ヒナの来訪により、ちらりと横を見たレインは静かに本を閉じた。
ページの間に指を挟んで栞代わりにし、隣で眠っているミユへ視線を落とす。
「……訓練が終わったらかなり眠そうにしていたの。暫くは話していたのだけど、気がついたら眠っていたみたいで。起こすのも忍びなくて」
レインの口元に、小さな笑みが浮かぶ。その笑みは、普段の彼女が局員へ向ける穏やかなものとは少し違っていた。
わずかに、甘い。それを見たヒナは、なるほど、と心の中で思う。
ずいぶんとミユには懐かれているらしい。
そんなことを考えながら、ヒナはミユの顔を改めて見る。眠っているミユの表情には、以前のような怯えた色がない。眉間に力が入っているわけでもない。周囲を気にして薄く目を開けることもない。ただ静かに眠っている。
小さな寝息が一定の間隔で続き、力の抜けた手が膝の上に落ちている。その身体を支えているのがレインの肩だと分かっているのか、それとも単に眠りが深いだけなのか、ミユは時折ほんの少しだけ身体を動かしながら、自然とレインへ体重を預けている。
それだけで、なんとなく分かる。ここは、ミユにとって安心できる場所になっている。
――
そこはミユにとって、もしかすると最初から馴染みやすい環境だったのかもしれない。部隊長のレインは寡黙で落ち着いている。必要なことはきちんと言うが、相手を急かすことはない。所属している局員たちも全体的に静かで、騒がしさを好まない。誰かが集中していれば自然とその邪魔をしないし、困っている人間がいれば必要な分だけ手を貸す。
それぞれが、自分の仕事を静かにこなしていく。
それが狙撃課なのだ。
自分の存在を必要以上に主張せず、それでも互いを見失わない。そういう場所なら、ミユが落ち着いて過ごせるというのも理解できる。むしろ、これまで彼女が抱えていたものを考えれば、こうした環境の方が合っていたのかもしれない。
「ミユが来て数週間だけど、最近の様子は?」
ヒナが尋ねる。
「……順調よ。そして、とても優秀」
返事は迷いがなかった。
「あなたがそこまで言うのね。……具体的には?」
「……狙撃そのものは言うまでもないけれど」
レインは端末を操作した。空中へ展開された投影モニターの情報表示に、ミユが狙撃課へ来てからの訓練データが並ぶ。
射撃距離。
命中率。
風向きへの対応。
距離による弾道補正。
姿勢の安定性。
呼吸。
射撃後の移動。
そして、観測と索敵に関する記録。
「……遠距離からの射撃精度、風向きや距離の補正、射撃姿勢、隠密。特に、撃った後に自分の位置を悟らせないための行動が上手い」
ヒナは黙ってデータを追う。単純な命中率だけではない。一発撃った後、どのタイミングで移動するか。どこへ移動すれば再び観測地点を確保できるか。相手がこちらの位置を推測するまでに、どの程度の時間が必要か。そのあたりまで記録されている。
「才能もあるだろうけど、狙撃手にとって大切なことがしっかりとできている」
「大切なこと?」
ヒナが尋ねると、レインは画面から目を離さずに答えた。
「自分が狙っている標的だけを見ないこと」
「……?」
「狙撃手は、標的を撃つためにスコープを覗く。でも、そこで標的しか見えなくなったら終わりなの」
レインは指先で記録の一つを拡大した。
「周囲を見る。逃げ道を見る。味方の位置を見る。風を見る。相手の警戒方向を見る。撃つ前に『撃った後どうなるか』まで考える。――想定できる、可能な限りのことを考える」
「なるほど」
「ミユはそれを自然にやっている」
ヒナは再びミユを見る。
本人はそんなことを意識しているだろうか。きっと、意識していないのだろう。だからこそレインは高く評価しているのかもしれない。才能や努力して身につけた技術だけではなく、その根底にある思考そのものが狙撃手に向いているのだ。
「ただ、私は狙撃だけで評価する必要はないと思ってる」
「どういうこと?」
「……索敵よ」
レインはそう言って、少しだけ楽しそうに微笑む。
「ミユは『見つける』ことにも非常に長けている」
「……ふむ」
「自分が見つからないことに意識が向きすぎているように見えるでしょう? でも、その裏返しとして、相手がどこにいるのかを考える能力も高い」
