ヒロアカで「杏山カズサ」になった意味? うるせ〜〜!!!!! 知らね〜〜〜〜!!!! †BLUE ARCHIVE† 作:初投稿です 嘘偽りなく
単刀直入に言えば、私は俗にいう『ガワだけ転生』が嫌い……とまではいかないが、そこそこ苦手だ。
実際、私はそのキャラクターの二次創作を探して開いたら『成り変わり』だったら結構萎える。本編のifだったらまだ読めるが、ガワだけクロスオーバーはあんまり読まない……というか、読んだ記憶がほとんど無い。
何故そう思うのかと聞かれたら、理由は単純なもの。ただただ、『ガワだけのキャラ』を使う意味が分からないからだ。私は『作品』の『キャラクター』の二次創作が読みたいのに、転がっているのが『実質オリキャラ』ばかりだったら、ちょっと複雑な気分になる。
もちろん、これは某小説投稿サイトへの悪口や批判ではなく、個人的な趣味嗜好の話だ。
まぁ、いくら『好きではない』と言ったところで、『起こってしまったこと』はもはやどうにもならない。自分を無理やり納得させて、現実を受け入れるしかないのだ。
第1話『私が杏山カズサである必要性を感じない』
銃、というものは当然ご存じだろう。「誰が撃っても威力が同じ」という利点がある武器だが、それ故に『強さ』を表現するのはかなり難しいというのが個人的な主張である。
ブルアカにおける戦闘は基本的に『銃を撃つ』が中心である以上、「狙撃の腕」だとか「耐久力」で強弱を表現することになる。じゃあ、そんな『強さ』のキャラクターを他所へ持ち込んだところで面白くなるのか?という疑問が浮かんでくるのが私だ。
しかし、賢明な聴衆の中には「ちょっと待って、キヴォトス人のフィジカルとかあるだろ」と言いたい人もいるだろう。
だが、『素のスペックが強い』は大して面白くないだろうというのが私の意見だ。素のスペックが強い"だけ"なら某呪術のアイツとかを出した方が面白いに決まっている。
まぁ、強さの指標は他にも戦術とかいろいろあるとは思うが、結局のところ二次創作として盛り上がるのは『キング・クリムゾン』だとか『大嘘憑き』とか『無領空処』みたいな『分かりやすい
しかし、そういった『分かりやすい強さ』のキャラクターを異世界に持って行くとした場合、『性格』に問題があるのが常である。魅力的なキャラクターの思想は、大抵強いもの。ブルアカにおける『分かりやすい強さ』であるホシノだとかミカとかも同様だ。
そもそもそういったキャラクターの性格は世界観ありきだろうというのもあるが、一旦置いておく。
そういうキャラクターの行動を制御するために『ガワだけ転生』が行われているのだろう。私は、そう分析している。
三度宣言するが、これは私の個人的な主張である。故に、理解できていなくとも何の問題も無い。
話を戻そう。
そもそもとして、ブルアカのキャラクターを他所へ持って行くと発生する問題が、強さが『銃撃戦』に依存している点だ。
最初に立ちふさがってくる問題として、現代日本では銃を持ち歩けない。この時点で登場させられる作品がそこそこ減るし、他にも銃弾の補充問題とか、デカい荷物を常に携帯させないといけないとかいろいろある。まぁ、日常系とかに登場させられるなら、それでもいいのかもしれない。
私が言いたいのは、銃を持たせにくい世界にブルアカ生徒を登場させるなら、必要になるのは『銃』以外で際立っている『個性』になるというワケだ。
「だからさぁ、私はそういう視点で考えるなら『美甘ネル』とか『飛鳥馬トキ』よりも『和泉元エイミ』の方が当たりだと思うんですよ。その辺、砂藤博士はどうお考えになられますか?」
「おう、何の話だ」
その点で言えば、「杏山カズサ」は当たりでもないがハズレでもない。『猫』という分かりやすいが、大したものでもない『個性』があるのだから。
「いや、ただ単に銃撃戦とかフィジカルが強い奴よりは、『発熱』とか『受けたダメージに応じて回復速度が上がる』みたいな個性になりそうな方が『当たり』じゃね?って話をしているんだけど」
まぁ、ここまでゴチャゴチャ言ったところで、舞台が二次創作である以上『読者がイメージしやすい』『手に取ってもらいやすい』というのが大事になってくるのが現実である。故に、「私」の意見は『どこかの誰か』の戯言にしか過ぎない。気にし過ぎるようなことでもないのだ。
