SAO 〜少女の盾を目指した者〜   作:火星の渡鴉

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偶然だが、一応ちょっと早い時事ネタになるのかな?
プログレッシブ4巻の発売までに間に合わせたかったが、まぁ気にせず本編をどうぞ。


22:水の街の聖夜

「なんじゃそりゃあああああ!?」

 

 2022年12月24日の午後。

 三日月状の湖の上に浮かぶ村《ウスコ》で、キリトの絶叫がソニックウェーブとなって村を揺るがした。

 絶叫の元となったのは本日の夕方五時から四層主街区ロービアの転移広場で開催される予定の《クリスマス壮行会》なるものを、キリト『だけ』が知らなかったのだ。

 

「キリト君だって前線組の一員なんだから、クリスマス会に誘おうって言った人もいなかったわけじゃないみたいよ? でも、ALSの一部から、何でいつもLAボーナスを持っていく奴にタダで飲み食いさせてやらなきゃいけないんだっていう意見が出て、わざわざ誘う必要がないって結論になっちゃったんだって」

 

 ライチジュースをちびちび啜りながら重箱の隅をちくちくつついているキリトに、気の毒がるような面白がるような顔をしたアスナが角の取れた声で言う。

 

「……ちなみに、みなさんはその話、誰から聞いたんスか?」

「フィールドボス攻略会議の時に、DKBのシヴァタさんから。後でキリト君に謝って欲しいとも言ってた」

「……ふうーん」

「わたしは来てもいいとも言ってたけど」

「……ふううーん」

「ボクはナイトから。他の人たちからも、インスタントメッセージたくさんもらったけど」

「……ふううう~ん」

「誘われた訳じゃないが、俺は会議でキバオウと顔を合わせた時にな。イベントに提供できる物はあるか聞かれたぞ」

「…………ふん」

「拗ねるなよ。エギル達も主街区には戻るが、クエストが溜まってるからイベントの方には参加しないらしいぞ。お前だけがイベントに不参加って事にはならないんだから安心しろ」

「拗ねてなんかいない! ソロプレイヤーにはクリスマスなんか関係ないもんね」

「ふううぅぅ~~~ん。君って、ソロのつもりだったんだ」

「ずっとパーティー組んできたのに、そんなのヒドイよキリト」

 

 女子二人に責められて狼狽えるキリトを前に、誰かがニッヒヒヒと妙な笑い声を漏らした。それは渡河中に一緒になったアルゴだ。今まで黙って見ているだけだが、狼狽するキリトを見てイヤらしい笑みを浮かべていた。

 

「どうした?」

「イヤイヤ、何でもないヨ。さて、オイラはそろそろ主街区に戻るカナ」

「え……もう? こんなに早く戻るなら、なんでわざわざこの村まで来たんだよ?」

「そりゃモチロン、ココのデータを集めるためだヨ。壮行会の方もいちおう覗いておきたいしナ。じゃあまたナ、アーちゃん、ユーちゃん、キー坊にナーちゃん」

 

 アルゴは椅子からするりと立ち上がり、短く手を振って行こうとすると、ニマッと笑って付け加えた。

 

「おっと、忘れてタ。メリークリスマス」

「メリークリスマス、アルゴさん。気をつけてね」

「メリークリスマス。またねアルゴ」

 

 という女子組の挨拶と、

 

「メリークリスマス」

「め……メリクマ」

 

 という男子組の簡素な挨拶にもう一度手を振って答えると、情報屋はあっという間に姿を消した。

 

「ほんとは、アルゴさんこそ、真っ先にクリスマス会に招待されるべきなのにね」

「そうだね。アルゴが情報を集めて来てくれるおかげで、ボクたちは安全に戦えているのに」

 

 攻略に挑む者は誰もが一度は目を通す『アルゴの攻略本』。その有用性は圏内での地道な努力や、圏外での危険さえ厭わない活動によって形作られている。彼女の情報屋魂が、デスゲームの攻略を縁の下で支えていると言っても過言ではない。

 しかし、その貢献度とは裏腹に《鼠》のアルゴの名に嫌悪感を示すプレイヤーは少なくない。誰もが世話になっている攻略本の作製と販売も、元ベータテスターと認知されている彼女がやって当たり前と思われている節がある。

 その在りように憤りに似た思いを燻らせるナイトだが、自身も攻略本の作製をアルゴに任せ切っている手前、文句を言う資格など無い。だからせめて、畏敬の念だけは忘れたくないと思う。

 

「さて、これからどうする?」

 

 しんみりとした雰囲気を変えようと話題を振るナイト。

 まだ陽は高い。何をするにしても、時間は十分にある。

 

「あ、いや、その前に。行きたいなら、俺は別に構わないぞ?」

「何にだ?」

「つまり、主街区のクリスマス壮行会。みんなは誘われてるんだし、もし俺に気兼ねしてるなら、その必要はないですよ、という……」

「初めから参加する気なら、ここに来る前に主街区に戻るよう提案している。という発想は無いか?」

「…………それもそうか。そんじゃ……」

 

