改めまして、カルナ語のセリフと、その口語訳というか原文になります。
こちらの翻訳は本編を読むうえで必須となるものではありません。そのため、不要だと感じられる方は、どうぞそのまま読み飛ばしていただいて構いません。
自分なりにカルナ語の意味を考えながら読むのも、楽しみ方の一つだと私も思っております。
それでも読んでみようと思ってくださる方には、少しでも楽しんでいただければ幸いです。お付き合いいただける方は、どうぞよろしくお願いいたします。
ここに書かれていないものは基本的にそのままの意味になっておりますので省いております。
【第1話「E- × 2」】
●高円寺に無視するなと言われ。
「何故オレに話しかける?つまらない男だ...話す価値もない」
(私のような面白い冗句一つ言えない男に、なぜ貴方は話しかけてくれるのですか? あなたのような素晴らしい方が話しかける価値もない男ですよ)
バスの女性に席を老婆に譲れと乞われて。
「恥知らずにも、席を望むか、媼よ」
(最近は、席を譲ってもらうことを恥だと思う人もいると聞き及んでおります。おばあさん、あなたもそうなのでしょうか? そうだとしても恥を忍んで頼むというのは、簡単にできることではないでしょう、尊敬に値します)
●混んでるバスに乗り込んでしまった老婆を見かねて。
「だが、媼よ。身の程を知れ、まさか白痴なわけでもあるまいに、長生きはできそうもないな」
(ただ、おばあさん、あなたは自分の体にはお気をつけてください、若い頃のままだと勘違いして体を痛める方も少なくはありませんから。見たところまだお元気そうには見えますが、このような無茶を重ねては長生きもできませんよ、少なくとも私はあなたに元気でいてほしいと思っております)
●女性に自分は間違ったことをしていないと言われて。
「あぁそうだな、とてもオレには真似できない、見るに耐えない行動だ。目が腐り果ててるとしか思えない」
(あなたの言う通り、正しい行いだと思います。周囲の目を気にせず、なすべきことを貫く姿は、私にはとても真似できません。むしろ、自分の小ささが恥ずかしくなり、目を逸らしたくなるほどです。もしあなたの行いを間違いだと言う者がいるのなら、その者に見る目がないのでしょう。行いを恥じる必用はありません)
●女性が怒る様子を見て。
「オレの落ち度だな」
(また私は何か間違えてしまったみたいですね....)
「すまない、おまえの声量が、まさか動物園の猿にも勝るとは思っていなかった」
(怒らせてしまい、すみません。しかし、あなたの声の大きさは猿に勝るほどの素晴らしさですが、ここは公共の場であって、動物園ではないので少し抑えた方がいいかもしれません。優しいあなたが誤解されてしまうのは私の本意ではありませんから)
●高円寺にその言動を褒められて。
「祖父母の教育の賜物だ。俺は恵まれている。……おまえは、そういう環境には恵まれなかったのか?それにこの程度の労苦を、犠牲と呼ぶほど脆くはない」
(紳士的ですか? そう言っていただけるのなら嬉しいですね。私を育ててくれた祖父母の教育の賜物でしょう。本当に私は恵まれていますから。とはいえ、あなたもかなり紳士的で、きちんとした教育を受けてきたように見えます......彼女達は女性です、もう少し優しくしてもよかったのではないでしょうか? それに私は鍛えていますから、少しくらい立っていても問題はなく、犠牲というほどのことでもありませんよ。あなたも随分と練り上げられた肉体をしているようですが、私の見立て違いでしょうか?)
