憑依サマーオイルワイの術式が呪霊操術じゃないんだが 作:有象無象のアルカディア
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スパロボZリマスターリメイクおめでとう!
この調子でスパロボMXのリメイクも是非してくれ
もう一度、今一度ドラグナーの参戦を!
小学3年の夏、私は
【近くの小高い山の雑木林に廃神社を見つけた】と誰かが最初に言い出したのが始まりだった
クラスメイト数人で集まり、【そこを秘密基地として自分たちで使おう】そんな子供らしい理由だったと思う
だが、それが間違いだったと気づいた時にはもう何もかも手遅れだった。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…っ!」
私は走っていた、脇目も振らずとにかく真っ直ぐ真っ直ぐひたすら走り続けていた。
林へ入った時はまだ太陽が真上で私たちを焼くように照らしていたはずだったのに、いつの間にか辺り一面深い闇の森へと変貌していた。
確かに夢中で駆け回って遊んでいたが、それでもこんなに早く夜になるはずがない。
だと言うのに辺りは一面真っ暗闇で見渡すこともできない
自分が今どこで、どこから林に入ったのか?
そもそもここは本当に同じ林なのか?ここまで高い木々が生い茂り、足元も見えないほど雑草だらけの深い森ではなかったはずだ。
人の手が加えられた対して迷うことも無い雑木林のはず、道から外れたとしても10分も歩けばすぐ道へ出られる
だというのに、体感ではもう40分以上移動したのに一向に森を抜けることができない。
「はぁっ…はぁっ…み、みんなどこに…」
ここまで誰とも合流できていない
まるで私1人だけがどこか別の世界へ突然飛ばされたかのような感覚だった
そして、疲れ果てて木へ寄りかかって休んでいた私の前に
『ドウ シタ 童 カハ 疲レ タ カァ カハ カハ ?』
しゃがれた声でそう問い掛けてきたのは身体がイノシシのようでしかしその体躯はイノシシどころかクジラにも迫る巨体、そんな巨体を支える8本の足の足首には人間の頭蓋骨らしきものが大量に括り付けられ、本来イノシシの頭がある場所には何も無く代わりに巨大な人の手のようなものが3本飛び出しており、2つの手のひらには巨大な目が、残った1つには巨大な口がついた異形
この世のものとは到底思えない怪物の出現に、私の脳は限界を迎えていた足に直ぐさま全力でその場から逃げるように命令を出していた。
『カハ ソウ ダ 走レ 走レ カハ カハ 童 童ハ 元 気ガ 活キ ガ イイ 方ガ オモ シロ イ カハ カハ カハ!』
「なんだなんだなんなんだ!?アレはいったい!?っはぁっ!はぁっ!なあっ!?」
理解できない化け物から逃げるため、必死で走り続けていた私だったが太い木の幹に足をぶつけて転びそのままゴロゴロと転がり落ちていった。
私はこの時悟った、自身の命の終わりを小学3年齢にしてわずか9歳
わけのわからない化け物に森で追いかけ回されて崖から転げ落ちて死ぬなんて
そういえば、
「つってぇぇぇっ!頭いったぁっ!?なんで転んで擦りむいた足より頭の方がこんな痛えんだよ…。うわ、俺の口から櫻井○宏さんの声が出てきてる、気持ちわりぃ…解釈違いすぎる…サマーオイルはこんな口調せんやろ…。て言うかコイツ、小学生でこんなイケボ持っててこんな変な前髪してんのか?いろんな意味でクラスで浮くだろ…。はぁ…。んで状況を整理するとぉ?」
①森から出られない、おそらくあの顔面福笑いイノシシモドキの術式
②あの顔面福笑いイノシシモドキは推定特級クラス、術式持ってる上に人語まで理解してるとなるとほぼ間違いなく特級最悪の場合は
③多分一緒に来てた子たちは既にアイツの腹の中だろう、ごりんのじゅうでございやしたね
④控えめに言っても詰んでいる
⑤もう一度言おう、ワイの命は前世思い出した今この瞬間に終わりです着席ワンターンキルです対戦ありがとうございました
「ざっけんな、こっちは憑依、直後やぞ、手心よこせ、ドブカス神が」
さて、憑依サマーオイル渾身の三十一文字短歌を読み上げたところで呪力の確認と行こう
「アレが見えてるって事は最低限呪力くらいは練れるだろ……術式ってどうやって使うんだ…?」
えーっと確か?生得術式に呪力を回すんだったよな?
