王道ロボット戦記小説、血巡る戦場の記憶 作:dwwyakata@2024
ヴァーグラット戦線の勝利が決定打になり、支援者が大攻勢を開始しました。
ミランはその大攻勢には加わらず、また面倒な事になっている戦場に赴任します。
それはある意味、強大な敵がいるよりも厄介な戦場でした。
序、新しい戦場
ミランは勲章を貰って、色々儀礼を終えて。ヴァーグラット戦線の解散宣誓式に出席した後、移動を開始する。移動するのに使うのは輸送船だ。
今回の赴任地は色々あるとかで、途中で物資や部隊を補給しながら現地に向かう。現地の司令官は第六十一艦隊のカ・ト中将。二十万隻程度の規模しかない艦隊らしく、編成されたばかりの艦隊だそうだ。
これでも星系攻略には充分な戦力だと言うことだが。
今回向かうアルカラルド星系は、星系そのものが非常に入り組んだ面倒くさい構造になっているらしく。
いわゆるアステロイドベルトが四つもあるほか。
星系外縁のカイパーベルトも非常に密度が高く、入り込むだけで一苦労、という場所らしい。
途中でいくつかの分艦隊と合流する。規模は至って小さく、数百隻程度で。どれも旗艦は巡洋艦だった。
艦隊司令も大佐までで、どれも新造された艦隊と訓練を終えたばかりの兵士達であると分かる。
ミランが名乗ると、おおと新兵達が声を上げた。
種族は様々だが。
ミランは既に知られているらしかった。
「親衛軍殺しのミラン中佐!」
「会えて光栄です!」
「あ、はい」
とにかくもみくちゃにされるので、ミランも閉口した。しかも今後のことを考えると邪険にも出来ない。接待を続けて疲れ果てて、貰っている自室で横になる。
ハコトが洗濯をしてくれているが。
礼を言う余裕もなかった。
「大人気ですね」
「これがまた理由があるらしいんです」
「どうしたんですか」
「この先の星系が評判が非常に悪いらしくてですね。 せめてもの士気高揚のために、自分にあってくるように兵士に勧めているとか」
赴任地の星系の原住民が色々と問題がある種族であるのは既に聞いている。
だが、その後移動中に調べたのだが。
問題がある、程度ではないことが分かって、もう現地に着く前にミランはげんなりさせられていた。
これはミランもやる気が出ない。
しかしある程度やる気を出さないと、普通に死にかねない。
一応、今回の戦闘で戦線投入された新型ウォーリア……正確には型番が上がっただけだが。その調整点を、ウォーリア三型にも組み込んでくれるらしい。機体のバージョンを上げてくれるという訳だ。
全体的に機体の性能が向上するらしいが。
同時にコストも上がるらしく。
毎回派手に壊していることもあって。
ミランが特務の中佐でなければ、そして毎回親衛軍ウォーリアを倒している実績が無ければ。
とっくに降格されているかも、という話らしい。
色々綱渡りだなとミランも思う。
一応、いい知らせもある。
確か、次のワープで合流する艦隊に乗ってきているはずだ。
しばらく横になってぐったりする。
ヴァーグラット戦線での死闘での疲れもまだ取り切れていない。風呂にでも入ればとハコトに言われて、余計疲れる。
毛皮持ちには風呂はしんどいのだと何度も説明したのに、なかなか分かってもらえないのがまた。
まあそれはもう仕方がない。
とりあえず訓練でもする事にする。
訓練をして、今まで記録にある強力な親衛軍ウォーリアと戦ってみる。解体屋が相手なら、かなりの確率で勝てるようになってきた。シミュレーションでは不利な状態を設定しているし。何よりミランは本番に強いタイプだ。
とはいっても、その本番で運を使い果たせば、相手がワーカーでも死ぬだろう。
それは分かっているから、絶対に油断はしない。
様々なギミックを持つ親衛軍ウォーリアを相手に、戦闘をしてみる。
そうしていると、雑念を払える。
しばしそうやって雑念を払ってから、シミュレーションマシンを出ると連絡。
よりにもよって。
パデラクスだった。
前に何度か話したが、絶対に話したくない相手だ。
今回も、色々とろくでもない話をされた後。
一つ実験に立ち会ってほしいと言われる。
嘆息。
どうも総司令部絡みの案件らしく。しかもミランが関わっているらしいので、出てほしいと言うことだ。
別に階級が上の相手に尻込みしたり恐縮したりするつもりはないが。
流石に面倒くさい。
ミランの階級は、あくまで特務として、戦士として実績を上げているから得られているものであって。
別に支援者の社会で、地位が高い事を意味などしてはいないのだ。
ともかく、セキュリティ対策が施されている通信室に出向く。一応軍服もしっかり着直しておいた。
通信を開始。
仮想空間での会議だ。
殆どの参加者はボイスオンリーだが。
ミランも同じく。