「そうか大変だな。ほら、焼けたぞ」
おそらく全く話を聞いていなかったのであろう砂藤力道は、適当な返事をしながら焼き立てのクッキーを差し出してきた。
「いただきまーす」
今更言うことではないが、この『私』こと杏山カズサは、俗に言う『ガワだけ転生』の杏山カズサである。
自分は所謂『オリキャラ』で、ブルーアーカイブの『杏山カズサ』ではないのだが──
「んー、おいし」
──自分の中の『杏山カズサ』の部分は、美味しいお菓子を求めていた。
こういう本人にも別人にも成り切れていない中途半端な『成り変わり』こそ、個人的にはあまり好きではない。しかし、本能には逆らえない。
これが現実だ。
砂藤力道は、いつも思っている。この腐れ縁と言ってもいい『杏山カズサ』は不思議な人だ、と。
先ほどのようにたまに訳の分からない持論を展開してくるが、どうやらこちらに理解してもらおうとする気は無いらしい。
そして、少し喧嘩早い。
そんな人物像をしているから周囲からは若干避けられてしまっているのだが、本人はあまり気にしていない様子である。
「おいしー」
もちろん、砂藤も気にしてはいない。
少々独特な感性をしているとは思うが、こうして目の前でクッキーをおいしそうに食べる姿を見ていると、彼女もただの中学生でしかないことを実感できるからだ。
まぁ、そういう姿をクラスメイトのほとんどは知らないので、誤解されているのも仕方がないと言えば仕方がないのだが。
「……それでさ、高校の話なんだけど」
「どう?雄英に行ける自信持てた?」
カズサは、いつの間にか砂藤の進学先を知っていた。最初は『友達』であるカズサに相談してから決めようと思っていたのだが、何故かその時点ですでに砂藤は雄英に行くものだと思っていたらしい。
当の本人は、行かないつもりではあるらしいのだが。
「……やっぱり、お前は目指さないのか?」
「そりゃあね。『ヒーローへの憧れ』はあるけど、『なりたい』って憧れは無いから」
「そうか……」
砂藤としては、非常に勿体ない気持ちだった。
先ほどカズサは、少し喧嘩早いと言ったが、それに見合った『強さ』を備えている。『猫』というシンプルな身体能力を強化する個性持ちというのもあるが、それ以上にセンスが凄い。
路地裏で襲ってきた不良をボコボコにしていた姿を見たことがあるが、本当に中学生なのか疑わしくなってしまうほどの戦闘だった。本人に「広まると怠いから黙ってて」と言われたので、今のところ2人だけの秘密である。
故に砂藤は、自身と同じ身体能力強化の個性であり、近接戦主体のカズサに戦闘訓練に付き合ってもらっているのだ。
だからこそ、砂藤としては、何故ヒーローを目指さないのか不思議で仕方がない。
「でも、お前の強さならきっと……」
「あのさぁ」
カズサの声は、少しだけ苛立っていた。
「ヒーローには『強さ』が必要なのは分かるよ?弱い奴は死に方も選べないし」
「お、おう」
「でもさ──」
「──必要なのは『強さ』だけ?強さよりも大事なのは、『思想』じゃない?」
そこで『心意気』とか言わずに『思想』という言い方をするのが、杏山カズサという人物だ。
「……!!」
だが、砂藤の心を揺らすには十分な言葉である。
「オールマイトは強いじゃん?でも、その強さを変な思想の『アホ』が持ってたら……ヒーローにはなれない」
カズサのアホという発言のイントネーションが少しだけ妙だったが、砂藤は気にならなかった。
「そうか……俺は……」
「分かった?だから私はヒーローには……」
「いや、カズサもヒーローになれる」
「……話聞いてた?」
呆れるような声の返答。
「ああ。ヒーローに大切なのは、強さだけでなく心意気。人を助けたいって思いこそ、ヒーローの原動力ってことだろ」
カズサは、それに気づかせてくれたのだ。感謝してもしきれない。だからこそ、カズサもヒーローに──
「いや、私みたいな思想が偏った人間が『ヒーロー』やるのは駄目でしょって話をしたかったんだけど」
「……カズサらしいな!」
──なれないかもしれない。