「そもそもソレをどうやるんですか…?」
終わったじゃねぇかよ!
「あーっ!どうすりゃいいんだぁ!?呪力を練るつったってやり方なんざ知らねぇよ!?ドラ○ンボールみたいに気出すみたいに叫べばいいのかぁ!?」
えーっとあーっと!?呪力は負の感情、怒りや哀しみで増すだったよな!?
怒り…怒り、思い出せ!なんかあるだろ!腹たったこと!
「あっ!ガブが絶対スケショ当ててたら勝ててた試合でスケショ外してスカーフマスカに上からトリプルアクセル3回当てられて落とされたクソ試合!命中90はクソ!はっきりわかんだね!りゅうせいぐんお前のことやぞ!じゃれつく笑ってるがお前も同罪やぞ!」
ボワァッ!!
「うわぁホントになんか出た…こんなクソみたいな理由のしょーもないストレスでも出せるのか…。そりゃあ日本が呪霊大国になるわけだ…。まぁいいや、よぉし後はコイツを生得術式に回して……生得……術式…?」
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)
「そうじゃん!コイツ(サマーオイル)の術式って【呪霊操術】じゃねぇかよっ!?呪霊なんざ取り込んでねぇよ!?意味ねぇじゃん!まじやべーじゃん!終わったじゃん!」
ストックがない呪霊操術なんざ本体の肉弾戦しか戦闘手段が残されてない実質天与呪縛のフィジカルギフノーテッドみてぇなもんじゃねぇか!何もギフトがねぇよ!デメリット押し付けられただけのただの縛りプレイのドMじゃねぇか!?そもそもいくら呪力で強化したからって齢9歳の筋力であんなマッコウクジラみてぇな巨体相手に何ができるってんだぁっ!?
「はっ…終わったな…マジで詰みじゃねぇかよ…」
せっかく第2の人生得られたっつーのに…こんなクソみたいな結果に終わるのかよ…。
前世思い出した直後に、死ぬのかよ…。また…何もできないで…。
こんな理不尽…なんで俺だけこんな目に合うんだ…?
『カハ カハ ドウ ヤラ 呪力 ヲ 手二 シタ ラシ イ ガ ソン ナ 物デ ハ 儂ハ 祓ウ 事ハ 出来 ンナ カハ カハ!』
「……嫌だ…」
『カハ ?』
「嫌だ…!俺は……
『カハ カハ ! 童 オ前 ハ 儂ノ 腹ヲ 満タ ス 養分 ト ナル カハ !』
「お前が………ね…………」
『カハ ? 何ダ 童 何ヲ 言ッ テイ ル ?』
「お前が死ねェェェェッ!!!」
『ガハァァァッ!?』
次元力 タイプ:ヴィルキス
零式超硬度斬鱗刀【ラツィーエル】
「な、何よコレ…どうなってんの…?え?なんで私女みたいな話し方…てかこの声、水樹○々さんじゃない!?サマーオイルが女体化しちゃったってこと!?何その術式…誰得…?」
無我夢中で理不尽にキレてたら何故か声が紅白ガチ勢系声帯になっちゃうし、なんかよく分からない鎧?みたいなのも纏ってるし、一体なんなのよこの術式…武器は…この刀だけなのかしら…おっと…何?右手が急に重く…はにゃ?
対ドラゴン用大口径アサルトライフル
ど、どうしよう…ゴリゴリの現代兵器が出てきちゃった…。私、銃なんて前世含めてもエアガンすら撃ったことないのだけれど…。そもそも9歳の身体で銃の反動って耐えられるのかしら…?
『童メ 調子 二 乗リ オル ナ ! 養分 風情 ガァ ッ !』
「うっさい!しゃがれたジジイみたいな声でがなるんじゃないわよ顔面福笑い!」
ズダンッズダンッズダンッ!!!!