●高円寺に肉体美を問われて。
「口に出す必要もない」
(私などが言う必要もないと思いますが、この上なく美しいものだと思いますよ)
●高円寺に仲良くしてほしいといわれて。
「あぁ、そうなればいいがな」
(そうですね、長い付き合いになれたら私もとても喜ばしいです)
【第2話「最高のクラス」】
●一之瀬に始めて話しかけられて。
「ご苦労なことだ。だが、余計な世話で、時間の無駄でしかない。貴様の悪癖のようだが……無様だな。まず助けるべきは誰であるか、分からないほど愚鈍ではないだろう」
(私のような人間にまで気を遣わせてしまい、申し訳ありません。世話好きなあなたにとっては、時間を使うだけのことだったのでしょう。ですが、私にはそれだけの価値があるとは思えません。とはいえ、それがあなたの良いところであり、同時に悪いところでもあります。賢明ですから、私が言わずともあなたは分かっているとは思いますが、もう少しご自身を大切にしてはいかがですか? 見ているこちらが辛くなるほどです。私には随分と無理をしているように感じます。)
●自己紹介にて。
「先ほどから聞いていれば、随分と優れた者たちが揃っているようだな」
(聞いていましたが皆さん本当に素晴らしい方たちですね)
「だが、まさかオレと対等であるつもりか。失礼にもほどがある、己の身の程というものを弁えるべきだ」
(しかし、私如きが対等の仲間というと、あなた達に失礼ですね。自分の身の丈というものは気を付けていこうかと思います)
●一之瀬に遊びに誘わなかったことを謝られて。
「お前には何も感じない。その謝罪は無意味だ」
(悪いのは、その場にいなかった私です。あなたが罪悪感を抱く必要も、それを謝る必要もありません。どうか気にしないでください。)
「身の程を知れ。自己犠牲の献身の末路など似通ったものだ。或いは、破滅するのが目的か?」
(ご自身がどれほど素晴らしい人なのか、もう少し理解してください。あなたが傷つけば、悲しむ人は一人や二人ではないでしょう。他者のために尽くすことは素晴らしいことですが、己を犠牲にし続けた先に、ろくな結末はありません。私もあなたがそんな末路を迎えることを望んではいません。……もし破滅願望があるというのなら無理には止めませんが、あなたはそういう人ではないでしょう?)
●一之瀬に嫌いか聞かれて。
「わかりきった答えだ。それに、どれほどの価値がある?」
(なぜそのようなことを聞くのですか? 決まりきった答えの質問に意味はないでしょう......もちろん、大変好ましく思っています)
●一之瀬にちゃんと思ってることを言ってほしいと願われ。
「まさか自分を聖女や天使などと思っているのではないだろうな? そのような者に言えることなど限られるというのに、随分と酔狂なことだ」
(あなたは聖女や天使などという言葉では、とても表せないほどの善性を持った、稀有な人です。そのことを、ご自身で理解していますか? そんな人に私から言えることなど、ほとんどありません。……それでも私に尋ねるとは、随分と変わっていますね、やめたほうがいいですよ)
●一之瀬にそれでもと言われ。
「――ならば答えるとしよう、一之瀬」
(一之瀬さん、あなたにそこまで言われたのであれば、私もきちんと言葉を尽くすべきでしょう。)
「おまえは何故、いつまでもここにいる?」
(あなたのように優しい人がなぜ、このような蟲毒の壺にとどまっているのですか? 自らの古傷を抉られることだってあるかもしれないというのに。……もしかして、それでもなお、皆を救おうとしているのでしょうか?)
「まさか、気づいていないわけではあるまい」
(あなたは賢い人です、当然この学校の仕組みにも気づいているでしょうし、覚悟の上なのは分かります)
「早く転校届を出せ。とても見ていられん醜態だ。自らでその目を覆っているのだ……」
(それでも、やはり早く転校し、普通の学校に通った方があなたのためなのではないしょうか。何度も言いますが、あなたのその顔は見ていられません。理由まではわかりかねますが、なぜそこまで必死になってあなたは自身の善性から目をそらすのですか?)
