ひろがるわんだふるアイドル大怪盗名探偵キュアティアーズ   作:妃白

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ハッピーバースデーソラちゃん!(09/20)
…間に合うかな…
PS:間に合いませんでした♪(09/21)
  てか21日ギリギリじゃん
  もっと頑張らないと!
あ、たんぷり映画初日に行きましたよ!すごく良かったです!
野暮用でたんぷり見逃してから貯めてるんですけど全部見てからだとまた見方変わりそうなので
もう1回行きたい な〜って思ってます!


調べろ!ミラージュペン!1ーキュアプリズムの目覚めー

「…本当にこの作戦で行くのか…?」

「もちろんねん!俺様が子豚に変装しキノコの罠にかかるところを助けに来た憎きソラから変身の時に使うペンを奪う!完璧な作戦ねん!」

 

ほ、本気で言ってる!?

この豚本気で言ってる!?

まずこんな自然がないところにキノコと子豚がいることが怪しいとは思わないのか!?

しかもこんなわかりやすいのを!

引っかかる…?

いや、無理でしょ…

こんなのに引っかかるとか本物のバカか本物のお人好しだぞ!

…あの子お人好しだった…!

 

「そうか、せいぜい頑張れよ」

「へん!お前に言われなくともわかってるねん!」

 

まぁ正攻法で豚が勝てるとも思えないし、何よりミラージュペンを調べれるチャンスか

 

「作戦成功時ミラージュペンとやらは私が預かろう。お前は任務遂行だけ考えろ」

「上から目線でほざくななのねん!でも確かに取り戻されてもしたら面倒ねん。それでいいねん」

「それでは私は適当にじかんをつぶすとする」

 

ん?よく良く考えればこの作戦あの子らがここに来ないと元も子もないんじゃ…

 

「…しーらない…」

 

適当に建物の中でも入って時間潰そう

来なきゃ来ないで別の場所で作戦続ければいっか

それにしてもここは学校…?

でも私が知ってるのとは違うような

 

「…保育士…ねぇ…」

 

子供を教え導く仕事か

学校の先生と似たようなものね

この人たち全員その卵ってわけだ

 

「ま、私には関係ないか」

「あれ?」

「?どうかいたしましたか?」

「いえ、すみません。誰かいたと思ったのですが気のせいだったようです」

 

あ、危ない…

嘘でしょ、この鎧のステルスモード入ってたんだけど?

なんなのあの女怖

 

「ランボーグゥ!」

「あ、あれは!?何が起こっているのかね!?」

「先生!私に聞かれても困りますってば!」

 

嘘…あんな作戦成功したんだ…

おっと危ない危ない

私も合流してミラージュペンもらわないと

 

「…作戦成功したのだな」

「ッ!?急に現れるなびっくりするねん!」

「それはどうでもいい、それをよこせ」

「ッチ!わかってるねん。全く生意気な新入りねん」

 

とかなんとか言いながらも豚はミラージュペンを投げ渡してくる

これがプリキュアの根源であるミラージュペン…見た目は普通のペン…ではないかさすがに

ま、調べればわかること

 

「お願いします!それを返してください!」

「わるいけどそれは聞けない。私には私の目的がある」

「ましろん!こっち!」

「でも!」

「お願いです!エルちゃんを安全なところに!」

 

エルとかいう赤ん坊を抱いた少女は走り出した

正しい判断だ

変身もできない今最悪の状況はなすすべなく赤ん坊を奪われること

まぁ本人は納得しないだろう

無力な自分を嫌でも実感しなければならないから…

 

『…おねぇ…ちゃん…』

『大丈夫…?まっててね、すぐお薬買ってくるからね』

『ごめんなさい…風邪なんか…ひいちゃって…』

『なにいってるの、そんなの気にしなくていいからね』

 

「嫌なこと思い出した…」

「ん?どうしたのねん?」

「…何でもない、それより私はここを離れる。あとはがんばれ」

 

