FINAL FANTASY Ⅶ Revengers   作:オレンジⅩⅢ

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Chapter.30 眠らない 街で

ロープウェイの扉が開いた瞬間、視界を焼くような光の洪水が押し寄せた。

夜だというのに、夜であることを忘れさせるほどの明るさだった。無数のネオンが幾何学模様を描き、遠くでは陽気な音楽と歓声が幾重にも重なって響いている。北コレルの乾いた土埃と怒号を抜けてきた身には、あまりにも唐突な祝祭だった。

 

「うわーっ! なにここ、すごーい!」

 

ユフィが真っ先に声を上げ、両手を広げて回転しかけた。子供のような無邪気さに、思わず小さく息を吐く。この落差についていけるのは、彼女くらいのものだろう。

 

(――いや、違うな)

 

すぐに考えを改めた。昨夜の北コレルの重苦しい空気、バレットが語った過去の全て、住人達から浴びせられた敵意。その記憶を引きずったまま、この光の中に立たされている以上、誰の心にも多少の翳りが残っているはずだった。それにしては、ユフィの声はあまりに屈託がない。

 

「ほんとだ、綺麗......! ねえユフィ、あっちも見てみようよ!」

 

エアリスもまた、努めて明るい声を上げてユフィに駆け寄った。普段よりも一段高いその声音に、微かな違和感を覚える。

 

(あの二人なりに、この重い空気を変えようとしているのか)

 

昨日までの出来事に沈み込みかけていた一行の空気を、あえて陽気に振る舞うことで押し流そうとしている――そんな意図が、二人の弾んだ声の端々から透けて見えた。実際、それに引きずられるように、一行を包んでいた重さもわずかに緩んでいく。

 

「金の亡者どもが作った、金の楽園というわけか。趣味の悪さは相変わらずのようだな」

 

レッドⅩⅢが低く呟く。皮肉げな口調の奥に、警戒の色が滲んでいた。

 

エントランスステーションの回転ゲートを抜けると、天井の高いホールに、大型のスクリーンが幾つも吊り下げられているのが見えた。愛らしいキャラクターの姿をした案内人形が、絶え間なく客を出迎え、笑顔で入場チケットの説明を繰り返している。その声色まで完璧に統一されているあたり、相当な管理体制が敷かれているのだろう。

 

そっと周囲を見渡す。仮面のような笑顔で客を出迎える案内係、絶え間なく流れる客引きの声、その全てが「歓楽街」という舞台装置として計算し尽くされている。参謀としての性分が、無意識のうちにこの街の裏側を読み取ろうとしていた。

 

だが、その計算を鈍らせるものが、隣にあった。

クラウドは目を伏せ、俯き気味に立っていた。北コレルの診療所で採血を受けた腕に、無意識に触れている。頭痛の兆候ではないだろうが、疲労の色は隠しようもない。

 

「クラウド、お前は先にホテルへ行け」

 

静かにそう切り出す。誰かに反論する余地を与えない、事務的な口調だった。

 

「今のお前をこの光の中に置いておくのは、休息にならん。体を休めておけ」

 

クラウドは一瞬だけ驚いた顔をしたが、やがて小さく息を吐いた。

 

「......悪いな。少し頭を冷やしたいだけだ」

「謝る必要はない。休むのも仕事のうちだ」

 

そう返すと、クラウドはわずかに目を見開き、それから小さく口の端を緩めた。

 

「......お前がそういうことを言うようになったのは、いつからだ」

「さあな。お前達に感化されたのかもしれん」

 

軽口とも本音ともつかない答えに、クラウドは短く息を漏らすように笑った。

 

「俺もだ......すまねぇが、今は賑やかな場所を見る気になれん」

 

バレットが低く応じ、疲れた表情の中に一瞬だけ穏やかな色を浮かべる。北コレルの住人達から浴びせられた憎悪、そして自らの口で語ったダインとマリンの真実。あの重みを抱えたまま、光の洪水の中を歩けるほど器用な男ではない。

