそ、言うなりに動いているだけの肉ではないか」
熱剣を抜く月の使いの右腕をたたき落とす。
更に蹴りを入れて、吹っ飛ばす。
左腕で、更に熱剣を抜く月の使いだが、もはや完全にエネルギーの残量が尽きる寸前。ミランに通信が入る。
この状況で活動している侵略者だ。
出来るだけ無事な状態で殺してほしい。
或いは肉体をある程度無事な状態で確保できるかも知れない。
そう言われた。
アリカ中佐だ。
好き勝手言ってくれると、ミランはぼやく。相手は瀕死とは言え、親衛軍ウォーリアだ。手なんか抜いたら、その瞬間殺される。
最後の力を振り絞って、月の使いが突貫してくる。もう何を喚いているのかもよく分からない。
一撃。
熱剣が、至近をかすめた。
かなり鋭い一撃だった。
どうも親衛軍は、戦闘経験をずっと蓄積しているらしい。そういう情報がある。
この鋭さ、それによる物かもしれない。
ただし、ミランはもっと強力で鋭い攻撃を、幾らでも見てきた。
「お、俺は死にたくない! また死ぬのはいやだ!」
「お前に命を吸い取られた侵略者も、お前に殺された支援者も、みなそう思っていたのではないか」
「ふ、ふふ、巫山戯るな! 俺は指導者様に選ばれた存在だ! 当然の権利を行使しているだけだ!」
「あっそう」
残った左腕も切り飛ばす。
それでも、喚きながら蹴りを繰り出してくる月の使者。蹴りを紙一重でかわすと、足もそのままたたき落とす。
左足だけ残った月の使者が、姿勢を崩して墜落。
地面に転がっていた。
「い、痛い痛い痛いっ! こんな非道をして、許されると思うな! 俺は宇宙でもっとも高貴なお方に認められた存在なんだぞ!」
「何が宇宙一高貴な存在だ。 ただの腐れ外道の間違いだろう」
「し、指導者様になんて事を!」
「何度でも言ってやる。 お前達の指導者はただの屑の腐れ外道だ」
残っていた足も、頭部も、月の使者を切り裂く。
完全に胴体だけになった月の使者のコアの中では、まだ親衛軍が生きている。アリカ中佐が連絡をしてくる。
「殺さずそのままで。 そいつのデータを、出来るだけ吸い上げます。 今、遠隔で情報を吸い上げています」
「……」
殺さなければ良いんだな。
そのまま、胴体を踏みつける。
恐らくコアに衝撃が入ったのだと思う。
鋭い絶叫が上がっていた。
痛い痛いと泣き喚いている親衛軍だが。
こいつらは、気持ちよさそうに敵を殺戮しておいて。殺戮される敵がいたがるとか苦しがるとか、想像も出来なかったのか。
これで優秀とは恐れ入る。
「に、肉の分際で、人間様を踏みつけ、拷問するのか! 自分より目上の存在に対して、非礼だと考えないのか!」
「貴様の主観なんてどうでもいい。 そもそも同じように兵器を作って戦争をしている相手を肉と見下すその精神構造を私は理解できない」
「それは貴様が肉でその精神が下等生命体のものに過ぎないからだ! 知能があれば指導者様の偉大さを理解できて当然なんだ!」
「あらゆる全てで話にもならない」
コアの側に、長槍を突き刺す。
ミランもいい加減、此奴をさっさと始末したいが。アリカ中佐がまだ殺すなと念押ししてきたので、我慢するしかない。
まだ何か泣き喚いている親衛軍だが、適当に流す。
結局の所、此奴は指導者に対して何も考えていない。
それが分かった。
否。
恐らくだが、考える事を出来ないようにされているのだ。
そうでないと、親衛軍がそろって似たような反応を指導者にしているのが説明がつかない。
同じ生物だって、考え方は様々にある。
ミラン達新たの民だって、ファーガの育て方やどう守るかで、意見が対立することはあるのだ。
殺しあいにまでなることはまずないが。
それがこいつらは、指導者に対しては偉大だ素晴らしいだ、それで全てが一致してしまっている。
ミランとしては、何かされているとしか言えない。
「データの吸い上げ、順調にいっています。 生きた親衛軍をこれほど長時間拘束できたのは、初めての事例です。 もっと……」
「!」
飛び離れる。
月の使者が爆発していた。
撃たれたのではない。
恐らく、機体そのものが自爆したのだ。