 キリトを中心に話し合って、夜までにレベルが上がるようにこの村で受けるクエストの内容と数を吟味する。

 不意に、フィールドに満ちる午後の陽光が薄れた。青く輝いていた上層の底が薄い灰色に煙り、冷たい風が湖を吹きつける。

 

「……あれ?」

 

 何かに気付いたユウキが、手の平を翳す。するとそこに、小さな白点が零れ落ちる。風に乗って、オープンテラスの屋根の下に彷徨いこんできたそれは、仄かな冷気を伝えてから、ふわりと溶けて消えた。

 一つ。また一つ。と、やがて数え切れないほどの白点が舞い降り始める。

 

「――雪か」

 

 ナイトが、僅かに喜色を含んだ声で呟いた。

 日本の暦の上では冬真っ盛りの十二月だが、アインクラッドの中では一度も雪が降った事は無い。それどころか、冬らしい気候さえなかったと言える。さっきまで南の島にいるかのような陽気に包まれていたのが、急に真逆の天気となったのはシステムの異常事態か、そうでなければ『そういうイベント』なのだ。クリスマス限定で起こる専用の『天候』がこの冬景色なのだろう。

 周囲の浮き小屋の星草葺きの屋根が、たちまち白く染まっていく。NPCの子供達が、喊声を上げながら通路を走っていく。

 

「何よ、もう…………こんなのずるいわ」

 

 アスナは大きく広げた両眼で降り続ける雪を見上げている。

 

「…………」

 

 ユウキは茫然と、けれど瞳を輝かせて雪を眺めている。

 美少女二人が雪を眺める姿は、絵心のある者が見れば絵に収めておきたい衝動に駆られてしまいそうな程度には美しい光景だった。

 その光景を壊すのを惜しいと思いながらも、ナイトは話を振った。

 

「クエスト受けるのを止めて、クリスマス会でもするか?」

 

 その言葉を聞いた三人は驚いたような、悩むような表情を浮かべる。

 ナイトは、雪を見た途端に戦いに向かう気が失せていた。今年は見る事が叶わないと思っていた冬の風物詩とも言える天気を前にして、現実の世界の事が想起した。それで郷愁の念に駆られた心は「今日はもういい」と言われているような気分になっていた。

 

「全くもう、今日になってそんな事を言わないでよ」

 

 アスナは唇を尖らせて言う。

 

「急に言われたって何も用意できないじゃない。今まで何も言わないんだから、そういうつもりはないんだって判断してたのに」

「んぅ? …………あ~そういう事、か」

 

 アスナの言わんとしている事を理解する。クリスマスと言えば、チキン、ケーキ、そしてプレゼントが定番のアイテムだ。例えナイトが無くても気にしないという考えを持っていても、アスナはそういう事もしっかりしたいと考える性質なのだろう。

 折角のクリスマスのなのだから、何も無いよりはプレゼントも有った方が当然良いに決まっている。それも人に渡す物なら、適当に見繕った物よりちゃんと吟味した物を用意したいと思うのはむしろ良い心掛けだ。

 

「謝る必要はないわよ。その気があるならわたしから言い出したって良かったの。それでも今まで言わずにいたのだからお互い様よ」

 

 申し訳なさそうに顔を伏せようとしたナイトに、アスナが先んじて言葉を被せる。

 中途半端なお辞儀の状態でピタッと身体を止めるナイト。数秒、その状態で留まり、何も言わずに戻した後の表情は苦虫を噛み潰したような何とも言えない顔だった。

 睨み合う訳ではないが、微妙な表情のまま何も言わずに視線だけを交わすナイトとアスナ。

 クエストを受けるなりして攻略に専念するつもりでいた所に、『雪』が降った影響でクリスマスを祝っても良いかという空気が差し込んだ。攻略に行っても良いし、クリスマス会を開いても良いという、どっちつかずな状態で心の天秤が揺れている。

 何かキッカケがあれば容易に傾いてしまいそう状態なだけに、迂闊に言葉が出せないでいる。

 

「え~と……これからどうしよっか?」

 

 誰も口を開かなくなった空気を変えようとユウキが努めて明るく言う。が、それに続く言葉が出てこない。

 しんしんと降り続ける雪は村に降り積もっていき、ウスコの村全体を灰白く染め上げていく。

 静かに雪が降り積もっていく音だけが聞こえてきそうな静寂の中で、キリトが口を開いた。

 

「ちょっと……良いかな?」

『うん』

 

 キリトの発言に三人同時に肯いた。それに一瞬呻くキリトだが、躊躇いを振り切って提案する。

 

「よかったらなんだけど……ひとつ、見せたいものがあるんですが……」

「…………」

 