「罪人であるお前が救われることなどありはしない」
(あなたが自分を悪い人間、罪人だと思い、自責し続ける限り、本当の意味で心が救われることはないのでしょう。このままでは、いつか壊れてしまいかねません。……私は、それを心配しています)
●一之瀬が起き上がり。
「起きたか....随分と寝ていたようだが、やはり、お前の献身は見るに耐えない」
(起きましたか! 随分と眠っていましたが、やはりお疲れなどではないのですか? 他の人に気を遣うのもほどほどにしたほうがいいですよ)
●一之瀬に運んだのかどうかを問われ。
「そうか、オレ以外に他の者が見えるか、どうやらまだ休息が必要なようだ...楽にしてやろう」
(もちろん運びましたが......もしかして私以外に人が見ますか? だとしたら何らかの病気かもしれません。まだ体を休めた方がいいでしょう、楽になれるよう病院に送りますので、少し大人しくしていてください。)
●一之瀬に感謝をもらい
「無用だ...それに…」
(当然のことです、感謝は必要ないでしょう。むしろ制服など勝手にかけてしまいすみません、不愉快だったでしょうね)
●それでも感謝したいと言われ。
「...理解に苦しむ在り方だ、だが、承知した、お前の感謝を頂戴する」
(本当に、あなたは私の理解を超えるほど優しい方ですね。分かりました、その感謝受け取らせていただきます)
●一之瀬のご家庭事情を聴いて。
「そうか」
(そうなのですか、私など比較にならないほど苦労されていますね、そのような中で善性を保っていたのであれば賞賛されるべきことかと思いますが、いや私などが同情してもあなたに失礼ですね、口をつぐみます)
●一之瀬に自分の目標を手伝ってほしいと言われ。
「……自ら苦難の道を選ぶか。随分と殊勝な心構えだ。滑稽というしかない。悪いが、期待するだけ無駄だな。オレは勝手に動かせてもらう」
(言葉もありません。きっと、苦しく険しい道になるのでしょう。それでも歩いていくのですね。その覚悟には感服しました。何もしようとしなかった私など、滑稽というほかありません。もちろん協力はします。ただ、申し訳ありませんが、私は誰かと歩調を合わせるのが得意ではありません。あなたの期待に応えられないこともあるでしょう。そのときは、私が勝手に動くこともあると思いますが……それでも構いませんか?)
【第3話「強き男」】
●主将に対し、挑戦状を叩きつける。
「日向 優慈......10万ポイント、その全てを賭ける」
(私は日向 優慈と申します。 10万ポイントかけるので勝負していただけませんか、あなたたちにはこれでも足りないかもしれませんけどね)
●挑発をうけて。
「......愚問だな、ここでは子守役を雇っているのか?」
(何を聞くのでしょうか、そんなものは必要ありません。それとも、ここでは心のケアをする人員まで雇っているのですか? 随分と進んだ学校ですね……必要ないと思いますが)
「強き戦士たちなのだろう、だがオレの敵ではない、おまえたちは5万ポイントで構わない」
(見れば分かります。あなたたちは強い。本来はポイントを支払い試合をしていただくようお願いするべきでしょう。ただ、私もポイントが必要なので無礼をお許しください。そして今回は敵としてではなく、挑戦者として来ました。ですから、あなたたちの賭け金は半分の五万ポイントで結構です。私からのせめてもの誠意だと思っていただいて結構です)
●主将に相手してやると言われて。
「そうか、後進に任せ、自らは高みの見物...俺には到底真似できん有様だ」
(直情的に見えながら、その実、冷徹に勝利のため後輩たちに挑ませ情報を集める。私ではそのように我慢することなどできないでしょう、その執念見事なものです)
●主将に賭け金を増すと言われ。
「オレは、先ほどから得たポイントも全て、賭けよう」
(あなたが賭け金を増やすというのに、私だけ増やさないのでは筋が通りません。私も、これまでに得たポイントをすべて賭けるべきでしょう。)
「おまえとの試合なら、それで十分だろう?」
(あなたほどの人が相手なら、それだけあれば十分でしょうか。それとも、まだ足りませんか?)