仮想空間の内部で、パデラクスだけはほぼ実体で姿を見せている。体をほとんど機械で補っている、頭脳だけに特化した種族の者。ル・ルという種族が殆ど肉体を捨てている種族らしいから。
これは仕方がないことなのだろう。
「それでは、依頼があったとおり、親衛軍NO3_009116の意識を機械に移すことに成功しました。 まだ一切悪さを出来ないように、言葉を話せるだけの機能しか持たせていませんが」
「親衛軍でありながら、自我を持つに至ったというのは興味深い。 あの指導者がよく許したものだな」
「元々第三世代の親衛軍は自我を殺し切れていなかったため出来たらしいですな。 ただ、それでも長期間生き残る事が必須だったようですが」
「ともかく、話を聞いてみよう」
なるほど。
それでミランが呼ばれたわけだ。
場に新しいノードが入り込む。
ただの光点だ。
本当に何も出来ないようにされている、というわけだ。
「ふむ、肉体をいきなり与えてくれるほど大胆ではないようだな。 思ったよりも意識が戻るのが早かったようだが」
「私が支援者の統括議長であるクアーラだ。 君が侵略者の親衛軍でありながら、事実上の降伏をしてきた経緯は聞いている」
「それであれば話は早い。 肉体を生物としてまっとうなものとして作り、私の恋人もよみがえらせてほしい。 それと議長と言うことは、貴方たちは民主制を敷いているのか?」
「その概念が君たちにあったとは驚きだが」
まあ議長の言葉ももっともだ。
群体生物の一種という説まであったくらいなのである。
極端な専制を敷いている種族だ。そういうことをしていても不思議ではない。民主制なんて概念はミランも支援者に加わる過程で催眠学習で知ったが。ミランもそろそろ成年なので、参政権が得られる。
ミランの場合は、議員として立候補するのもありだとか。
まあ、そのつもりはないが。
親衛軍NO3_009116は言う。
「古い時代、民主制という「愚かで無駄な制度」があったと指導者様……いやもはや様などいらぬか。 指導者の反吐野郎が言っていた事がありましてね」
「まず聞きたいが、君たちは自分をなんと呼んでいる」
「種族名などありませんよ。 何しろ、今や指導者の野郎の私物に過ぎません。 生きるのを許されているただの肉扱いなのはこちらも同じです。 指導者の野郎は、自分を神より尊い究極の存在などと自称していて、種族なんて概念さえ認めていない状況でしてね」
「……想像以上に状況は悪いようだな」
議長が呻く。
追い込んだら和平に持ち込んである程度穏便に済ませられないか。
そういう意見は支援者の中にはあるのだ。
勿論支援者に所属している種族の母星は全て返してもらう事が最低条件だが。
「君たちの母星は。 それを元に名を呼ぼう」
「それも聖地としか言われていませんでしてね」
「困った話だ。 侵略者と君たちを呼ぶのも、あまり気分が良くないだろう」
「どうやら貴方は立派な淑女のようだ。 これだけ色々やらかしてきた我々に、きちんと誠意を持って接してくれている」
親衛軍NO3_009116の言葉は感心しているようでいて。
それでいて野心がにじんでいる。
扱いやすいようなら、という意図が感じられるのだ。
咳払いしたのはパデラクスだった。
「とりあえず、雑談も何です。 専門の者から、情報を出来るだけ引き出させて、後は整理してから報告する形でどうでしょう」
「そうだな。 親衛軍NO3_009116。 貴方が自分の名前をそれで可とするのか、自分で何か名乗るのか、それらにも時間がいるだろう。 ある程度状況を見ながら、研究を進めて、少しずつ君たちに肉体や土地なども与えよう。 ただし様子を見ながら、だがね」
「これはありがたい話だ。 土地までくれるのか」
「あの指導者の犠牲者である、ということがはっきりしたら、であるが。 ただそれも、いきなり惑星を一つぽんというわけにはいかない。 まずは位相変換シールドで封じられた小さな人工惑星からだ。 其処で物資と資源を提供して、自治から始めてもらう事になるだろう」
少し考え込むと。
提案してくる親衛軍NO3_009116。
「其処にいるミランくんと同レベルのウォーリアをいただければ、私は戦士として活躍してみせましょう。 それで関係改善速度を上げることはできませんか?」
「親衛軍ウォーリア殺しのミラン君が、君相手に一番苦戦したことは私も聞いている。 だからこそ、見極めの時間が必要だ。 何、君たちには充分な物資も資源もあたえるし、文明品も用意する。 その前に、年齢固定で作り出され、ナノマシンなしには生きていけない体の構造を修復するところから、だがね」
議長も流石に冷静だ。
それで会話は終わった。
親衛軍NO3_009116との接続が切れた後。
議長がミランに話をしてくる。
「私がクアーラだ。 よろしくミラン中佐」
「はい。 よろしくお願いします」
「うむ。 先の話を聞いて、どう思ったか聞かせてほしい」