 三人が一様にキリトの事を注視してから、代表するようにナイトが答えた。

 

「まずは何処に行くのか教えてくれないか? それくらいは先に聞いても良いだろ?」

 

 

 

 

 先日見つけたフォールンエルフのアジトのある水没ダンジョンは、ウスコの村の三日月湖の近くまで水路が繋がっていた。エルフ関連のクエストと関わりがあるだけに安全な水路として採用するのには問題があるが、幸いな事にマッピングだけは済ませており、脇目も振らずに進めば主街区《ロービア》と《ウスコ》の村を短時間で行き来する事が出来た。

 

「悪いな。こんな半端な所で降ろして」

「ここで良いと言ったのはこっちだ。一々気にするな」

 

 水没ダンジョンの出口――ロービア側の入り口傍の岸に船を寄らせた所で、ナイトは柄にロープを括りつけた剣を投擲する。赤いライトエフェクトを放って飛ぶ剣は地面に深く突き立ち、そこからロープを手繰り寄せて岸辺に着ける。船を係留させた所でユウキ、ナイトの順で岸に飛び移った。

 後はこの先にある《熊の森》を抜ければ主街区に辿り着ける。

 

「なんかごめん。わたしだけ招待を受けるみたいで……」

「そんなの気にしないでイイよ、断ったのはボクたちの方だし。アスナはアスナで楽しんできてよ」

 

 本心からそう言っているのだと伝わる笑顔のユウキを見て、アスナは顔を綻ばせる。

 キリトが提案したのは、第四層にある闇エルフの居城に向かう事だった。もしかしたらこの『雪』と合わせて良い景色が見れるかもしれない、と思って提案してくれたのだ。

 だが、闇エルフの元へ向かうという事は第三層から続くキャンペーンクエストの一環でもあるという事だった。もちろん「城に行きたい」という思いはあったが、キャンペーンが一度限りの特別なクエストという事。アスナが手に入れたレアアイテムの事。どうせ行くなら自分達のクエストとして赴きたい。などの思いが重なって、今回も二人組に分かれて別行動を取る事に決めたのだ。

 それでナイトとユウキは、折角だからと主街区で行われる《クリスマス壮行会》を見に行く事にした。

 

「じゃ、道中は熊に気をつけろよ」

「そっちこそ、キャンペーンなんだからヘマするなよ」

 

 船を係留していたロープを解いて、船は再び水没ダンジョンへと航路を取る。

 その影が見えなくなるまで、二人は手を振って船を見送っていた。

 

 

 

 

 雪が降り積もる主街区《ロービア》。突然の雪に驚きながらもホワイトクリスマスとなった今は、水路の街の雪景色という不思議な光景に人々は酔いしれていた。昼間は本来の景観に合わせて薄着だった人を見かけたりもしたが、今は冬らしくコートやマントなどを着込んでいる姿が見られる。

 《クリスマス壮行会》の開催地である転移門広場は人が溢れかえっていた。よく見れば、プレイヤーが屋台を出店していた。料理だけでなく、鍛冶やアイテム販売がプレイヤーの手で行われている。外には出ず、《はじまりの街》に篭もっていたプレイヤーの中から《職人》系のスキルを取得して活動し始める者が増えてきていると話には聞いていたが、そういったプレイヤーがイベントの話を聞きつけてやってきたのか。

 攻略に挑む者達とは違う、新たな生活を始めたプレイヤー達の声が、より一層の活気を生んでいる。

 

「盛り上がってるねっ」

「ああ。もしかしたら、って考えもしたが杞憂だったな」

 

 広場の中央ではALSとDKBのメンバーが所属ギルドの『売り』を謳いつつ、ギルドへの勧誘を行っている。聞き様によっては諍いも同然の言葉が飛び交っているが、この雰囲気では盛り上がる為のスパイスとして一役買っていた。

 想像を遥かに超えて盛り上がる転移門広場を前にして、ナイトの足が止まった。

 それに気づいたユウキも足を止めて待つが、転移門広場の盛り上がりを眺め続けるナイトは顔を一撫でして言葉を発した。

 

「…………悪い。やっぱり行くの止めるわ」

「どうして? ここまで来たのに?」

「……ヒールが行ったら、白けるだろ。だから――な」

 

 そう苦笑を浮かべてナイトは踵を返す。

 雪景色に浮かれて自分の立ち位置というものを失念していた。LAボーナスを総取りしたりしているおかげで僻む者が少なくないキリトとも違って、複数回にわたって大きな諍いに関わったナイトには嫌悪や懐疑的な目を向ける者が多い。命のかかった攻略ならば鳴りを潜めていても、こういう明るい舞台ともなれば話は別だ。そこに行くだけで水を差してしまう光景は想像に難くない。

 判断を誤ったな、と転移門広場に背を向けていこうとする。

 

「ダメっ!!」

 

 その場から離れていこうとするナイトを、ユウキは手を掴んで引き止めた。

 