二人の疲弊は、誰の目にも明らかだった。

 

「わかった。ゴーストホテルの場所は……ここだな。無理はするな」

 

近くにあるパンフレットを手に取り、ホテルへの道順を短く告げると、クラウドは小さく頷いた。

クラウドとバレットはそれだけ言い残し、人混みの奥へと消えていった。その背中を見送りながら、密かに息を整える。

 

(あの二人には、静けさが必要だ。今この光の中に置いておくのは、拷問に近い)

 

残された面々――エアリス、ティファ、ユフィ、そしてレッドⅩⅢは、しばらくその場に立ち尽くしていた。

 

「せっかく来たんだし、少し見て回らない? ずっと気を張ってたし、たまにはさ」

 

エアリスが努めて明るく提案する。無理をしているわけではないだろうが、この場の空気を変えようとする意図は透けて見えた。

 

「アタシも賛成! こんな街、ウータイじゃ絶対に見れないもん!」

 

ユフィが即座に乗った。ティファは一瞬だけホテルのある方角へ視線をやったが、やがて小さく微笑んで頷く。

 

「そうだね。少しだけ、みんなで」

 

異論はなかった。エアリス、ティファ、ユフィと共に、賑わう園内へと足を踏み入れる。レッドⅩⅢも黙って後に続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

セントラルスクエアを抜ける道すがら、意識の一部は常に別の場所を漂っていた。北コレルの診療所で、白髪交じりの医師から聞いた言葉だ。

 

(ゴールドソーサー方面でも、黒マントの目撃情報が増えている――)

 

あの言葉が、脳裏に張り付いて離れない。

 

この華やかな光の下に、黒マントの男達が紛れ込んでいるとすれば、いったい何を目的としているのか。単なる逃避行の果てにたどり着いた場所とは思えなかった。神羅の監視網が最も緩む、この享楽の街だからこそ、彼らは動きやすいのかもしれない。あるいは逆に、この街そのものが、彼らを引き寄せる何かを持っているのか。

 

その時だった。人波の切れ間、遠く回廊の陰に、黒く長い外套の裾が翻るのを見た気がした。

 

(――今のは)

 

視線を鋭く走らせたが、すぐに人の波に呑まれて見えなくなる。追おうにも、今は三人を連れている身だ。無闇に動くべきではない。

 

「ジュリアス? どうかした?」

 

エアリスが小首を傾げて見上げてくる。

 

「......いや。少し人が多いと思っただけだ」

 

表情を変えずに答えた。今この場で黒マントの話を持ち出せば、休息に来たはずの空気を壊すことになる。それに、確信も薄い。憶測だけで仲間の心を波立たせるのは、参謀としてもっとも避けるべき失策だ。

 

だが内心では、思考を止められずにいた。

 

(黒マントどもが、この園内、あるいはさらに下層の方角へ向かっているとすれば――)

 

華麗なショーの案内板の隅に、目立たぬよう掲げられた「不審者・不正行為者は然るべき場所へ」という一文が目に留まる。婉曲な表現の奥にある冷たさに、静かに眉をひそめた。

 

(見せかけの華やかさの裏には、必ず排除の論理が働いている。このディオとかいう男の治安維持は、いったいどこまでの領分を持っているのか。表に出せぬ者を、いったいどこへ送っているのか)

 

スピードスクエアの喧騒を横目に通り過ぎながら、そんな思考を胸の奥に沈める。今はまだ、答えを出す時ではない。

ふと、近くの露店で客引きをしていた男達の雑談が耳に入った。

 

「昨日もまた一人、下に落とされたらしいぜ。ディオの旦那に楯突いた馬鹿がいてよ」

「治外法権地帯行きか......運が良けりゃ生きて戻れるってやつだな」

 

