王道ロボット戦記小説、血巡る戦場の記憶 作:dwwyakata@2024
ミランが登場してから、かなり無理に、なおかつ短時間で敵の基地を落とせるようになってきたこともあり、DB等の重要物資を回収することが出来るようになってきました。
それはそれとして、ミランには多大な負担が掛かるのも事実ではあるのですが。
掃討戦が開始される。
やはり中枢の工場ユニットが落ちたことで、敵の組織的抵抗がやんだ。もう少し時間が掛かったら、もう一度親衛軍ウォーリア「大剣」が出てきたかも知れない。
鹵獲した親衛軍ウォーリアはそのまま回収。
工場からは、DBも回収した。
コンテナは大量に格納されていて、中身もまた。
勿論調査は学者に任せる。
工作チームが工場内を無力化して行き、対抗ナノマシンも撒いている。各地で平押しで勝利が進められている。
恐らくアルカラルドⅠが三回自転する頃には、掃討が終わる。
その話を聞いて、引き上げてきたミランは休むことにした。
しばし休んで、疲れを取る。
強敵との戦いはなかったが、時間との勝負だった。
神経が締め上げられるものである。
一眠りしてから、起き出す。
風呂に入ってゆっくりしてから、ミーティングに呼び出される。休む時間くらいはきちんととってくれるので助かる。
これは司令官クラスでも同じだ。
人力だけで組織が動いておらず、ロボットもかなりの数が働いている組織だから、なのだろう。
ガルヴァード准将から、まずは礼を言われた。
「戦略課題は達成できた。 犠牲も最小限に抑えられたと思う。 よくやってくれた」
「いえ。 出来れば犠牲はゼロにしたかったですが」
「まあ、戦争である以上そうもいかん。 回収した親衛軍ウォーリアだが、後方に回して調査するようだ。 地力で勝手に稼働する事が無いように、既に輸送船の中で解体してしまった後だが」
「妥当な処置だと思います」
実際問題、完成品のままにしておいたら、自爆したりとか勝手に暴れたりとかしかねないのだ。
各地の工場ユニットも順調に沈黙している。
惑星アラタの時とは偉い違いだ。
ともかく、宇宙軍を駆逐できたこと。敵の補給を遮断できたこと。それらが大きいと言える。
問題は此処からである。
それから、各地の戦線に出向いて、攻勢を手伝う。
圧倒的多数で攻めるのだ。
宇宙からの支援もある。
地上戦用駆逐艦からの猛烈な砲撃もあって、侵略者の工場ユニットは次々に無力化されていく。
それでいい。
ミランも敵ワーカーを仕留めて回るが。
それほど激しい戦いにはならず、むしろ新兵の訓練に利用された。確かに初の実戦には良いだろう。
ウォーリア乗りのような、属人的な兵器になってくると、なおさらである。
ミランはそういった新兵を支援して、致命的なミスをしないように支援を的確に入れていく。
ある程度失敗はして覚えるものだが。
ウォーリアという兵器では、失敗は死に直結するのだ。
戦闘機などはある程度支援AIがあって、致命的なミスは回避しやすいようになっているのだが。
それは機体の改良が進んで、陳腐化しているからだ。
ウォーリアはそうはいかない。
ともかく、新兵が無駄に死ぬのだけは避けなければならない。
そうして時間が進んでいくうちに、三つある大陸の一つから敵の工場ユニットが全部なくなり。
もう一つからも。
最後の一つからも消えた。
その後は掃討戦だ。
工場ユニットを全て破壊した後も、まだまだワーカーが潜んでいたりするのである。無人ドローンが飛び回り、まだ生きている敵兵器がいないか確認していく。
崖際で敵ウォーリアが倒れ伏していたが。
内部で侵略者の一般個体が爆発したようで、機体は比較的無事だった。コア部分は全壊しているだろうが、それは勝手に自爆したりしない事を意味している。
侵略者の一般個体が自爆したのは、さっきの親衛軍が爆発したのと同じだろう。
侵略者の指導者はこの星を見捨てた。
しかも惑星アラタと違って、まとまった援軍も送り込めず。星を爆破するような戦術もとれなかった。
だから、用済みになった部下を損切りしたのだ。