「親衛軍NO3_009116は危険な相手です」
これについては、本音を話しておく。
戦闘を楽しむとか、そういう意味でではない。
勿論それもあるのだが、別に好戦的な種族で支援者でやって行けている種族なんていくらでもいる。
ミランが尊敬していたズヴァールラ提督などが所属するゲラルラの民などは良い例だろう。
あの親衛軍NO3_009116は、違う意味で危険と感じている。
「話していて感じられたかも知れませんが、あいつはとにかく野心的です。 欲望も強く、最初から手放しでなんでも与えたりしたら、支援者の組織を乗っ取ろうと動き出すかも知れません」
「ふむ、そういう意味での危険な存在か」
「はい。 戦士として敬意を払えますが、同僚となる場合は常に危険な相手として目を向けないと行けないかと思います。 少なくとも、先に議長が提案した案は、「飼い殺し」と認識するかも知れません」
侵略者がやってきた事から考えると、あまりにも寛容すぎるレベルだが。
それでも全く納得しない可能性が高い、ということだ。
咳払いすると、議長は言う。
「実はな。 ミラン特務中佐がこれから向かう戦場が、いくつか曰く付きなのだ」
「と言いますと」
「侵略者が宇宙進出するのはあまりにも早かった。 その過程で、指導者にまだ完全制御されていない一部の侵略者が、ワープに失敗して、どこかしらの星に不時着した可能性が出てきている」
「……!」
ひょっとすると。
つまり今問題を起こしまくっている種族は、侵略者そのものの可能性があるのか。
侵略者はそれを平気で肉扱いして、殺しまくっているということになるが。
あの指導者ならやりかねない。
そうミランも感じた。
「ただ先に調べた所によると、微妙に生物としての情報が違っている。 まだ確定情報ではない。 だから、あくまで小耳に挟むくらいのつもりでいてほしい」
「はっ。 分かりました」
「君には期待している。 君の戦闘データを生かして、ウォーリアの操縦手の支援AIを組んでいるところだ。 うまくこれが完成すれば、親衛軍ウォーリア相手にうんざりするほど出していた被害を軽減できる可能性がある。 これからも生き残り、支援者のために、支援者にいる人々のために、敵を打ち払ってほしい」
敬礼すると通信を切る。
嘆息すると、大丈夫だっただろうか、と思った。
最後にされた話。
或いは、元から侵略者は極めて危険で、他種族とやっていける存在ではないというのを、見てこいという意味ではないのか。
ミランとしても、素の侵略者がどういう種族かは分からないから、なんとも言えない。
ともかくとして、議長の言葉については覚えておかなければならないだろう。
ほどなくして、ワープが行われ。小規模な艦隊とまた合流する。
今度のは技術部隊だ。
そして、技術部隊と一緒に、カプセルが運ばれてきた。
話を聞いているハコトが飛び出す。
まずは、整備班でカプセルを開ける。密閉されていたそれが、姿を見せた。寝ていたそれは目を開けると、伸びをして。口に手を当ててあくびをする。
「なんやもう。 散々実験した上に、今度はどこに運んだんや」
「お姉ちゃん!」
わっと飛びつくハコト。
赤い髪の毛を持っている……赤と言うには少し色味が薄いが。侵略者製のガワを用いたロボット。
アネカ00001。
以前コヴァルライト星系のゴミ捨て場からデータセンタの残骸ごと回収したDBより作り出した第一号機だ。試験的にこちらに回されてきた。
設定的にはハコト型の姉にされているらしいので、ハコトとしてはずっと会いたかった相手らしい。
なんだかのんびりしたしゃべり方をしているし、訛りも強いな。
年齢はハコトと同じくらいに見えるが、顔とかはよく分からない。種族が違うので、どれも同じに見える。
「ハコト! 良かった! また会えるなんて嬉しいで! このままずっと別れたままかと思って、時々泣いてたんや……」
「私もだよ! 良かった!」
ぎゅうとハグしあう姉妹という設定のロボット。
まずはつなぎを渡して着て貰う。
仕事については、ハコトから引き継ぎを受けてもらうことになる。整備チームは激務だ。人員は一人でも多い方が良い。
特にハコトはサブウェポンの射出などの支援任務もある。
いっそ、アネカは様子を見ながら、整備専門。
もしくはハコトは支援専門で、手を分けるのも良いかもしれない。
「あんさんがミランさんやな。 はじめまして。 うちがアネカや。 よろしゅうな」
「随分とフランクな言葉遣い……というか訛りが強いですね」
「そういう設定なんや。 すまへん」
「いや、別に問題はありません。 ハコトと相談して、整備チームでの仕事をそれぞれ担当してください」
整備チームを自分より下だとミランは考えたりはしていない。
彼らがいなければ、ウォーリア三型は万全のスペックを発揮できないからだ。