「ダメだよ、一人になろうとしちゃ。自分から、みんなとは違うって、否定しようとしないで」

「けどな……」

「ナイトなら大丈夫。ナイトは何も間違ったことなんかしていない。だから、絶対、みんなと同じところに戻れるよ」

 

 祈るようにナイトの手に両手を重ねて言うユウキ。

 振り向いたナイトをユウキの眼は真っ直ぐに見つめ返す。

 何を根拠に、何故そんなにも必死に、と思わないでもないが、それを言う気にはならなかった。

 なぜなら、揺るがないその眼差しがユウキが本気で言っているのだと、自分を心配した上での言葉だと感じるから。

 そんな思いをぶつけられて、半端な言葉で茶を濁すような真似は出来そうになかった。

 

「ごめん。今回は勘弁して欲しい」

「なんで――?」

「そんな顔しないでくれ。……流石にな、あの楽しそうな空気を壊したりでもしたら、へこむんだよ。だから次の機会にしてくれ、頼む」

「――――うん」

 

 溜息を吐きながらユウキは手を離した。寂しげな顔だが、それ以上は何も言おうとはしなかった。

 

「ごめんな。俺の我が儘で振り回してばっかりで」

「別にイイよ。ボクが、ナイトと一緒に行くって言ったんだから」

「ユウキ一人なら《クリスマス会》で皆が歓迎してくれると思うが……」

「何度も言わせないでよ。ボクはナイトと一緒がいいって言ってるのっ」

 

 ユウキの言葉を聞いて、ナイトは口元を手で隠して顔を逸らす。

 そして、数秒掛けて視線を戻して言葉を発する。

 

「……狙って、言ってるか?」

「? 何を?」

「いや、いい。気にするな」

 

 聞き様によってはかなり恥ずかしい事を言われたと思うが、ユウキが首を傾げているのを見ると気にしない方が良さそうだった。それでも照れ臭かった事には変わりなくて、再びユウキから視線を逸らして頬を掻くが。

 それと、いい加減に移動した方が良さそうだった。元々人目が多かった分、余計に注目を引いていた。その事に気が付くと恥ずかしい気分になるし、噂になって広まったりすればイヤになりそうな未来しか想像できない。

 

「これからどうする?」

「う~ん、とりあえず街を回ってみよ。他にもいっぱい屋台あったから、色々見て回ってみようよ」

 

 ユウキの提案に従って――足早に――歩き出した。

 

 

 

 

 降り続けた雪が積もり、ザグッ、ザグッと踏みしめるような音が鳴る。

 クリスマス会の中心である転移門広場だけに限らず、メインの通りにも様々な屋台が出店している。装飾品など、目に留まった店を適当に物色して回りながら過ごす。

 

「気に入ったのか?」

「……うん。ちょっとね」

 

 木工職人の屋台で見つけた一つのアクセサリがユウキの目に留まった。10個の珠と十字架だけというシンプルな物だ。ユウキは手に取って、どこか遠い目でそれを眺める。

 アクセサリをタップして調べてみれば、《銘木のロザリオ》と出た。店主のプレイヤーに聞いてみれば、命からがらで手に入れた《銘木の心材》を加工して作った物らしい。材料が良かったおかげか出来栄えもよく、おまけ程度だがデバフ耐性まで付与されていた。

 自慢の逸品らしく、他のと比べて桁が一つ違う値で売られていたが、攻略で日々稼いでいるプレイヤーにとっては少し痛い程度の出費でしかない。ぼおっと眺め続けるユウキの横で、ナイトは所定の金額を振り込んでさっさと会計を済ませた。

 

「待ってよナイト、ボクは……」

「それ、気に入ったんだろ?」

「でも、ボクも自分のお金で買えるよ。なのに――」

「今日振り回したお詫びだ。それに、クリスマスだからな。気にせず受け取ってくれると、俺が嬉しい」

「……」

 

 ユウキの視線が何度かナイトとロザリオを行き来する。やがて観念したように息をフゥと吐き、「ありがとう」と言った。

 ユウキは右手を額、胸、左肩、右肩の順番に運び、最後に両手を合わせて何かを呟くと、ロザリオをストレージにしまった。

 

「しまうのか?」

「うん。やっぱり、持ってたりするのも変だから」

 

 ロザリオをアクセサリの類にしか考えてなかったナイトはユウキの言葉に首を傾げる。それを見たユウキは苦笑を浮かべて「あとで教えるよ」と言って屋台から出た。

 ナイトもその後を追って屋台を出ると、毎度ありー、と硬い声が背中に届いた。

 

「それじゃあ、今度はボクがナイトにプレゼント用意しないとね。なにかない?」

「いや~――――無いな。そもそも、もうプレゼント強請る歳でもないしな」

「え~そんなこと言われると困るよぉ。本当になにもないの?」

「しかしなー、必要な物は買い揃えてるし。俺としては、ユウキが用意してくれた物なら何でも良いし。何なら、今度機会が有った時に何か奢ってくれるのでも良いんだが?」

「そっか。それなら……」

 