二人の男は軽い調子で笑い合い、すぐに別の話題へ移っていった。だが、耳には、その一言が奇妙な重さを伴って残った。

 

(治外法権地帯――コレルプリズンのことか)

 

華やかな祭りの陰で語られる、あまりに乾いた噂話。この街の秩序を守っているのが誰で、逆らった者がどこへ送られるのか。その仕組みの一端が、今の何気ない会話から垣間見えた気がした。

密かにその情報を記憶の奥へしまい込む。今は行動に移す時ではない。だが、いずれ必要になる日が来る。参謀という立場は、こうした些細な断片を拾い集め続けることでしか成り立たない。

通路を抜けた先には、鮮やかな照明に彩られたバトルスクエアの入り口が見えた。壁一面に貼られた興行主・ディオの巨大な肖像画が、豪快な笑みを浮かべてこちらを見下ろしている。金の力で作り上げた王国の主にふさわしい、自信に満ちた顔だった。

 

(この男が、この街の全てを統べているというわけか)

 

その笑顔の裏にどれほどの計算と非情さが潜んでいるのか、今はまだ推し量る材料が足りない。だが、いずれ相対する機会が訪れる予感だけは、拭いがたく胸の底に残った。

 

 

 

 

 

 

                

 

ワンダースクエア付近に差し掛かると、エアリスとユフィは早速ゲームコーナーへ吸い寄せられていった。

 

「見て見てこれ! 景品にすっごいの置いてある!」

「わたしにも見せて! わたし、こういうの得意なんだから!」

 

二人の声が弾む。腕相撲の機械に挑んでは悔しがるユフィと、それを面白がって囃し立てるエアリスの姿は、旅の重さを一瞬だけ忘れさせる光景だった。

 

レッドⅩⅢはその様子を静かに見守りながら、時折ティファへ視線を送っていた。同じことに気づいているのだろう。

 

「......ティファ、笑ってはいるが心はここにないようだな」

 

レッドⅩⅢが小声で告げてくる。無言で頷き返した。

 

ティファは、笑ってはいた。だが、その笑みの端に拭いきれない翳りがあった。時折、視線がホテルのある方角へ流れる。エアリス達の歓声に相槌を打ちながらも、心はどこか別の場所に置き去りにされているようだった。

しばらく黙って様子を見ていたが、やがて静かに声をかけた。

 

「......クラウドのことが気になるのか」

「え......あ、うん」

 

ティファは一瞬だけ驚いた顔をしたが、すぐに素直に頷いた。

 

「なんだか顔色も良くなかったし、無理してるんじゃないかって......身体のことも、頭痛のことも、私達には全部話してくれてるわけじゃないと思うから」

 

その声には、隠しきれない不安が滲んでいた。北コレルでの一件を含む頭痛の発作。積み重なった懸念が、彼女の中でひとつの塊になっているのだろう。

 

「ここで気をもんでいるくらいなら、様子を見に行ったらどうだ」

 

淡々と告げる。

 

「あいつは一人で抱え込みやすいうえに、自分の限界を素直に認めようとしない。お前が行った方が、あいつも素直になるだろう」

 

ティファは目を見開き、小さく息を呑んだ。それから、ゆっくりと表情を緩める。

 

「......ジュリアスがそう言うなら、本当にそうなんだろうね」

「別に、確証があって言っているわけじゃない。ただ、あいつの性分を多少は知っているというだけだ」

 

肩をすくめてみせる。誇張するつもりも、優しさを装うつもりもない。事実を述べているに過ぎなかった。

 

「それに」

 

少し言葉を継ぐ。

 

「お前が黙って気を揉んでいる姿を見せる方が、あいつにとっては辛いはずだ。心配をかけていると知れば、あいつはますます無理をする。それなら、素直に顔を見せてやった方がいい」

 

ティファは目を伏せ、しばらく黙って言葉を噛み締めているようだった。

 