だが、自爆するような事を月の使者に乗っている親衛軍はほのめかしていなかった。ひたすら泣き喚きながら、指導者が如何に偉大か、如何に尊敬しているかだけを訴えていた。
まて。
ひょっとしてこれは。
ミランではなく、指導者に対して訴えていたのではないのか。
体内にナノマシンを入れられ、指導者の気分次第でいつでも爆破される体になっているのだ。
死にたくなくて、ああいうことを言っていた可能性もあるのか。
いずれにしても、生体活動は消え。
内側から砕けた月の使者の残骸は、乾いた荒れ地の上で無惨に炎上していた。
しかし、コアが砕けたということもある。
機体の手足や頭は、かなり綺麗な状態で残っていた。
「情報を完全に回収は出来ませんでしたが、今まででもっとも膨大な侵略者に対するデータを得られました。 特に親衛軍から得られたのはとても大きい。 それに……」
「親衛軍ウォーリアの残骸もですね」
「今までに回収例はありますが、今回はかなり状態が良い。 流石ですミラン少佐。 これは中佐への昇進もあるかも知れないですよ」
「地位なんていらないですよ」
これは本音だ。
地位が上がって部下の面倒を見るのはミランに向いていない。かといって特務として更に地位が上がれば、もっと過酷な戦場に出向いていくことになる。それもまた、しんどい話だ。
ミランとウォーリア三型で出来る事には限りがある。
もっと高コストをつぎ込んでいる親衛軍ウォーリアでさえ、ごく局地的な戦況を変えるのが精一杯なのだ。
それを考えると、出来る事についてはある程度考えて、諦めていくしかないのだろうと思う。
帰還するように指示が出たので。
ミランは頷いて、駆逐艦に戻る。
最後の自爆で、完全に巻き込まれたわけではないが、それでもかなり爆風を浴びていた。ウォーリア三型の整備が必要である。
駆逐艦に戻って、整備班にウォーリア三型を預ける。
自室に戻って、それで横になって気付く。
手負いの月の使者だ。
あいつが暴れている事は、味方もつかんでいたのではないのか。
無人ドローンが多数やられていたのは事実だろう。
相手は手負いとはいえ親衛軍ウォーリアである。それに関しては全くの事実であったはずだ。
だが、それが、ミランを呼ばなければならないほどだったのか。
ミランから言わせれば、物量にものを言わせれば倒せたはずだ。実際、今まで親衛軍ウォーリアをそうして対処してきたのだ。
わざわざ戦死者が出る可能性を覚悟して、人員を制圧間近の星に送り込むだろうか。それはどうもおかしい気がする。
だとすると、だ。
ミランと月の使者の実力者を鑑みて、あの展開になることを。
特にアリカ中佐は、最初から把握していたのではないのか。
それで侵略者の、特に親衛軍の生物としてのデータを取る好機とみた。
勿論それをミランに知らせると、手が鈍るかも知れない。
だから敢えて知らせなかった。
寝床で半身を起こして、ミランは舌打ちしていた。ハコトは無心に整備を続けてくれていて、疑う必要も感じられない。
だがアリカは。
普段は幸せそうに色々食べているあいつは。
ものすごく性格が悪いな。
そう本音が出そうになった。
確かに親衛軍の生体データを手に入れる事が出来れば、それはとてつもなく大きな結果を生む可能性が高い。
とはいえ、もう少し他にやりようはなかったのか。
ため息が出る。
そして、頭辺りの毛皮をくしゃくしゃとかき回すと。
ミランは、戦争は所詮こういうものだなと思って。うんざりしながら、一眠りすることにしたのだった。
※アリカ
ロボットでありながら、しかも侵略者製のガワのロボットでありながら中佐にまで出世しています。通常のロボットだともっと出世している機体がいますが。
とにかく大食いでひょうひょうとしている性格ですが(生体パーツ維持以上に単に食べるのが好き)、同時に冷酷な参謀タイプで、必要とあればどんな残忍な作戦でも平気で提案します。
これは元からそういうAIの人格の設定だからですね。
同型機は他にもかなりの数が支援者にいて、色々な方面で仕事をしています。
本作にどういった要素がほしいですか。要望があれば遠慮なくどうぞ。
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