モブ生徒《転生者》に支援をするゲマトリア《転生者》 作:七蜘蛛
ゲヘナ自治区
「まさかここまで被害が広がるなんて...。」
そう口にするのは『名無しの風紀委員:1』こと『
「撃て撃て!委員長が来るまで持ち堪えるぞ!」
「戦えなくなった子は下がって治療を受けなさい!」
そう言って銃撃するのは『名無しの風紀委員:2』こと『
「!何か来た!」
レミナが指を指すとその方角から連邦生徒会のマークが描かれた白いドローンがやってきた。
「もしかして【支援者】さんの?」
するとドローンは持ち運んでいる紫色の武装を風紀委員の転生者達の元に落とし、風紀委員の転生者達はそれをキャッチする。
「...っと!これってランチャー?」
受け取ったのは所々赤い部分がある8つの四角形の砲口となる先端部分がゴツく、その後ろが棒の様に細い紫色のランチャー『可変式ランチャー:バーストクラッシャー』だ。
「こんな感じかな?」
レミナが先端を支えながら照準を8人の不良に合わせると発射し、飛び出した8つのミサイルが複雑な軌道を描きながら、不良達に直撃する。
「ビンゴ!」
「他には何か機能無いのか?」
ハイラとマヨイは『バーストクラッシャー』を操作するとバーストクラッシャーの砲口が閉じて、先端の4分の3程が前向きに90°傾き、伸びると、残りの部分が背後に90°回転し、その部分の砲口が開き、グリップが折り畳まれ、巨大なスレッジハンマーの様な形状となる。*1
「...ハンマー?」
「...何で?」
そう思っていると銃撃が襲ってくる。それに気付いた2人は『バーストクラッシャー』を持ち手の中心を両手で掴むと開いている砲口から神秘によるエネルギーが吹き出し、ブースターとなり、2人はそれを高速で回転させて銃弾を全て弾く。
「...意外といけるな。」
「よし!このまま!」
するとマヨイは不良達の元に駆け出し、飛び上がるとブースター込みの『バーストクラッシャー』を不良達の集まっている中心に叩き込み、衝撃で不良達を吹き飛ばす。
トリニティ自治区
「あ!来た!」
トリニティ自治区にて戦っている『名無しの正実:1』こと『
「やっとか!」
「早くしてぇ〜!」
その言葉に釣られる様に『名無しの正実:2』こと『
「えっ?」
するとその武装はコトネ達転生者の腰付近に備わる様に浮遊している。それは全体的に黒く一部や先端が赤く、スラスターが備わった2本のユニット『分離式補助ユニット:ジャスティスウィング』だ。
「ファンネル?」
「シールドビットとか...?」
そう言ってると不良達が容赦なく銃撃を仕掛けてきたが、それを感知して『ジャスティスウィング』が動き出し、コトネ達の前に移動するとその銃弾を全て弾いていき、防御を終えると『ジャスティスウィング』は2つずつに分割され、あらゆる方面から不良達に神秘による銃撃を浴びせていく。
「攻撃を感知して自動で防御、分離して援護も可能なんだ...。」
コトネ達転生者組は他のトリニティ生達の手助けに向かった。
D.U.地区
「あぁもう!書類やら近辺報告だけでも忙しいのに現場に駆り出されるなんて!!」
サンクトゥムタワー付近にて暴れる不良生徒を『名無しの連邦生徒会A:1』こと『
「口よりも先に手を動かしてよー!」
そんなタバネに声をかけるのは『名無しの連邦生徒会B:1』こと『
「でもそろそろ【支援者】さんの武装が...。」
「!アレじゃない?」
すると物陰に隠れて銃撃を防いでいる連邦生徒会の天才者達の元に連邦生徒会のマークが描かれたバーニアの備わった真っ白なドローン『武装型支援ドローン:ジャッジ』がやってきた。
「あのドローンが例の武装...?」
するとタバネの近くまで降下した『ジャッジ』はその機構を前後に伸ばし、タバネの腕に底面を押し付けるととそのまま腕に装着され、プロペラが折り畳まれると機構が左右に展開し盾となる。
「!変形機構。」
ミズハの近くに降下した『ジャッジ』は地面まで降下し、機構を前後に伸ばすとガード付きプロペラを横に折り畳み、車輪の様にすると機構を左右に展開し、足場を作り、スケボーの様になる。
「もしかして...。」
ミズハはその上に乗ると『ジャッジ』バーニアを噴かせ、物陰から飛び出し、不良達の銃撃をかわしていく。それに続く様にタバネは大盾になった『ジャッジ』で攻撃を防ぎながら銃撃し、近くにいる不良に『ジャッジ』の先端を向けるとバーニアを噴かせ、不良を殴り飛ばす。
「...盾で殴るって何か何処かで見覚えが、いや、あっちはライオットシールドだから...被ってはないから...。」
ミズハは銃撃をかわしながら不良達を撃っていき、纏っている不良達の近くまで来るとミズハはスケボーになっている『ジャッジ』から飛ぶと、『ジャッジ』が前後に分割され、ミズハの両腕に装着されると機構が閉じ、左右非対称のナックルになり、空中で両腕にエネルギーを溜めると着地すると同時にそれを放出し、爆風で周りの不良達を一掃する。
「ドローンとして物資の輸送と様々な武装に変形って...【支援者】さん、色々盛りすぎ...。」
ミズハはこれらの武装の事でまた書類が溜まっていくんだろうなぁと目尻に涙を浮かべ、僅かに諦めの表情になる。
モブ転生者達が直ぐに操作方法を知った理由は武装への神秘の供給の際に情報が神秘へと流れているからです。