 ん~、とユウキは顎に手を当てて唸り始める。

 再び屋台を回って物色していく。人混みの中、悩みながら歩くユウキをそっと操作しながらナイトはユウキの後ろに寄り添って歩く。

 

 不意にユウキの足が止まった。

 

 目ぼしいものでも見つけたかと思ったが、ユウキの視線は彷徨うばかりだ。表情も険しさが、それと不安と焦りが混ざったような暗い色が増していく。

 

「どうした?」

 

 ユウキの普通ではない様子に、ナイトは正面に回ってユウキと目を合わせる。

 

「ナイト……そうだ、《聞き耳》で何か聞こえない?」

「《聞き耳》で、何をだ?」

「その、小さい子が泣いているような声が聞こえた気がしたんだ」

 

 ユウキの言葉を聞き、通行の邪魔にならないように壁際に寄ってからナイトは『耳』に意識を集中させる。お祭りで賑やかな中を全力で聞き分ける。

 人が楽しんでいる明るい声とそれに伴う物音。NPCが対応する無機質な音。それらが次々と聞こえては流し、聞こえては流し続けて音を探る。ユウキの気のせいだったのでは思い始めた時、他の音に混ざってかき消されそうな暗い音が微かに聞こえた。

 

「こっちか?」

 

 音を目指してゆっくりと歩き始める。微かにしか聞き取れない声を聞き逃すまいと、左手を耳に重ねて聞き澄ます。

 途中で脇道に逸れる。通りを外れた事で音の聞こえ具合が変わる。通りの賑やかな音が遠くなったおかげで、すすり泣く子供の声がはっきり聞こえるようになった。

 

「居たぞっ」

「本当!?」

 

 路地に無造作に置かれている木箱の陰を覗くと、そこに蹲って泣く三つ編みの少女が居た。

 足音に気づいていたのか、こちらの方を向いた少女と目が合う。が、すぐに少女は落胆し、怯えたように少しずつ離れていこうとする。

 

「待って!」

 

 ユウキは少女に近寄って、そっと優しく抱きしめた。「大丈夫」と何度も囁きながら少女の背中をさする。

 少女は最初ビクついていたが、次第にぐずり出し、やがて落ち着きを取り戻していった。

 少女が完全に落ち着いた様子を見せた所で、どうしてこんな所にいたのか聞いてみる。

 

「そっか。友達とはぐれちゃったんだ」

「うん。アクセサリ見てたらサーシャ先生たちとはなれちゃって。急いで追いつこうとしたんだけど……」

「人混みに流されちゃって、気付いたら知らない所に居たって訳か。ベターだな」

 

 お祭りの迷子としては良く耳にするケースだ。なまじ人通りが多い時なだけに、一度はぐれると合流するのが面倒なのだ。相互に連絡を取り合って対応すれば楽なのだが、そんな便利な物は、

 

「そういえばあったな。こういう時に使える機能が」

 

 それを思い出したナイトはそう呟き、膝をついて少女と目線の高さを合わせる。

 普段それが使えない環境下に居るからあまり馴染みがないが、はぐれても問題ない機能があるのだ。ただ、一つ確認しておかなければならない事があるのだが。

 

「ミナちゃん、だったよね。その先生か誰か知り合いと、えっと、《フレンド登録》してないかな?」

「うん。サーシャ先生に言われて、みんなとしてるよ」

「やりぃ。それなら手間が省ける」

 

 その僥倖にナイトは指を鳴らして喜ぶ。自分のウインドウで確認しながら三つ編みの少女にウインドウの操作をしてもらう。何とか先生の名前のスペルは覚えてくれていたみたいで、目的のボタンを押してもらうと、それで少女の目の前にマップが表示されたはずだ。

 

「これでいいの?」

「うん。それから、赤い点が光ってると思うけど、どっちの方向にあるか分かる?」

「あっち、かな?」

「分かった。それじゃ移動するよっ、と」

「え……あ……やっ!?」

 

 ナイトは少女の身体を掴んで持ち上げ、肩の上に乗せる。所謂肩車だ。

 少女は突然の事に思考が追いつかず、目を丸くしながら不安定な状態に身体を揺らして堪える。

 

「え……えっ……?」

「悪いけど我慢してくれ。高い方が探しやすいし、向こうも見つけやすいはずだから」

「ん、うん……」

「それじゃ、立つよ。髪掴んで良いから、落ちないようにな」

 

 頭が掴まれるのを感じながら、ナイトはゆっくりと立ち上がる。落ちないように少女を乗せる位置を調整して足を掴んで支える。

 

「んじゃ、行くか。出発」

「…………しんこう」

 