カスの所業だな。
ミランはそう思って、無人ドローンがウォーリアを運んでいく様子を見守る。
あちこちでまだ生きているワーカーなどが無人ドローンと交戦する例がまだちょくちょくおきているので。
調査班は、まだ簡単には出歩けない。
掃討戦で厄介な相手が出てこないか、ミランは確認する。特に問題はなさそうであるが、油断はしない。
駆逐艦が悠然と行き、安全圏かどうかを徹底的に確認する。
其処に飛翔体が飛んできた。
途中で迎撃。
爆散。
どうやら原始的なミサイルだ。恐らくだが、アルカラルドⅠのどこかの国家が撃ち込んできたのだろう。
これまた原始的なスピーカーで、何やら原始的な戦闘機から叫んできているらしい。翻訳はされていない。
ハコトに聞いてみると、呆れながら教えてくれた。
「領空侵犯をしているから出て行けとかほざいています」
「まだ敵が残っているかも知れないと通達は」
「無視されていますね」
「……」
呆れた。
見た感じ、音速を超えるのがやっと、という程度の性能の戦闘機だ。あんなもの、スウォームにでも襲われたらひとたまりもない。
駆逐艦はガン無視。
それからミサイルを何発か撃ってきたが、いずれも効果無し。アルカラルドの民の飛行機のパイロットは何か喚き散らしていたようだが、やがて燃料切れで引き返していった。
これは大変な事になるな。
ミランはそれを理解したが、ミランに出来る事はない。
ともかく、各地の戦線で侵略者の生き残りを始末し、残骸を徹底的に回収する。
どうやらアルカラルドの民にリバースエンジニアリングの概念はあっても恐らくは出来ないだろう。
学者にやらせているのが指導者のプロパガンダなのだ。
勝利するために兵器の性能を上げるのではなく、技術を高めるのでもない。
コロニー船から持ち出したテクノロジーを使い潰しながら、ただ既得権益を保全することだけを考えている。
そんな連中である。
仮におかしいなんて言おうものなら殺される。
上層民サイドが少しは考えを改めればどこかしらの国家が抜きん出るかもしれないが。
これだけ腐敗した社会状況では、それも難しいだろう。
支援者に、宇宙全部よこせとか言い出すような連中だ。
現実だってまったく見えていない。
今のミサイルだって、下手をすれば支援者の全面報復を招きかねない。
それを平気でやっていて、しかも国では「英雄的行動」とか褒め称えるのは見なくてもわかりきっている。
この星の政体は。
100以上全てが。
どれも手遅れなのだ。
内政への干渉はしないようにというのが支援者の方針のようだが。これは下手をすると、核戦争が近いうちに始まるかも知れない。
呼び水になるのは侵略者から支援者が取り返した膨大な空き地だ。
既に資源も全て食い荒らされたその土地を巡って、生き残った国家群が争い始めるのは目に見えている。
支援者は処理が終わればこの星を出ていく。その後は、世にも恐ろしい混乱が始まる筈だ。
何度かの掃討作戦に参加して、特に危なげも無く勝つが。
ミランは憂鬱になるばかりだ。
基地に戻ると、兵士達が噂している。
「義勇兵を称していた破落戸ども、ついでにデモだのしていた「市民」どもも、ぜんぶ追い返されたらしいぜ」
「聞いた。 基地の中の掃除とか大変らしいな。 トイレ以外の場所で糞尿まき散らしたりで、散々だったみたいだし」
「少しでも目を離すとものを盗もうとしたり何か触ろうとするから、監視に当たっていたロボット達も大変だったみたいだ。 同情するぜ」
「とにかく、あいつらに関わらなくていいのは良かったよ。 ボーナスもらえる事になったし、俺は一度休暇申請して故郷に帰るわ。 それからちょっと考えるよ。 こんな星は滅多にないことは分かっているが、それでもちょっと疲れた」
ミランも気持ちは分かる。
自室で横になって、少しぼんやりする。
いつの間にか眠っていたが。
起き出すと、すぐに呼び出しがあった。
マルラ大佐からである。
「ミラン中佐」
「今起きたところです。 何か問題発生ですか」
