ひろがるわんだふるアイドル大怪盗名探偵キュアティアーズ 作:妃白
「スカイミラージュ!トーンコネクト!」
紫色の豚と化け物に立ち向かうために少女が立ち上がる
「ひろがるチェンジ!スカイ!」
そんな少女の勇気にこたえるかのように奇跡が起こる
「ひらめきHOP!さわやかSTEP!はればれJUMP!」
私はただただそれを眺めている
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
「ヒ~ロ~ガ~ル~ スカイパーンチ!!」
「スミキッタ~」
「カ、カバトントン!」
化け物が敗れ、紫色の豚が逃げる
そんな光景を眺めながら私の心の声がもれる
「…邪魔だな」
と
「お前が新入りかねん!」
「…」
「なにかしゃべるねん!」
「無様だな、先ほどの戦いは」
「な!?お、おまえ見てたねん!?」
この豚が今日から私が所属する『アンダーグ帝国』の先輩となる…となる…豚だ
「い、言っておくが俺様の力はあんなものじゃないねん!俺様が本気を出せばあんな小娘ちょちょいのちょいねん!」
「そんなことはどうでもいい、さっさとアンダーグエナジーを教えろ豚」
「豚じゃないねん!カバトンねん!ふん!お前のような全身『鎧』で隠してるような怪しいやつに教えることはないのねん!まずは名乗ったらどうねん!」
めんどくさいなこの豚
こいつらの目的なんてどうでもいいがアンダーグエナジーについて知れないのは困る
私の目的のためにも
プリキュアを
消すためにも
「ならとりあえずシュヴァルツとでも呼べ」
「ほ!ん!みょ!う!を!名乗るねん!じゃないと何一つ教えることはないのねん!」
「ならいい」
できれば早く知りたいがしかたがない
近くにいれば知れることもあるだろう
それに今アンダーグエナジーを活用する装備はない
それらができてからからでも十分間に合う
「ぐぬぬぬ…!なんなのねんお前は!もういいねん!」
「…おい豚、お前はなぜ戦う」
「愚問ねん!ここアンダーグ帝国ではTUEEEEEEEEEE!奴が偉いのねん!それ以外はゴミねん!」
「そうか」
アンダーグ帝国
…キニイラナイ…
「次の戦いはお前も連れて行けと言われたねん!しっかり見とくねん!」
「安心しろ、お前の戦いから学ぶものは何一つない」
「ムキー!!!お前新入りのくせに生意気なのねん!」
「…なんだここは…!?食べ物がこんなに!?しかも全部いろがいい!?」
な、なぜだ…なぜこんなにも差が生まれるのだ…
…皆…幸せそうだ、笑顔があふれてる…
「お姉ちゃん!」
「っ!」
「もう!トイレの前で待っててっていたのに!」
「だってだって!」
「もう!ほら、行くよ!お父さんとお母さんにプレゼント買いに行くんでしょ!」
「うん!」
ほんと、幸せそう…
お父さんがいて
お母さんがいて
大切に育てられてきたのがわかる
こんな幸せを私は、私は…
壊すんだ
「おなか…すいたな…」
「ヒ~ロ~ガ~ル~ スカイパーンチ!!」
「スミキッタ~」
「カ、カバトントン!」
私がちょっといない間に戦いが終わってるんだけど
なにこの豚やる気ないでしょ
「また負けたのか、ちょちょいのちょいじゃなかったのか?」
「う、うるさいねん!お前の態度にはうんざりねん!どっちが上か教えてやるねん!」
「いいぞ、かかってこい豚」
そして勝負はすぐに決まった
「お、お前…TUEEEEEEE…ガク」
「こんなものか」
困った…
豚が弱すぎてプリキュアの強さがわかんない…
それに『ミラージュペン』か…
なにかにつかえるかも…
「次は私も戦うか」
「何やってんだ豚」
お前今2連敗してるんだぞ
なにのんきに石重ねて遊んで…意外とすごい
にしても自然豊かな場所だ
水もきれいだし食料も豊富
…ほんと…いい場所
「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」
いつの間に?
まあいいか
「あ、あなたはだれですか!?」
「名前なんて飾りどうでもいい、それより敵の前だぞ。なぜ動かない?」
「っ!行きます!」
素手主体の攻撃
フェイントのたぐいはなし
愚直でまっすぐだが力に振り回されている様子はなし
地道な努力がうかがえる
「強いな」
「あなたこそ!」
「ランボーグ!打ちまくるのねん!」
この豚私も狙ってやがる…!
威力はそこそこ
そこまで早くもない、十分避けれるか
「ましろさん!」
まさか戦えない赤ちゃんと少女を狙いやがった!?
距離的にプリキュアより私が近い!
とどいた…って軽いな
「!ど、どうして…?」
「何やってるのねん新入り!」
「える…」
「大丈夫か?」
「は、はい!」
「える!」
この豚あとでぶっとばしてやる…!
…はは、何やってるんだろう私…
「離れていろ、次は助けない」
「どうして助けてくれたんですか…?」
「偶然だ…それと戦いの最中だぞ」
「なにやってるのねん!早くとどめをさすねん!」
「はい!ヒ~ロ~ガ~ル~ スカイパーンチ!!」
はい?
違うお前じゃない
や、もういいかとどめ刺されたし
にしても危ういな
まっすぐすぎる
でも大切な人がいるのか…いい方向に転がると良いが…
「あ、あの!助けていただきありがとうございます!」
「ありがとうございます!」
「えるぅ!」
「…次はない。自分の身は自分で守れ」
「は、はい!」
「あ、あの…あなたはどうしてそっちにいるのですか?」
どうして…か…
『おねえちゃん!』
『いっしょにたべようおねえちゃん!』
『おねえちゃん…だいすき』
「まだ終わってないのねん!」
「あれは!」
「これでパワー全開なのねん!いくぜぇ!」
「まさかの2回目ですか!?」
あ、それありなんだ
ふむ…てことはアンダーグエナジーは自身の内包エネルギーを使う…というより活用もできるといった感じか…?
っておなか壊してる…
「もーむやみに山にあるもの取ったり食べたりしちゃダメなんですよ」
「カバトントン!」
私も引くか
にしてもそのキノコおいしいんだけどなぁ
現在公開可能な情報
うちの子(オリ主)
・シュヴァルツ(偽名)
性別:男の娘