「……確かに」
ヒナは、ふと思い返す。
子ウサギ公園での戦闘。あの時のミユは、最後まで高所から狙撃位置を変え続けていた。こちらの動きを観測しながら、自分が見つからない場所へ移動する。その繰り返しだった。
こちらが警戒する位置を理解し、その警戒が薄くなる地点を探し、さらにそこから攻撃できる場所を選ぶ。自分とホシノを相手取りあれほどの警戒下で、ヒナ自身もミユの位置を探すのに少し時間を要した。
「あの子は、自分がどこにいるのかを隠すだけじゃない」
レインが静かに続ける。
「相手が『こちらを見つけるために、どこを見るのか』まで考えている」
「観測した情報から相手の行動を読むことも?」
「上手い」
レインは少し嬉しそうだった。
「たとえば模擬訓練で、単純に『敵が何人いるか』だけを報告させたことがあるの」
「結果は?」
「人数だけじゃなくて、誰が周囲を警戒しているか、誰が指示を出しているように見えるか、どの方向を警戒している時間が長いかまで報告してきた」
「……観測から相手を分析している」
「そう」
レインは頷く。
「しかも、決めつけない。『こう見える』『こうである可能性が高い』と、自分の判断が外れる可能性を残したまま伝える」
「それは重要ね」
「ええ。観測と推測を混同しない。それができる子は強い」
ヒナは黙ってミユを見る。普段の彼女からは、そこまでの能力があるとは分かりづらい。むしろ本人自身が、自分をたいしたことのない人間だと思っている節がある。けれど、その控えめさの裏側にこれだけのものが眠っている。
「私も実際に戦って分かったわ。自分が思っていた以上に、あの子は優秀だった」
「……本当に優秀よ」
レインは断言する。
「狙撃課でも、模擬訓練であの子の相手をできるのは、今のところ私くらいという状況なの」
「予測はしていたけど、やっぱりね」
「まだ配属されて数週間なのに、すでに訓練の難易度を上げないとこちらが教える側として物足りなくなりつつある」
「そこまで?」
「そこまで」
ヒナは小さく息を吐いた。やはり、RABBIT小隊という部隊は侮れない。SRTという環境そのものが、四人を極限まで鍛え上げていたのだろう。
けれど、それだけではない。それぞれが自分に合った役割を見つけたことで、これまで見えていなかった能力まで浮かび上がってきているように思える。
「……今は寝ているし、ヒナもあくまでオフレコということで聞いて」
レインが声を落とした。
「わかったわ。あくまでそういうこととして聞くわ。あなたがそこまで言うなら相当だろうし」
「……ありがとう」
一度だけミユを見てから、レインは続ける。
「なら、一つ聞きたいのだけど」
「何?」
「一年生で部隊長というルーネのような例はあるでしょう?」
「ええ」
「嘱託生徒で、将来的に部隊長クラスを任せるというのは可能?」
その言葉に、ヒナは思わず目を見開いた。
意味は明白だった。
レインは、ミユをそこまでの逸材として評価している。
単なる優秀な狙撃手。それだけではない。
将来的には、部隊を。狙撃課という課を任せてもいいと考えている。
「レイン、あなた。――ミユのことを、そこまでの人材だと?」
「……思ってる」
レインは静かに答えた。
「まだ、その立場に対しては未熟だけれど」
「それでも?」
「ええ」
レインは眠っているミユへ目を向ける。
「この子は、狙撃手の真髄をちゃんと理解しているから」
「狙撃手の真髄?」
「……
ヒナは眉をわずかに上げた。
レインは、言葉を選ぶようにゆっくり続ける。
「臆病という言葉は、普通なら褒め言葉には聞こえないでしょうね。でも、狙撃手には何より必要なの」
レインの表情から、先ほどまでの柔らかさが少しだけ消えた。
代わりに、部隊長としての顔が浮かぶ。
「常に臆病で慎重であること。自分が正しいと思っても、一度は疑う。撃つべきだと思っても、本当に撃つ必要があるのかを考える。相手に見つかっていないのか、自分の情報は十分なのか、味方の邪魔にならないのか。それを何度でも確認する」
「……」
「私は、それを狙撃課の局員にも徹底させている」
ヒナは黙って聞いていた。
「狙撃手は、一発撃てば終わることがある。一発で状況を変えられるからこそ、その一発を撃つ前に恐れる必要があるの」