 ナイトの言葉に少女が小さな声で呟く。

 それに微笑みを浮かべ、あまり頭の上を揺らさない様にゆっくりと歩き出した。

 

「…………」

 

 ぼけー、と肩車するナイトの姿を見つめるユウキ。

 路地から姿が見えなくなった頃にあっ、と気を取り戻し、慌てて一際高い少女の姿を探して後を追うのだった。

 

 

 

 

 サーシャ先生との合流は意外と早かった。

 最初は逸れたショックで気が動転して忘れてたらしいが、どうにか気を落ち着けた所で《フレンド追跡》の機能を思い出し、向こうからも近付いてきたおかげで早く合流できたのだ。

 

「ありがとうございます。本当に助かりました」

 

 そう言って黒縁眼鏡のショートヘアーの女性は頭を下げた。

 女性――サーシャと一緒にいた少年二人と合わせて五人と人が集まったので、今は人数分の席が空いていたレストランに入って腰を落ち着けていた。

 

「いえ、無事に合流できて良かったです。それと、礼ならこちらのユウキに。彼女が最初に気づいてくれなければ、俺は気付けませんでしたから」

「え、でも、ボクはあの後なにも出来てないし……」

「そんな事ありません。あなたが気づいてくれなければ、ミナは今も心細い思いをしていたと思います。だから、お礼を言わせて下さい」

 

 ありがとうございます。と再び頭を下げるサーシャ。

 ユウキも、どういたしまして。と頭を下げ返す。

 そこでちょうどよく注文していた飲み物が用意され、一口飲んで一息つく。話に一区切りついたことで出来た空白に、短髪の少年は身を乗り出してきた。

 

「なあ、兄ちゃんたちは攻略に参加してるのか?」

「ん? してるけど」

「じゃあ、武器見せてくれ! 攻略に出てる人なら凄い剣持ってるんだろ?」

 

 突然のお願いに驚き、ナイトとユウキは顔を見合わせる。

 

「こらっ、ミナちゃんの恩人にそんな事お願いしちゃダメでしょう。すみません、お気を悪くさせてしまって……」

「あ、いえ、大丈夫ですよ。予備の奴だったら構わないよな?」

「うん。いいよ、それくらいなら」

 

 ユウキは少年たちに向けてそう言い、ストレージを操作して剣をオブジェクト化させた。つい最近まで使っていた片手剣《アニールブレード》をテーブルの上に置く。

 ナイトは少し悩んで、現在の主力武装である《チャクラム》をオブジェクト化させてテーブルの上に置いた。

 テーブルの上に置かれた二つの武器を目にして、少年二人の目が輝き出す。

 

「持ったりするのは良いが、振り回したり危ない事するなよ。もしやったら――ブッ飛ばすからな」

 

 ナイトはそう言ってメキィッ、と鳴らしてそうな雰囲気で左拳を握りしめるのを見せて、少し悪い笑顔を浮かべてみせる。

 それを見た少年たちは顔を引き攣らせ、コクコクと何度も頷いた。

 釘を刺しはしたが、実際は街区圏内ではダメージを受ける事は無いのでどう扱おうと危険はないのだが。

 

「すみません。何から何まで……」

「構いませんよ。気持ちは分からないでもないですから」

 

 テーブルの上に置いた剣を短髪の少年が手に取って重そうに腕を振るわせながら持ち上げたり、細目の少年が戦輪を手に取って興味深そうに眺めている。その二人を三つ編みの少女がハラハラしながら見ている。

 そんな子供達の姿に、眼鏡の女性は微笑みを浮かべて見ていた。

 

「少し思ったのですが、彼らはずっと《はじまりの街》に?」

「……その通りです。今月の初め頃、《はじまりの街》の街角で蹲っている子を見かけたのです。その時は精神が虚脱したような状態で……当然ですよね。まだまだ親に甘えたい盛りのはずなのに、ここから出られない。ひょっとしたら二度と現実には戻れない、なんて言われたんですから……」

「それで、自分の手で保護しようと?」

「はい。どうしても放っておけなかったんです。連れてきて一緒に宿屋で暮らし始めて……それから、他にもそんな子供たちが居ると思ったら居ても立ってもいられなくて、街中を探し回っては独りぼっちの子供に声を掛けるような事を始めたんです。この子達だけでなく、宿屋の方に何人もいます」

「どうして、今日は一緒じゃないの?」

「……今はまだ、外に出たがらない子たちなんです。でも、今日はクリスマスですし、せめて何かプレゼントだけでも用意したくて。あの子たちの気晴らしも兼ねて、今日はここに来たんです」

「そうだったんですか。その…………大変ですね」

 

 サーシャの話を聞いて、ナイトはどうにかそれだけ絞り出す。

 知らなかった。いや、知ろうとしなかった、自分達が命を懸けて戦っている裏で不安に怯えて過ごす子の事を。また、それを助けようと働く人が居た事に。その事実を前にして、胸が詰まる思いだった。