●試合が終わり。
「悪くない、それにしても見事なものだ、そこまで卓越した受身は初めて見た、どれほどの修練を積み重ねればそうなる?真似は出来そうもないがな」
(とてもいい試合でした。それにしても、どの技もかなり練度が高かったですが、特に受け身は見事でした。何度も失敗を重ねながら、長い時間をかけて身につけてきたのでしょう。私では、同じ域に届くにはまだまだ時間がかかりそうです)
●部活を断った理由として。
「悪いが、未熟者に、割く時間などない」
(誘いはうれしいですがすみません。私は未熟者であり、クラスから退学者を出さないようにするのに精一杯で、部活に専念ができないでしょう。そのようなものが参加するわけにはいきません。もっと直接的にクラスの助けとなる部活であれば別なんですが」
【第4話「天の采配」】
●星乃宮先生入室時に一之瀬への一言。
「時を経ても、やはりまだこの場に残るのか? どんな醜態をさらそうが、転校のため奔走するのが身のためだと思うが……憂うべき有様だ」
(時間が経ち少し考えましたが......やはりこの学校に残るのですね。事情は分かりましたが、それでも、どうしても転校することはできないのでしょうか?事情を明かし、周りに協力をお願いしてでも、あなたがここを離れるために、できる限りいろんな方法を試してほしいと思います。もちろん、微力ですが私も手伝わせていただきくつもりです。……やはり心配なのです、このままでは、あなたの心が壊れてしまうのではないかと。)
●一之瀬の転校は無理と聞いて。
「そうか……ならば控えるよう。仕方がない。馬に何を言ったところで意味などない。その上、これ以上泥を塗りたくる趣味もオレにはない。助けだと? できることなどない。荊棘を踏み越え、傷つきなお往くその様を、陰から見させてもらおう」
(わかりました......ならばこれ以上は控えます、まだ続けるならそれは無意味どころかあなたの覚悟に泥を塗るようなものですからね。そしてこれから苦労することになるとは思いますが、助けとなれたのなら幸いです、まぁ私にできることなんてほとんどないでしょうけれど。その茨の道を陰ながらお手伝い致します)
●星乃宮先生へ予定を尋ね。
「まさか暇ではあるまいが、放課後、少し問う。時間を借りたい」
「大変忙しいとは思うのですが......放課後に聞きたいことがあるので、お時間を頂けますか?」
●茶柱先生との絡みを見て。
「友との親交とは、随分と仲睦まじいことだ」
「最初から聞いていましたが、友人と親しく語らうことは素晴らしいことですね、私はそのような友を得られたことはありませんから」
「だが、理解し難いな。本来の務めである医療を捨て、ここに居座る理由はなんだ?、咎められぬのなら、随分と寛いだ職場だな」
「ただ、私には分からない事情があるのかもしれませんが、なぜ保健室ではなく職員室にいるのでしょうか? 放課後でも医療を必要とする生徒はいると思いますが、あなたがいなくても大丈夫なのですか? それとも、放課後はもう仕事をしなくていいのでしょうか。そういう職場なら、随分と恵まれていますね」
●先生と呼んでほしいと言われ。
「……なるほど、過去に心を置き、怨恨に燃え、その身に今だ制服を纏いながらも、先に生きる者として振る舞うか」
(そうですか、過去への復讐としてその身をこの学校に置き、その心も未だ学生であった頃に囚われているように見えます。......それでも教師という先に生きる者としての仮面を被るのですね。それは並大抵の苦しみではなく、私には想像もつかないものです)
「言葉が出ないな、教師の鑑と呼ぶべきなのか。星之宮先生、巡り合わせに感謝する」
(何と言えば、あなたを称えるにふさわしいのか、私には分かりません。教師の鑑と呼ぶべきなのでしょうか? あなたと出会えたことを、私は幸運に思います)
「その限られた視野で、精々足掻くことだ」
(過去に囚われ、未来を見れていないあなたが藻掻いた先に、確かな幸福があることを願います)
●退学阻止にポイントを使ってほしいといわれて。
「答える必要はない。それに誘導とは、些かいただけないな」
