五条悟のヒーローアカデミア   作:姫神ららか

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1.南北へ

傑「や」

 

悟「うっわ」

 

なんで傑が!?

僕は...いや、そうか、俺は宿儺と戦って...負けたのか

 

「ざけんな最悪だよ」

 

「失礼だな、人の顔を見るなり」

「呪いの王はどうだった?」

 

「いや、マジでつえーわ」

「しかも、宿儺は本気を出してねぇんだから」

「俺の出せる全力、鍛えた肉体に技術、発想力も全部ぶつけた」

「でも、負けた...けど」

 

 

「....楽しかったな」

 

 

「君が満足とはね、出来たのなら、それで良かったよ」

 

「...満足...ね...」

 

「お前と一緒なら、満足できたな...それに...」

「俺は負けた、最強だと思ってたのに...満足感は得たが...それ以上に、悔しいつー感情が俺の中から溢れてくる...」

 

「...悟はどうしたい?」

 

「さぁな、俺には分かんねぇ...」

 

 

 

七海「あなたらしい最期でしたね、肯定はしませんが、同情はします」

 

悟「七海...そりゃどうも...お前はどうだったんだよ」

 

「以前、冥おすすめの移住先を聞いたんです」

 

 

 

【新しい自分に成りたいなら北へ、昔の自分に戻りたいなら南へ】

 

 

 

七海「私は迷わず南を選んだ。」

「そんな、後ろ向きな私が、最期の未来に賭けたんだ」

「悪くない最期でしたよ。灰原にも感謝してる」

 

灰原「どうもどうも」

 

 

悟「そっか.....でもよ...」

「悠仁や恵達と一緒に居たあの教師としての時間も、傑たちと一緒にいた時間も...どっちにも優劣がつけれねぇ...」

「やっぱし、悔しいッ!俺は最強に成ったのに!負けるのが悔しいッ!!」

 

 

夜蛾「悟!道はお前が選ぶんだ...呪術師に悔いのある死は許されんぞ!」

 

 

「.....ハッ!決めたぜ...俺がどっちに行くか...」

 

傑「そうか...君と会えた人生で、本当に良かったと思っているよ」

 

悟「...傑...あんがとな」

 

「...ハッ!最後くらい、呪いの言葉にするなよ...親友悟」

 

 

「この選択が、僕の妄想じゃないことを願うよ」

 

 

そうして、俺の目の前は光に包まれた

南を選んだのか、はたまた北を選んだのか

いや、きっと、俺が選んだのは南北なんだろう...

なんせ...

新しい人生が幕開けしたんだからな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この子の名前は...悟....五条悟よ」

 

「....おぎゃ?...」

 

 

僕は、いわゆる別世界に転生したらしい

僕の姿は、前世と変わらず、相変わらずいつ見てもイケメンの白髪だった

前世と姿が変わらないのは恐らく...

 

 

「きっと、僕が、宿儺を超えたいと思ったからかな...」

 

下を見つつ、悟は言った

まだ、赤ちゃんなので、周りには何言っているかは分からないが...

 

 

そんなこんなで4歳になった日

 

 

「おめでとうございます、お子さんにも個性が宿っていますよ」

 

そう医者から宣告された

今世の俺の母親と父親は感極まっている

同じく、五条として生まれたからか、前の生活のように、甘やかされているのがわかる。

まぁ、もう”個性”は理解しているが...

 

 

新たに爆誕した五条悟

五条悟だから最強なのか、最強だから五条悟なのか

生まれながらにして、やはり、最強の素質を宿しているのだった

 

 

個性は前の術式【無下限呪術】と全く同じか

 

 

医者「にしても、お子さん、とっても珍しい眼ですね」

 

母「そうなんですよ!うちの息子の眼はとっても綺麗な青色で!」

 

 

前世と同じように、六眼が宿っている

天元様はこの世界にいないのは六眼で【呪力】を見て分かるのだが...

どうやら、六眼と無下限は僕と一心同体らしい

 

 

そんなこんなで病院から帰った次の日

 

 

耳郎「ねぇねぇ、ごじょうくん!いっしょにあぞぼ!」

 

目の前にいる少女は耳郎響香

僕の今世の幼なじみだ

 

悟「あぁ、いいぞ」

 

耳郎「やった!じゃあ、おままごとしよ!あと、音楽も!」

 

響香は音楽が大好きな少女だ

前世のある僕からみても、相当な才能を持っている

 

 

家の中で遊んでいると

テレビから...

 

「もう大丈夫!なぜって?私が来たッ!!!」

 

 

響香「わぁ!オールマイトだぁ〜!!かっこいいなぁ〜!!」

 

 

テレビに写っているのは、オールマイトというヒーローだ

この世界は呪術師みたいに秘匿にされている訳ではなく、むしろ世間に認識されているのが【ヒーロー】だ

そんなヒーロー社会であるこの世界だが...このオールマイトはこの世界における最強のヒーローと言われているNo.1ヒーローだ

 

 

悟「オールマイト...まじでどうなってんだよ...」

 

 

そう小声で誰にも聞こえないように言った

テレビ越しでも分かるほどの圧倒的なオーラというべき威圧感

前世の僕よりも、少なくとも身体能力が以上だ

天与呪縛のフィジカルギフテッドですら、この領域は難しいくらいに

 

 

響香「さとるくん!私ね、ヒーローになるの!」

 

悟「響香が?ヒーローに?...なれるんじゃね?」

 

響香「なるもん!ぜったいに!」

「...さとるくんはヒーローにならないの?」

 

 

純真無垢な眼で悟を見る

ワクワクとした笑顔をしている

 

「ん〜まぁ、なろうかな」

 

「ほんと!!じゃあ、わたしたちでヒーローになろうね!!やくそくだよ!!」

 

 

指切りげんまんのポーズをしている

なので

 

 

「「指切りげんまん!嘘ついたら針千本のーます!指切った!」」

 

 

2人で約束を交わした

そんな感じで

 

 

響香「じゃあね!さとるくん!またあした!!」

 

悟「うん、じゃあね」

 

 

そうして響香との一日を終えた

 

 

「ヒーロー...か...」

「せっかくの2度目の人生だ...すこし、本気になろうかな?」

 

 

そう決心した

宿儺を超える最強に成るため、オールマイトを超えるヒーローになるための物語が今、始まった

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