 

「いえ、最初は私もゲームクリアを目指そうと思って、フィールドに出てレベル上げをしていたんです。でも、前線に出る前にドロップアウトしちゃったから、今戦っている人たちの事を思うと申し訳なくて……」

「そんなことない! ボクたちなんかより、ずっと、立派に戦ってます」

「――――ありがとうございます。でも、子供たちと暮らすようになってから、私は充実してるんですよ。レベル上げしていた時よりもずっと。だから、そんな顔しないでください」

 

 サーシャはニコリと笑い、顔を俯かせるユウキの頬を撫でる。慰める様な優しい手つきを感じながら、ユウキは笑顔を作ろうと努める。まだ暗さが残るが、顔を上げたユウキの笑顔を見て、サーシャは微笑みを返す。

 

「安心してくれよサーシャ先生。先生が戦わなくなった分は、おれたちがガンバって、いつか攻略してくるからさ!」

 

 アニールブレードの重さに慣れたのか、短髪の少年が剣を掲げてそう言った。それに合わせて細目の少年と三つ編みの少女も頷く。

 

「いけません! そんな危ないこと、あなたたちはしなくていいんですよ」

「でも、誰かがクリアしてこないと、いつまでもここから出られないんだろ? だったら、おれらも戦いに出ないとダメじゃん」

「それは……」

 

 少年の言ってる事は正しい。どれだけ危ないと言っても、その危ない事をしなければ何時までもこのゲームの世界からは出られない。結局は誰かがゲーム攻略に挑まなければいけないのだ。

 それに攻略に挑むプレイヤーは、アインクラッドに生存しているプレイヤーの中でもほんの一握りしかいない。だから、たとえ幼くても攻略に挑む気概のあるプレイヤーがいるのは良い事だ。

 良い事なのだが、

 

「アホォ……」

「――てぇっ」

 

 ナイトのデコピンが短髪の少年の額を弾く。犯罪防止コードに引っ掛かって紫色の障壁に弾かれるが、衝撃だけは防ぎきれずに少年の頭を揺らす。ついでに落としそうになったアニールブレードを手に取っておく。

 

「なにすんだよっ」

「危ない事はするなって言ったろ。それと、あまりサーシャ先生を困らせるな」

「うっ。でも……」

「でもも何もない。――攻略の方は、俺達に任せろ」

「なんでだよっ。そいつだって攻略に出てんだろ? おれと同じくらいなのに……なんでおれは戦っちゃダメンだよ!?」

 

 短髪の少年はユウキの事を指差して言う。

 同年代くらいの少年と少女を見比べれば、大抵は少年の方が強そうに見えるだろう。ただでさえ、ユウキは軽装だ。剣を提げていなければ、そこらの少女と変わらないように見える。

 少年にはそれが納得できないのだ。

 

「ねえ。どうして、そんなに攻略に出たいの?」

「えっ?」

「ボクはね、戦いたい理由があって攻略に出てるよ。君も、なにか理由があるんでしょ?」

「それは……」

 

 突然のユウキの質問に短髪の少年は口を噤んでしまう。

 正面から真っ直ぐ見つめてくるユウキの瞳に短髪の少年はたじろぎ、視線を逸らしてしまう。短髪の少年が中々言えないでいると、細目の少年が口を開いた。

 

「ぼく達も、何かしたいんです。サーシャ先生に助けてもらったお礼に、宿屋で泣いている子たちの為に頑張るサーシャ先生の力になりたいんです。だから……」

「そっか。でも、君たちが攻略に出ちゃうとサーシャ先生を困らせちゃうよ。それでもいいの?」

「そうだけど……でも……」

「力になりたいだけなら、何も攻略に出る事はないだろ」

 

 悩める少年達に何が出来るか、ナイトは考えを巡らせる。

 未だに引き篭もっている子が居るなら、単純に子守をするだけでも大分違ってくる。今後も子供の捜索を続くなら、それに付いていって捜すのを手伝う事も出来る。生活を続けるなら、宿泊費なり食費なり日々の生活費を稼ぎ続ける必要もある。フィールドに出て戦って稼ぐ事も出来るが、今日のように屋台で出店していたプレイヤーの様に《職人》系スキルを覚えれば、戦わなくても金を稼げるようにだってなる。

 考え様によっては、意外とやれる事は多い。それだけの自由度の高さをSAOというゲームは有している。

 思いつく限りの事を話すと、細目の少年と三つ編みの少女は表情を明るくさせた。自分達に出来るものは、やってみたいものがないか、早速探し始めた。その横で、

 

「納得いかねぇ……」

 

 短髪の少年だけは不服そうにボヤいた。

 前に出て、ナイト達の事をキッと睨みつけると、ビシィッと指を突きつけた。

 