「......ジュリアスって、時々すごく的確だよね。クラウドの気持ち、私よりよくわかってるんじゃないかって思う時がある」

「子供の頃と、訓練兵時代とで、あいつも変わったんだろう。それだけの話だ」

 

淡々と答えたが、その実、あの訓練兵時代に見てきたクラウドの不器用さを、今も鮮明に覚えていた。誰にも弱さを見せまいとする、あの頑なな背中を。

ティファは小さく笑うと、覚悟を決めたように頷いた。

 

「......そうだね。ありがとう、ジュリアス。少し、クラウドのところに行ってくるね」

 

ティファはエアリスとユフィにも一言断りを入れ、身を翻してホテルの方角へと歩いていった。その背中はもう、迷いなく前を向いていた。

 

(あいつも、素直になれるといいがな)

 

 小さくそう思いながら、彼女の背を見送った。

 

 

 

 

 

 

 

                

 

ティファが去った後も、エアリス、ユフィ、レッドⅩⅢとの散策は続いた。景品を巡って一喜一憂するエアリスとユフィの様子を眺めているうちに、夜も更けていく。チョコボスクエアの方角からは、レースの実況を告げる陽気な声が絶えず響いていた。

やがて一行は、ワンダースクエアの展望テラスへとたどり着いた。眼下に広がる光の海と、その先に沈む闇が、奇妙な対比を成している。

 

「私はしばらく夜風に当たっている。お前達は好きにするといい」

 

レッドⅩⅢはそう言って、少し離れた欄干へと歩いていった。エアリスもまた、夜景に見入るように柵の向こうを覗き込んでいる。

その隙に、ユフィがふいに隣に立った。

 

「......さっきはありがとね」

 

ユフィは視線を逸らしたまま、ぼそりと言った。

 

「さっきとは、いつのことだ?」

「コレルに着いてから! バレットを庇ってくれたりしてさ。あんな風に怒ってくれる奴、アタシ初めて見た」

「お前が気にする必要はない」

 

短く返した。事実を並べただけで、恩着せがましい態度を取るつもりは毛頭ない。

ユフィはしばらく黙っていたが、やがて小さく笑った。

 

「相変わらず素っ気ないんだから。......でもさ、ちょっとだけわかった気がする。アンタがアタシ達の故郷の話に、いちいち反応する理由」

 

その口調に、以前のような刺々しさはなかった。故郷を神羅に奪われた者同士だという共感が、確かに彼女の中で芽生え始めている。警戒心という名の壁が、わずかに緩んでいる手応えを、確かに感じ取っていた。

 

「反応しているつもりはないが」

「嘘だ。アンタ、村の話になるとちょっとだけ目が変わるもん」

 

図星だった。だが、それを認める気にはならず、黙って夜景へ視線を逃がす。

 

「別に、無理に聞き出そうってわけじゃないよ」

 

ユフィは沈黙を読み取ったのか、少しだけ声のトーンを落とした。

 

「アタシも、故郷のこと全部話せてるわけじゃないしさ。......焼かれた村がどんな匂いだったかとか、そういうの、簡単には言葉にできないもん」

 

その言葉に、思わずユフィの横顔を見た。饒舌で自信家な普段の彼女からは想像しにくい、静かな重みを帯びた声だった。

 

「......お前も、抱えているものがあるんだろうな」

「まあね。この呼ばれ方は嫌いだけど、どうしてもアタシはウータイの姫だからさ。抱えるものくらい、それなりにあるんだから」

 

ユフィは軽い調子でそう言って、片目を瞑ってみせた。深刻になりすぎることを、あえて避けているのだろう。その気遣いに近い振る舞いに、わずかな意外さを覚えた。

 

(だが、まだ全てを明かす時ではない)

 

タークス以降のこと、ルーファウスとの繋がり。あの最大の秘密だけは、今はまだ伏せておくべきだろう。ユフィの中に生まれた信頼は、まだ脆い芽だ。過ぎた情報を与えれば、根から折れかねない。今は、この程度の距離感で十分だ。

