鎌斗side
博麗神社での宴会が終わってみんなが寝ているときに俺とアリスは一緒に家に戻ってきた。みんな随分飲んでいたから殆どは二日酔いになってるだろうな。まぁ俺たちはあまり飲まなかったから問題はなかったけど。アリスは今隣でぐっすり眠っている。俺は寝ようとしたが目が覚めきっていて寝れなかった。
それにしても宴会ってなかなかハードだな。あれだけ飲むのはキツかった…
すると横で寝ていたアリスが目を覚ました。
「ん…」
「あ、おはようアリス」
「おはよう鎌斗…」
寝起きのアリスはぼーっとしててとてもかわいい。頭を撫でてあげると笑顔になる。その笑顔を見ていたくてずっと撫でてるとアリスは抱きついてきた。
「鎌斗って頭撫でるの好きよね」
「だってアリス笑顔になるんだもん」
「ふぇ?」
アリスは腑抜けた声を出した。そして数秒で顔が赤くなってきた。いや〜やっぱりアリスかわいいよ!デート行きたいくらいだよ!どっか遊び行きたいな!
そう思っていると突然頭の中に昨日言われたレミリアの言葉が頭を過ぎった。
「フランの遊び相手になれるかもしれないわ」
あ、そうだ!レミリアが昨日言ってたフランって子の遊び相手になるために紅魔館へ行こうじゃないか!
「なぁアリス、紅魔館行かないか?」
「レミリアの所?」
「そうだよ」
「そうね、ちょうどいい天気だから行きましょう」
「それじゃあ準備して行こう」
「うん!」
アリスは上機嫌になっていた。やっぱり天気のいい日に出かけるのは気持ちがいいもんな〜上機嫌になるのもわかる。
アリスが準備をしに部屋へ戻っている間に色々と考えた。
これからいったいどんな未来になるんだろうな〜アリスとずっと暮らしていて、もっといろんな人たちに出会って、たくさん宴会したり弾幕ごっこしたり、楽しそうな未来がいいなぁ。
未来のことを考えているうちにアリスの準備が出来たようだ。
「お待たせ」
「よし行こっか」
こうして俺たちは紅魔館へ向かうことにした。
アリスside
今日は鎌斗と一緒に紅魔館へ行くことになった。それにしても鎌斗とのおでかけなんて初めてかしら、とても楽しみだわ。
「なぁアリス、昨日の宴会でレミリアが言ってたんだけどさ。紅魔館には図書館があるらしいんだ」
「そうなのね、いったいどんな本があるのかしらね」
急に話しかけられてちょっとびっくりしちゃったけどすぐに答える。それにしても図書館か、魔導書とかあるのかな?見てみたいかも、なんだか心躍る気分だわ。
「それが全て魔導書なんだってよ、アリス魔法使いだから図書館行ってみたらどうだ?」
「まだ知らない魔法が分かるかもしれないからいいかもね、そういう事なら早くいきましょ!」
私は鎌斗の手を引いて紅魔館へ急いだ。魔法の話になるとつい興奮しちゃう癖が出てしまった。
「やっぱりアリスは魔法の事になると楽しそうだよなー」
「そんなことないわ」
私は魔法の話をするのも楽しいけど貴方といる方が楽しいのよ。だって私の一番好きな人とずーっと会話出来るんだもの。
そう思っているうちに紅魔館へ到着した。
いつもいる門番は……相変わらず寝てる。異変の時は起きてたのになかなかサボりの常習犯のようね。
門番を無視して門をくぐっていく。紅魔館へ入ると咲夜が出迎えてくれた。
「ようこそ、今日はどういった要件ですか?」
「俺はこの前レミリアに言われたフランって子の相手をしに来た、ちょっと時間がかかるだろうからアリスは図書館の方に案内してもらっていいですか?」
「え、ちょっと待ってよ、鎌斗と別々なの?」
「ちょっとだけだよ、それに俺のところ来てもアリスは魔法の話できないぞ?」
「図書館へ行けば魔法使いのパチュリー様がいますのでお話が合うのではないでしょうか?」
「わかったわ、その代わり鎌斗、早く来てよね?」
「頑張るよ」