(当たり前すぎて言う必要もないですね、勿論そのつもりですよ。ただポイントの誘導は処罰の対象だと思うのですが大丈夫でしょうか? 私のせいであなたが罰を受けてしまうのは心苦しいのですが)
●ブラフに対する反応を見て。
「いや、十分だ。もう意味のない問いだ」
(大体分かりました。嫌な予想というものは、よく当たるものですね。あなたの反応を見れば、それが真実なのは明らかです。他の先生方の様子からも、それは十分に察せました。……時間を取らせて申し訳ありませんし、もう、この質問を続ける意味もありません)
●理事長への面会の返事がなくて。
「まさか聞こえなかったのか?老人でもあるまいに......理事長への面会だ」
「聞こえなかったのですか? まだ十分お若く見えるのですが、理事長への面会をお願いしてもいいですか?」
●要件が終わり。
「これ以上は時間の無駄だ、ここにいる意味もない」
(お忙しい中、失礼しました。もう聞きたいこともありません。これ以上お時間を奪うわけにもいかないので、帰らせていただきます)
【第5話「足りぬもの】
●飲み物を勧められて。
「紅茶で結構だ、大した差はない」
(紅茶で構いません。ただ私の舌ではあなた用意するものの味の違いは分からないのでしょうから、大した差はあないかもしれないですね)
●娘と遊んでほしいと言われて。
「自らの子を谷に落とす、にもかかわらず愛を語るか、見事なものだとても俺には真似できん。.....良いだろう、過ぎた相手だとは思うが」
(自らの子に並大抵ではない試練を与える、その苦痛は私などでは想像できません。そして、その決断をしながら確かな愛情をあなたは持っている、なかなかできることではなく、私が親になったとして真似はできないでしょう。分かりました、引き受けさせていただきます。あなたのように立派の人の娘であれば、私には過ぎるほどの才ある方ではあると思いますが)
●忠告を受けて。
「……承知した。紅茶は……やはり大差はないな」
「分かりました、そのアドバイスはしかと胸に刻んでおきます、ありがとうございました。......紅茶の味は美味しかったのですが、やっぱり違いまではわかりませんでした、貧乏舌ですみません」
【第6話「未だ、頂は遠く」】
●渡辺への一言。
『凧のように軽い男だ、芯というものがないのか?羨ましいことだ』
(誰とでも話せるその身軽さ、何物にもとらわれていないその精神性の賜物でしょうか?私からすると、少し羨ましいことです)
●一之瀬に泳ぎが得意か聞かれて。
「.....敵わないな、それにしても自覚がないのなら質が悪い、クラスを崩壊させたいなら別だが.....慎みという言葉を知らないのか?」
(どうですかね、本格的に泳ぐ人には敵いとは思いますが。それにしても、無自覚なのでしょうか? もしそうなら、私には手に負えないのですが。……あの、今、胸が当たっていますよ。国ですら美女一人で滅びることがあるのですから、クラスなど簡単に崩壊してしまいます。あなたがそれを望んでいるのなら別ですが、そうではないことくらい分かっています。ですから、もう少し距離感を考えていただけると助かります。あなたはとても慎み深く、清楚な方だと思っていますので。)
●神崎に勝負を乞われて
「まさか聞こえなかったのか?......悪いが本気で行かせてもらおう、手を抜くなどと期待してくれるなよ?」
(聞えてないなんてこともないでしょう。ふふっ、挑戦された以上全力で行かせてもらいます。あなたのような勇気ある人に手を抜くなどというのはとても失礼なことでしょうから)
【第7話「事実確認」】
●姫野への日課の一言。
「相変わらず、身を隠すのが得意と見える。ナナフシでももう少し周りからの注目を浴びるだろう......比較にもならんか、ぜひ教えてほしいものだ」
(人の視線を避け、気配を消して隠れるあなたの隠形術は、相変わらず見事です。まるで擬態するナナフシのように、誰にも悟られていません。否が応でも目立ってしまう私など、あなたと比べることすらおこがましいでしょう。よろしければ、その秘訣を教えていただけませんか?)