ともかく、ハコトが大喜びしているのを見ると。
それがロボットでAIであっても、それは喜ばしいことだとミランも思う。偽物かも知れないが。そういう感情を見るのは嫌いじゃない。
これで多少は気も晴れたか。
問題になっている星系……アルカラルド星系はまもなくだ。
後一回ワープすれば、布陣している味方の後方に出る。味方との通信は既に行われている。
敵の規模は五万隻程度。
増援の可能性もないらしい。
味方部隊の士気が極めて低いのは事前の調査通り。
指揮官カ・ト中将もうんざりしていて、とにかくじっくり攻めるようにと言って、大きな犠牲が出る作戦は避け。
宇宙から敵の工場ユニットを空爆すること。
基地ユニットに攻め寄せるワーカーを撃退すること。
それ以外では、惑星アルカラルドⅠ(第三惑星)に下りることは極力避けているようである。
ともかく悪評高いが。
こうなった理由は、直に下りてみないと分からないだろう。
無言で状況を調べる。
惑星アルカラルドⅠの状況をだ。
三つ大陸が存在して、後は複数の島が存在する岩石惑星。そのうち二つは飛び抜けて大きく、一つが亜大陸ギリギリのサイズだ。それぞれが「バムラ大陸」「ガルガント大陸」「ゲム大陸」と名付けられているらしい。現地の民の命名に準じて扱う。それが支援者のルールなので、それについては別にいい。
現在この三つ全てに侵略者の工場ユニットが活動しており、合計数は71。
強力な対宙シールドを展開していて、宇宙からの攻撃ではなかなか破壊できていない状況だ。
だとすると大気圏内での戦闘用にカスタムした駆逐艦などを主軸に攻めるのが定石だと思うのだが。
とにかく誰も彼もがうんざりしていて、地上には降りたくない。
それもあって、基地ではワーカーやらを追い返すのに終始し。
宇宙から攻撃して時間を掛けて工場ユニットを潰し。
仕掛けてくる敵艦隊を追い払う。
そういう消極的な戦いをしているようだった。
見た感じ、侵略者にかなり食い込まれている状況だが。
現地の住民、自称「聖なる力の庇護者」(流石に問題があるのでアルカラルドの民と支援者では呼んでいる)は、支援者に対して誹謗中傷を繰り返しており、基地に保護されることまで拒否。
彼らが作った都市で暮らすことを止めず、ワーカーに襲われては大きな被害を出し。
ワーカーの被害が出ると、支援者を批難する(ミランもそれを聞いてなぜなのか理解できなかった)ということをしているそうで。
話を聞けば聞くほど小首をかしげてしまう。
アルカラルド星系は、他はガス惑星が五つあるだけの状態で。
他で地上戦をやらなくていいというのが救いではあるのだが。
それにしてもこれは確かに兵士がやる気をなくす。
それもあって、基地に下りて戦っているのは、ロボットばかりらしい。そのロボット達ですら、苦情を入れてきているというのだから筋金入りだ。
当然親衛軍ウォーリアも出るので。
被害は毎回小さくないのだとか。
「それでどうしろと……」
「特務の立場から、カ・ト中将に大規模攻勢を提案して、さっさと戦いを終わらせるべきでは」
「分かりました。 作戦案を考えてみます」
専門分野じゃないんだけれどな。
ミランはぼやきながら、困りもの達の星について考える。
侵略者とルーツが同じ種族かも知れない。
もしもそうだとすると。
仮に指導者の手から離れたとしても。侵略者とわかり合うのはとても難しいのかも知れなかった。
※聖なる力の庇護者
惑星アルカラルドⅠの住民の自称です。本来はそれに倣って呼ぶのが支援者式のやり方なのですが。流石に色々と問題があるので、アルカラルドの民と呼ぶ事の方が多いです。
侵略者と非常に似ているヒューマノイドで、肌が緑色掛かっているのが特色です。
現在侵略者に絶賛攻撃されているにもかかわらず、100を超える国家が存在し、その全てが強権的な独裁制を採用しています。
非常に問題がある星系であり、此処に赴任する兵士達はみんな嫌がるし、士気も下がります……
本作にどういった要素がほしいですか。要望があれば遠慮なくどうぞ。
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詳細なマシンデザイン
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圧倒的な武力による蹂躙
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緻密な人間ドラマ
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種族や文明の描写
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近接した力量のライバルとの死闘