「原作キャラに他作品のキャラが偉そうなこと言う二次創作とかないわー……」
「ん、何か言ったか?」
「私の『運命』に対する嘆き」
「そうか」
そういう変な考え方こそカズサの持ち味なのだろう。ヒーローが多種多様な『個性』を持っているように、カズサが輝ける場もきっとある。
「じゃあ、将来は何になりたいとかあるのか?」
「バンド組んで印税で暮らす」
「……意外と向いてそうだな」
意外な返答だったが、砂藤にとって、カズサがバンドを組むということ自体には、そこまで意外性を感じなかった。
「いやぁ……向いてないと思うよ?『杏山カズサ』にそういう思想は」
「なりたいんだか、なりなくないんだかぐらいははっきりしろよ……」
杏山カズサは、不思議な人だ。
──プロヒーロー「シュガーマン」こと砂藤力道は、後にこう語っている。
ヒーローになりたいと最初に思ったのは、子供特有の漠然とした憧れでしかなかった。
だが、それを明確な『夢』にしてくれたのは、中学時代の『友達の言葉』であった、と。
『ああ、雄英行くんでしょ?』
『え?誰にも言ってないのにどうして、って?』
『あー……なんて言うかな、その……』
『……まぁ、アレだよ。私には『砂藤くんが雄英に居る姿』が既に見えていたから』
──素敵なご友人ですね。その方と現在ご交流は?
あー……それは……
「え、なんでお前がここに……?」
「いや、受けるから。雄英」
砂藤が受験前の確認として会場を訪れた日。杏山カズサは、普通科を受ける生徒に混じって、その場所にいた。
「でも、雄英には行かないって……」
「言ってないよ?『ヒーロー科』を目指さないとは言ったけど」
カズサ曰く、普通科でも雄英に行けば就職で有利になるだろうと考えての選択とのこと。ヒーローに関する仕事が世の中の3割弱である以上、普通科であろうと雄英生の肩書は、就職を有利に進めてくれる。
そういう視点では、カズサの選択も悪くはない。まぁ、雄英の普通科は、ヒーロー科に入れなかった生徒の実質的な『滑り止め』であるという事実はあるが。
言われてみれば、筆記試験の勉強にも付き合ってくれていたのはそういうことか、と砂藤は今更気が付いた。
とはいえ、雄英に進学したとしても、顔なじみの生徒がいるというのは悪くない。いくら雄英がヒーロー育成の最先端を往く学校だとしても、この場所が高校であることには変わりないのだ。
「そうか、一緒に通うのが楽しみだな!」
「なに?もう私が受かった気でいるの?」
カズサは、少しだけ笑った。緊張はしていないらしい。その様子で、砂藤も少しだけ安心し、自身の緊張も和らいだ。
「ああ、既に『見えてる』からな」
「──なにそれ」
カズサが『雄英生の砂藤』の姿を既に見ていたように、砂藤にも『雄英生のカズサ』の姿が見えていた。まぁ、カズサのそれはただの原作知識なのだが、砂藤からすればどうでもいいことである。
「じゃ、行ってこい!」
「うん、頑張ってくる。そっちも頑張って」
「ああ!」
「あ、そういえば雄英受かってたんだけどさ」
カズサは、帰り道に猫に会ったことを報告してくるようなテンションで合格を報告してきた。ソシャゲで目当てのキャラを引いた時の方が喜んでいたように思えるが、それが杏山カズサである。
猫はマイペースというし、そういうものなのだろう。
「もっと嬉しそうに……いや、カズサだからな」
「なにそれ」
その後、砂藤も『カズサの見た通り』に雄英に合格。
進学に向けた諸々の準備で、カズサと連絡を取ることが減ってしまったが、まぁ、向こうも忙しいのだろう。
どうせ、進学したら毎日のように……とまではいかないだろうが、それなりの頻度で顔を合わせることになる。
砂藤は、そう考えていた。
──あの日までは。
「…………」
カズサは、卒業式に来なかった。
そのまま連絡を取ることなく、砂藤は雄英へ進学。
学友にも恵まれ、新生活の慌ただしさと慣れない環境に振り回されながらも、新たな学友と充実した日々を過ごし……いつの間にか、カズサのことは砂藤の思考から外れてしまっていた。
ここまでは誰にでも起こり得る出来事、卒業を機に自然解消された友達関係でしかない。
そして、『
ウソの災害や事故ルーム、通称USJへ移動した1年A組一行。