●白波への一言。
「弱さを自覚しろ、臆病者。恐怖を抱えて生きる、俺にはとても真似できん生き様だ、実に見事と言ってもいい」
(あなたは気弱で臆病者です、ですがそれこそがあなたの強さだということを理解してほうがいいでしょう、あなたはその臆病さゆえに誰よりも痛みに共感し他者に寄り添えるのですから。恐怖を抱えながらそれでも前に進む、そういったものこそが本当の強さだと私も思います。生まれてこのかた、恐れを抱くことができなかった私には理解することすらできない、見事な生き様です。もう少し誇ってもいいのではないですか)
【第8話「原点を胸に】
●神崎にシステムを確信しているか、尋ねられて。
「気づいていた、そちらに何の支障もないと思うが?」
(はい、気づいていましたよ、何か問題だったでしょうか? あったならば教えてほしいです?」
●授業中の威圧について尋ねられて。
「......?何を言っている?」
(......?すみません、何のことでしょうか? 殺気は抑えているはずなんですが)
●神崎に言わなかった理由を尋ねられて。
「まさか、気づいていなかったのか?」
(意図的に明言しなかったと思っていたのですが、神崎くんや一ノ瀬さんが気づいていないわけもないでしょうし)
「何の不利益もなかった。であれば、オレが伝える必要があったとも思えんが」
(知らないところで、クラスの不利益になっていたのでしょうか? 皆さんを倣い私も言わないように気を使ったつもりでしたので私から伝える必要があったとも思わないのですけれど)
●一之瀬にAクラスを目指す協力を乞われて
「そんなものに興味も、限られた労力を割く愚を犯すつもりもない。悪いが、俺は自らに与えられた務めを果たす。それだけだ……」
(私はAクラスの特典には興味がありません。それにあなたとの約束である、退学者を出さないことで精一杯です。申し訳ないですが、それ以上の余力はないでしょう。二兎追う者は一兎も得ずとも言います、私は愚か者にならぬよう、やるべきことに注力しましょう)
●一之瀬にもし暇であれば協力して欲しいと言われ。
「無用な心配だ、おまえがどうであれ、オレが何の為に動くのかその答えが変わることはない」
(その心配は不要です、勿論脱落者を出さない範囲で協力させてもらうつもりではありますから。例え、あなたがいなくなったとしても、あの時の約束を望む限り、私はこのクラスのために動いていこうと思います)
【第9話「頼みの綱」】
●姫野への忠告。
『近頃、随分と防御力を上げたように見えるが、何事も過ぎれば毒になる、努々気を付けることだ』
(最近、少し肉周りが良くなってきましたね、痩せ気味でしたから、健康的になるのはいいことだと思います。とはいえ脂肪を付けるのなら防御力はあがりますが、付けすぎればそれはかえって健康を害します。あなたなら気づいているとは思いますが、適度な運動をして、気を付けた方がいいでしょうね)
●姫野の応答がなく心配して。
「......耳の故障か? 老婆でもあるまい、保健室はこの校舎の一階に――」
(耳が聞こえにくいのですか、大丈夫ですか?まだ若いのに耳が聞こえにくいなら深刻な病かもしれません。病院に行った方が良いかと、とりあえず、保健室はこの校舎の――)
●姫野に要件を聞かれ。
「ならいい、時間の無駄だ、これを受け取れ」
(耳は健康そうですね、よかったです、さっそくなんですが、あまり時間は取らせません、役に立つものを見つけたのでどうぞ)
「不要な塵だ。燃えることだけが取り柄のな。暇なおまえにはお似合いだろう。捨てるも生かすもおまえ次第だが、どのように扱おうと、オレの知ったことではない」
(私は内容を覚えたのでもう必要のないものです、後は燃やすくらいしか価値がありません。せっかくなので信頼できる中でも、今お手すきのあなたに渡すのが最善かと思いました。有効活用していただけたら嬉しいですが、いらなければ、そのまま捨てていただいても構いません。あなたの選択がどうであれ私は尊重します)