視線を落とし、光の海のさらに底――ゴールドソーサーの土台の下、暗闇に沈む一帯へと目を向ける。

 

(あの下には、コレルプリズンがある)

 

バレットが語った、崖から落ちて生死不明となったダインの姿のイメージが脳裏をよぎる。右腕の銃痕。妻子の死。積み重なった因縁の全てが、この黄金の城の真下に眠る廃墟と、どこかで繋がっている気がしてならなかった。

 

(華やかさの底に、捨てられた者達がいる。この街の構造そのものが、それを物語っている)

 

この街を支える土台そのものが、コレルの犠牲の上に築かれているという事実。ディオが誰にどんな理由で治外法権の地を与えているのか、まだ知らない。だが、知る必要がある日が来る予感だけは、拭いきれずにあった。

 

「......ジュリアス?」

 

ユフィが怪訝そうに顔を覗き込んでくる。

 

「なに、怖い顔して。せっかくの夜景なんだから、もうちょっと楽しみなよ」

「......ああ、悪い」

 

短く答え、思考を意識の底へ沈めた。今はまだ、確証のない予感を口にする時ではない。

 

その時だった。

遠く、アトラクションが並ぶ一角の方角から、乾いた破裂音のようなものがかすかに響いた気がした。歓声か、あるいは花火の音か――判然としない。だが、耳はその音の中に、わずかな異物を聞き取っていた。

 

「......ん?」

 

ユフィも気づいたのか、怪訝そうに眉を寄せる。

 

「今の、なに?」

「......さあな」

 

そう答えたが、内心では静かに意識を凝らしていた。祭りの喧騒に紛れて響いた、あの乾いた音。楽しげな喧噪の底に紛れ込んだそれの正体を、うまく言葉にできないまま、ただ小さな違和感だけが胸の奥に残る。

少し離れた場所で夜景を見ていたエアリスも、こちらへ振り返った。

 

「今の音、ちょっと嫌な感じがしたね」

「......気のせいだといいがな」

 

そう答えるので精一杯だった。断定できるだけの材料はまだ何もない。だが、参謀としての勘が、静かに警鐘を鳴らしていた。

 

「エアリス、ユフィ。そろそろホテルへ戻るぞ」

 

努めて平静な声で告げた。二人は名残惜しそうにしながらも頷き、レッドⅩⅢと共に歩き出す。

テラスを離れる間際、エアリスがふと足を止め、顔を覗き込んできた。

 

「......ねえ、ジュリアス。さっきから、なんだか上の空だったよね」

「気のせいだ」

「嘘。みんなには隠せても、わたしにはわかるんだから」

 

エアリスは悪戯っぽく笑ったが、その目の奥には、確かな気遣いが宿っていた。一瞬だけ言葉に詰まり、それから小さく息を吐く。

 

「......少し、この街の裏側が気になっただけだ。今は言えることが何もない」

「ふうん。まあ、ジュリアスがそう言うなら、それでいいよ。でも――何かあったら、ちゃんと言ってね。わたし達、もう仲間なんだから」

 

その言葉に、短く頷くことしかできなかった。仲間、という言葉が、以前ほど据わりの悪いものではなくなっている自分に、我ながら驚いていた。

光の街の喧騒を背に、一行は静かに歩を進めた。行き交う客の笑い声、遠くで爆ぜる花火、その全てが作り物めいた輝きを放っている。

この不夜城の輝きの裏に、いったい何が潜んでいるのか。噂に聞いた治外法権地帯、崖から落ちたきり戻らないダインという男、そして黒マントの影。断片は、まだ線として繋がってはいない。

 

だが、明日、その答えの一端に触れることになるとは、この時はまだ、はっきりとは予感していなかった。

 




イチャラブはお預け
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