「今、各地での掃討戦が終了。 侵略者の工場ユニットなどの残骸解体、回収が進んでいる。 代わりにこれから少し掛けて、工場ユニットが吸い上げた資源を地殻に戻す作業もする」
「駆逐艦がミサイル攻撃を受けた件は既にご存じですよね」
ああと、マルラ大佐は言う。
なんでも、いくつかの国家は「正当な領土回復」を掲げて、既に侵略者が制圧していた地域の面した場所に軍を派遣しているそうだ。
兵器はどれも宇宙進出をまがりなりにも果たした文明にしては極めて遅れていて、間違っても進歩はしていないらしい。
もしも無理矢理侵攻してくるようなら全部まとめて眠らせてしまうつもりだそうだ。
まあ、それでいいのではないかと思う。
「出来るだけ急いだ方が良いと思います」
「分かっている。 既に核兵器を準備し始めた国家もいくつかある。 核兵器については、例外的に先に黙らせる案が出ている」
「内政干渉は止める方針だと聞いていますが」
「今クアーラ議長が会議をしているらしくてな。 この星の連中が進歩と無縁なのは分かっている。 原子炉もどれもボロボロの、それも核分裂型。 核兵器もどれも古いものばかりで、現在の世代で作り出すのは不可能だそうだ。 破壊してしまうと問題になる。 だから、使えないように細工をしてしまう案を検討しているそうだ」
ガチガチの法治主義の支援者が。
そこまで考える状態だ。
どれだけこのアルカラルドの民がおかしいか、ミランにも分かる。
ため息しか出ない。
「今調整中だが、会議の結果はそれほど時間が掛からず出る。 何しろ緊急の案件だからな」
「核を黙らせても、この星の民は……」
「分かっている。 最悪の場合については、これから協議するそうだ。 もっとも、私もこの星の連中なんて放っておけば良いと思っているが」
今、星ごと封じてしまう位相変換シールドが運ばれてきているそうだ。
強度は高くないが、少なくともこれで宇宙に出ることは出来なくなる。
妥当な話だ。
アルカラルドの民に、宇宙に出る資格はない。
同時並行で、亡命申請をしている者達を救出する第二次作戦が行われているらしい。今度は規模を十倍にしてやっているそうだが。いずれにしても、最終的に救出する人数は、五万程度になるそうだ。
いくつかの説明を受けた後、作戦を最後まで頼むと言われた。
食事をしにいく。
ハコトに言われて、とりあえず風呂に入る事にもした。
まずは食事だ。
ハーネイ少尉が感涙しながら食事にしている。
アネカもそれを見て嬉しそうだ。
「おいしそうに食べてくれて嬉しいわー。 うちも腕のふるいがいがあるってものやでー」
「なんだか不思議な訛りですね! それはそれとして、本当に美味しくて、嬉しいです!」
「んー、もっといってもっといって! うちも感動してまうわ」
「お姉ちゃん……」
ハコトが窘めると、大喜びしていたアネカが咳払い。
とりあえずミランもとても美味しいので、満足する。
ファーガの栄養液の分析はもう終わったようだ。これなら、今後味についての不満はないだろう。
ハーネイ少尉は、近々辞令が降りて、曹長待遇でミランの部下になる事が決まった。というわけで、次からはハーネイ曹長だ。
何、優秀である。
すぐに少尉に戻れるだろう。
食事が終わったので、風呂にする。やっぱり面倒だ。義務的に風呂を浴びた後、毛皮を乾かす。
一応全自動で風呂にある設備がやってくれるが、臭いは落ちるしで色々嫌だ。
勿論臭いがあまり好まれない事も分かっているので、仕方がない。黙々とこなす。周りとやっていくためには譲歩がいる。
してはいけない譲歩もあるが。
これはしなければいけない譲歩だと自身に言い聞かせる。
何名かの支援者に属して戦っている新たの民から、相談を受けた。やはり風呂関連が多い。食事については急激に改善しているらしくて、むしろこれでいい素晴らしいという意見が多い。
風呂などの不満点については、仕方がないことなので、各自慣れてほしいと説得し。納得して貰う。
ミランも特務中佐、もう少しで特務大佐になるとしても。
それでもやらなければならないことなのだから。