一刻も早くここを離れたい

くそ、なんであの時のことなんか…

適当な建物の上にでも行こう、状況もよく見えるし

 

「はぁ…はぁ…」

「大丈夫よエルちゃん。お姉ちゃんたちが守ってあげるからね」

 

…うそでしょ

まさか同じ建物だなんて…もっと確認すればよかった…

 

「あー、マイクテストマイクテスト。無駄な抵抗はやめるのねん!プリンセスを連れて出て来い!ほらお前も一言言ってやれ。私たちの負けです。カバトン様にごめんなさいしましょ~」

「ましろさん!出てきちゃダメです!」

「お口ちゃーっく」

「あぁ!」

「ダメ!」

 

…状況は絶望的で逆転のすべもない

決まったな

私としては他のミラージュペンのデータも欲しかったが…無いよりましか

 

「っ!あ、あなたはあの時の!」

「…久しぶりだな」

「え?だれ?てかなんでそんな格好してるの!?」

「お願いします!ソラちゃんを助けてください!お願いします!」

 

私に助けを求めるか

確かに合理的な判断ではある

あるが

 

「…断る、二度目は無いと言ったはずだ。そもそも私はあっち側だぞ」

「でも、このままだとソラちゃんが…。お願いします!ソラちゃんを助けたいんです!お願いします!」

「私からもお願い!あなたのことは何も知らないけど、筋違いっていうのもわかってるけどお願い!」

「…なぜそこまで私を信用する。理解できない」

「だって、悪い人だと思えないから!」

「あなた学校の中にいたでしょ、なのに何もしなかった。それにましろんがここまで信用してるんだもん。それだけで十分でしょ」

 

…こぉっわ

なにこの女

わたしステルスモードで見えてなかったはずなのになんで認識できてんの

こわ

 

「…お前たち、名前は?」

「虹ヶ丘ましろです!」

「聖あげはだよ」

「そうか、覚えておこう。だが助けることはできない。が、この状況から脱する方法はある」

「な、なんですか!?」

「虹ヶ丘ましろ、お前が自分の手でソラを助けろ」

「へ?」

 

あ、驚いてる

 

「お前が自分の手で、力で助けろ。私は助けない。」

 

そういうと虹ヶ丘ましろはうつむく

その後柵まで歩いていきとらわれているソラを見る

ちょうど今ランボーグにほっぺをつねられていた

表情は見えない、が、明らかに雰囲気が変わったのを感じられる

 

「バカなこと言わないで!ましろんも変なこと考えでよ!危ないんだから!」

「それでも、それでも行かなくちゃだよ!」

 

すると虹ヶ丘ましろの覚悟に共鳴するかのように新たなミラージュペンが誕生した

ふ、計画通り

これで新たなサンプルを入手できる

 

「あ、あれは!?どうしてあんな脇役が!?」

「何これ…?」

「エルゥ」

「これ、私の…?私がプリキュアに…?」

 

ふむ、ミラージュペンの、プリキュアの出現は変身者の覚悟に大きく結びつきがあると言っていいな

そして何よりあの赤ん坊…プリンセスが大きく関係があるとみていいだろう

後は虹ヶ丘ましろがペンを取ればそれで

 

「やめろー!脇役なんかがプリキュアになれるもんか!お前に何の力がある!自分だってわかってるんだろ!ほら!」

 

豚の言葉でできた心の隙

追いついてきたランボーグがドアをどんどんたたく音

次第に虹ヶ丘ましろが弱弱しく躊躇しだす

 

「は、早くプリキュアにならなきゃだよ…でも、私なんかじゃ…」

「ましろん、それを手に取ったらどうなるか、プリキュアっていうのは何なのか私にはわからない。でも、そんなのどうだっていい…!そこ!うるさい!」

 

えーランボーグを怖がる素振りもなく一括した…

強い人だな…ほんと…

 