【第10話「勝利の余韻」】
●一之瀬に祝勝会に誘われたときに。
「誘うべき相手を間違えているな、オレが何をした? 余計な荷物を抱える必要もない、オレに構うな」
(こんな私でも誘っていただいてうれしいのですが......私は今回何もしてませんよ、誘うべきだとしたらそれは姫野さんでしょう。それに私はそういった場に呼ばれたところで場を盛り下げるお荷物でしょう、きちんと勉強会に参加していた方にも悪いので今回は参加を見送らせていただきます)
●姫野といる理由に勝手に納得して。
「デートか。随分と趣味が悪い」
(男女なのでお出かけではなく......デートと言うべきなのですかね? そうだとしてもあなたにはもっと相応しい人物がいると思いますが、私を選ぶのはあまり趣味がいいとは言えませんよ)
●姫野への忠告。
「ひとつだけ言っておこう。姫野、おまえは怠惰という殻に引きこもり、恐れから守る盾としている。結構なことだ、そこまで働き者の怠け者というのも珍しい。その思考と行動の乖離に、多くの人間は判断を誤るのかもしれんが、オレの目は誤魔化せん。勿体無いと思うのなら、せっかくの中身を殻で腐らせるような真似は止めておけ」
(感謝として、一つだけお伝えしておきます。あなたはご自身を面倒くさがり屋だと思い、他者と一線を引いている。それも、傷つくことを恐れた、あなたなりの処世術なのでしょう。面倒見がいいにもかかわらず、人との間に壁を作る。その矛盾した振る舞いに、誤解する人も多いのでしょうが、私はあなたが優しい人だと気づいています。……もしご自身のその良さを大切に思うのなら、もう少しだけ心を開いてみてはいかがですか? どれほど良いものでも、誰にも届かなければ、日の当たらない種のように、そのまま朽ちてしまいますから。)
●姫野から一言多いと言われて。
「そうか。周りと比べれば、オレは口数が少ないほうだと思っていたが……なぜもっと早く伝えなかった?」
(やはり一言多かったのですか、二言多いと言われたのは初めてですが......すこし会話は控えるようにしますね。まさか、無口な方だと思っていたのですけどまだ足りなかったとは、なんでもっと早く伝えてくださらなかったのですか、改善したのですが)
●メニューを聞かれて。
「大した差があるとは思えん。お前と同じものでいい」
(どれも美味しそうですから、あなたのおすすめと同じで構いませんよ)
●過去問の経緯を聞かれて。
「喧嘩などではなく、じゃれ合いのようなものだった。無論、負けるつもりもなかったが」
(喧嘩なんて大袈裟ですよ、じゃれ合いというのが精々です。勝負である以上勿論全力で勝ちに行きましたけど)
●姫野への伝言
「その食への執着、いっそ称賛に値する。好きなだけ食べ、その身を肥やすがいい」
(あなたの食への探求心は称賛に値します。私はもう満足いくほど食べたので、後は思う存分楽しんでください。そのために少ないですがポイントを残しておきます。最近ボクシングを始めたようなので、節制を気にすることなく思う存分その身に栄養を蓄えてください。鍛える上で食べるのは大切ですから)
カルナ語の下に、丁寧語の原文ってほしいですか?冗長になってもいけないと思い省いていたんですが。
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ヤハ【カルナ語検定3級】
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俺は...高円寺でも藤丸でもない!!
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私は好きにした、君も好きにしろ