風呂を済ませて、また任務に戻る。
輸送船が来ている。
工場ユニットの残骸の回収をしていた。
戦闘で破壊した工場ユニットは、塵一つ残さず持ち帰る。
同時に、搾取された資源と同等の物資を重機を用いて地殻に埋め戻す。
それらの作業を同時並行で行う。
大規模な機械類が動いている。
既に周囲には無人ドローンが展開していて。
恐らくは危険は無いが、それでもミランも見張りを続行する。戦車隊も出てきていて、監視をしていた。
戦車の一両に、ハーネイ少尉が乗っている。
ハーネイ少尉は砲手として戦績が高いので、砲手を任されている。油断をすることもなく、肩の力や警戒が抜けたからだろう。
見かけが苦手らしい種族とも、出来る限り話していくようにしているし。
それで周囲も、珍しいまともに会話が出来るアルカラルドの民として受け入れてもいるようだ。
「ワーカーの残骸回収」
「気をつけろよ。 油断すると食いちぎられるぞ」
「機能停止は確認し、更に分解した上で運んでいます」
「それでいい。 塵一つ残さず回収しろ」
周囲で作業のやりとりが聞こえる。
ミランはウォーリア隊と手分けして周囲を見張る。
如何に支援者のテクノロジーでも、ちょっとやそっとで終わる作業ではない。だが、時間は掛かるがやらなければならない。
それに皆の士気はとても高い。
この忌まわしい星から離れられるのだ。
それもまあ妥当だろうな。
そうミランも思うのだった。
輸送船が何度も行き来して、侵略者の文明の残骸を回収していき。
その代わり、本来この星が持っていたのと同等の資源を、地殻に埋め戻していく。
その作業も終わりに近づいてきた頃。
いくつかの事件が追加で起こった。
また国家元首が何名か来た。
それをカクラム少将が対応したのだが。
いきなり書類をたたきつけられたそうだ。
宣戦布告の公式文書である。
「我らの領土に長期間居座り、物資の搾取を続けた事許しがたい。 これから貴様等を皆殺しにする絶滅戦争を始める!」
そう居丈高に吠える文章だったが。
すっとカクラム少将が立ち上がって拳を鳴らすと、それだけでどの国の国家元首も悲鳴を上げて逃げ散ったそうだ。
作業はもう少しで終わる。
亡命申請者の回収も問題なく終わっている。
もっとも、ハーネイ少尉の友人であるクーリアのような例は例外も例外。やはり選民思想に皆足首をつかまれていて。
そこから催眠学習で教育し直さなければならないようだが。
第三次作戦までに、予定通り五万強の亡命者を回収。
同時に相当量の遺伝子データも回収した。
これからアルカラルド星系には防衛艦隊が駐留。アルカラルドⅠは位相変換シールドで封じてしまう事になる。
これは大型の反物質炉を使い、常時低強度の位相変換シールドを惑星全体の成層圏に張る物で。
アルカラルドⅠから、アルカラルドの民は一切出られなくなる。
宣戦布告だのどうでもいい。
後は勝手に自分らでやってくれ、ということだ。
同時に、作業が行われる。
核兵器の無力化だ。
クアーラ議長が決議を出して、それが決定された。皮肉にも、「宣戦布告」によってグレーゾーンだった法的措置が、明確に正当なものとなった。
最初はグレーゾーンの範囲内でも無力化が精一杯、だったのだが。
派手にやってしまって良いことになったのだ。
「回収、復旧作業、終了しました!」
「よし、全艦隊引き上げ! 総仕上げに入る!」
ガルヴァード准将が指示。
一応念の為に、何重にも調査班がチェックして、取りこぼしは排除してある。
艦隊が引き上げていく。
アルカラルドの民は、上層民の言うとおりに、出て行け、二度と来るな、泥棒などと喚き散らしているようだ。
どうでもいい。
支援者の全人員が惑星アルカラルドⅠから引き上げた後。
カ・ト中将が、指示を出した。
一斉攻撃開始。
ピンポイントの攻撃で、惑星アルカラルドⅠに存在する全ての国家が所有する核兵器が、ことごとく消滅した。
地下サイロにあろうがどうでもいい。まとめて消滅である。
硬X線ビーム砲によるものだ。
文字通り塵も残さなかった。
宣戦布告をしてきたのだ。