「本当に大事なことを言わせて。あの日、あの日私はましろんに教わったよ。優しいっていうのは強いってことなんだって。私なんか…そんなこと言うな!そんなこと誰にも言わせるな!ましろんには優しさっていう誰にも負けない力があるんだよ!」

「…っ!」

 

世界は…甘くない

助けたいと思っても   『…おねぇ…ちゃん…』

努力しても       『だいじょうぶだよ!ぼくおなかすいてないから!』

世界は残酷なんだ    『』

 

「プリキュアー!!!」

「ヒーローの出番だよ!」

 

プリンセスがら何かが飛び出し虹ヶ丘ましろへ向かう

…目覚めたか…は、これが奇跡…いや、奇跡と出会いが紡いだ必然ってやつか

 

「スカイミラージュ!トーンコネクト!」

「ひろがるチェンジ!プリズム!」

「ひらめきHOP!さわやかSTEP!はればれJUMP!」

「ふわり広がる優しい光、キュアプリズム!」

 

あぁ神様

もしお前がいるなら

どうして、どうして…

 

「…あの子にも奇跡を…あげなかったんだ…」

「キュア…プリズムだと!?」

「…かっこよ」

「エルゥ!」

「ぼっこぼこにしろ!ランボーグ!」

 

プリズムの初陣が始まる

ランボーグのとび踵落としを後方に避けたものの想像以上に力が大きいようでそのまま止まらずに飛んでいる

が、建物を足場に戻ってきてランボーグにキックをし、豚ともども吹き飛ばす

…初変身なのになんか慣れてない…?

ま、いいや

ソラのミラージュペンのデータも十分

用済みだな

 

「虹ヶ丘ましろ…いや、今はプリズムか。ソラのミラージュペンは私が持ってるぞ。この意味わかるな?」

「…行きます!」

「お前の覚悟を見せろ!プリズム!」

 

プリズムが急接近しパンチを討ってくるがまっすぐで読みやすい

しかし、一撃一撃が重いな

耐えられはするが万が一鎧が壊れたら面倒だ

 

「まだまだ!」

 

接近戦では無理だと悟ったのか空中に飛ぶプリズム

確かに私は遠距離、中距離武器がないが…

 

「…まさか!?」

「いっけぇ!」

「くっ!」

 

プリズムの手から光の弾丸が放たれ、私に直撃

手に持っていたミラージュペンを落としてしまう

さすがに予想外

まさかプリキュアの力がこのようなことにも使えるとは

 

「やるなプリズム。これがお前の覚悟か」

「!…はい!」

「行ってこい、まだランボーグが生き生きしてるぞ」

「はい!」

 

私を狙った弾丸はすべて私にあたったわけではない

何発かは私を通りすぎ、ソラを捕えているランボーグに直撃

解放されたソラは私が落としたミラージュペンをキャッチし変身する

 

「無限にひろがる青い空!キュアスカイ!」

「いけー!ランボーグ!」

「キュアスカイの邪魔はさせないよ!」

 

スカイが大きいほう、プリズムが小さいほうのランボーグを相手取る

…というかスカイ歩いてるだけか

ふむ、分裂で力が半減したのか?

プリズムのほうも余裕を感じる

…それはそうとして…

 

「…なぜ私の隣に立つ」

「いや~だってあなたの傍のほうが安全そうだし。ねぇ~エルちゃん」

「エル!」

 

いや、だからと言って敵の隣に立つか普通

…いや、いい

考えるだけ無駄だ

 

「…さっきはごめんね。あんなこと言っちゃて」

 

…どのこと?

本当にどのこと?

私、謝られるようなこと言われたっけ?

ま、まぁ乗っとくか

 

「気にするな、そもそも敵同士だ」

「ん~でもさ、なんだか悪い人には見えないからさ。ましろんを鼓舞しようとしてくれたんでしょ?」

「…別に…虹ヶ丘ましろを助けたわけじゃない」

「素直じゃないね~ねぇ~エルちゃん♪」

「エル♪」

 

ニヤニヤするな近づいてくるな!