レインの視線がミユへ移る。
「ミユには、それがある」
「生まれつきの性格というか、素質や才能?」
「たぶん、直感や感性の部分が大きいと思う。でも……」
レインは小さく笑う。
「それを単なる弱さで終わらせていない」
「……どういうこと?」
「怖いから、よく見る。失敗するのが嫌だから、何度も確認する。自分では十分だと思えないから、周囲の意見を聞く」
その言葉に、ヒナは思わず納得してしまう。
確かにミユは、何かを決断するときにいつも一度立ち止まる。
それは自信のなさにも見える。
けれど、違う角度から見れば、慎重に考える力でもある。
「まだ自信がない部分もあるでしょうね」
「ええ。でも、私はそれを無理に消したくない」
「……なるほど」
「その臆病さを残したまま、自信だけを育てていけばいい」
レインはそう言った。
「そうすれば、強い狙撃手になれると思う」
その時だった。
眠っていたミユが、ほんの少しだけ身じろぎした。
「……ん」
レインの肩に預けていた身体が、さらに少しだけ傾く。
彼女の肩へ、もう一段深く体重がかかる。
レインは驚いた様子も見せず、自然にその身体を支えた。
そして、無防備な寝顔へ視線を向ける。先ほどまで部隊長として話していた表情が、再び柔らかくなる。それを見て、ヒナは小さく息を吐いた。
「……本当に姉妹みたいね」
「……そう見える?」
「ええ」
レインは少し考えるように黙った。
「……実は少しだけ、そういう気持ちはある」
「あら?」
「もし妹が居ればこんな感じなのかな、と」
レインは眠っているミユを見る。
「この子、最初は私に話しかけるのも遠慮していたから」
「想像できるわ」
「質問があっても、他の局員を通して聞いてきたりした」
「そこまで?」
「ええ。私に直接聞けばいいのに、『東郷部隊長に聞いても大丈夫でしょうか』って」
「……いかにもミユらしいわね」
ヒナは思わず苦笑する。
「でも、何度か一緒に訓練して、少しずつ話すようになって」
「それで、今は肩を貸すまでに?」
レインは苦笑した。
「信頼してもらえたみたいでホッとしてる」
その言葉が、ヒナには嬉しかった。
ミユが誰かを信頼できるようになった。
それは、能力が伸びたこととは別の意味で大きなことだ。ヒナはミユが自分を責める姿を何度も見てきた。少し失敗しただけで、自分が役に立たないのではないかと心配する。
誰かに助けてもらえば、申し訳なさそうな顔をする。
褒められても、それを素直に受け取れず、『そんなことないです』と引いてしまう。
そんな彼女が、今は目の前のレインへ身体を預けている。
そこに、言葉以上の変化があった。
「それなら、これからもよろしく」
「ええ、勿論よ」
「ミユは、自分のことを過小評価しすぎるから」
「その点は、かなり問題だと思ってる」
「やっぱり?」
「実力を十持っていても、自分では三くらいだと思っているようなところがあるから」
ヒナは小さくため息を吐く。
「そこは、時間をかけて直していくしかないでしょうね」
「ええ」
レインも頷いた。
「でも、焦る必要はない。この子はできる子だと、私も。そして狙撃課のみんなも思ってるから」
「……そうね」
それはヒナにも分かっている。
ミユは、急いで変える必要があるような人間ではない。
むしろ急激に自信を持たせれば、彼女らしさを失ってしまうかもしれない。
慎重さ。
臆病さ。
周囲を見渡す癖。
そうしたものを残したまま、一歩ずつ『自分にもできる』と思える範囲を広げればいい。
二人は、眠っているミユを見た。
その姿には、現場で見せていた緊張感がない。
小さな寝息。
力の抜けた指先。
レインの肩に預けた体重。
どれも、そこが安全だと身体が理解している証のように思えた。
「それに」
レインが静かに続ける。
「この子は、四人でいることをとても大切にしている」
「そうでしょうね」
「だから、狙撃課の仕事を覚えてもらいながらも、RABBIT小隊として活動する時間はきちんと残してあげたいと思ってる」
「私もそのつもりよ」
ヒナが答える。
「四人で戦ってこそ、あの子達の強みが活きるから」
「……やはりそう思う?」
「ええ」
ヒナは少しだけ笑った。