それくらいは当然だろう。
「連中、侵略行為だとか喚いているようですね」
「馬鹿馬鹿しい。 こっちの全部をよこせとかほざいていたくせに」
兵士達も冷淡だ。そして核兵器を全部吹き飛ばしたところで、どうせこの星の民は何も変わらない。
いっそ、上層民を全部排除するのはどうかという提案も出た。
だが、それはクアーラ議長が却下したようだった。
流石にそれは宣戦布告をしてきた連中でも許されない。
そういうことであるらしい。
もうアルカラルドの民には新しく核兵器を作るテクノロジーがない。今までだましだまし過去のテクノロジーを使い潰してきたのだ。核兵器を新たに作り出す技術すら彼らにはない。
後は原始的な兵器を使い潰しながらの、それぞれの国家による総力戦が開始されていくだろう。
それが不幸なことなのかは、はっきり言ってもはやなんとも言えなかった。
「ハーネイ少尉、何か思うこととかは……」
「ありません。 あの星には、友人もろとも虐げられた記憶しかありません。 心も体も踏みにじられた挙げ句、都合良く持ち上げられた。 それだけです。 貴方方はそれでも滅ばないようにしてくれた。 それで充分です」
マルラ大佐に、ハーネイ少尉はそうきっぱり応えた。
ミランは何も言わない。
そして、しばしして、カ・ト中将のところに呼び出されて、辞令を受けた。
特務大佐に昇進。
この星系での活躍を加味して、ついに現役七人目の特務大佐である。支援者の歴史でも、特務の准将は数えるほどしか出ていないらしいから。もしも今後准将になったら色々と大きい、らしい。
そしてハーネイ少尉は、戦闘での活躍が評価されて、曹長より一つ上の准尉として採用だそうである。
敬礼するハーネイ准尉。
これからは、戦闘面でミランの助けをして貰う事になるが。
ウォーリアに乗って一緒に出ることは、恐らくないだろう。指揮をしながら親衛軍ウォーリアとやりあう余裕がないからだ。
そして、ウォーリア三型に対するアップデートも決まる。
装備している反物質炉をカスタムのものに変え、機体も全体的にバージョンアップする。
これにより、ウォーリア四型へと変更。
通常ウォーリア百機分のコストが掛かった超重カスタム機になる。
そして、最初の任務は。
ある星系の調査となる。
「我々第六十一艦隊の任務はこれで終わりだ。 一度再編してから、どこかの戦線に出向くことになるだろう。 君には、この星系での作戦任務の続きがある」
「続きですか」
「うむ。 いくつか調べた結果、面白い事が分かったそうだ。 あのパデラクスのマッドサイエンティスト基準でな」
「……」
凄く嫌な予感がするが、ともかくそれが初任務か。
100隻ほどの小規模艦隊に同行して、その任務をすることになるそうだ。
とりあえず、やっとアルカラルドⅠそのものからは離れられる。
だが、まだアルカラルドⅠ関連の任務は、終わらないようだった。
忌まわしいアルカラルドⅠの戦いは終わりました。
そして特務であるが故に。
ミランはその後始末にいくことになります。他の兵士はウッキウキで別の場所に異動するのを喜んでいますが、これも特務の悲しい仕事なのです。
感想評価などよろしくお願いします。励みになります。
本作にどういった要素がほしいですか。要望があれば遠慮なくどうぞ。
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詳細なマシンデザイン
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圧倒的な武力による蹂躙
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緻密な人間ドラマ
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種族や文明の描写
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近接した力量のライバルとの死闘