「それでは案内しますね」
咲夜に案内されて紅魔館内を歩く。暫くして大きな扉の前に来た。レミリアのいた部屋の扉と似ているが別の場所みたい。中に入ると魔法使いの私でも見たことない本がたくさん並んでいた。しかもこの部屋並みの広さじゃないわよ。そう思っていると咲夜に指示された。
「この奥にパチュリー様がいるのでどうぞ」
「ありがとう、それじゃ鎌斗後でね」
「はいよー」
そう言って私は鎌斗と別れて図書館の奥へ向かった。
鎌斗side
アリスと別れた俺は図書館の近くにある地下へと続く階段の前にいた。随分長そうだ。咲夜さんが先を歩いてくれているが不気味なところだ。
「ねぇ咲夜さん、フランってどんな感じの子なの?」
「妹様は、お嬢様のようにとても可愛らしい方ですが精神年齢がまだ幼いため戦闘になりますと手加減というものを知らないのです」
「なるほど、要は腹括らないとまずいってことね」
「くれぐれもお怪我には気をつけてください」
咲夜さんと会話をしてる間に階段を下りきってドアの前にいる。咲夜さんはここから先に入らないというから自分でなんとかしろってことか。さて、気合い入れてやりますか〜。
俺はドアを開けて中に入った。
中は子供部屋のようになっていてたくさんの人形が置いてあった。そんな部屋の奥に一人の少女がこちらに背を向けた形で座っていた。しかし少女は俺に気付いたのかこちらを向いて近づいてきた。
「あなたが鎌斗?」
「そうだよ、今日は君の相手をするために来たんだ」
「そうなんだ。それにしても生きた人間を見るのは咲夜以外で初めてだわ」
「初めてって、吸血鬼って人間を襲うんじゃないのか?」
「私は加工された人間しか見たことないの。だからあなたにはすごい興味があるわ」
「それにしてもフランはどうして地下にいるんだ?みんなみたいに同じ環境で生活すればいいのに」
「私はね、この495年間一度も外に出たことがないの。それにお姉様に言われてるからこの部屋から出ちゃダメだって」
495年間出たことないのか…って、え⁉︎495年ずっと地下にいたのか⁉︎それはまずいだろ。レミリアはいったい何を考えてるんだよ。
「それは聞き捨てならないな。こんなところにずっといるんじゃ体がおかしくなっちゃうぞ」
「でもお姉様は私のためを思っての事だって」
「よし、なら俺が話をつけてあげる。フランが外で楽しく遊べるようにね」
「本当に?」
「もちろんさ!だがその前にフランの遊び相手にならないといけないからね、何して遊びたい?」
「えっとね、じゃあ弾幕ごっこしよ!」
「よしわかった、俺はいつでもオッケーだぜ」
少し間合いを取って身構える。フランも準備万端よのうだ。
「いっくよー!」
フランは妖力のこもった弾幕を撃ってきた。なかなかすごいと思っていた。だがまずいのは弾幕の量だ、今まで戦ってきたみんなよりも密度が高い、いや高すぎる!どんな難易度だよ!
弾幕を撃ちながら避けるが俺の弾幕はフランの圧倒的な弾幕の量になすすべなく消えていった。
「くっ、やばいだろこれは、スペル使うか」
俺は構えると手にはスペルカードが握られていた。
さぁいくぜ‼︎
「スペル発動‼︎強襲バーティカルレーザー」
具現化させた複数の迎撃システムが散らばってフランめがけてレーザーを放つ。
一撃目の全てのレーザーをフランは避けた。しかしすぐに第二波は放たれていた。
フランはギリギリで避けながらも余裕そうな表情をしていた。
全く、この状況で笑顔とは困ったものだ。これがレミリアも認めるフランの強さか。
なかなか攻撃が当たらず焦れったそうにしていたフランはスペルカードを出す。そしてフランの反撃が始まる。
更新遅くなって申し訳ありません。
なかなかストーリーが浮かばずつまづいていました。
こんな鈍い更新ペースをお許しください。