「戦ったからこそ、よく分かった」
ミヤコの指揮。
サキの突入。
モエの支援。
ミユの狙撃。
誰か一人だけを取り出しても、四人で組んだときほどの強さは出ない。
互いの判断を信頼し、互いの死角を補い、互いの弱点を埋める。
だからこそ、RABBIT小隊は一つの部隊として強かった。
「個人の能力ではなく、四人が互いの弱点を補い合っているからこそ強い」
「……その通り」
レインも頷いた。
「だから、私はミユに狙撃課としての技術だけを教えるつもりはない」
「というと?」
「仲間へ情報を渡すこと。状況を整理すること。自分一人の判断に頼りすぎないこと」
レインはミユを見る。
「狙撃手として強くなることと、RABBIT小隊の一員として強くなることは、両立できると思ってる」
「そうね」
「だから、ミユにはここで狙撃手として成長してもらう。でも、RABBIT小隊としての時間もなくさない」
「それが一番いいでしょうね」
二人の間に、しばらく沈黙が落ちる。遠くで、観測端末が小さな電子音を鳴らした。別の部屋では、局員が短い確認を交わしている。窓の外を一台の輸送車が走り、その影が壁へ一瞬だけ流れていく。
それでも、ここは静かだった。
ミユはまだ眠っている。ヒナはその姿を見て、ふと、最初にこの子を見た時のことを思い出した。公園で。怯えながらも必死に銃を構えていた自分が忘れられることを恐れていた少女。自分たち四人が必要とされなくなることを怖がっていた少女。
それが今は安心できる場所を見つけて。自分を受け入れてくれる先輩に寄りかかって。何も警戒せずに眠っている。ヒナはその変化を、改めて噛み締める。
たった数週間。それだけの時間しか経っていないのに、ミユは少しずつ変わっている。狙撃手としてではない。一人の生徒として自分がここにいていいと思えるようになっている。
「……レイン」
「うん?」
「ありがとう」
「?」
「ミユのこと」
レインは少し驚いたように瞬きをした。
それから、眠っているミユを見て、穏やかに微笑む。
「こちらこそ」
「え?」
「こんな優秀な子を狙撃課へ預けてもらえて、こちらもありがたいと思ってる」
その言葉に、ヒナは小さく笑った。
「そう」
「ええ」
「じゃあ、お互い様ね」
「そういうことにしておきましょう」
二人の間に、静かな笑いが落ちる。
その間も、ミユは目を覚まさない。
どうやら、本当に安心しきっているらしい。
ヒナはそんな二人をしばらく眺めてから、そっと立ち上がった。
「さて、私は行くわ」
「ええ、お疲れ様」
「ミユは、もう少し寝かせてあげて」
「もちろん」
「起きたら、無理しないように伝えておいて」
そしてヒナは扉へ向かう。数歩進んだところで、一度だけ振り返った。
レインは静かに本を読んでいる。ミユはその肩に寄りかかったまま眠っている。レインは本を読む手を止めない。けれど、ページをめくるときでさえ、ミユの頭がずれないようにわずかに姿勢を調整している。
その仕草は、あまりにも自然だった。誰かに頼まれたわけでもない。誰かに見せるためでもない。ただ、そこに眠っているミユがいるから、そうしている。
ヒナは思う。やはり、どう見ても姉妹みたいだった。
RABBIT小隊の四人にとって与えられたのは、単なる新しい所属先だけではない。以前とは違う形で、人との繋がりを作り直していく場所でもあった。
ヒナは静かに扉を閉めた。
廊下へ出れば、すぐに仕事の空気が戻ってくる。
アビドス関連の報告書。
治安維持局の通常業務。
セミナーからの確認事項。
各課から上がってくる申請や報告。
他にも様々だ。
「……爆発物の研究申請だけは、ちゃんと確認してから承認しないと」
ヒナは小さくため息を吐いた。
思い浮かぶのは、やたらと嬉しそうに爆発物の話をしていたモエと整備課の整備長の顔だった。
考えただけで頭が痛くなるが、ふと。さっき見たミユの寝顔が脳裏に浮かぶ。安心して眠れる場所。頼れる人。以前なら、ミユにはそれが足りなかった。
だからこそ、あの子は忘れられることを怖がっていたのかもしれない。でも今は違う。少なくとも、狙撃課には彼女を必要としている人間がいる。その中には、姉のように彼女を見守ってくれる人間までいる。