『グオオォッ!? バカ ナァ !? 』
「あぁ!?ちょっと!アンタが急かすせいで検証する前に撃っちゃったじゃない!?…まぁ反動は問題無さそうね…。」
でもこの刀とライフル、それにこの鎧と声でなんとなくだけれど今の私にどういう事が起きているのか分かっちゃったわね…だったら後は!
「突っ込んで叩き潰すっ!行くわよ
『エエイ 鬱陶 シイ 小蝿 メガ ァァッ! 』
「アンタのその醜い図体じゃ!私とヴィルキスを捉えることなんて出来はしないわよッ!」
でもこっちの攻撃も向こうの図体にはイマイチ通りが悪い、ライフルや斬撃が効いていない訳じゃないようだけど
「だったら、
アリエル・モード起動
『死ネ 養分 メガ ァッ』
ヤツが地面から大量のヤツの顔と同じ巨大な手を出現させて私に向かって伸ばしてくるけれど…!
「そんなものッ!当たってやるわけ無いじゃないッ!」
『キ 消エ タ !?』
「ヴィルキスアリエル・モード、その能力は光さえ置き去りにする極限まで高めた速度による次元跳躍おじいちゃんのアンタに分かりやすく説明するなら【テレポート】ってところかしら?」
『貴様 イツ 何故!?』
「アンタが術式を展開したところで、私が居た場所を狙って100万回やったところで、アンタの術式が私に触れる事はもうないッ!」
掌部氷結式バレット発射ガン
『ゲェアァァァァッ!?キ 貴様 儂ノ ヨク モ 儂ノ 目ヲォォォォッ!?』
「どう?目玉を直接氷漬けにされる気分ってのは?今夏だし、ちょうどいいんじゃないかしら?ふふ、ようやくお日様が見えたわね。やっぱり、アンタの術式は大量の手を出すなんてものじゃなく幻覚を相手に見せて対象を取り込み生命力を吸い取る物だったのね。アンタ、私がライフルで攻撃する時だけ絶対その大きな手を握って両目を守ってたでしょ。明らさま過ぎたわね、おそらく対象を目で逐次捉えていないと幻覚が解かれやすいってところかしら?だからアンタは絶対殺せてた私をわざとゆっくり時間をかけて追いかけ回していた…視界から外れず、尚且つ反撃を受けない一定の距離を保って」
『許サン 許サンゾ 童ェ! 貴様 ヲ 直接 食イ 殺シ 目玉 ヲ クリ 抜イテ クレr』
ミカエル・モード起動
「続きは聞かなくていい、アンタの御託は殺したあの子達と閻魔様の前で喚き散らしてなさいッ!!」
空間位相エネルギー収束ロングレーザーブレード
「チェェェストォォォォォッ!!」
次元力 タイプ:ヴィルキス解除
「我が一刀に断てぬものなし、ってか。」
これが俺の術式【次元力】…か…。
サマーオイルの術式が呪霊操術じゃないってマ?
なんなら呪霊操術よりも厄ネタすぎるんですが…
て言うか…
「どないしよ…これ…」
問題!雑木林の中で帳もせずに
エネルギーブレードを振り回し、勢い良くダイゼンガームーブをカマした場合どうなるでしょうか!?
正解は!【山火事になる!】でしたー!アハハハ〜ッ!
「………よしっ!家帰るかぁ!」
憑依サマーオイルは考えるのやめた
詳しい術式の説明なんかはまた次回!
本日の踏み台オリ呪霊
【逆縁】さん
推定特級(下から数えた方が早い)未登録ちなみに指なし、宿儺の指換算で1本程度
憑依サマーオイル曰く顔面福笑い
クジラ並みの巨体を持つ8本足のイノシシの胴体に首から頭が無く、本来首がある場所から三本のバカでかい腕が生えてて手のひらに目玉と口が変な方向でついてる(福笑いみたいな感じ)
対象に幻覚を見せて自身のテリトリーに閉じ込め、決して殺さず、しかし反撃を喰らわない一定の距離で相手を眺め続ける事で対象を混乱・恐怖させ弱ったところを精気を吸い取って取り込む術式