「動くな!あれは
待ち構えていたのは、『途方もない悪意』だった。
「おい……何だよそれ……」
砂藤力道は、ヴィランの襲撃に驚きはしたものの、その後のことに比べれば『襲撃』というのは些細なことでしかなかった。
「対 平和の象徴、改人"脳無"」
真に驚いたのは、その集団の中に「脳無」という異形系のヴィランがいたこと──
「お前──」
「カズサに何をしたぁぁぁ!!!!」
──その「脳無」の上に、"見慣れたピンク色の光"が浮かんでいたことである。
「砂藤くん!? どういうこと!?」
大声に驚いた緑谷出久が、砂藤に訊ねる。
「アイツの頭の上に……ピンクの光があるだろ」
「……あるね!」
「中学の時、あの個性の友達がいた」
杏山カズサの頭上には、よく分からない"ピンク色の光"がいつも浮かんでいた。本人曰く、先祖の誰かしらからの隔世遺伝だろうとのこと。ただ、それだけ。
だが、それ故に目立っていた。
「でも違う!カズサはもっと猫みたいな女子だ!あんな筋肉黒達磨じゃねぇ!」
「確かに超
個性を与えられた人間である緑谷は、直ぐに『個性を増やした』という発想へ至った。オールマイトのように、何かしらの方法で個性を得る個性があるというのは、あり得ない話ではない。
「そのカズサって子の個性は……」
「『猫』だ。あの光はなんかのおまけだろうって、本人は言ってた……」
お洒落でいいでしょ、とカズサはそれなりに気に入った様子だった。眠ると消えてしまうので、授業中に居眠りすると直ぐにバレていたのは良い思い出である。
「猫ということはシンプルなパワーやスピードの強化……じゃあ、いくつかの同系統の個性を持つことであのパワーとスピードを……?」
いつものように、ぶつぶつと分析を始める緑谷。
だが、砂藤の耳には届いていない。カズサはあんな姿にされてしまったのではないか、卒業式以降連絡が取れなかったのはそういうことなのかと、嫌な想像が浮かんでは消えていく。
「カズサぁぁぁぁぁぁ!!!!」
砂糖は、他のクラスメイトの制止を振り切り、脳無に殴りかかってしまった。
カズサとの訓練で鍛えられたその肉体は、『カズサの見た砂藤』よりも鍛えられている。
だが、所詮はまだまだ学生の攻撃。脳無は、それに容易く反応し、反撃を──
「──ダメだ、逃げなさい」
オールマイトに弾き飛ばされることで、それを避ける。
──そして、砂藤が気付いた時にはすべてが終わっていた。
「カズ、サ……」
翌日は、臨時休校になったが、A組の気は休まらない。当然、砂藤も。
「…………」
砂藤は、自身の携帯をジッと見つめていた。画面には、カズサへのメッセージ。USJで大変な目にあったという、ただの報告。
それだけのメッセージが、遅れなかった。
もし、既読が付かなかったら?
それは、自身の嫌な予感が『現実』となってしまったことを意味する。返事が返ってこなかったら、カズサは『帰らぬ人』になってしまっているかもしれない。
そう思うと、メッセージを送信することができなかった。
「すまねぇ……カズサ……」
「砂藤、ちょっと来い」
「……っ、はい!」
その翌日、砂藤は担任である相澤先生から呼び出された。
「……座れ」
通されたのは、来客用の応接室。砂藤は、この時点で嫌な予感がした。
「まず──ヒーローという立場の人間は、時として『辛い報告』を受け取る覚悟が必要になる時がある。それは、分かっているな」
相澤先生は、砂藤をまっすぐ見つめる。
「……はい」
個性を消されているわけでもないのに、そんな気がしてくる視線だった。
「じゃあ、例のヴィランに関してお前の言っていた『カズサ』のことだが……」
「普通にウチの生徒だった。友達と連絡ぐらい取っておけ」
「──え?」
カズサは、普通に通学していた。一昨日も、今日も。
「確かに頭上の光は似ていたが、それだけだな」
現場では、勝手な憶測で混乱させることは許されない。おかげで余計な確認作業が増えてしまった。プロヒーローでもある相澤先生から、そういう小言を言われたが、砂藤はほとんど耳に入っていなかった。
「あ、砂藤だ。やっほ」
「カズサ……」