ヒナは歩き出す。
やるべき仕事は、まだ山ほどある。
治安維持局は今日も忙しい。
けれど、その足取りは、以前よりほんの少しだけ軽かった。
……ヒナが去った後、その頃の狙撃課では。
「……ん」
ミユが小さく身じろぎした。
薄く目を開ける。
「……れいん、さん……?」
「起きた?」
すぐ隣から、静かな声が返ってきた。
「……いま、なんじ」
「いいよ、ゆっくり寝てても」
ミユは半分眠ったまま、もう一度目を閉じた。
「……すみません。寝ちゃって」
「休むのも大事、気にしないで」
レインは穏やかに答える。
「今日はよく頑張ってたから」
「……はい」
少しだけ間があって。
ミユが小さく呟く。
「……ここ、落ち着きます」
「なら良かった」
「レインさんが、いるから……お姉ちゃん……みたいで……ん……すぅ……」
それだけ言って、ミユはまた眠りへ落ちていった。
レインはしばらく、その寝顔を眺める。
そして、誰にも聞こえないほど小さな声で呟いた。
「……そう」
その口元には、また小さな笑みが浮かんでいた。
狙撃課の静かな午後は、そのままゆっくりと過ぎていった。
作者は銀髪幸薄うすほそ美少女が大好きです。勿論モデル体型も大好きです。なので銀髪幸薄美少女苦難困難マシマシハッピーエンドを二作系(二次創作系)ラーメン屋で注文します(唐突な癖語り)。お前達の輝きを魅せてくれ、愛させてくれ!万歳ァイ!
レインとミユのシーンを脳内でイメージしたら姉妹みたいでてぇてぇなぁと思ったんですけど、ミユがだいぶ小柄だから下手したら母親と娘みたいにも見える不思議。一度で二度美味しい。
準ネームドだからヒナちゃん達みたいに紹介用の立ち絵は作ってない、そのうち作るかもしれない。主に彼女が出てくるのはミレニアム自治区の話、RABBIT小隊の話、セミナー関係の話なので本筋での例えばトリニティ関係やゲヘナ関係などにはあまり出ません。カルバノグでは結構出てくる。
持ってる狙撃銃の名前は『THIRTEEN』。
ヒナちゃん達の立ち絵ちょっと修正箇所があって修正してるので、先になってしまいますがレインちゃんとミユの挿絵みたいなの置いておきますね……。
【レインと彼女に寄りかかって眠るミユ】 ※生成のため観覧注意
【挿絵表示】
ミユの服装はスーツタイプの治安維持局制服、その狙撃課のもの。制服は治安維持局ですが身分証上ではSRTと治安維持局両方への所属になっている。
実はミレニアム生徒会長の先代のことをよく知るリオは今の連邦生徒会に対してあまりよく思っていなかったりする。
■レインに対するミレニアム最高戦力達の評価
(模擬戦をするとした場合の想定)
・ヒナ
フェルの投入は禁止ならできればやりたくないわ。他の戦闘条件によっても勝敗つかないし、疑心暗鬼になるのよあの子と戦ってると。何が本当の情報がわからないし、見つけても一瞬で死角に踏み込まれてる。やるならこちらの得意距離に一度持ち込んだら、そこで決めるしか無いわね。……正直接近戦も強い狙撃手ってかなり面倒なのよ。
・ネル
レインかぁ……戦闘条件によっては絶対やりたくないな。ん?ヒナも言ってた?そりゃそうだろうよ……。捕捉したら凸砂してくる接近戦もできる狙撃手って正直頭のネジ飛んでるからな……。これは多分あたしもヒナもそうなんだけどよ、事前にどれだけレインが情報持ってるかで無理ゲー具合が変わる。地形、構造物の有無と構造、環境その他諸々。とにかく情報を与えないこと、その上で相当難しいけどあいつの目と耳をどれだけ誤魔化して見つけ出したうえで近づけるかが勝負だな。直感だけは誤魔化せないけどなあ。後あいつ、跳弾で当たり前みたいに当ててくるの本当おかしくないかあれ……。
ネルを前衛距離最高戦力とするならヒナは中距離最高戦力。そしてレインが遠距離以上の最高戦力。なお、破壊規模で言えば工作を得意とする整備課の整備長。『ハッハッハッ!』と言いながらいい笑顔で構造物のある一帯を真っ平らにする。前者二人はミレニアムだけではなく他の自治区に関わることも多いが、レインは基本的にミレニアム内部での活動が多い。特別な要請を受けて他自治区に行くことは稀にある。ネルやヒナが不在時にミレニアムでの騒動や問題に対処する特記戦力。