「いつか、必ず攻略に出てやる。モタモタしてたら、おれが追い抜いてクリアしてやるからな」

「――――良いぞ。その気概があるなら、やってみろ」

「うん。その時は、一緒に攻略がんばろう」

「なんだよ、この。余裕みせんなっ」

 

 ナイトがグリグリと頭を撫でつけると、短髪の少年が嫌がって暴れ出す。

 それを何も言えずに見ていたサーシャも、安心したようにホッと微笑むのであった。

 

 

 子供達の様子が落ち着いた所で、ナイトは保護者であるサーシャへ意識を戻す。

 

「ありがとうございます。助けてもらうだけでなく、子供たちがやる気の出る話までしていただいて」

「いえ、むしろ余計な事を焚き付けるような話をしてしまいました。サーシャさんとしては、あまり危険な真似はして欲しくはないでしょうに……」

「そうですね。それでも、あの子たちが本気でやりたいと思った事は応援してあげたいんです。最悪の事態を思うと複雑ですが、私の我が儘で子供たちの道を閉ざしてしまいたくありませんから」

 

 今も話し合いをしている子供達を見て、サーシャは微笑みながら言う。

 

「あの、お二人は何か予定はありますか?」

「いいえ。特にこれとは決めていませんが」

「でしたら、これから宿屋に戻ってクリスマス会をしようと思ってるんですが、お二人も一緒にどうですか?」

 

 サーシャの提案にナイトとユウキは顔を見合わせる。

 少し悩んだ後、頷き合ってサーシャの方を向き直る。

 

「それじゃ、お言葉に甘えて参加させていただきます」

「ありがとうございます。お二人なら、きっと子供たちも歓迎してくれますよ」

 

 そう言って、サーシャは子供達に宿屋に帰ろうと促す。

 転移門広場に向かう途中、ナイトは各層の主街区に寄る事を提案した。各層の料理の甘味にいくつか心当たりがある。特に第二層は牛がメインのせいか、クリームを使った物に覚えがあるのだ。テイクアウト出来るケーキらしいケーキに当てが無いのが残念だが、せめてクリスマスケーキの代わりになりそうな甘い物を用意したかった。

 その話に三つ編みの少女が一番の乗り気を見せ、寄り道をしていく事が決まる。 

 

「サーシャさんって、いい人だね」

「ああ。本当に尊敬できる人だ。ああいう人が保護してくれるなら、子供達も一安心だろ」

「……ねぇナイト。ボクたちにも何かできないかな?」

 

 上機嫌になって歩く彼女らの姿を見ながらユウキは呟く。

 ナイトも視線を前に固定したまま、少し悩んで口を開く。

 

「先に聞いておくが、攻略は……」

「やめないよ。ボクはクリアを目指すよ。でも、ボクたちがクリアするまでの間、下で困っている人たちに何かしてあげたくて」

「……それは気にし過ぎだ」

 

 そう言ってナイトはユウキの頭をポンポンと撫でる。

 

「俺達がそれを気にしているように、あの人も攻略からドロップアウトした事を申し訳なく思ってるって言ってたな。だから、変に気を遣えば、却ってあの人に重荷になるかもしれないぞ」

「でも……」

「そうだなぁ。差し当たって出来そうな事と言えば――――サンタの格好でもするか?」

「なに、それ?」

「クリスマスだからな。ゲストがサンタの格好して、お菓子でも配り回れば盛り上がらないか?」

 

 冗談めかしたように、肩を竦めながら言うナイト。

 サンタの扮装をしてプレゼント代わりのお菓子を配って回るナイトの姿を想像したユウキは、フッと吹き出した。

 

「それじゃあ、どこかにサンタさんの服売ってないか探しに行かないと。あっ、ナイトがサンタさんやるなら、ボクはトナカイだね?」

「ん? お前がトナカイやるのか? いや、やりたいなら、別にそれでも良いけど」

「ふふ。じゃあまずは、サーシャ先生に話しておかないとだね」

 

 そうしてユウキはナイトの手を引いて、前を行くサーシャ達の元へと駆け出した。

 

 

 その夜、第一層のとある宿屋の食堂で、赤い帽子と赤い外套を着込んで子供達にお菓子を配る青年と少女の姿があった。

 

 

 

 予想外の援軍を連れたキリト達の力によって第四層のボスを攻略したのは、苦い思いと仄かに甘い一時を過ごしてから三日後の事である。




最初は普通にクリスマス壮行会に出て、『ユウキ争奪戦』的なノリの何かをやってみようかなとか思ってたが、中々盛り上がる様なものにならなくて何度も書き直していたら、全く別の所に話が向かっていた。何故だろう?

製糖派と呼ばれるような甘い話もそうだが、楽しいと思うお祭り騒ぎを演出するのも大変だと、また実感させられたよ。


批判、指摘でも良いので感想をお待ちしています。
また、ちょっと考える事が出来たので活動報告の方にも言葉を残してくれると嬉しいです。
次回もよろしく。
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