「チェンタウロが来るよ、私はそのことが恐ろしくてたまらない」
プロイセンの灰色の鉄槌と呼ばれた、アーノン作戦参謀がそう叫ぶ。
「また劇作家志望のたわごとですか?おやめなさい」
そうシャリーン夫人は呆れる。
「質素倹約、質素倹約、欲しがりません、働かざる者食うべからず」
孫のチャーピン分隊長がそう叫びながら、新兵たちを追い立てる。
「さてやがて冬を忘れ、蔵のたくわえを食い尽くし、別の鞍を当てにするようになる」
「ユダ公はそういう連中だ」
「おいおい、チンク!!おまえたちはどうなんだ?」
中庭では二人の跡目の子供が全力で殴り合い。
「あらあら、そんなにバァバを困らせたいのね」
そう言いながら、温かい食事を、お婆が運んでくる、ティーポットとトーストと目玉焼きそれが穏やかな日。
「食事にしましょう、手を洗ってらしゃい」
「はーい」
「わかりました」
この家はプロイセン貴族ホーエンツォレルン家と信濃の武家である真田家。この二つの流れを汲み。今その連綿と続く、この赤い川、新しい血を外から居れるのが伝統だ。そうそれはカアイソウな将軍たちの血。
「ソビエトのツハチェフスキー殺されるそうだ。スターリンの坊やはわがままだ、カアイソウ、カアイソウ、子供はいるの?うちにおいで。べトナムの爺さん泣いてたぞ。全部燃やされた。子供が食べるコメも、カアイソウ、でも全員は助けられない。あの鋭い子だけ助けよう。本が好きなあのベトナムの少年を」
父親と母親はとにかく背が高い。カアイソウ、それが口癖。
その二人の子供は双子なの悪ガキね。
「信之、信繁!!また誰をいじめてる!!!」
「アッやべ!!やーい!!グッグ!!この小鬼!!」
そうやって逃げた後に、ボロボロのベトナム人のあの坊主に真田のオヤジが近づいて。
「手を差し伸べる。小僧名前は??」
「ヴォー!!グエン!!ザップ!!」
そうやって大きく名前を言いながらおっとうの手を打つ払いすばやく歩き出す。
「わが一族の書庫に案内してやるか、それとも食堂か?どっちだ小僧??」
「書庫」
「そうか小僧俺についてこい、すべてが憎いなら強くなれ。それがわが一族の家訓だ」
「俺の名前小僧じゃない!!」
「なんざ名前を覚えてはしけりゃ!!立派な戦働きをおし!!」
屋敷の主、灰色の老婆がそう叫ぶ。
「グランマ!!」
「さあ」
「一族の赤い川に支流がまた一つ」
「で?震えが止まらない、そのロシア娘のお名前は?」
「わかりません」
「じゃあ俺が付ける」
「ナタリアよろしくな」
「今に見ていろ」
「今に殴りつけてやる」
「強くなりたい!!」
「豊かになりたい!!」
「働かざる者食うべからず、質素倹約、質素倹約」
「ざまぁみろ」
「Oh,OH,oh,Oh」
「チェンタウロが来た」
「迎える準備は?」
「できている」
「一族の稼業は?」
「レストラン」
「では!!心からの!!おもてなしを!!」
「Ja!!!」
「かしこまりました!!!」
赤犬量販店に今日も長い行列できる。
「ハクチ豚を食い殺せ!!!!!」
さあ、蔵を食いつぶし、越冬できないバカな蟻には死んでもらおう。
酒に溺れてな!
黒い太陽からは逃げられないのか?
少しも進展しない関係
赤犬と黒犬の夫婦はいつも夜に教育方針で大喧嘩
ホーエンツォレルン家とロマノフ家の教育方針は真逆なんだよな~~
鉄なべを洗えルーキー