敵同士なんだぞ!

よくもまぁこんなに近くまで近づいて話せるもんだ

…それはそうと

 

「終わったな」

「ヒ~ロ~ガ~ル~ スカイパーンチ!!!」

「ヒ~ロ~ガ~ル~ プリズムショット!!!」

「「スミキッタ~」」

「だね!ほら!行くよ!」

「は!?」

 

いや一人、じゃない二人で行け!

なぜ私も連れて行こうとする!

ちょっと待て!

プリンセス!お前からも何とか…

 

「エル!」

 

ダメだった…

 

「エル~!」

「すごいすごい!二人ともすごいじゃ~ん!」

「なぜ私まで…」

 

私たちが二人の元まで来た時、二人は地面に座り込んでいた

ま、大まかな状況は理解できる

笑ってはいるがソラの顔からは焦りが見える

あの時、あそこで山ほど見てきた表情だ忘れるわけがない

 

「二人とも、さすがにあんなの見せられると何も聞かないわけには」

「そんなことよりなぜ私まで連れてきたんだ」

「あげはさん…えっと…そ、その人も連れてきたんですか?」

 

おいやめろ

そんな憐れむ目で見て切るな

確かに敵同士だから仲良くはないがお前が思ってるような名前も覚えてもらえてないやつでは断じてない

 

「そういえば名前知らないね」

「あ、そうだったんだ!いや、嫌われてるかわいそうな人かと思っちゃったよ」

「思うな」

「あれ~てことは私たちと仲良くなりたいってこと~」

 

…よし無視しよう

一刻も早くこのデータを持ち帰って開発を進めないと

 

「ようがないなら行くぞ」

「あ!まってまって!せめて名前!名前だけでも教えて!エルちゃんも気になってるっぽいし」

「エル!」

 

…名前…名前…

なんだっけ…

識別のために適当につけた奴だったしな…

確か…

 

「…さあな。忘れた」

「そんなわけないでしょ!親がつけた大切な名前を忘れるなんて」

「本当だ。名前なんて識別するために三秒で考えて私がつけたものだ。親など…家族など私にはいない」

「「「…」」」

「えるぅ…」

 

話過ぎたか

この子たちの表情を見れば愛されてきたことなんか一目でわかる

…住んでる世界が…違うのだ

 

「…私はもう行く」

「お、お願い待って違うの!」

「最後に一つ。青髪の娘、名前はなんだ?」

「…ソラ。ソラ・ハレワタールです」

「ソラ・ハレワタール。お前に一言言っておく。隣に誰かがいることを忘れるなよ」

「…は、い」

 

ん、言いたいことは言い終えたし帰るか

…この感じだとまだダメだな

ま、これは私がどうかする問題ではない

ソラ・ハレワタールと虹ヶ丘ましろが二人で解決しなければならない問題だ

でもこの二人なら…きっと明るい未来へ進めるだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…私…地雷ふんじゃったな…」

「そ、そんなことないよあげはちゃん!」

「ありがとうましろん…仲良く…したかっただけなんだけどな…」

「エル…」

「!ご、ごめんねエルちゃん!次!次こそ仲良くなれるよ!だから元気出して!ね!ましろん!」

「そうだよ!元気出して!エルちゃん!」

 

二人がエルちゃんに記を取られている間にソラは一人悩んでいた

 

「…隣に誰かがいる…」

 

ましろをじっと見つめるソラ

その瞳がどんどん暗くなっていくことにまだ誰も気づいていない

 




現在公開可能な情報

職業:科学者
幼少期に両親に捨てられたため名前がなく自分でつけた
故に名前に大した思い入れはない
しかし、弟の名前はしっかり考えた
弟とは死別している
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