砂藤がカズサのいる教室へ向かうと、カズサはあの時から何も変わらず、何でもないと言った様子で話しかけてきた。
「いやぁ、無事だったんだね。良かった良かった。まぁ、分かってたけど」
「……それはこっちのセリフだよ」
「?」
カズサ曰く、卒業式の日にインフルエンザになり、そのまま数日間寝込んでしまったとのこと。
「猫だけに、ね?」
「……なんか、安心したよ。変わってなくて」
そして諸々の準備を急ピッチで進めたことで、砂藤との連絡が取れなかった……それだけのことらしい。
考えてみれば、カズサが自分からメッセージを送ってくることは無かった。SNSにキラキラ写真を投稿している他の女子とあまり馴染めていなかったことを、砂藤は今更思い出したのだ。
故に、これは相澤先生の言う通り、ただの自分の連絡不足が引き起こした勘違いでしかない。
「えっと、最近はどう? ちゃんとヒーローアカデミアできてる?」
「……まぁな」
「良かったー。私のせいでエフェクトがバタフライしてたらどうしようかと」
むしろ、ちゃんとした学園生活を送れているかどうか不安なのは、カズサの方である。何しろ彼女は変わり者だ。まともに友達を作らないし、誰も近寄ってこない。それでいて孤独を苦とも思っていない。そんな人物。
まぁ、猫というのは単独行動を好む動物だと聞いたことがあるので、そういうものかもしれない。
「そっちはどうなんだ?」
「え、いつも通りだけど」
「そうか……」
杏山カズサは、マイペースでたまに変なことを言う『ただの友人』だ。彼女がそういう人間であることには、何の意味も無いのかもしれない。
だが、それでいい。
この世界に杏山カズサが存在している理由としては、それで十分なのだ。
【終】
【キャラクター紹介】
・砂藤力道
カズサとは小学校からの仲だった。作ったお菓子をおいしそうに食べてくれるので、その代わりに勉強を教えてもらったり戦闘訓練に付き合ってもらったりしていた。
自分よりも強いカズサが同じ道を選んでくれなかったことを少しだけ残念に思っているが、やりたいことがあるならそれでいいだろうと思っている。
カズサに対して恋愛感情は抱いていない。
・杏山カズサ
二次創作への思想が割と強い転生者。ヒロアカはヤクザ編で離脱した。
心の中の杏山カズサの部分がおいしいお菓子に惹かれてしまっているので、近くに砂藤がいたのは少しだけ嬉しい。
個性は『猫』だが、何故か頭の上にピンク色の光が浮かんでいる。有識者曰く、何かしらの個性の隔世遺伝だろうとのこと。カズサも、そういうことにしている。
クロスーバーキャラが原作キャラ相手に恋愛をするのは作品のNTRであり、近縁外来種との交雑によって在来種が絶滅するようなものだと思っているので、砂藤に対して恋愛感情を抱くことは決してない。
そもそも、男女のペアがあったらそれは恋愛だろというお前らの考え方がだな(以下略)
・『受けたダメージに応じて回復速度が上昇するが、代償として激しい発熱を常に伴うし、おまけに頭の上にピンク色の光が浮かぶ』個性の"元"
幼少期は個性の代償で苦しんでいたが、ある時親切なおじさんがその個性を引き取ってくれた上に、代わりとして「触ったものを少し温める」個性を貰った。幼い頃だったので、周囲からは個性の扱いを理解しただけと思われている。今思えば、あのおじさんは多分やばい人だったけど、今更どうにかできることじゃないので、気にしていない。
現在はペンギンの飼育員が気になっているので勉強中。何故か「オカルト好きで車椅子の先輩」によく絡まれるようになった。先輩に対して恋愛感情を抱いているものの、まだ自覚していない。
転生とかではなく、自然発生。
・親切なおじさん
耐熱と併用すればノーデメリットだと思って個性を貰ったが、その後もっと使い勝手のいい「超再生」を手に入れた。どっちにしろ既に癒えた傷は治せない。
・オカルト好きで車椅子の先輩
本編に一切関わってこないので、ここに書くことは特にない。強いて言えば、自身の寒がりを解消してくれる後輩に絡んでいたら徐々に恋愛感情を抱き始めてしまったが、その感情に気が付かない振りをしている。
続きは無いです。何故ならこんな小説を杏山カズサで書く必要は一切無いからです。